航空自衛隊の個人装備
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航空自衛隊の個人装備(こうくうじえいたいのこじんそうび)では、航空自衛隊の個人装備について記載する。
航空自衛隊では、基地警備隊や高射隊などに戦闘用の個人装備を配備している。火器に関しては陸上自衛隊と同じものを使用しているが、戦闘環境の違いから被服・装具には独自の迷彩が使用されている。
迷彩の分野では、砂漠用やデジタルパターンを自衛隊で初めて採用するなど自衛隊の中でも先駆的である。
近年はゲリラ・コマンド部隊対策や海外派遣が重視されているため、装備の近代化が進んでいる。
火器
[編集]名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
9mm拳銃 | ※拳銃、P220 | スイス、SIG社の開発したSIG SAUER P220をライセンス生産したもの 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ 写真はスイス製P220であり、スライド部分が若干異なる | ||
9mm機関けん銃 | M9(略称)、エムナイン ※サブマシンガン、SMG |
266 | 1999年制式採用 9mm拳銃の更新用装備として開発 航空自衛隊の基地警備隊用火器として配備されている | |
64式7.62mm小銃 | ※ロクヨン | 戦後初の国産自動小銃 陸上自衛隊では後継の89式5.56mm小銃に更新されつつあるが、航空自衛隊では配備が始まっておらず依然として主力 | ||
5.56mm機関銃MINIMI | ※ミニミ | ベルギーのFN社が開発した分隊支援火器をライセンス生産したもの 基地警備隊やUH-60Jの自衛火器として配備されている | ||
12.7mm重機関銃M2 | ※キャリバー50、重機 | 自衛隊創設時から現在に至るも新規調達が続いている長寿装備 近年調達されているものは銃身交換を容易にしたQCB(Quick Change Barrel)仕様(画像下) | ||
FIM-92 スティンガー | スティンガー | |||
91式携帯地対空誘導弾 | ハンドアロー ※スティンガー、PSAM |
日本の東芝が開発した国産の携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS) 携行SAMとしては世界初の赤外線画像(IIR)誘導方式を採用 現在は改良型の個人携帯地対空誘導弾(改)(SAM-2B)を調達中 | ||
21.5mm信号けん銃 (53式信号拳銃) |
※53式 | 中折れ単発式 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ | ||
55式信号けん銃 | ※55式 | 口径40mmの中折れ単発式 航空機搭載用 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の1つ |
被服
[編集]- 制服
- 冬服・夏服がある。現在、新型に更新中。変更箇所は、色がより深い青に変更され、幹部は腕の裾にワンポイントのデザインがついた。
- 作業服
- 戦闘服(砂漠用)
- 野戦用迷彩雨具
- 野戦用迷彩外衣
- 空挺迷彩服2型
- メディックが地上での活動時に使用する。迷彩は2型と変わらない。
- 一種編上靴
- 二種編上靴
- 空挺用半長靴
装具
[編集]- 88式鉄帽
- 陸上自衛隊と違い灰色、砂漠用覆いも存在する。
- PASGTベスト
- 砂漠用も存在する。
- 戦闘防弾チョッキ
- 砂漠用も存在する。
- 戦闘防弾チョッキ(付加防護衣、対小銃弾用)
- 防弾チョッキ(一体型)
- 防弾チョッキ3型,空
- 弾帯
- 砂漠用も存在する。
- 弾帯吊りバンド
- 弾入れ
- 個人用暗視装置
- 00式個人用防護装備
- 収納袋は灰色。
- 携帯除染器2型