五枚株
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五枚株(ごまいかぶ)とは、株札を用いるカードゲームのひとつ。天九牌の「闘牛」に類似する。参加人数は一般的には8人。
進行
[編集]まず親を決め、全員が参加料を払ったら親が株札を切り混ぜ、5枚ずつ8つの山に分ける。子が山を1人につき1つずつ取って各自の手札とする。最後に親が残った山を取って自分の手札とする。
手札が配られたら、5枚のうち3枚を使って札の数値の合計が10の倍数(10・20・30)になるように分ける(これを「切る」という)。もし切れなかった場合はその場で負けとなる。残りの2枚で勝敗を決める。
勝敗
[編集]以下の順に強い手となる。最強の手を作った者が勝者となり、出された参加料を独占する。勝者が複数存在する場合は参加料は次回に持ち越しとなる。
- ゾロ
- 2枚とも同じ数値の札の場合に成立する役。ゾロ同士の場合は10のゾロが最強で9のゾロが次点となり、以下降順に進み1のゾロが最弱となる。
- クッピン
- 9と1の札の組み合わせのときに成立する役。親子ともに有効。
- シッピン
- 4と1の札の組み合わせのときに成立する役。親子ともに有効。
- その他
- 数値の合計の一の位で勝敗を決める。9(カブ)が最強で、以下降順に進み0(ブタ)が最弱となる。
倍付け
[編集]1の札には赤い札が1枚だけある。この札を赤ピンといい、赤ピンが入った手で勝利すると倍付けとなり、全員から更に参加料と同額をもらえる。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 伊藤拓馬・著『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』〈立東社〉ISBN 978-4-8456-2591-8
- 74 - 77ページにて記載。
出典・外部リンク
[編集]- 五枚株の遊び方 - カードオンネット
- 株札で遊ぶ - ウェイバックマシン(2007年2月20日アーカイブ分)