北広島駅
北広島駅 | |
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駅舎(2004年10月) | |
きたひろしま Kita-Hiroshima | |
◄H08 島松 (6.5 km) (8.0 km) *上野幌 H06► | |
所在地 | 北海道北広島市中央6丁目10番地 |
駅番号 | ○H07 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■千歳線 |
キロ程 | 40.6 km(沼ノ端起点) |
電報略号 | キヒ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
[1]9,013人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)8月21日[2] |
備考 |
社員配置駅(管理駅) みどりの窓口 有 話せる券売機設置駅[3] |
* この間に西の里信号場有り(当駅から3.8 km先) |
北広島駅(きたひろしまえき)は、北海道北広島市中央6丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線の駅。駅番号はH07。電報略号はキヒ。事務管理コードは▲131405[4]。
歴史
[編集]- 1926年(大正15年)8月21日:北海道鉄道札幌線の駅として開業[2][5]。一般駅。
- 1943年(昭和18年)8月1日:戦時買収により北海道鉄道が国有化し、鉄道省(国鉄)千歳線の駅となる[5]。
- 1966年(昭和41年)9月:北広島 - 恵庭間複線化[5]。
- 1973年(昭和48年)9月9日:苗穂 - 北広島間複線化[5]。
- 1974年(昭和49年)12月20日:貨物の取り扱いを廃止[6]。橋上駅舎化[5][7]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[2]。
- 1988年(昭和63年)11月:構内を2面3線から2面4線へ改良[8]。
- 1995年(平成7年)11月19日:駅舎移転開設[5][9]。これと同時に、キヨスクも開店。
- 1998年(平成10年)12月12日:自動改札機を設置し、供用開始[10]。
- 2000年(平成12年)3月5日:エルフィンパーク(東西連絡橋)供用開始[5][11]。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカード「Kitaca」使用開始[2]。
- 2020年(令和2年)
- 8月31日:キヨスクが閉店[12]。
- 10月:プロ野球チーム、北海道日本ハムファイターズ(以下、ファイターズ)の本拠地移転による乗客の増加に備え、ホーム延伸等の工事を開始[新聞 1]。
- 2022年(令和4年)
駅名の由来
[編集]当地一体は広島県人の入植が行われたため、自治体名が「広島村」となっていたことに因んで名付けられ、広島県広島市の広島駅と区別するため、「北」を冠した[15]。
自治体名についても、後の1996年(平成8年)に広島町(←広島村)が市制施行するにあたり、同じく広島市との混同を避けるため、すでに駅名などで定着している「北広島市」となった[16]。
駅構造
[編集]島式ホーム2面4線のホームを持つ橋上駅。外側(1・4番線)が本線、内側(2・3番線)が待避線になっている。早朝・夜間を除く大半の普通列車は、当駅で快速「エアポート」と相互接続するほか、特急列車の通過待ちを行う。
この内、札幌方面の3・4番線はファイターズの本拠地が2023年(令和5年)シーズンよりエスコンフィールドHOKKAIDOへ移転することに伴い、前年の2022年(令和4年)12月25日に沼ノ端方へ88 m延伸されている[報道 1]。これは、試合開催時に快速・特別快速・区間快速「エアポート」が停車する4番線の停止位置を沼ノ端方へずらし、ホーム上の混雑を分散させる目的で行われたものである。
社員配置駅でみどりの窓口、自動券売機、話せる券売機[3]、自動改札機、ステーションATM(駅ナカBANK)が設置されている[17]。かつては改札内にホームへ直結するエレベーターがなく、都度駅員に申し出て利用する形が取られていたが、ファイターズ本拠地移転に合わせ、2022年(令和4年)にエレベーター前に自動改札機が置かれて正規の改札口(エレベータ改札口)となった[報道 2][報道 3][報道 1]。
駅に直結して東西連絡橋・広場空間「エルフィンパーク」があり[18]、「市民交流広場」では連日様々なイベントを開催しているほか、「市民サービスコーナー」では戸籍や住民票などの交付、市内施設の案内、各種情報の提供などを行っている。
なお、JR北海道では北広島市からの請願駅として、新球場隣接の新駅(北海道ボールパーク駅〔仮称〕)の設置を進めているが、新駅には快速エアポートを停車させず、当駅と新駅とで乗客を分散させる考えを示している[新聞 2]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■千歳線 | 上り | 新千歳空港・苫小牧方面 |
3・4 | 下り | 札幌・小樽方面 |
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
-
駅出入口(2017年5月)
-
改札口(2017年12月)
-
ホーム(2017年5月)
-
駅名標(2017年12月)
-
エルフィンパーク交流広場東口外観(2017年5月)
-
エルフィンパーク交流広場西口外観(2017年5月)
-
エルフィンパーク交流広場内(2004年10月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は9,013人[1]で、JR北海道では7番目に利用者数が多い。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
1994年(平成 | 6年)9,020 | [* 1] |
1995年(平成 | 7年)9,190 | |
1996年(平成 | 8年)9,380 | [* 2] |
1997年(平成 | 9年)9,120 | |
1998年(平成10年) | 8,930 | |
1999年(平成11年) | 8,720 | |
2000年(平成12年) | 8,580 | |
2001年(平成13年) | 8,520 | |
2002年(平成14年) | 8,450 | |
2003年(平成15年) | 8,360 | |
2004年(平成16年) | 8,230 | |
2005年(平成17年) | 8,380 | [* 3] |
2006年(平成18年) | 8,370 | |
2007年(平成19年) | 8,300 | |
2008年(平成20年) | 8,240 | |
2009年(平成21年) | 8,050 | [* 4] |
2010年(平成22年) | 7,960 | |
2011年(平成23年) | 7,990 | |
2012年(平成24年) | 7,837 | |
2013年(平成25年) | 7,734 | |
2014年(平成26年) | 7,637 | |
2015年(平成27年) | 7,605 | |
2016年(平成28年) | 7,577 | [* 5] |
2017年(平成29年) | 7,700 | [19][* 5] |
2018年(平成30年) | 7,738 | [* 5] |
2019年(令和元年) | 7,705 | |
2020年(令和 | 2年)6,017 | |
2021年(令和 | 3年)5,958 | |
2022年(令和 | 4年)6,632 | [* 6] |
2023年(令和 | 5年)9,013 | [1] |
駅周辺
[編集]北広島団地、北広島市役所、北広島市総合体育館、北広島市レクリエーションの森、広島工業団地、広島第2工業団地、星槎道都大学への最寄駅になっている。
2020年12月18日には、北広島市がファイターズの新球場で開業を見据えて、北広島駅西口周辺の再開発計画案を発表した[新聞 3][新聞 4]。計画案は不動産会社日本エスコンにより提案され、18階建ての複合ビル、北広島駅と新球場を結ぶシャトルバス発着場、10階建ての分譲マンションや保育所の整備が盛り込まれた[新聞 3][新聞 4]。複合ビルにはホテル、飲食店やイベントに活用できるスペース、北広島駅直結の歩行者用スペースなどが計画されている[新聞 3]。
2021年2月24日には、北広島市が新球場と当駅、新札幌駅を結ぶ有料の路線バスを、北海道内の民間バス事業者によって、新球場開業の2023年3月より運行することを発表した[新聞 5]。なお、路線バスは新球場で試合が開催されない日も運行するとしている[新聞 5]。
- 東口
- 北広島市芸術文化ホール(花ホール)
- 北広島市図書館
- 北広島病院
- 北広島メディカルプラザ
- 石屋製菓北広島工場
- 北広島市立東部小学校
- 西口
バス路線
[編集]2023年(令和5年)10月1日現在。東口・西口にそれぞれ停留所が設置されている。
- 東口
ジェイ・アール北海道バスが発着[20]。路線詳細は広91と江92は空知線、その他は長沼線を参照。
- 1番のりば
- 大33・大34・大35:大谷地ターミナル行
- 新34:新札幌駅(新札幌バスターミナル)行
- 2番のりば
- 3番のりば
- 西口
北海道中央バスが発着[21]。のりば前の北広島ターミナルビルに北広島案内所を設置する。路線詳細は大曲営業所を参照。また、エスコンフィールドHOKKAIDOの開業に合わせて、F VILLAGE行きシャトルバスの専用乗り場が設置されている。
- 1番のりば
- 2番のりば
- さんぽまち・東部線:緑陽通・山手町4丁目方面
- 3番のりば
- 広島線:東部中学校行
- さんぽまち・東部線:東部中学校方面、北広島高校方面
- 専用のりば
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■千歳線
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “企業情報”. JR北海道. 2024年10月16日閲覧。
- ^ a b c d 曽根悟 2009, pp. 19–21.
- ^ a b “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railroad Company”. 北海道旅客鉄道. 2021年1月26日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、221頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g 北広島市の統計, pp. 134–143.
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、835頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「北広島駅が改築オープン」『交通新聞』交通協力会、1974年12月27日、2面。
- ^ 石黒, 俊昭「施工記録 札幌都市圏における輸送施設整備」『日本鉄道施設協会誌 = The journal of Japan Railway Civil Engineering Association』第28巻第10号、日本鉄道施設協会、1990年10月、42-59頁、doi:10.11501/3255339、2023年3月25日閲覧。
- ^ “JR北広島駅の新駅舎*来月19日に開業”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1995年10月17日). 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月4日閲覧。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ “JR北広島駅*連絡橋が完成*東西の行き来スムーズに*来月5日に供用開始*交流広場も設置”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2000年2月22日). 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月2日閲覧。
- ^ “北海道の「キヨスク」がまた消える!「北広島店」8月31日閉店”. 北海道リアルエコノミー. (2020年8月28日) 2020年10月16日閲覧。
- ^ “JR北海道フレッシュキヨスク、恵庭・北広島2駅の「キヨスク」跡に「セブンーイレブン」出店”. 北海道リアルエコノミー. (2022年2月2日) 2022年2月22日閲覧。
- ^ “福祉ショップ「ふゅーる」 北広島駅構内に移転オープン”. WEB北広島新聞. (2022年4月7日) 2023年10月4日閲覧。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、56頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ “広島町はなぜ北広島市になったのか”. 北海道ファンマガジン (2010年3月13日). 2017年10月30日閲覧。
- ^ “駅構内ATM4カ所に開設*北洋銀”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2005年11月22日). 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月4日閲覧。
- ^ “エルフィンパーク”. 北広島市. 2017年11月4日閲覧。
- ^ “新千歳空港駅6%増の2位 昨年度JR乗車人数 新函館北斗駅11%減”. 北海道新聞. (2018年8月19日). オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ。 2018年9月7日閲覧。
- ^ “札幌都市圏 時刻表NO.13(厚別・江別方面-長沼・南幌方面)” (PDF). JR北海道バス. 2019年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月5日閲覧。
- ^ “北広島駅 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年12月1日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ a b c d 『北海道ボールパークFビレッジへの鉄道アクセスについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年12月14日。オリジナルの2022年12月15日時点におけるアーカイブ 。2022年12月15日閲覧。
- ^ 『北海道ボールパーク(仮称)開業に向けた北広島駅の改修について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2019年6月12日。オリジナルの2019年12月11日時点におけるアーカイブ 。2019年12月11日閲覧。
- ^ 『北海道ボールパーク(仮称)開業に伴う新駅案の検討状況と北広島駅の改修計画について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2019年12月11日。オリジナルの2019年12月11日時点におけるアーカイブ 。2019年12月11日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ “北広島駅の改修 10月着工 市議会で市長 BP関連工事も進行”. 北海道新聞. (2020年9月9日). オリジナルの2020年9月9日時点におけるアーカイブ。 2020年9月9日閲覧。
- ^ “新球場駅 年内に整備案 JR、着工は慎重判断”. 北海道新聞. (2019年6月13日) 2019年6月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “北広島駅前に18階複合ビル 市が計画案発表 新球場結ぶバス発着場も”. 北海道新聞. (2020年12月19日). オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ。 2020年12月20日閲覧。
- ^ a b “北広島の顔 再生に期待 市長、駅西口開発提案内容で”. 北海道新聞. (2020年12月19日). オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ。 2020年12月20日閲覧。
- ^ a b “新球場とJR北広島、新札幌駅 民間バス 開業から運行”. 北海道新聞. (2021年2月25日). オリジナルの2021年2月25日時点におけるアーカイブ。 2021年2月26日閲覧。
北広島市資料
[編集]- ^ “郵便施設(1)、(2)、北広島駅乗車人員”, 平成16年度 北広島市統計書 (北広島市)
- ^ “郵便施設(1)、(2)、北広島駅乗車人員” (PDF). 平成18年度 北広島市統計書. 北広島市. 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月4日閲覧。
- ^ “郵便施設数の推移および郵便局名・所在地、北広島駅乗車人員” (PDF). 平成22年度版 北広島市統計書. 北広島市. 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月4日閲覧。
- ^ “平成28年版 北広島市の統計” (PDF). 北広島市. p. 49. 2017年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月3日閲覧。
- ^ a b c “北広島市統計情報 運輸 1 北広島駅乗車人員” (pdf). 2023年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ “北広島市統計情報 運輸 1 北広島駅乗車人員” (pdf). 2024年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
参考資料
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 北広島|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- 北広島駅 - らくらくおでかけネット