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七人の孫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

七人の孫』(しちにんのまご)は、1964年1月6日から同年7月6日、および1965年6月7日から1966年2月28日までTBS系列局の「ナショナル劇場」枠で放送されていたテレビドラマである。原案は源氏鶏太

概要

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森繁久彌扮する明治生まれの祖父を中心に、大正生まれの父母(大坂志郎加藤治子)、七人の孫(高橋幸治松山英太郎いしだあゆみ島かおり勝呂誉長谷川哲夫田島和子)の織りなす大家族ホームドラマである[1]。そのほかの主な出演者は、悠木千帆稲垣美穂子月丘夢路水島道太郎松本めぐみ城野ゆき石坂浩二。脚本家の向田邦子や演出家の久世光彦が売れっ子となるきっかけとなった作品でもある。

テーマソングは、主演の森繁が本作のために書き下ろした「人生賛歌」(作曲:山本直純)である。本編開始前には、毎回森繁が時事について取り上げるフリートークコーナーがあった。

1965年6月28日放送分で最高視聴率33.3%を記録した作品であるが、当時はVTR保存体制が整っていなかったこともあり、TBSには本作の映像が現存しない。音声については視聴者が何話分かを録音していた。

本作の森繁久彌と悠木演じる主人公一家の家政婦おとしさんのアドリブを交えた場面が人気を呼び[2]、1966年4月6日から10月5日まで、おとしさんを主人公としたスピンオフドラマ『とし子さん』が水曜21時から21時30分に放送された。『とし子さん』も人気を博したので、間隔を置かずに『とし子さん』終了後の次クールに同枠で題名を変えての続編『ハッスル奥様』が放送された[3]。『とし子さん』は2019年3月29日に発売されたDVDとして初めてソフト化された[4]

レギュラー放送終了から20年後の1987年1月2日、続編として単発の新春ドラマスペシャル『森繁久彌の七人の孫』(もりしげひさやのしちにんのまご)が同じくTBS系列局で放送された。脚本は小山内美江子。キャストは元のシリーズ出演者(森繁久彌、大坂志郎、加藤治子、いしだあゆみなど)のほか、田原俊彦三田寛子植草克秀野村真美中田喜子竹脇無我など。森繁は73歳の老人役を演じていたが引き続き96歳の老人役を演じている。 

出演

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スタッフ

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脚注

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  1. ^ 志賀信夫『テレビヒット番組のひみつ : 「ジェスチャー」から「おしん」まで』日本放送出版協会、1984年8月1日、104 - 106頁。NDLJP:12275392/56 
  2. ^ 七人の孫(1) - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース ◇”. キューズ・クリエイティブ. 2019年5月25日閲覧。
  3. ^ ハッスル奥さま - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース ◇”. キューズ・クリエイティブ. 2019年5月25日閲覧。
  4. ^ Amazon|とし子さん コレクターズDVD 【昭和の名作ライブラリー 第42集】 -TVドラマ”. Amazon.co.jp. 2019年5月25日閲覧。

外部リンク

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TBS系列 月曜20:00 - 20:56枠
前番組 番組名 次番組
花の番地
(1962年11月19日 - 1963年12月30日)
20:00 - 20:30
大学生諸君!
(1963年7月1日 - 12月30日)
20:30 - 21:00
七人の孫(第1シリーズ)
(1964年1月6日 - 7月6日)
【本作からナショナル劇場
河のほとりで
(1964年7月27日 - 10月5日)
光る海
(1965年2月15日 - 5月10日)
七人の孫(第2シリーズ)
(1965年6月7日 - 1966年2月28日)
ともだち
(1966年3月7日 - 6月27日)