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京成西船駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京成西船駅*
駅舎(2024年7月)
けいせいにしふな
Keisei-Nishifuna
KS19 東中山 (0.6 km)
(1.4 km) 海神 KS21
地図
所在地 千葉県船橋市西船四丁目15番27号
北緯35度42分41.54秒 東経139度57分32.18秒 / 北緯35.7115389度 東経139.9589389度 / 35.7115389; 139.9589389座標: 北緯35度42分41.54秒 東経139度57分32.18秒 / 北緯35.7115389度 東経139.9589389度 / 35.7115389; 139.9589389
駅番号 KS20
所属事業者 京成電鉄
所属路線 本線
キロ程 22.2 km(京成上野起点)
駅構造 地上駅
ホーム 相対式2面2線
乗降人員
-統計年度-
10,575人/日
-2023年-
開業年月日 1916年大正5年)12月30日
備考 * 1987年に葛飾駅から改称。
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京成西船駅(けいせいにしふなえき)は、千葉県船橋市西船四丁目にある、京成電鉄本線である。駅番号KS20

概要

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東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)・東葉高速鉄道西船橋駅から北に約500メートル(徒歩約8分[注 1])の場所に位置しており、通常乗り換え案内は行われない。ただし、JR線などに輸送障害が発生した場合には、振替輸送の関係で優等列車臨時停車を行うことがある。そのため、駅ホームの有効長は8両分ある。

歴史

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1970年代前半、当時の日本国有鉄道(国鉄)のストライキ実施で総武本線が不通になった際(当時武蔵野線京葉線は未開業)、帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)東西線からの乗り換え客が当駅に殺到したことがあった[1]。その後、1975年頃に駅施設の拡張が行われた。

年表

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駅名の由来

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開業当時、当駅周辺は東葛飾郡葛飾町(その前は葛飾村)であり、元々の駅名は葛飾駅であった。しかし葛飾町は1937年(昭和12年)の合併で船橋市の一部となり、その後1967年(昭和42年)の住居表示実施で周囲の地名が西船橋駅にちなむ「西船」になったこと、また域外の客が東京都葛飾区(旧・南葛飾郡の一部)内の駅と間違えやすいことも要因となり、京成西船駅へと改められた。なお、駅名改称後も駅北側にある船橋市立葛飾小学校船橋市立葛飾中学校に「葛飾」の名が残っている他、西船橋駅の南西部には「葛飾町」(二丁目の残部)が町域として残っている。

元々の地名でもあり、長年慣れ親しまれてきた駅名の変更については由緒ある「葛飾」の名を残そうとする住民側と「西船」が定着しているとする京成側と対立した。話し合いの結果、自立式駅名標に(旧葛飾)と書き入れ、葛飾の地名の由来や歴史の案内板を作製して設置することで落ち着いた。取り換えられた旧駅名標は地元(船橋市立葛飾小学校)に寄贈された。京成上野方面ホーム上には「葛飾の由来」を示す船橋市の説明板がある[注 2]。以前の駅名標には「(旧葛飾)」の表記が入っていたが、2010年(平成22年)に更新された際に削除された。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅。1番線ホームに改札口があり、ホーム間を連絡する跨線橋がある。バリアフリー対応で、ホームと跨線橋を結ぶエレベーターが設置されている。1番線ホームの海神寄りに直接駅外に出られる階段があるが、通常は使用されていない。自動改札機設置(3台、そのうち1台は車椅子通行可、すべてICカード対応)。

駅改札口(出入口)は南側にあるが、出入口付近には駅北側に通じる地下横断歩道が整備されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 KS 京成本線 上り 京成高砂青砥日暮里京成上野押上A 都営浅草線KK 京急線方面
2 下り 京成船橋京成津田沼 成田空港京成千葉SL 新京成線方面
  • 上表の路線名は成田空港線開業後の旅客案内の名称に基づいている。

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員は10,575人[京成 1]で、京成線内69駅中第38位であった。

近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
1998年(平成10年) 4,016
1999年(平成11年) 3,963
2000年(平成12年) 3,984
2001年(平成13年) 3,949
2002年(平成14年) 3,883
2003年(平成15年) 7,966 [統計 1]3,939
2004年(平成16年) 7,994 [統計 1]3,958
2005年(平成17年) 8,098 [統計 1]4,014
2006年(平成18年) 8,344 [統計 1]4,156
2007年(平成19年) 8,418 [統計 1]4,183
2008年(平成20年) 8,243 [統計 2]4,102
2009年(平成21年) 8,297 [統計 3]4,141
2010年(平成22年) 8,596 4,280
2011年(平成23年) 8,796 4,378
2012年(平成24年) 9,181 4,563
2013年(平成25年) 9,532 4,730
2014年(平成26年) 9,796 4,861
2015年(平成27年) 9,964
2016年(平成28年) 10,315
2017年(平成29年) 10,686
2018年(平成30年) 11,037
2019年(令和元年) [京成 2]10,934
2020年(令和02年) [京成 3]8,428
2021年(令和03年) [京成 4]9,306 [京成 4]4,653
2022年(令和04年) [京成 1]10,006 [京成 1]4,998
2023年(令和05年) 10,575 5,294

駅周辺

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西船橋駅(JR東日本・東京メトロ・東葉高速鉄道)

駅南側には京葉道路原木インターチェンジ)、国道14号千葉街道)、千葉県道179号船橋行徳線、駅西側には千葉県道180号松戸原木線千葉県道283号若宮西船市川線、駅東側には千葉県道9号船橋松戸線が通る。

以下、国道14号(千葉街道)より北側の施設等一覧。

バス路線

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のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
京成西船駅 Fs01 行田団地・前貝塚・桐畑 ファイターズタウン鎌ケ谷 京成バス
Fs02 市川営業所 深夜バスあり
Fs03 行田団地・前貝塚 桐畑
Fs04 行田団地
Fs05 行田団地 前貝塚
Fs01
Fs02
Fs03
Fs04
Fs05
西船橋駅

隣の駅

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京成電鉄
KS 本線
快速特急・特急・通勤特急・快速
通過(JR線のダイヤが乱れた場合は臨時停車を行う場合あり)
普通
東中山駅 (KS19) - 京成西船駅 (KS20) - 海神駅 (KS21)

脚注

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注釈

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  1. ^ 連絡定期券は発売していない。
  2. ^ 同様に住所表記の変更などによる駅名の改称で旧名称を併記した駅としては、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)のとうきょうスカイツリー駅(旧・業平橋駅)と東向島駅(旧・玉ノ井駅)がある。

出典

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  1. ^ a b c JTBキャンブックス『京成の駅 今昔・昭和の面影』(石本祐吉・著 2014年2月1日初版発行)80-81頁
  2. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第6号、鉄道ジャーナル社、1987年5月、104頁。 
  3. ^ 船橋市統計書 Archived 2016年1月30日, at the Wayback Machine.
  4. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  5. ^ 千葉県統計年鑑
京成電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 2023年6月10日閲覧。
  2. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均)” (pdf). 2020年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月14日閲覧。
  3. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均)” (pdf). 2021年7月14日閲覧。
  4. ^ a b 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均)” (pdf). 2023年6月10日閲覧。
船橋市統計書
  1. ^ a b c d e 平成20年版統計書 I-3 市内鉄道駅別1日平均乗車人員 (PDF) 、船橋市公式ホームページ、2021年7月14日閲覧
  2. ^ 平成21年版統計書 I-3 市内鉄道駅別1日平均乗車人員 (PDF) 、船橋市公式ホームページ、2021年7月14日閲覧
  3. ^ 平成22年版統計書 I-3 市内鉄道駅別1日平均乗車人員 (PDF) 、船橋市公式ホームページ、2021年7月14日閲覧

関連項目

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外部リンク

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