丹羽雅子
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丹羽 雅子(にわ まさこ、1933年11月21日[1] - 2019年1月25日[2])は、日本の家政学者。奈良女子大学名誉教授。専門は被服学。
人物
[編集]工学に女性らしい感性の視点を取り入れ、川端季雄京大教授と風合いの研究を行った[3][4]。
日本の国立大学における初の女性学長として、1997年4月1日に奈良女子大学第8代学長に就任した。2003年3月31日まで学長を務めた。その後、国立大学法人評価委員会委員(第一期)、中央教育審議会委員を務めた。
夫は体育学者・奈良女子大学名誉教授の丹羽劭昭(たかあき、1931年 - )。
略歴
[編集]伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
- 奈良女子大学卒。
- 1966年(昭和41年) 4月 - 奈良女子大学家政学部講師
- 1968年(昭和43年)11月 - 「被服材料の力学的性能に関する基礎的研究」で京都大学より工学博士の学位を取得。
- 1969年(昭和44年) 4月 - 奈良女子大学家政学部助教授
- 1978年(昭和53年) 4月 - 奈良女子大学家政学部教授
- 1987年(昭和62年) 5月 - 西北紡織工学院客員教授(現:西安科学技術大学)(中国)
- 1992年(平成 4年)10月 - The Textile Institute(英国)Fellow
- 1993年(平成 5年)10月 - 奈良女子大学生活環境学部教授(学部改組による)
- 1995年(平成 7年) 9月 - Liberec工科大学(チェコ)名誉博士
- 1996年(平成 8年) - 日本熱物性学会会長[5]
- 1997年(平成 9年) 4月 - 奈良女子大学長(2003年3月まで)
- 1999年(平成11年) - 紫綬褒章受勲。
- 2000年(平成 2年) 7月 - 日本学術会議会員(2003年6月まで)
- 2003年(平成 5年) 4月 - 奈良女子大学名誉教授
- 2009年(平成21年) 4月 - 瑞宝重光章受章[6][7]。
- 2019年(平成31年) 1月25日 - 死去。叙正四位[8]。
共編著
[編集]- 『被服学概論』 (奈良女子大学家政学シリーズ)辻井康子共編著. 朝倉書店 1987
- 『着心地の追究』酒井豊子共編著. 放送大学教育振興会 1995
- 『アパレル科学 美しく快適な被服を科学する』編著. 朝倉書店 1997
- 『被服学辞典』阿部幸子,鷹司綸子, 田村照子, 中島利誠,藤原康晴, 山名信子, 弓削治共編集 朝倉書店 1997
脚注
[編集]- ^ “第1期 国立大学法人評価委員会 委員”. 国立大学法人評価委員会 委員名簿. 文部科学省 (2004年4月). 2016年4月27日閲覧。
- ^ 丹羽雅子氏が死去 元奈良女子大学長 日本経済新聞、2019年1月30日
- ^ 川端季雄先生を偲んで滋賀県立大学
- ^ 川端 季雄 名誉教授京都大学
- ^ 歴代会長および副会長日本熱物性学会
- ^ 「春の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2009年4月29日
- ^ “平成21年春の叙勲 瑞宝重光章受章者” (PDF). 内閣府. p. 2 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
- ^ 『官報』7458号、平成31年3月1日
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