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北長野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北長野駅[* 1]
駅舎(2022年5月)
きたながの
KITA-NAGANO
長野 (3.9 km)
(2.9 km) 三才
地図
北緯36度39分55.63秒 東経138度13分21.67秒 / 北緯36.6654528度 東経138.2226861度 / 36.6654528; 138.2226861座標: 北緯36度39分55.63秒 東経138度13分21.67秒 / 北緯36.6654528度 東経138.2226861度 / 36.6654528; 138.2226861
所属事業者
所属路線 北しなの線[2]
キロ程 3.9 km(長野起点)
電報略号 キノ[1]
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,716人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1898年明治31年)9月1日[1]
備考
  1. ^ 1957年に吉田駅から改称[1]
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北長野駅(きたながのえき)は、長野県長野市にある、しなの鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)のである。しなの鉄道の駅は中越二丁目、JR貨物の駅は桐原二丁目にある。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅長野市が受託する簡易委託駅である。ホーム間に1本の中線があるほか、駅南側にはおもに貨物列車が使用する側線6線が敷設されている[13]。このうち上り本線に隣接する上1 - 上4はJR貨物の所有[13]。その外側の上5・上6はJR東日本の所有[13]。ホーム間は跨線橋で連絡している[6]。駅舎は構内北側、単式ホームに隣接して設置されており[6]北陸新幹線高架下にある[1]、駅舎上の高架線は長野駅方面への下り坂となっている[1]

2015年の北陸新幹線開通に伴うしなの鉄道移管直前までは長野駅管理の業務委託駅[14]みどりの窓口が設置されていた[1][15]。しなの鉄道移管後は長野市に業務委託されている[3]

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 北しなの線 下り 豊野妙高高原方面  
飯山線 飯山戸狩野沢温泉越後川口方面  
2・3 北しなの線 上り 長野方面 2番線は使用していない

貨物駅

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貨物駅(2012年10月)

JR貨物の施設は、旅客駅南西側にある。3面4線のコンテナホーム(ヤード)や、その他仕分け線等がある。南側のホームの一部には上屋が設置されている。

2016年3月のダイヤ改正までに、コンテナホームに面した部分を除いて構内貨物線の電化が行われ、入換作業が電気機関車による作業に移行しディーゼル機関車の常駐が廃止された[12]

仕分け線の一角には電気化学工業長野サービスステーションがある。以前は貨車用荷役設備があり、そこへ至る専用線が仕分け線から分岐していた[5]。この線は青海駅発送のセメント輸送に使用されていた[16]

  • 貨物列車
    • 2023年3月改正時点では、定期高速貨物列車中京圏方面との間に1日1往復(下りは名古屋貨物ターミナル駅発、上りは稲沢駅行き)、臨時高速貨物列車が南松本駅との間に1日1往復、それぞれ設定されている[17]。中京圏方面との定期列車は南松本駅で編成の一部の解放と連結を行い、他方面発着貨物の継送も行う[18]。南松本駅との臨時列車も、同駅で隅田川駅発着高速貨物列車との継送が可能な設定となっている[19]黒井駅方面へ直接向かう列車はない[17]
    • 専用貨物列車の発着はない。
    • 2012年4月1日に長野電鉄屋代線が廃止されて以来、同社への鉄道車両の甲種輸送は当駅が終着駅となっている。当駅に到着した車両は、トレーラーに積まれて須坂駅併設の車両基地まで陸送される。

利用状況

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旅客

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「長野市統計書」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員1,716人である[長野市 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。なお、2000年度(平成12年度) - 2014年度(平成26年度)の統計はJR東日本時代のもの。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 1,834 [JR東 1]
2001年(平成13年) 1,846 [JR東 2]
2002年(平成14年) 1,783 [JR東 3]
2003年(平成15年) 1,773 [JR東 4]
2004年(平成16年) 1,871 [JR東 5]
2005年(平成17年) 1,937 [JR東 6]
2006年(平成18年) 1,963 [JR東 7]
2007年(平成19年) 1,954 [JR東 8]
2008年(平成20年) 1,985 [JR東 9]
2009年(平成21年) 1,928 [JR東 10]
2010年(平成22年) 1,948 [JR東 11]
2011年(平成23年) 1,990 [JR東 12]
2012年(平成24年) 2,057 [JR東 13]
2013年(平成25年) 2,170 [JR東 14]
2014年(平成26年) [注 1]2,016 [長野市 2]
2015年(平成27年) 2,271
2016年(平成28年) 2,187
2017年(平成29年) 2,176
2018年(平成30年) 2,161 [長野市 3]
2019年(令和元年) 2,041 [長野市 4]
2020年(令和02年) 1,605 [長野市 1]
2021年(令和03年) 1,716

貨物

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「長野市統計書」によると、当駅発着の貨物量の推移は以下の通り

貨物輸送推移
年度 発送
(単位:t
到着
(単位:t)
出典
コンテナ 車扱 コンテナ 車扱
2013年(平成25年) 74,465   67,875   [長野市 2]
2014年(平成26年) 80,503   72,005  
2015年(平成27年) 93,775   76,040  
2016年(平成28年) 91,646   69,420  
2017年(平成29年) 94,500   65,740  
2018年(平成30年) 82,700   64,875   [長野市 5]
2019年(令和元年) 79,070   61,715  
2020年(令和02年) 68,138 400 63,020 400
2021年(令和03年) 63,535 400 65,454 400

駅周辺

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駅北側は商業地となっており、長野電鉄信濃吉田駅との間にはスーパーマーケットや商店がある。中学校は駅西側、辰巳公園は駅北東側にある。駅南側は住宅地となっている。

隣の駅

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しなの鉄道
北しなの線・JR飯山線(長野駅 - 豊野駅間はしなの鉄道北しなの線)
長野駅 - 北長野駅 - 三才駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ しなの鉄道に移管される前の347日間における1日平均。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、26頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c 稲垣衆史、一條優太’2015年3月13日). “新幹線・北陸へ:/中 在来線赤字、地元懸念”. 毎日新聞(毎日新聞社)
  3. ^ a b c “北陸新幹線長野―金沢きょう開業 信越線長野―直江津、経営移管で運行終了 地域の鉄路一区切り”. 信濃毎日新聞: p. 35(朝刊・社会1). (2015年3月14日) 
  4. ^ しなの鉄道北しなの線|黒姫駅について”. 一般社団法人信濃町振興局. 2016年1月4日閲覧。
  5. ^ a b 小学館『国鉄全線各駅停車・6 中央・上信越440駅』p.126 より
  6. ^ a b c 『国鉄全線各駅停車・6 中央・上信越440駅』p.124 - 125 より
  7. ^ 「信越線北長野駅の新駅舎が完成」『交通新聞』交通協力会、1974年4月6日、1面。
  8. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、579頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  9. ^ “JR北長野駅新駅舎が完成 新幹線高架下に”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年9月27日) 
  10. ^ 川辺和将、巽賢司(2015年3月15日). “北陸新幹線:長野−金沢間開業 飯山歓喜 1万5000人、新時代祝う 一番列車、拍手と「ふるさと」で歓迎”. 毎日新聞(毎日新聞社)
  11. ^ 酒井博章、五十幡将之(2015年3月15日). “北陸新幹線開業 沿線の期待のせて”. 中日新聞(中日新聞社)
  12. ^ a b 『鉄道車両年鑑2016年版』(『鉄道ピクトリアル』2016年10月臨時増刊号(No.923))、電気車研究会、p.58
  13. ^ a b c 『貨物時刻表』2023年3月ダイヤ改正版、鉄道貨物協会、2023年、p.261
  14. ^ JTB時刻表 2015年2月号 索引地図p.10 等
  15. ^ 『コンパス時刻表』平成27年2月号・3月号、交通新聞社、2015年。 (※3月号より「みどりの窓口のある駅」から除外)
  16. ^ 『貨物時刻表』2003年10月ダイヤ改正版、鉄道貨物協会、2003年、p.96
  17. ^ a b 『貨物時刻表』2023年3月ダイヤ改正版、鉄道貨物協会、2023年、p.117
  18. ^ 『貨物時刻表』2023年3月ダイヤ改正版、鉄道貨物協会、2023年、p.106
  19. ^ 『貨物時刻表』2023年3月ダイヤ改正版、鉄道貨物協会、2023年、p.100
  20. ^ 辰巳公園”. 長野市内の都市公園. 長野市. 2022年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
  21. ^ 中越(なかごえ)の庚申塔”. 長野市文化財データベース. 長野市. 2021年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月11日閲覧。
  22. ^ a b タイムズ北長野駅前”. カーシェアリングのタイムズカー(旧タイムズカーシェア). 2022年12月17日閲覧。

利用状況

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JR東日本
  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
長野市統計書
  1. ^ a b 8 運輸・通信 > 8-3しなの鉄道市内各駅1日平均乗車人員” (XIS). 令和4年版長野市統計書. 長野市 (2021年4月1日). 2023年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。
  2. ^ a b 8 運輸・通信” (PDF). 平成30年版長野市統計書. 長野市. p. 166 (2019年3月). 2019年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月26日閲覧。
  3. ^ 8 運輸・通信 > 8-3しなの鉄道市内各駅1日平均乗車人員” (XIS). 令和元年版長野市統計書. 長野市 (2020年3月25日). 2020年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月1日閲覧。
  4. ^ 8 運輸・通信 > 8-3しなの鉄道市内各駅1日平均乗車人員” (XIS). 令和2年版長野市統計書. 長野市 (2021年4月1日). 2021年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月8日閲覧。
  5. ^ 8 運輸・通信 > 8-2.JR貨物の輸送状況” (XIS). 令和4年版長野市統計書. 長野市 (2021年4月1日). 2023年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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