日下圭介
表示
[1] - 2006年2月12日[2])は、日本の小説家、推理作家。江戸川乱歩賞作家である。
(くさか けいすけ、1940年1月21日来歴・人物
[編集]和歌山県に生まれる[3]。1962年早稲田大学商学部出身。1975年、朝日新聞社整理部記者であった時に応募した『蝶たちは今…』が江戸川乱歩賞を受賞。1982年に『木に登る犬』および『鶯を呼ぶ少年』が日本推理作家協会賞を受賞。1984年から作家業に専念。 初期の作風は中間小説的な推理小説であったが、1980年代後半から『黄金機関車を狙え』『チャップリンを撃て』など昭和初期の歴史に題材をとってミステリーを多く執筆する。
2006年2月12日、誤嚥性肺炎のため千葉市の病院で死去。享年66。
著作
[編集]- 『蝶たちは今…』 講談社 1975 のち文庫
- 『悪夢は三度見る』 講談社 1976 のち文庫
- 『花の復讐』 講談社 1977 のち文庫
- 『折鶴が知った』 光文社カッパ・ノベルス 1977 のち文庫
- 『海鳥の墓標』 トクマ・ノベルズ 1978 のち文庫
- 『血の色の花々の伝説』 講談社 1981 のち文庫
- 『鶯を呼ぶ少年』 講談社 1982 のち文庫
- 『木に登る犬』 トクマ・ノベルズ 1982 のち文庫
- 『負のアリバイ』 徳間書店 1984 のち文庫
- 『恋人たちの殺意』 講談社 1984
- 『罪の女の涙は青 奥飛騨山荘の怪火』 講談社 1984
- 『竹久夢二殺人事件』 トクマ・ノベルズ 1985 のち文庫
- 『告発者は闇に跳ぶ』 光文社カッパ・ノベルス 1985 『赤い蛍は死の匂い』 文庫
- 『UFOの来た夜』 光風社ノベルス 1985 『賢者の陰謀』 徳間文庫
- 『山頭火うしろ姿の殺人』 光文社カッパ・ノベルス 1986 のち文庫
- 『チャップリンを撃て』 講談社ノベルス 1986 のち光文社文庫
- 『偶然の女』 祥伝社ノンポシェット 1987
- 『笛の鳴る闇』 祥伝社ノンノベル 1987 ※倉原真樹刑事
- 『ころす・の・よ』 新潮文庫 1988
- 『女たちの捜査本部』 トクマ・ノベルズ 1988 のち文庫 ※倉原真樹刑事
- 『黄金機関車を狙え』 新潮社 1988 のち文庫
- 『「野菊の墓」殺人事件』 光文社カッパ・ノベルス 1988 のち文庫
- 『密室20秒の謎』 祥伝社ノンノベル 1989
- 『溶ける女』 トクマ・ノベルズ 1989 ※倉原真樹刑事
- 『危険な関係』 祥伝社ノンポシェット 1989
- 『偶然かしら』 新潮文庫 1989
- 『猫が嗤った』 祥伝社ノンノベル 1990 ※獣医 栃尾彩子
- 『神がみの戦場』 日本経済新聞社 1990
- 『「天の酒」殺人事件』 光文社カッパ・ノベルス 1991 のち文庫
- 『セミョーノフは二度殺せ』 徳間書店 1991
- 『啄木が殺した女』 祥伝社ノンノベル 1991
- 『隣人の殺意』 広済堂ブルーブックス 1991
- 『優しく埋めて』 新潮文庫 1991
- 『61年目の謀殺』 毎日新聞社 1991 のち徳間文庫 ※倉原真樹刑事
- 『手錠はバラの花に 女性刑事・倉原真樹の名推理』 フタバノベルス 1992 のち文庫 ※倉原真樹刑事
- 『証人は猫』 祥伝社ノンノベル 1992 ※獣医 栃尾彩子
- 『三千万秒の悪夢』 トクマ・ノベルズ 1992 ※倉原真樹刑事
- 『名前のない死体』 広済堂ブルーブックス 1993
- 『瓶詰めの過去』 実業之日本社ジョイ・ノベルス 1994
- 『脅迫者たちのサーカス』 徳間書店 1994 ※倉原真樹刑事
- 『女怪盗が盗まれた』 光文社文庫 1994
- 『遠すぎた終着-下山事件四十七年目の夏』 祥伝社 1995
- 『密室・十年目の扉』 祥伝社ノンノベル 1997
- 『紅蓮の毒 薬売り・辻村の探偵行』 光文社カッパ・ノベルス 1998 のち文庫