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ロサンゼルス・ギャラクシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロサンゼルス・ギャラクシー
原語表記 Los Angeles Galaxy
愛称 Gals
The G's
クラブカラー    
   
    黄色
創設年 1995年
所属リーグ メジャーリーグサッカー
所属ディビジョン ウェスタン・カンファレンス
昨季リーグ順位 8位(2022シーズン)
ホームタウン カリフォルニア州の旗 カルフォルニア州ロサンゼルス
ホームスタジアム
ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク
収容人数 27,000
運営法人 AEG
監督 アメリカ合衆国の旗 グレッグ・ヴァニー英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ロサンゼルス・ギャラクシー: LA Galaxy)は、アメリカ合衆国のプロサッカークラブ。ホームタウンはカリフォルニア州ロサンゼルスカーソンメジャーリーグサッカー所属。同じロサンゼルスをホームタウンとするロサンゼルスFCとの対戦はエル・トラフィコ (El Tráfico) と呼ばれる。

概要

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1996年のメジャーリーグサッカー創設時から、籍を置くクラブのうちの一つ。チーム名の「ギャラクシー(銀河)」は、ロサンゼルスが多くのハリウッドの“スター”が集まる街であることに由来する。マスコットはコズモ(Cozmo)。

1996年から2002年まではアメリカンフットボールのスタジアムであった、ローズボウルをホームスタジアムとしていたが、2003年から、サッカー専用スタジアムを併設するスポーツコンプレックス、ホーム・デポ・センターに移転した。

2005年に同じホーム・デポ・センターをホームスタジアムとするクラブ・デポルティボ・チーヴァス・USAが誕生した。MLSではそれまでもローカルダービー的なものは存在したものの、同じスタジアムをホームにするクラブが誕生したのは、これが初めてであった。また、同じ2005年6月には、日本のJリーグクラブである横浜F・マリノスプレシーズンマッチを行い、0-2で敗れている。

2007年1月12日レアル・マドリードなどでプレーしたデビッド・ベッカムの加入が決定、7月よりチームに合流した。契約期間は5年と言われている。 5月14日にはイングランドのミドルスブラFCを退団した元ポルトガル代表DFアベル・シャヴィエルを自由移籍で獲得した。11月8日、元オランダ代表ルート・フリットが監督に就任した。

2008年、第1回パンパシフィックチャンピオンシップに出場。なお事前に行われた会見の場で、監督や主力選手は「初めてのハワイを満喫したい」「ハワイは本当に良いスポットだ」と観光に来たようなコメントをしていた。しかし、初戦でガンバ大阪に0-1で敗れ、3位決定戦に回り、シドニーFCに2-1で辛くも勝利し3位となった。

なおホーム戦においてはハーフタイムに観客前でギャラクシー選手を一人呼んでインタビューすると言う異色のイベントがある。

歴史

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マスコットのCozmo

1995年に「ロサンゼルス・ギャラクシー」としてカリフォルニア州ロサンゼルスに創設し、翌年から行われるメジャーリーグサッカーに加盟した。

1996年は監督にドイツ系アメリカ人でアメリカ代表監督を務めたローター・オジアンダーを迎え、メキシコ代表ホルヘ・カンポスプレミアリーグブンデスリーガでのプレー経験があるコビ・ジョーンズらを獲得。西地区でレギュラーシーズン優勝し、プレーオフに進出。準決勝のサンノゼ・クラッシュ、決勝のカンザスシティ・ウィズをいずれも破り、MLSカップに進出。D.C. ユナイテッドと対戦したが延長戦の末、2-3で敗れた。

1997年ニューイングランド・レボリューションからFWウェルトンを獲得。開幕後8試合終了地点で1勝7敗と低迷し、オジアンダー監督は解雇され、エクアドル人コーチオクタビオ・ザンブラーノ氏が就任。その後順位は上昇し、西地区2位で終わる。8月のCONCACAFチャンピオンズリーグでは決勝まで勝ち進み、プリメーラ・ディビシオンクルス・アスルを5-3で破り優勝した。MLSのプレーオフでは準決勝のダラス・バーン戦で敗退した。

1998年UANLティグレスからルイス・エルナンデスを獲得。2年ぶりのレギュラーシーズン西地区優勝を果たし、勝ち点68で初のサポーターズ・シールドも受賞した。プレーオフ準決勝ではダラス・バーンと対戦し勝利したが、決勝のシカゴ・ファイアー戦で敗退した。

1999年はAリーグのボストン・ブルドッグスからサイモン・エリオットを獲得。5試合目でサンブラーノ監督を解任し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校監督でアメリカU-20監督のシギ・シュミッド氏が就任。2年連続のレギュラーシーズン地区優勝を果たした。プレーオフでは準決勝のコロラド・ラピッズ、決勝のダラス・バーンをいずれも破り、1996年以来のMLSカップに進出。96年と同じD.C.ユナイテッドと対戦したが0-2で再び敗れた。CONCACAFチャンピオンズリーグに出場したが予選でクルブ・ネカクサにPKで負け敗退。

2000年セビージャFCのデンマーク人FWミクローシュ・モルナールを獲得。西地区2位に終わる。プレーオフでは決勝のカンザスシティ・ウィザーズに敗れた。CONCACAFチャンピオンズリーグでは決勝のホンジュラス・リーグCDオリンピアに勝利し優勝した。

2001年はカンザスシティからアレクシー・ララスを獲得。レギュラーシーズン地区優勝を果たした。プレーオフではMLSカップに出場したがサンノゼ・アースクエイクスに1-1で迎えたサドンデスで敗れた。

2002年ギリシャ・スーパーリーグPASヤニナFC所属のカルロス・ルイスを獲得。2年連続のレギュラーシーズン地区優勝を果たし、サポーターズ・シールドも受賞。プレーオフのMLSカップでニューイングランド・レボリューションを延長戦の末1-0で破り、チーム史上初となるリーグ制覇を果たした。シーズンMVPにカルロス・ルイスが選ばれた。

2003年浦項スティーラースから洪明甫を獲得。しかしクラブは西地区4位に転落。プレーオフも準決勝でサンノゼ・アースクエイクスに敗れた。CONCACAFチャンピオンズリーグでは準々決勝でクルブ・ネカクサに2敗し敗退。

2004年SKラピード・ウィーンからアンドレアス・ヘルツォークを獲得。8月18日にシュミッド監督を解任し、コスタリカ代表監督のスティーブ・サンプソン氏が監督に就任。西地区2位でレギュラーシーズンを終える。プレーオフの決勝で、カンザスシティに0-2で敗れた。シーズン終了後、ヘルツォークが引退を表明。

2005年バイエル・レバークーゼンからランドン・ドノバンアーセナルFCからパウロ・ナガムラを獲得。レギュラーシーズンは西地区4位に再び下降。しかしプレーオフでは勝ち進み、MLSカップではニューイングランドを1-0で破り、3年ぶり2度目となるリーグ制覇を果たした。

2006年は低迷し、6月6日にサンプソン監督を解任させ、カナダ代表監督のフランク・ヤロップが就任。しかし西地区5位に沈み、クラブ創設以来初めてプレーオフ進出を逃した。CONCACAFチャンピオンズリーグでは初戦でデポルティーボ・サプリサに延長戦の末敗れた。

2007年特別指定選手制度レアル・マドリードデビッド・ベッカムを獲得、ミドルズブラFCからアベル・シャビエルCDエスパーニャからホンジュラス代表で代表歴代最多得点を持つカルロス・パボンを獲得。しかしチームは5位と低迷し、2年連続でプレーオフ進出を逃した。ヤロップ監督がサンノゼに移籍したため、11月8日ルート・フリットが年俸200万ドルの3年契約で監督に就任。

2008年6月18日、フリット監督を批判しアベル・シャビエルが退団。8月にはフリット監督が辞任。代行として2007年に引退したコビ・ジョーンズコーチが就任し、8月18日ブルース・アリーナが監督に就任した。ランドン・ドノバンが得点王となる20得点を挙げるも、レギュラーシーズンを6位で終わり、3年連続でプレーオフ進出を逃した。

2009年ジャマイカン・ナショナルプレミアリーグヴィレッジ・ユナイテッドFCからドノヴァン・リケッツを獲得。レギュラーシーズンで地区優勝を果たし、地位を取り戻したが、プレーオフのMLSカップでレアル・ソルトレイクに1-1で迎えた延長戦のPKで敗れた。

2010年は2年連続でレギュラーシーズン地区優勝を果たし、サポーターズ・シールドも受賞。プレーオフでは決勝でFCダラスに0-3で敗戦。2010-2011CONCACAFチャンピオンズリーグでは予選でプエルトリコ・アイランダーズに得失点差で負け、予選敗退となった。

2011年トッテナム・ホットスパーFCからロビー・キーンを獲得。3年連続となるレギュラーシーズン地区優勝、さらに2年連続でサポーターズ・シールドを受賞。プレーオフではMLSカップまで勝ち進み、ヒューストンに1-0で勝利し6年ぶり3度目のリーグ制覇を果たした。2011-2012CONCACAFチャンピオンズリーグでは予選を突破したが準々決勝でトロントFCに敗北。

2012年アル・ヒラルからクリスティアン・ヴィルヘルムソンを獲得。西地区4位に沈みプレーオフのトーナメント自動進出権を逃したが、西地区のワイルドカード争いでバンクーバー・ホワイトキャップスから2-1で勝ち取りトーナメント出場を果たす。勢いに乗ったギャラクシーはそのままMLSカップまで勝ち進み、ヒューストンを3-1で破り2年連続4度目のリーグ制覇を果たした。2012-2013CONCACAFチャンピオンズリーグでは予選を勝ち抜いたが、準決勝でCFモンテレイに敗れた。11月19日デビッド・ベッカムが2012年シーズン限りで退団を発表。12月5日、ヴィルヘルムソンを来季の構想外として放出した。

2015年にはビジャレアルCFからジョバニ・ドス・サントスを獲得。同時にリヴァプールFCを退団したスティーヴン・ジェラードも加入した。しかしシーズンを通して低調な出来で西地区5位に終わった。

2018年ズラタン・イブラヒモビッチマンチェスター・ユナイテッドFCから加入した。

タイトル

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国内タイトル

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  • MLS ウェスタン・カンファレンス
    • 9回 (プレーオフ) 1996, 1999, 2001, 2002, 2005, 2009, 2011, 2012, 2014
    • 8回 (レギュラーシーズン) 1996, 1998, 1999, 2001, 2002, 2009, 2010, 2011

国際タイトル

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過去の成績

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リーグ戦 ポジション プレーオフ USオープンカップ
レギュラー 全体
1996 32 19 13 0 59 49 49 西1位 2位 準優勝
1997 32 16 16 0 55 44 44 西2位 4位 C-準決勝敗退
1998 32 24 8 0 85 44 68 西1位 1位 C-準優勝
1999 32 20 12 0 49 29 54 西1位 2位 準優勝 準々決勝敗退
2000 32 14 10 8 47 37 50 西2位 5位 準決勝敗退 準決勝敗退
2001 26 14 7 5 52 36 47 西1位 3位 準優勝 優勝
2002 28 16 9 3 44 33 51 西1位 1位 優勝 準優勝
2003 30 9 12 9 35 35 36 西4位 8位 C-準決勝敗退 準決勝敗退
2004 30 11 9 10 42 40 43 西2位 2位 C-準優勝 4回戦敗退
2005 32 13 13 6 44 45 45 西4位 9位 優勝 優勝
2006 32 13 13 6 44 45 45 西5位 9位 - 準優勝
2007 32 11 15 6 37 37 39 西5位 11位 - 3回戦敗退
2008 30 8 13 9 55 62 33 西5位 11位 - 予選1回戦敗退
2009 30 12 6 12 36 31 48 西1位 2位 準優勝 予選1回戦敗退
2010 30 18 7 5 44 26 59 西1位 1位 C-準優勝 準々決勝敗退
2011 34 19 5 10 48 28 67 西1位 1位 優勝 準々決勝敗退
2012 34 16 12 6 59 47 54 西4位 8位 優勝 3回戦敗退
2013 34 15 11 8 53 38 53 西3位 5位 C-準決勝敗退 3回戦敗退
2014 34 17 7 10 69 37 61 西2位 2位 優勝 5回戦敗退
2015 34 14 11 9 56 46 51 西5位 9位 ノックアウトラウンド 準々決勝敗退
2016 34 12 6 16 54 39 52 西3位 6位 C-準決勝敗退 準決勝敗退
2017 34 8 18 8 45 67 32 西11位 22位 - 準々決勝敗退
2018 34 13 9 12 66 64 48 西7位 13位 - ベスト16
2019 34 16 3 15 56 55 51 西5位 8位 C-準決勝敗退 準決勝敗退
2020 23 6 4 12 27 46 22 西10位 20位 - -
2021 34 13 9 12 50 54 48 西8位 15位 - -
2022 34 14 8 12 58 51 50 西4位 8位 優勝 準々決勝敗退

平均観客動員

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レギュラー
シーズン
プレーオフ
1996 30,129 29,883
1997 23,626 26,703
1998 21,784 13,175
1999 17,632 21,039
2000 20,400 25,033
2001 17,387 28,462
2002 19,047 24,596
2003 21,983 20,201
2004 23,809 20,206
2005 24,204 17,466
2006 20,814 -
2007 24,252 -
2008 26,009 -
2009 19,379 26,187
2010 21,437 27,000
2011 23,335 21,171
2012 23,136 24,804
2013 22,152[1] 27,000
2014 21,258 27,000
2015 23,392 -
2016 25,147
2017 22,243 -
2018 24,444 -
2019 23,205
2020

現所属メンバー

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2017シーズン 基本フォーメーション
2023年8月26日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イングランド ジョナサン・ボンド
2 MF メキシコ ジュリアン・アラウージョ
3 DF アルゼンチン エミリアーノ・インスア
4 DF 日本 吉田麻也 キャプテン
5 DF アメリカ合衆国 ダニエル・ステレス
8 MF アメリカ合衆国 マーク・デルガド
9 FW セルビア デヤン・ヨヴェリッチ
10 MF スペイン リキ・プッチ
12 GK アメリカ合衆国 エリック・ロペス
14 FW メキシコ ハビエル・エルナンデス
15 MF アメリカ合衆国 ジョー・コロナ
16 MF アメリカ合衆国 サーシャ・クリエスタン
17 MF アメリカ合衆国 セバスチャン・レットゲット
18 MF ドイツ マルコ・ロイス
19 DF フランス ディディ・トラオレ
No. Pos. 選手名
20 DF アメリカ合衆国 ニック・デピュイ
21 DF コスタリカ ジャンカルロ・ゴンサレス
22 DF アメリカ合衆国 ジュリアン・アラウージョ
24 DF アメリカ合衆国 ダニーロ・アコスタ ()
25 DF ベネズエラ ロルフ・フェルチャー ()
26 MF メキシコ エフライン・アルバレス ()
27 MF アルゼンチン エミル・クエージョ ()
29 FW アメリカ合衆国 イーサン・ズバク
31 FW ドイツ ゴードン・ヴィルド
56 MF メキシコ ジョナサン・ペレス ()
60 FW アメリカ合衆国 キャメロン・ダンバー

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権を示す。

監督

ローン移籍

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
10 FW アルゼンチン クリスティアン・パボン (ボカ・ジュニアーズ)
No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名

歴代監督

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歴代所属選手

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デビッド・ベッカム
(2007年-2012年)

GK

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DF

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MF

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FW

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脚注

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外部リンク

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