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国府台駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国府台駅
江戸川堤防より駅を望む(2018年9月)
こうのだい
Kōnodai
(和洋女子大学前[1]
KS12 江戸川 (0.7 km)
(0.9 km) 市川真間 KS14
地図
所在地 千葉県市川市市川三丁目30-1
北緯35度44分11.01秒 東経139度54分10.64秒 / 北緯35.7363917度 東経139.9029556度 / 35.7363917; 139.9029556座標: 北緯35度44分11.01秒 東経139度54分10.64秒 / 北緯35.7363917度 東経139.9029556度 / 35.7363917; 139.9029556
駅番号 KS13
所属事業者 京成電鉄
所属路線 本線
キロ程 16.4 km(京成上野起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
11,738人/日
-2023年-
開業年月日 1914年大正3年)8月30日
テンプレートを表示
高架下駅出入口(2018年9月)
副駅名となっている和洋女子大学

国府台駅(こうのだいえき)は、千葉県市川市市川三丁目にある、京成電鉄本線である。駅番号KS13

歴史

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名所江戸百景鴻の台とね川風景』(里見公園付近の風景)

駅北側に位置する江戸川に沿った下総台地の高台を中心とした地域は「国府台」と呼ばれ、古くは「鴻之台」とも書かれおり、開業時は「市川鴻の台駅」と呼ばれていた[2]。下総国国府国庁)が置かれた都市であり、中世にも現在の里見公園国府台城が置かれるなど、歴史のある地域となっている[注 1]幕末期には、歌川広重作の名所江戸百景鴻の台とね川風景』に里見公園付近の風景が描かれており、南の江戸湾(東京湾)を一望出来る景勝地として古くから親しまれていた[3]

1954年(昭和29年)には松戸駅 - 当駅間を結ぶ延長5.9 kmの新京成市川線計画があった。途中予定停車駅は千葉大学園芸学部、上矢切、下矢切、里見公園、国府台病院、手古奈であった[4]

流鉄流山線市川駅延伸を阻止すべく1962年(昭和37年)に新京成線松戸駅 - 当駅間延伸敷設免許が新京成電鉄に下りていたが一部用地が取得出来ず、北総線常磐線複々線化が計画された影響もあり、柴又駅までの計画と共に1970年代までに失効した。

年表

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する高架駅市川真間駅管理)。高架化前の地上駅時代は、堤防沿いの道路に面して駅出入口があり、上下線双方に改札口があった[6]。平日朝7時40分頃より1番線ホームで手旗合図の客扱終了合図が行われる。

現行ダイヤでは普通列車のみ停車する。なお、2002年平成14年)10月12日ダイヤ改正で快速が新設されるまでは急行の停車駅でもあった。

2009年(平成21年)4月車椅子対応エレベーター多機能トイレが設置された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 KS 京成本線 上り 京成高砂青砥日暮里京成上野押上A 都営浅草線KK 京急線方面
2 下り 京成船橋京成津田沼 成田空港京成千葉SL 新京成線方面

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員11,738人である[京成 1](京成線内69駅中第37位)。

これは快速停車駅の東中山駅や当駅を管理している市川真間駅より多い。また、朝8時頃と午後3 - 4時頃は周辺の和洋女子大学などの学生・生徒が乗降するため、混雑する傾向にある。他にも毎年8月に「江戸川花火大会」が開催される際は、当駅及び1つ手前の江戸川駅が会場最寄り駅の1つになるが、篠崎駅ないし本八幡駅の混雑を避け、この両駅を利用する利用客も見られる。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[7]
年度 1日平均
乗降人員[8]
1日平均
乗車人員[9]
出典
1998年(平成10年) 6,692
1999年(平成11年) 6,446
2000年(平成12年) 6,369
2001年(平成13年) 6,250
2002年(平成14年) 6,034
2003年(平成15年) 11,774 5,898
2004年(平成16年) 11,182 5,652
2005年(平成17年) 10,998 5,560
2006年(平成18年) 10,869 5,499
2007年(平成19年) 10,665 5,393
2008年(平成20年) 10,784 5,452
2009年(平成21年) 11,184 5,650
2010年(平成22年) 11,626 5,863
2011年(平成23年) 11,664 5,872
2012年(平成24年) 11,744 5,912
2013年(平成25年) 11,767 5,932
2014年(平成26年) 11,607 5,855
2015年(平成27年) 11,938 6,022
2016年(平成28年) 12,317 6,220
2017年(平成29年) 12,710 6,414
2018年(平成30年) 13,131 6,623 [京成 2]
2019年(令和元年) 13,201 6,654 [京成 3]
2020年(令和02年) 7,035 3,554 [京成 4]
2021年(令和03年) 9,550 4,814 [京成 5]
2022年(令和04年) 11,075 5,583 [京成 1]
2023年(令和05年) 11,738 5,926

駅周辺

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江戸川(国府台三丁目より市川橋方面)

当駅は国府台地区(市川市北部)の境より500 m南、江戸川堤防付近に位置し、東京都との境をなす江戸川の東岸から当駅入口までは約100 mの距離がある。線路は川の近くで高架となり、駅西側で千葉県道1号市川松戸線と交差し、江戸川橋梁で川を渡る。当駅の北約200 mに江戸川分流(派川)である真間川が線路と平行して流れる。鉄橋が架替え前は少し上流側を電車が走っており、その跡が今でも残っている。駅南東側には東日本旅客鉄道(JR東日本)市川駅があり、駅南側には国道14号千葉街道)が通り、江戸川に市川橋が架かる。

駅周辺は中層ビルが多い市街地で、商店街が千葉県道1号市川松戸線脇道沿いに広がっている。旧陸軍用地跡に学校・研究施設・病院などが立ち並んでいる。特に大学は東京医科歯科大学など計3校が至近に集まっており、八幡地区と合わせて大規模な文教都市学園都市となっている[注 2]

駅北側

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千葉商科大学
国立国際医療研究センター国府台病院
里見公園

駅南側

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バス路線

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駅より西側へ徒歩約2分ほどの千葉県道1号市川松戸線上にある「国府台駅」が最寄バス停留所となる。運行会社は京成バス

系統 経由地 行先 営業所
松11 国府台病院矢切駅・上矢切・松戸二中・松戸郵便局 松戸駅 松戸
国府台病院・矢切駅・上矢切・松戸二中・松戸郵便局・松戸駅 松戸営業所
市81急行 国府台病院・中国分・国分操車場・堀の内4丁目 北国分駅 市川
市82急行 国府台病院・中国分 国分操車場
市90特急 中国分(じゅん菜池まで無停車)平日朝のみ 国分操車場 市川
松11 一本松 市川駅 松戸
市81急行・市82急行 (無停車) 市川

隣の駅

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京成電鉄
KS 本線
快速特急・特急・通勤特急・快速
通過
普通
江戸川駅 (KS12) - 国府台駅 (KS13) - 市川真間駅 (KS14)

脚注

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注釈

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  1. ^ 詳細は「国府台 (市川市)」を参照
  2. ^ 詳細は「市川市」を参照

出典

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  1. ^ 和洋女子大学|京成本線国府台駅に駅名標下広告として【和洋女子大学前】を掲出”. www.wayo.ac.jp. 2020年1月16日閲覧。
  2. ^ 京成電鉄 国府台駅”. www.keisei.co.jp. 2019年4月4日閲覧。
  3. ^ 東京伝統木版画工芸協同組合. “「鴻の台とね川風景」(名所江戸百景)歌川 広重|東京伝統木版画工芸協同組合”. 東京伝統木版画工芸協同組合. 2019年4月4日閲覧。
  4. ^ “さらに市川線新設? 京成電鉄の松戸乗入れ 運輸省陸運局で現場調査”. 読売新聞千葉版: p. 8. (1954年5月7日) 
  5. ^ a b c d 日本鉄道旅行地図帳3号 関東1(今尾恵介 監修 新潮社 2008年7月18日発行 ISBN 9784107900210)36頁
  6. ^ a b JTBキャンブックス『京成の駅 今昔・昭和の面影』(石本祐吉・著 2014年2月1日初版発行)66頁
  7. ^ 市川市統計書
  8. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  9. ^ 千葉県統計年鑑
京成電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (PDF). 2023年6月10日閲覧。
  2. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2018年度1日平均)” (PDF). 2020年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月5日閲覧。
  3. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均)” (PDF). 2020年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月5日閲覧。
  4. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均)” (PDF). 2021年6月5日閲覧。
  5. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均)” (PDF). 2022年5月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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