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ランボルギーニ・チーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランボルギーニ・チーター

ランボルギーニ・チーター Lamborghini Cheetah は、イタリアのランボルギーニ社が製造したオフロードカーのプロトタイプである。

発表は1977年のジュネーブ・モーターショー。米軍との契約をしたモビリティ・テクノロジー・インターナショナル (MTI)社と共同で設計・製造が行われた。

概要

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クライスラー製5.9L V8エンジンをリアミッドシップに搭載し、3速ATを備えた四輪駆動高機動車であった[1]。内部にはフル装備の兵士4名と運転手1名が搭乗できる十分なスペースがあった。

しかし、リアミッドシップレイアウトはリアヘビーを誘発してハンドリングに悪影響を及ぼした上、エンジン出力も2tの重量に対して180馬力しかないなど、運動性能に大きな欠陥を抱えていた。またFMC社のXR311の設計が流用されたため、発表後にFMCによる訴訟に発展した。結局米軍による実演はされず、量産には至らなかった。

諦めないランボルギーニは1981年に『LM001』を発表するが、ハンドリングは改善されないまま一台のみの製造で頓挫。これらの反省によりフロントエンジンのLM002が誕生、これが市販化に成功している。

脚注/出典

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  1. ^ Lamborghini Cars: Cheetah” (17 November 2005). 2005年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ18 March 2006閲覧。


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa