レジェンドテイオー
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
レジェンドテイオー | |||||||||
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欧字表記 | Legend Teio[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 1983年4月2日[1] | ||||||||
死没 | 不明(1999年5月用途変更) | ||||||||
父 | ノーザンテースト[1] | ||||||||
母 | ロイヤルハイブ[1] | ||||||||
母の父 | Royal Palace[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道門別町)[1] | ||||||||
生産者 | 出口牧場[1] | ||||||||
馬主 |
古岡秀人 →(有)貞文[1] | ||||||||
調教師 | 田村駿仁(美浦南)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 22戦5勝[1] | ||||||||
獲得賞金 | 1億8394万3600円[1] | ||||||||
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レジェンドテイオー(欧字名:Legend Teio、1983年4月2日 - 不明)は日本の競走馬、種牡馬[1]。主な勝ち鞍に1986年のセントライト記念、1988年のアルゼンチン共和国杯。
競走馬時代
[編集]1986年1月にデビューし、2戦目で初勝利。軽度の骨折による3ヶ月の休養を挟んで[2]3戦目の中距離特別で2勝目を挙げ日本ダービーに出走するもダイナガリバーの14着に終わるが、夏の福島競馬場で自己条件戦を制して、秋初戦のセントライト記念では単枠指定を受けたダイナガリバーなどを退けて重賞初制覇を挙げた[3]。西下して出走の菊花賞は3番人気の17着と振るわず、有馬記念もダイナガリバーから0.5秒差の6着で4歳時を終える。
古馬になって初戦の中山記念は3着としたものの日経賞、休み明けで出走の毎日王冠はそれぞれ6着、5着にとどまる。台覧競馬となった天皇賞(秋)ではニッポーテイオーの2着に入るが[4][5]、続くジャパンカップは12着。有馬記念4着、1988年を迎えて6歳初戦中山記念5着ののち休養に入り、秋の復帰初戦となるはずであった毎日王冠では発走前にシリウスシンボリに蹴られるハプニングが起こり、発走除外の憂き目にあった。仕切り直しの秋初戦となった天皇賞(秋)では、同年の天皇賞(春)、宝塚記念を含めて7連勝中のタマモクロスに背後に張り付かれながらの逃げとなったが、タマモクロス、オグリキャップに続く3着に踏ん張る[6]。次走のアルゼンチン共和国杯ではトップハンデの58.5kgを背負いながら逃げ切って2年ぶりの重賞制覇[2]、重賞2勝目を挙げたのちは掲示板に載らない競馬が続き、1989年の天皇賞(秋)でスーパークリークの13着に終わったのが最後のレースとなった。[7]
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[8]およびJBISサーチ[7]に基づく。
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 | 馬番 | オッズ(人気) | 着順 | タイム (上り3F/4F) |
着差 | 騎手 | 斤量 (kg) |
勝ち馬/(2着馬) |
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1986. | 1.26東京 | 4歳新馬 | 芝2000m(良) | 14 | 8 | 14 | 3.0(1人) | 3着 | 2:04.5 (49.3) | 0.2 | 津曲幸夫 | 55 | カミノフェリオー | |
2.16 | 東京 | 4歳新馬 | 芝1800m(良) | 15 | 5 | 9 | 1.4(1人) | 1着 | 1:50.6 (50.9) | -0.6 | 柴田政人 | 55 | (ヤマカサーペン) | |
5.10 | 東京 | 4歳中距離特別 | 400 | 芝2000m(良) | 11 | 4 | 4 | 2.2(1人) | 1着 | 2:03.3 (49.2) | -0.5 | 東信二 | 55 | (メジロボアール) |
5.25 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 23 | 6 | 15 | 17.2(7人) | 14着 | 2:30.9 (50.1) | 2.0 | 東信二 | 57 | ダイナガリバー |
7. 5 | 福島 | マーガレット賞 | 900 | 芝2000m(稍) | 9 | 7 | 7 | 1.5(1人) | 1着 | 2:02.5 (36.8) | -0.3 | 岡部幸雄 | 55 | (グレンツェンド) |
9.28 | 中山 | セントライト記念 | GIII | 芝2200m(良) | 9 | 3 | 3 | 6.7(3人) | 1着 | 2:14.5 (36.3) | -0.2 | 柴田政人 | 56 | (アサヒエンペラー) |
11. 9 | 京都 | 菊花賞 | GI | 芝3000m(良) | 21 | 7 | 16 | 6.7(3人) | 17着 | 3:11.8 (51.8) | 2.6 | 柴田政人 | 57 | メジロデュレン |
12.21 | 中山 | 有馬記念 | GI | 芝2500m(稍) | 12 | 6 | 7 | 31.1(10人) | 6着 | 2:34.5 (38.1) | 0.5 | 郷原洋行 | 55 | ダイナガリバー |
1987. | 3.15中山 | 中山記念 | GII | 芝1800m(稍) | 8 | 6 | 6 | 4.4(3人) | 3着 | 1:50.1 (35.7) | 0.5 | 郷原洋行 | 56 | スズパレード |
4. 5 | 中山 | 日経賞 | GII | 芝2500m(良) | 7 | 3 | 3 | 5.5(4人) | 6着 | 2:35.1 (36.3) | 1.3 | 郷原洋行 | 56 | ミホシンザン |
10.11 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 12 | 7 | 9 | 11.3(5人) | 5着 | 1:46.7 (47.1) | 0.6 | 安田富男 | 57 | ダイナアクトレス |
11. 1 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(重) | 14 | 4 | 6 | 8.6(6人) | 2着 | 2:00.5 (48.4) | 0.8 | 蛯沢誠治 | 58 | ニッポーテイオー |
11.29 | 東京 | ジャパンC | GI | 芝2400m(良) | 14 | 5 | 7 | 23.7(7人) | 12着 | 2:26.8 (50.1) | 1.9 | 蛯沢誠治 | 55 | ルグロリュー |
12.27 | 中山 | 有馬記念 | GI | 芝2500m(良) | 16 | 2 | 3 | 12.1(6人) | 4着 | 2:34.2 (36.2) | 0.3 | 郷原洋行 | 57 | メジロデュレン |
1988. | 3.13東京 | 中山記念 | GII | 芝1800m(良) | 10 | 2 | 2 | 2.3(1人) | 5着 | 1:47.7 (48.5) | 0.5 | 郷原洋行 | 57 | モガミヤシマ |
10. 9 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(稍) | 11 | 1 | 1 | 発走除外 | 郷原洋行 | 57 | オグリキャップ | |||
10.30 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 13 | 8 | 12 | 31.3(9人) | 3着 | 1:59.5 (47.8) | 0.7 | 郷原洋行 | 58 | タマモクロス |
11.20 | 東京 | アルゼンチン共和国杯 | GII | 芝2500m(良) | 11 | 3 | 3 | 3.8(2人) | 1着 | 2:38.1 (50.6) | -0.1 | 郷原洋行 | 58.5 | (スルーオダイナ) |
12.25 | 中山 | 有馬記念 | GI | 芝2500m(良) | 13 | 2 | 3 | 10.8(5人) | 12着 | 2:35.2 (37.2) | 1.3 | 郷原洋行 | 56 | オグリキャップ |
1989. | 1.22中山 | AJCC | GII | 芝2200m(良) | 10 | 8 | 10 | 3.2(2人) | 6着 | 2:16.2 (36.5) | 0.6 | 郷原洋行 | 57 | ランニングフリー |
3.12 | 中山 | 中山記念 | GII | 芝1800m(良) | 13 | 8 | 12 | 8.0(4人) | 10着 | 1:49.5 (37.9) | 0.8 | 郷原洋行 | 57 | コーセイ |
10. 8 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 8 | 2 | 2 | 23.9(5人) | 6着 | 1:47.4 (48.2) | 0.7 | 郷原洋行 | 58 | オグリキャップ |
10.29 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 14 | 2 | 2 | 54.7(11人) | 13着 | 2:00.7 (48.2) | 1.6 | 郷原洋行 | 58 | スーパークリーク |
種牡馬時代
[編集]1990年から北海道・静内町のレックススタッドで種牡馬となった。良血を買われ配合数に恵まれ、初年度産駒は新種牡馬で最多の72頭を数えるほどだった[9]。JRA重賞を制した産駒は最後まで出なかったが、地方競馬の重賞勝ち馬は3頭を出している。
1999年5月に用途変更となり[10]、種牡馬を引退した。重賞を制覇しているにもかかわらず功労馬繋養展示事業の対象になることはなく、その後の消息は不明。
主な産駒
[編集]血統表
[編集]レジェンドテイオーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ノーザンテースト系 |
[§ 2] | ||
父 *ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛 カナダ |
父の父 Northern Dancer 1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
父の母 Lady Victoria 1962 黒鹿毛 カナダ |
Victoria Park | Chop Chop | ||
Victoriana | ||||
Lady Angela | Hyperion | |||
Sister Sarah | ||||
母 *ロイヤルハイブ Royal Hive 1974 鹿毛 イギリス |
Royal Palace 1964 鹿毛 |
Ballymoss | Mossborough | |
Indian Call | ||||
Crystal Palace | Solar Slipper | |||
Quenn of Light | ||||
母の母 Come On Honey 1960 栗毛 |
Never Say Die | Nasrullah | ||
Singing Grass | ||||
Hollylight | Honeyway | |||
Crepuscule | ||||
母系(F-No.) | ロイヤルハイブ(GB)系(FN:F16-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nearco 4×5・5=12.50%、Lady Angela 4・3(父内)=18.75%、 | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “レジエンドテイオー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ a b 『優駿』1989年1月号、日本中央競馬会、148頁
- ^ #中央競馬3歳・4歳 p. 599
- ^ “あの馬は今Vol.31~天皇賞秋・ニッポーテイオー”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地コラム. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “10R 天皇賞(秋) 1987年11月1日(日)4回東京8日”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ #阿部 pp. 88-90
- ^ a b “レジエンドテイオー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “レジェンドテイオーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年12月13日閲覧。
- ^ 小林皓正 編『サラブレッド血統マップ'93』コスモヒルズ、1993年、122頁。
- ^ レジェンドテイオー(JPN) - 血統書サービス、2022年5月13日閲覧。
- ^ “レジェンドカオリ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “セイカシミズダニ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ “ニアークファントム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ a b c “レジエンドテイオー 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月13日閲覧。
- ^ a b “レジェンドテイオーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年12月13日閲覧。
参考文献
[編集]- 阿部珠樹「時代を分けた2頭の芦毛 タマモクロスVSオグリキャップ(下)」『優駿』1996年1月号、中央競馬ピーアール・センター、1996年、87-91頁。
- 『中央競馬全重賞競走成績集 3歳・4歳編』日本中央競馬会、1997年。