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伝法灌頂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伝法潅頂から転送)

伝法灌頂(でんぼうかんじょう)とは、阿闍梨という指導者の位を授ける儀式である。真言宗では、伝法灌頂を受け阿闍梨位を得て、はじめて正式な僧侶と認められる[1][2]

概要

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日本密教では、四度加行(しどけぎょう)という密教の修行を終えた人のみが受けられる。正しくは金胎両部伝法灌頂(こんたいりょうぶ・でんぽうかんじょう)という。ここで「金・胎」とは、中期密教の宇宙的世界観を表す金剛界(こんごうかい)と胎蔵界(たいぞうかい)を意味する。

中国密教、日本密教においては、この灌頂によって密教の奥義がすべて伝授され、弟子を持つこと(教師資格)が許される。また、密教においては仏典だけに捉われず、口伝や仏意などを以て弟子を指導することができることになる。阿闍梨灌頂、または受職灌頂ともいう。

脚注

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関連項目

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