中津文彦
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誕生 |
廣嶼 文彦 1941年12月23日 岩手県一関市 |
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死没 | 2012年4月24日(70歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 学習院大学 |
活動期間 | 1982年 - 2012年 |
ジャンル | 推理小説、時代小説 |
代表作 | 『黄金流砂』 |
主な受賞歴 |
江戸川乱歩賞(1982年) 角川小説賞(1985年) |
デビュー作 | 『黄金流砂』 |
ウィキポータル 文学 |
1941年12月23日 - 2012年4月24日)は、日本の小説家。
(なかつ ふみひこ、人物
[編集]岩手県一関市出身。本名は廣嶼文彦(ひろしま ふみひこ)。岩手県立一関第一高等学校、学習院大学政経学部卒業。ペンネームの由来は、家の傍に中津川が流れていたことから[1]。
岩手日報社で報道記者として務めていた1982年、『黄金の砂(出版時は『黄金流砂』に改題)』で第28回江戸川乱歩賞を受賞した。その後、退社して作家活動に専念する。1985年には『七人の共犯者』で第12回角川小説賞を受賞した。
作品リスト
[編集]- 黄金流砂 (講談社、1982年、のち文庫)
- 喪失荒野 (講談社ノベルス、1983年、のち文庫)
- ジンギスカン殺人事件 (カドカワノベルズ、1984年、のち文庫)
- 特ダネ記者殺人事件 三四郎記者事件帖 (講談社ノベルス、1984年、のち文庫)
- “翔んで”もない殺人 三四郎記者事件帖 (カドカワノベルズ、1984年、のち文庫)
- 伊達騒動殺人事件 奥州八百年黄金伝説 (講談社ノベルス、1984年、のち文庫)
- お由良殺人事件 (実業之日本社ジョイノベルス、1985年、のちケイブンシャ文庫)
- 七人の共犯者 北斗警察物語 (カドカワノベルズ、1985年、のちケイブンシャ文庫)
- 縄文土偶殺人事件 (フタバノベルス、1986年、のち文庫)
- 遠野物語殺人紀行 (カドカワノベルズ、1986年、のち文庫)
- 千利休殺人事件 (光文社カッパノベルス、1986年、のち文庫)
- 遠眼鏡の中の女 (中央公論社C★NOVELS、1986年、のち文庫)
- 殺意の指揮者(コンダクター)北斗警察物語 (カドカワノベルズ、1987年、のちケイブンシャ文庫)
- 成吉思汗の鎧 (講談社、1987年)
- 元禄討入り異聞 銀次郎読売り控 (実業之日本社ジョイノベルス、1987年、のちケイブンシャ文庫)
- 博多人形恋の殺人 単身赴任者の夜 (中央公論社C★NOVELS、1987年)
- 疑惑の演出者 北斗警察物語 (カドカワノベルズ、1988年)
- ラバウルの秘宝 (中央公論社、1988年、のち文庫)
- 南海北緯17°の殺人 (祥伝社ノン・ノベル、1988年)
- はぐれ古九谷の殺人 アンティーク探偵『推古堂』平介 (フタバノベルス、1988年、のち文庫)
- 秘密 (光文社文庫、1988年)
- ラトビアの霧 (講談社ノベルス、1988年、のち文庫)
- マリー 事件簿の女たち (実業之日本社ジョイノベルス、1989年)
- みちのく王朝謀殺事件 (双葉社、1989年、のち文庫)
- 山田長政の密書 (講談社、1989年、のち文庫、学陽書房人物文庫)
- 闇の弁慶 花の下にて春死なむ (祥伝社、1990年)
- 乗り合わせた客 (トクマ・ノベルズ、1990年)
- 闇の本能寺 信長殺し、光秀にあらず (光文社カッパノベルス、1990年、のち文庫)
- 西郷隆盛殺人事件 (ノン・ノベル、1990年、「奥州平泉黄金伝説の殺人」祥伝社文庫)
- バンコク狙撃指令 (カドカワノベルズ、1991年)
- 北の殺人怨歌 (光文社カッパノベルス、1991年、のち文庫)
- 西郷暗殺指令 (広済堂ブルーブックス、1991年)
- 遠野陶芸の里殺人事件 (天山ノベルス、1991年)
- 闇の天草四郎 (徳間書店、1991年、のち文庫)
- 将軍茶碗殺人事件 (フタバノベルス、1991年)
- 闇の龍馬 (光文社カッパノベルス、1992年、のち文庫)
- 「乾山」真贋の殺人 (トクマ・ノベルズ、1992年)
- 「義経伝説」空白の殺人 (フタバノベルス、1993年、のち文庫)
- 「独眼竜」野望の殺人 (祥伝社、1993年)
- 破局 (光文社文庫、1993年)
- 「大奥」背徳の殺人 (祥伝社、1993年)
- 九つの謎と死角 裏面史の暗号を解く (ベストセラーズ ワニの本、1993年6月)
- 消えた義経 (PHP研究所、1994年12月、のち文庫)
- 闇の関ケ原 (実業之日本社、1994年9月、のちPHP文庫)
- 闇の法隆寺 封印された「聖徳太子」の秘密 (光文社カッパ・ノベルス、1994年11月、のち文庫)
- 興隆と滅亡の方程式 歴史が証明する 人と組織が岐路に立たされたとき (祥伝社ノン・ブック、1995年7月、「興亡の方程式」PHP文庫)
- 斬刑 (徳間書店、1995年11月)
- 秘刀 (祥伝社、1995年7月、のち文庫)
- 政宗の天下 1-3(光文社カッパ・ノベルス、1996年9月、のち文庫)
- 義経はどこへ消えた? 北行説の謎に迫る (PHP研究所、1996年11月、「義経不死伝説」PHP文庫)
- 龍馬の明治 1-3 (光文社カッパ・ノベルス、1997年-1998年、のち文庫)
- 歴史ミステリー講座 (井沢元彦・高橋克彦共著、新人物往来社、1997年10月、「歴史ミステリー作家養成講座」祥伝社文庫)
- 秀衡の征旗 1-3 (光文社カッパ・ノベルス、1998年9月、「義経の征旗」文庫)
- 謙信暗殺 (光文社カッパ・ノベルス、1999年12月、のち文庫)
- 平家慕情 (実業之日本社、1999年10月、「最後の御大将平重衡 義経が最も恐れた男」PHP文庫)
- 歴史に残る18人のミステリー (東京書籍、1999年7月、「歴史に消された「18人のミステリー」」PHP文庫)
- 黄金回廊 (祥伝社、2000年12月)
- おりょう残夢抄 (PHP文庫、2001年6月)
- 邪馬台国の殺人 (光文社カッパ・ノベルス 2002年1月)
- 闇の日本史(国民の知らない歴史3) (ベストセラーズ ワニ文庫、2003年7月)
- 天明の密偵 小説・菅江真澄 (文藝春秋、2004年8月)
- 風の浄土 (光文社、2011年7月)
さすらい署長・風間昭平
[編集]- 2時間ドラマシリーズ『さすらい署長 風間昭平』(水曜ミステリー9、女と愛とミステリー)原作
- こまち田沢湖殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社カッパ・ノベルス、2003年9月、のち文庫)
- えちご恋人岬殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社カッパ・ノベルス、2004年4月)
- とやま地獄谷殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2005年11月)
- さぬき金毘羅殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2006年12月)
- しなの千曲川殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2006年5月)
- あずさ松本駅殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2007年12月)
- つがる弘前城殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2007年5月)
- えちご恋人岬殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2008年12月)
- ほくと五稜郭殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2008年5月)
- させぼ西海橋殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2009年5月)
- ねむろ風蓮湖殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2010年5月)
- びわこ由美浜殺人事件 さすらい署長・風間昭平 (光文社文庫、2012年2月)
塙保己一推理帖
[編集]- 塙保己一推理帖 観音参りの女 (光文社カッパ・ノベルス、2002年8月、「亥ノ子の誘拐(かどわかし) 塙保己一推理帖」光文社文庫)
- 移り香の秘密 塙保己一推理帖 (光文社、2006年3月、「枕絵の陥し穴 塙保己一推理帖」文庫)
- つるべ心中の怪 塙保己一推理帖 (光文社、2008年1月、のち文庫)
脚注
[編集]- ^ 『十人の作家ふるさとを語る』(北上書房)
- ^ 作家の中津文彦氏が死去 産経新聞 2012年4月25日閲覧