早瀬乱
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日本の小説家・ホラー小説作家・推理作家。大阪府出身[1]。高校時代には美術部に所属しており、また版画家に師事して銅版画も習っていた[2]。
(はやせ らん、1963年 - 2022年)は、略歴
[編集]大学受験生を対象とした予備校を地元の大阪で開業するが、体調不良などもあって予備校を閉じ、以後、作家を目指して執筆活動に専念する。
2003年、第11回日本ホラー小説大賞に応募した「レテの支流」が佳作に選ばれ、翌2004年に同作品は、角川ホラー文庫(角川書店刊)の一冊として出版され作家デビューを果たす[3]。
2005年、「通過人の31」で江戸川乱歩賞最終候補となる[1]。翌2006年、「三年坂 火の夢」が第52回江戸川乱歩賞を受賞(同時受賞は、鏑木蓮の「東京ダモイ」)[4]。
作品
[編集]- レテの支流(2004年11月 角川ホラー文庫)
- 三年坂 火の夢(2006年8月 講談社 / 2009年8月 講談社文庫)
- サロメ後継(2006年12月 角川書店)
- 【改題】王女の渇き(2010年5月 角川ホラー文庫)
- レイニー・パークの音(2007年7月 講談社 / 2010年7月 講談社文庫)
- サトシ・マイナス(2008年3月 東京創元社ミステリ・フロンティア)
- 絵伝の果て(2010年2月 文藝春秋)
- エコーズ(2011年5月 角川書店)
出典
[編集]- ^ a b c “早瀬乱”. 講談社BOOK倶楽部. 2012年1月29日閲覧。
- ^ “08年3月刊『サトシ・マイナス』ここだけのあとがき”. 東京創元社. 2012年1月29日閲覧。
- ^ “角川ホラー文庫 レテの支流”. webKADOKAWA. 2012年1月29日閲覧。
- ^ “第52回江戸川乱歩賞授賞式 帝国ホテル富士の間にて”. 日本推理作家協会. 2012年1月29日閲覧。