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中部航空方面隊司令部支援飛行隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
同隊が使用するT-4中等練習機 同隊が使用するU-4多用途支援機

中部航空方面隊司令部支援飛行隊(ちゅうぶこうくうほうめんたいしれいぶしえんひこうたい、Central Air Defense Force Support Flight Group)は、中部航空方面隊隷下の飛行隊である。

連絡機としてT-4及びU-4を装備、運用を行う。定数は16~18機。

後述する部隊の特性柄、入間基地を拠点とし、日本全国の基地へと飛来することがある。

概要

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中部航空方面隊司令部支援飛行隊は、1956年(昭和31年)8月1日にF-86Fを使用する臨時航空訓練部として入間川にて新偏された。

航空集団、航空総隊司令部飛行隊と名称を変更し、2014年(平成26年)8月1日に同名称となった。

コールサインはZEUS(ゼウス)。

入間航空祭において「シルバーインパルス」を編成。

同隊所属の操縦士は、全員教官及び認定操縦士の資格を保有。

沿革

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  • 1956年(昭和31年)8月1日 - 入間川にて臨時航空訓練部として部隊編成。
  • 1957年(昭和32年)8月1日 - 臨時航空訓練部解散。
  • 1958年(昭和33年)8月1日 - 航空集団が航空総隊に改変されたこと伴い、航空総隊司令部飛行隊として再編。
  • 1960年頃(昭和35年) - ロッキードT-33A 練習機を配備。
  • 1976年頃(昭和51年) - YS-11Eが電子戦隊に配備。
  • 1980年(昭和55年) - 電子戦隊EC-46D退役。
  • 1980年(昭和55年) - 連絡機としてB-65を配備。
  • 1982年(昭和57年)3月15日 - 同隊において、航空自衛隊所属のF-86Fが退役することにより、入間基地にて退役式を実施。
  • 1986年(昭和61年)6月27日 - EC-1が電子戦隊に配備。
  • 1995年頃(平成7年) - T-4中等練習機配備。
  • 1997年(平成9年) - U-4多用途支援機が配備。
  • 1998年(平成10年)3月25日 - 連絡機B-65退役。
  • 1999年(平成11年)11月22日 - 同隊所属のT-33A練習機が入間川河川敷に墜落する事故が発生。(T-33A入間川墜落事故)
  • 2000年(平成12年)6月29日 - 同隊において、航空自衛隊所属のT-33Aが退役することにより、入間基地にてセレモニーを実施。
  • 2014年(平成26年)8月1日 - 航空総隊司令部飛行隊が部隊改編に伴い中部航空方面隊に編入、電子戦隊が航空戦術教導団隷下へ異動。
  • 2024年(令和6年)8月1日-中部航空方面隊司令部支援飛行隊 創隊10周年。

主要幹部

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官職名 階級 氏名
飛行隊司令 一等空佐 南谷 瑞穂
飛行隊長 二等空佐 安土 剛生
飛行副隊長
整備幹部

部隊特性

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中部航空方面司令部支援飛行隊が存在する理由は、航空幕僚監部、航空総隊勤務者、中部航空方面司令部勤務者、幹部学校勤務者、航空総隊司令部勤務者、統合司令部勤務者、支援集団勤務者でウィングマーク保持者(航空機操縦要員)は年次飛行といわれる技量維持を行わなければならない。

しかし、各戦闘機基地にて行うと通常訓練にも支障が発生し、的確に行うことができないため、入間基地にて飛行を行う。

また、他の基地にて会議等が行われるときには、同隊所属のT-4もしくはU-4を用いて現地への移動手段とすることがある。

そのため、操縦者が空将、空将補、一等空佐等、他の部隊においては飛行隊長、飛行群司令クラスが飛んでいることもある。

歴代運用機

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戦闘機

  • F-86F(1956年8月1日~1982年3月15日)

練習機

  • T-33A(1960年頃~2000年6月29日)
  • T-4(1995年頃~現在)

連絡機

B-65(1980年頃~1998年3月25日)

U-4(1997年頃~現在)

電子戦機(航空戦術教導団隷下へ異動)

  • EC-46D(~1980年頃)
  • YS-11EA(1976年頃?~2014年7月31日)
  • EC-1(1981年頃~2014年7月31日)

外部リンク

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入間基地ホームページ

航空戦術教導団ホームページ

中部航空方面隊