利用者:Ks aka 98/「Wikipediaを充実させる2ヶ月間」ガイドブック 検証可能性

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検証可能性

いちばん注意して欲しいのは、何を元にして書いているか、というのを明らかにして欲しいと言うことです。原著論文でも、学部の教科書でも、一般向け啓蒙書でもいいです。できれば対応する章、ページまで。

論文などでは書かないような基本的なことがらであっても、書いている人が誰だかわからないし、いいかげんなことを書く人も編集できるのが、その理由です。

教えている立場の方なら、同程度の内容の教科書を複数挙げることができるかもしれません。それは、「誰かの意見ではない」「一般に取り上げられる事柄だ」ということを示すことに繋がります。

そうとうのやる気がある方は、最善の情報提供はどういうものか、というところまで踏み込んで考えていただけると、自分でも楽しめるでしょう。アクセシビリティ、理解のしやすさ、正しさを担保する程度、それぞれに適した情報源があります。

論文などでは、分野によって、どの程度情報源を示すか、どの程度詳しいところまで情報源を示すか、というのは異なります。また、どの程度、どのような先行研究があるのか、ということも違ってきます。

ウィキペディア日本語版は、あまり既存の百科事典にない項目の作成のなかで発展してきたように思います。競馬の馬や、マンガ、ゲームなどの記事では、総説も院生向けの教科書も、なかなか無いわけですから、たくさんの情報源を挙げなければなりません。その傾向に、全体が流されているという面もありそうです。