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三交タクシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社三交タクシー
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 三交タクシー
本社所在地 日本の旗 日本
510-0064
三重県四日市市新正3丁目3番6号
設立 1954年(昭和29年)5月13日
業種 陸運業
法人番号 4190001003681 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業
一般乗合旅客自動車運送事業
代表者 代表取締役社長 中島 嘉浩
資本金 9,000万円
売上高 26億795万円(2008年3月期)
従業員数 357名(2015年4月)
決算期 3月
主要株主 三重交通グループホールディングス(株)100%
外部リンク www.sanco-taxi.co.jp/
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株式会社三交タクシー(さんこうタクシー)は三重県四日市市に本社を置く三重交通グループホールディングス傘下のタクシー会社。タクシー会社では三重県下最大規模。

沿革

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1944年(昭和19年)に三重県内の7運輸会社が合併し三重交通が発足、それぞれの会社の貸切乗用自動車(タクシー)部門は新会社に引き継がれた。しかし、戦時中はほぼ休業状態となり、戦争直後も鉄道やバスの復興に主力を注いだため、タクシーの整備が始まったのは1948年(昭和23年)頃からであった。

1951年(昭和26年)頃からタクシー事業が急速に発展したが、鉄道やバスに対して業務体系に本質的な違いがあったため、分離独立させることとし、1952年(昭和27年)より三重県各地にタクシー会社を設立、統廃合を繰り返し、2007年(平成19年)に系列会社を一本化した株式会社三交タクシーとなった。

2019年(平成31年)3月には、津地域でのタクシー営業を取り止めるとともに、津営業所(津市乙部1番3号)にあった本社を四日市市に移転した[1]

年表

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  • 1952年昭和27年)4月10日 - 平和タクシー株式会社が三重交通の系列に入る
  • 1953年(昭和28年)8月31日 - 三重交通南部現業所の乗用自動車部門が分離独立し、三交タクシー株式会社設立
  • 1954年(昭和29年)5月13日 - 三重交通北部現業所の乗用自動車部門を分離独立し、北部三交タクシー株式会社設立
  • 1954年(昭和29年)6月18日 - 平和タクシー株式会社が津タクシーを合併
  • 1954年(昭和29年)8月18日 - 平和タクシー株式会社が中部三交タクシー株式会社に改称
  • 1955年(昭和30年)4月29日 - 昭和自動車有限会社が三重交通の系列に入る
  • 1955年(昭和30年)9月27日 - 三重交通上野営業所の乗用自動車部門を分離独立し、伊賀三交タクシー株式会社設立
  • 1956年(昭和31年)6月1日 - 松和交通が松阪三交タクシー株式会社に改称
  • 1956年(昭和31年)6月1日 - 昭和自動車有限会社が志摩三交タクシー有限会社に改称
  • 1956年(昭和31年)6月21日 - 御船タクシーが三重交通の系列に入る
  • 1956年(昭和31年)8月18日 - 三重交通南紀支社の乗用自動車部門を御船タクシーに譲渡
  • 1960年(昭和35年)3月21日 - 松阪三交タクシー株式会社がひかりタクシーを合併
  • 1960年(昭和35年)6月21日 - 中部三交タクシー株式会社がミツワタクシーを合併
  • 1961年(昭和36年)3月20日 - 御船タクシーが南紀三交タクシー株式会社に改称
  • 1966年(昭和41年)11月8日 - 志摩三交タクシー有限会社が株式会社に法人組織を変更
  • 1969年(昭和44年)3月1日 - 志摩三交タクシーが浜島タクシーを買収
  • 1969年(昭和44年)9月3日 - 紀勢交通が紀伊三交タクシー株式会社に改称
  • 1969年(昭和44年)12月1日 - 三交タクシー株式会社が志摩三交タクシー、伊勢自動車を合併
  • 1970年(昭和45年)9月1日 - 北部三交タクシー株式会社が菰野交通を買収
  • 1971年(昭和46年)7月20日 - 桑名タクシー有限会社が三重交通の系列に入る
  • 1971年(昭和46年)11月1日 - 桑名タクシー有限会社が有限会社桑名三交タクシーに改称
  • 1972年(昭和47年)4月6日 - 有限会社桑名三交タクシーが株式会社に法人組織を変更
  • 1974年(昭和49年)10月 - 北部三交タクシー株式会社が桑名三交タクシー株式会社を合併
  • 1975年(昭和50年)10月 - 紀伊三交タクシー株式会社がタクシー部門を譲渡
  • 1977年(昭和52年)12月 - 南紀三交タクシー株式会社が解散
  • 1981年(昭和56年)6月 - 伊賀三交タクシー株式会社が上野タクシーを買収
  • 1982年(昭和57年)12月 - 伊賀三交タクシー株式会社が観光タクシー(名張市)を買収
  • 1986年(昭和61年)12月 - 伊賀三交タクシー株式会社が島ヶ原タクシーの営業譲受
  • 1993年平成5年)4月1日 - 中部三交タクシー株式会社、松阪三交タクシー株式会社、伊賀三交タクシー株式会社の3社が合併し、株式会社三交タクシー中部設立
  • 2001年(平成13年)2月 - 北部三交タクシー株式会社が株式会社三交タクシー北部に改称
  • 200x年(平成1x年) - 三交タクシー株式会社が株式会社三交タクシー南部に改称
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 株式会社三交タクシー北部が、株式会社三交タクシー中部、株式会社三交タクシー南部、有限会社マルコタクシー、三雲タクシー有限会社を合併し、株式会社三交タクシーに改称
  • 2014年(平成26年)6月30日 - 観光バス事業を廃止[2]
  • 2019年(平成31年)3月11日 - 本社を四日市市に移転。津営業所を廃止し、四日市営業所に統合[1]。志摩事業所を廃止し、伊勢営業所に統合[1]

本社・営業所

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三交タクシー志摩営業所(2019年3月廃止)
  • 本社: 510-0064 三重県四日市市新正3丁目3番6号
事業本部 営業部 営業所 所在地
中部事業本部  津営業部 鈴鹿営業所 〒513-0036 三重県鈴鹿市矢橋一丁目12番6号
松阪営業部 松阪営業所 〒515-0041 三重県松阪市上川町字大西山2516番地9
伊賀営業部 上野営業所 〒518-0823 三重県伊賀市四十九町下教免1784番地18
名張営業所 〒518-0486 三重県名張市百合が丘西六番町22番地
北部事業本部 四日市営業部 四日市営業所 〒510-0064 三重県四日市市新正三丁目3番6号
菰野営業所 〒510-1233 三重県三重郡菰野町大字菰野字杉之下2297番地5
桑名営業部 桑名営業所 〒511-0839 三重県桑名市大字安永900番地
南部事業本部 伊勢営業部 伊勢営業所 〒516-0005 三重県伊勢市竹ヶ鼻町237番地7
鳥羽・志摩営業部 鳥羽営業所 〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽一丁目12番12号

かつて存在した営業所

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  • 津営業所 - 〒514-0016 三重県津市乙部1番3号、2019年3月廃止
  • 志摩営業所 - 〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方1669番地3、2019年3月廃止

車両

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2019年3月31日現在、車両数は164両(中型・大型タクシー154両、ジャンボタクシー10両)[3]

受託業務

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松阪市の機殿・朝見地区コミュニティバスの運行を請け負っている。社団法人日本バス協会の会員にはなっていない。

参考文献

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  • 『創立30周年記念 最近10年の歩み』(昭和49年(1974年)2月11日発行、三重交通株式会社)
  • 『三重交通 50年のあゆみ』(平成6年(1994年)3月1日発行、三重交通株式会社)
  • 『三交グループ会社案内 2008-2009』(2008年7月発行、三交ホールディングス 広報担当)

関連項目

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脚注

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外部リンク

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