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航空自衛隊の個人装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
91式携帯地対空誘導弾を構える基地防空隊の隊員。PASGTベストを着用している

航空自衛隊の個人装備(こうくうじえいたいのこじんそうび)では、航空自衛隊の個人装備について記載する。

航空自衛隊では、基地警備隊や高射隊などに戦闘用の個人装備を配備している。火器に関しては陸上自衛隊と同じものを使用しているが、戦闘環境の違いから被服・装具には独自の迷彩が使用されている。

迷彩の分野では、砂漠用やデジタルパターンを自衛隊で初めて採用するなど自衛隊の中でも先駆的である。

近年はゲリラコマンド部隊対策や海外派遣が重視されているため、装備の近代化が進んでいる。

火器

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名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
9mm拳銃 ※拳銃、P220 スイスSIG社の開発したSIG SAUER P220ライセンス生産したもの
陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ
写真はスイス製P220であり、スライド部分が若干異なる
9mm機関けん銃 M9(略称)、エムナイン
※サブマシンガン、SMG
266 1999年制式採用
9mm拳銃の更新用装備として開発
航空自衛隊基地警備隊火器として配備されている
64式7.62mm小銃 ※ロクヨン 戦後初の国産自動小銃
陸上自衛隊では後継の89式5.56mm小銃に更新されつつあるが、航空自衛隊では配備が始まっておらず依然として主力
5.56mm機関銃MINIMI ※ミニミ ベルギーFN社が開発した分隊支援火器をライセンス生産したもの
基地警備隊やUH-60Jの自衛火器として配備されている
12.7mm重機関銃M2 ※キャリバー50、重機
自衛隊創設時から現在に至るも新規調達が続いている長寿装備
近年調達されているものは銃身交換を容易にしたQCB(Quick Change Barrel)仕様(画像下)
FIM-92 スティンガー スティンガー
91式携帯地対空誘導弾 ハンドアロー
※スティンガー、PSAM
日本東芝が開発した国産の携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)
携行SAMとしては世界初の赤外線画像(IIR)誘導方式を採用
現在は改良型の個人携帯地対空誘導弾(改)(SAM-2B)を調達中
21.5mm信号けん銃
(53式信号拳銃)
※53式 中折れ単発式
陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ
55式信号けん銃 ※55式 口径40mmの中折れ単発式
航空機搭載用
陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ

被服

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  • 制服
    冬服・夏服がある。現在、新型に更新中。変更箇所は、色がより深い青に変更され、幹部は腕の裾にワンポイントのデザインがついた。
  • 作業服
    旧作業服(青緑地)から、新型作業服(グレーを基調としたデジタル迷彩)に更新中、(迷彩ではあるが、航空自衛隊ではあくまでも作業服改である)隊員達から「デジメ」の愛称で呼ばれている。
  • 戦闘服(砂漠用)
    6Cデザート(チョコチップパターン)を参考にしたタイプ[1]から、3Cデザート(コーヒーステインパターン)を参考にしたタイプに変更された[2]
  • 野戦用迷彩雨具
  • 野戦用迷彩外衣
  • 空挺迷彩服2型
    メディックが地上での活動時に使用する。迷彩は2型と変わらない。
  • 一種編上靴
  • 二種編上靴
  • 空挺用半長靴

装具

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その他

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脚注

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関連項目

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