教材整備隊
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教材整備隊 | |
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創設 | 1955年(昭和30年)9月20日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 航空自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵種/任務 | 教育用教材等の作成及び修理等 |
所在地 | 静岡県浜松基地 |
編成地 | 静岡県浜松基地 |
上級単位 | 航空教育集団 |
教材整備隊(きょうざいせいびたい、Air Training Aids Group[1])は、浜松基地に所在する航空教育集団隷下部隊のひとつである。
概要
[編集]航空自衛隊の教範類をはじめ、部隊などにおける教育訓練に必要な各種教材類の製作、複製、修理等を任務とする。これらを任務とする部隊としては、全自衛隊において最大の規模と最高の能力を有する[2]。なお、要請に応じて陸上自衛隊、海上自衛隊の教材製作も行っている[3]。
沿革
[編集]- 1955年(昭和30年)
- 3月1日:「臨時教材整備隊」が浜松基地で編成。
- 9月20日:臨時教材整備隊が教材整備隊に改編[4]。
- 1968年(昭和43年)10月1日:部隊長官職名が「隊長」から「隊司令」へ改称。
- 1989年(平成元年)3月16日:航空教育集団新編に伴い、同集団隷下に編入。
- 2000年(平成12年)4月13日:新庁舎落成。
部隊編成
[編集]主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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教材整備隊司令 | 1等空佐 | 大石和浩 | 2024年 | 6月 3日南西航空方面隊司令部総務部長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 升本清 (2等空佐) |
1955年 | 9月20日 - 1955年11月30日||
2 | 鶴田定治 (2等空佐) |
1955年12月 | 1日 - 1956年 7月 9日||
3 | 寺本一男 (2等空佐) |
1956年 | 7月10日 - 1957年 3月10日臨時美保派遣隊整備隊長 | |
4 | 岡村正義 (2等空佐) |
1957年 | 3月11日 - 1958年 2月28日航空幕僚監部勤務 | 航空自衛隊幹部学校総務課長 |
5 | 姫野清 (2等空佐) |
1958年 | 3月 1日 - 1958年 7月31日第1航空団整備補給群司令 兼 第1航空団司令部整備部長 |
中部航空方面隊司令部整備部長 |
6 | 井川一行 (2等空佐) |
1958年 | 8月 1日 - 1959年 1月21日航空自衛隊通信学校研究部長 | 航空幕僚監部付 |
- | 桝井道彦 (3等空佐) |
1959年 | 1月22日 - 1959年 3月19日教材整備隊長心得 | |
7 | 山口正夫 (2等空佐) |
1959年 | 3月20日 - 1962年 2月15日第2操縦学校 | |
8 | 壱岐春記 | 1962年 | 2月16日 - 1964年 7月15日北部航空方面隊司令部人事部長 | 航空自衛隊補給統制処付 →1965年4月1日 退職 |
9 | 吉沢正夫 | 1964年 | 7月16日 - 1965年 1月31日航空自衛隊第1補給処副処長 | 航空自衛隊補給統制処付 →1965年3月1日 退職 |
10 | 姫野清 | 1965年 | 2月 1日 - 1965年11月30日航空自衛隊第2補給処整備部長 | 航空自衛隊術科教育本部付 →1966年1月1日 退職 |
11 | 済陽弘浩 | 1965年12月 | 1日 - 1968年 1月31日航空自衛隊補給統制処資料部長 | 退職(空将補昇任) |
- | 城田賢一 (2等空佐) |
1968年 | 1月31日 - 1968年 2月29日教材整備隊長代理 | |
末 | 平川正巳 | 1968年 | 3月 1日 - 1968年 9月30日航空自衛隊第5術科学校副校長 | 教材整備隊司令 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 平川正巳 | 1968年10月 | 1日 - 1970年 7月15日教材整備隊長 | 航空自衛隊術科教育本部付 →1970年11月16日 退職(空将補昇任) |
2 | 柴田晃 | 1970年 | 7月16日 - 1972年 3月15日航空自衛隊第1術科学校第2教育部長 | 航空自衛隊補給統制処付 →1972年11月2日 退職 |
3 | 小口忠夫 | 1972年 | 3月16日 - 1973年 7月15日航空自衛隊第1術科学校第1教育部長 | 航空自衛隊補給統制処付 →1973年10月15日 退職 |
4 | 小林秀江 | 1973年 | 7月16日 - 1975年 4月15日飛行教育集団司令部装備部長 | 航空自衛隊補給統制処付 →1975年7月1日 退職 |
5 | 山崎辰哉 | 1975年 | 4月16日 - 1977年 2月15日航空自衛隊第1術科学校第1教育部長 | 航空自衛隊第1術科学校勤務 |
6 | 渡邉剛 | 1977年 | 2月16日 - 1978年 4月16日第83航空隊副司令 | 航空自衛隊術科教育本部付 →1978年7月31日 退職 |
7 | 田中政行 | 1978年 | 4月17日 - 1979年 3月15日第5高射群司令 | 第5航空団勤務 |
8 | 橋本昭二 | 1979年 | 3月16日 - 1980年 3月16日航空実験団電子実験隊長 | 航空自衛隊第4術科学校副校長 |
9 | 村田安之 | 1980年 | 3月17日 - 1982年 8月 1日第2航空教育隊副司令 | 航空自衛隊第5術科学校副校長 |
10 | 西原幸男 | 1982年 | 8月 2日 - 1985年 3月15日保安管制気象団司令部防衛部長 | 航空自衛隊幹部学校勤務 |
11 | 中島敏行 | 1985年 | 3月16日 - 1986年 3月30日第2輸送航空隊司令 | 第11飛行教育団司令 |
12 | 栗原邦夫 | 1986年 | 3月31日 - 1988年 3月16日航空教育隊副司令 | 退職(空将補昇任) |
13 | 西畑公弘 | 1988年 | 3月16日 - 1989年 2月14日航空自衛隊幹部学校主任研究開発官 | 退職(空将補昇任) |
14 | 川野吉紹 | 1989年 | 2月14日 - 1990年 8月 1日防衛研究所所員 | 退職(空将補昇任) |
15 | 松井芳弘 | 1990年 | 8月 1日 - 1992年 4月 1日航空教育隊第2教育群司令 | 退職(空将補昇任) |
16 | 江口則光 | 1992年 | 4月 1日 - 1993年 8月 1日防衛研究所所員 | 退職(空将補昇任) |
17 | 若江東美男 | 1993年 | 8月 1日 - 1994年 7月31日特別航空輸送隊副司令 | 航空自衛隊補給本部付 →1996年9月16日 退職 |
18 | 保阪初男 | 1994年 | 8月 1日 - 1995年 7月31日航空保安管制群司令 | 航空自衛隊幹部学校勤務 |
19 | 齊藤有司 | 1995年 | 8月 1日 - 1996年 4月 9日航空保安管制群司令 | |
20 | 石井隆夫 | 1996年 | 4月10日 - 1997年 6月30日航空教育集団司令部勤務 | 航空中央業務隊付 |
21 | 赤木良正 | 1997年 | 7月 1日 - 1999年 3月22日航空総隊司令部装備部計画課長 | 航空自衛隊第1補給処東京支処長 |
22 | 水ノ江満 | 1999年 | 3月23日 - 2001年12月 1日航空総隊司令部装備部計画課長 | 退職(空将補昇任) |
23 | 島田徹 | 2001年12月 | 1日 - 2004年 7月31日第4高射群司令 | 教材整備隊付 →2004年10月23日 退職 |
24 | 鈴木謙二 | 2004年 | 8月 1日 - 2005年12月 4日西部航空方面隊司令部装備部長 | 航空自衛隊第4補給処副処長 |
25 | 田中仁志 | 2005年12月 | 5日 - 2007年 8月 1日特別航空輸送隊副司令 | 退職(空将補昇任) |
26 | 鈴木登志夫 | 2007年 | 8月 1日 - 2008年 7月31日防衛大学校訓練部学生課長 | 航空自衛隊幹部学校 技術主任研究開発官 |
27 | 梅津純 | 2008年 | 8月 1日 - 2010年 8月30日航空自衛隊第1補給処立川支処長 兼 立川分屯基地司令 |
航空自衛隊幹部学校付 →2010年10月23日 退職 |
28 | 浅井俊幸 | 2010年 | 8月31日 - 2012年 3月31日航空自衛隊第2補給処副処長 | 教材整備隊付 |
29 | 西河貢 | 2012年 | 4月 1日 - 2013年 9月30日航空幕僚監部会計監査室長 | 航空自衛隊幹部学校付 →2013年11月10日 退職 |
30 | 外枦保実 | 2013年10月 | 1日 - 2015年 1月14日航空幕僚監部監理官 | 中部航空方面隊司令部幕僚長 |
31 | 田中実臣 | 2015年 | 1月15日 - 2017年 7月31日航空幕僚監部人事教育部厚生課 給与室長 |
第1航空団付 →2017年9月27日 退職 |
32 | 小村裕 | 2017年 | 8月 1日 - 2019年 4月17日第3航空団副司令 | 退職(空将補昇任)[5] |
33 | 畠田卓 | 2019年 | 4月18日 - 2020年11月 7日航空自衛隊第4補給処立川支処長 兼 立川分屯基地司令 →2019年3月26日 教材整備隊勤務 |
退職[6] |
34 | 武田宜久 | 2020年11月 | 8日 - 2022年 7月31日航空自衛隊第1術科学校副校長 | 航空自衛隊幹部学校勤務 |
35 | 橋田和浩 | 2022年 | 8月 1日 - 2024年 6月 2日中部航空警戒管制団副司令 | 統合幕僚学校教育課長 |
36 | 大石和浩 | 2024年 | 6月 3日 -南西航空方面隊司令部総務部長 |
脚注
[編集]- ^ 航空自衛隊パンフレット(英訳表記あり)(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d e f g 『自衛隊年鑑(2016~2017年版)』 防衛日報社、2016年、204頁。
- ^ イカロス出版 JWing No.121 2008年9月号 「突撃レポート 暴け!部隊の舞台裏 第8回 航空自衛隊浜松基地教材整備隊」
- ^ “航空教育集団ウェブサイト”. 2017年9月6日閲覧。
- ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和元年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について
- ^ 自衛隊法第65条の11第5項の規定に基づく自衛隊員の再就職状況の報告(令和2年7月1日~同年9月30日分)