コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

十三里信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十三里駅から転送)
十三里信号場
十三里駅風景。駅舎は存在しない。
手前の建物は継電器室である。(2012年10月)
とみさと
Tomisato
滝ノ上(信) (4.4 km)
(2.8 km) 新夕張
地図
所在地 北海道夕張市紅葉山
北緯42度54分52.84秒 東経142度1分28.13秒 / 北緯42.9146778度 東経142.0244806度 / 42.9146778; 142.0244806座標: 北緯42度54分52.84秒 東経142度1分28.13秒 / 北緯42.9146778度 東経142.0244806度 / 42.9146778; 142.0244806
駅番号K19
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石勝線
キロ程 40.2 km(南千歳起点)
電報略号 ミト
駅構造 地上
ホーム 2面2線(旅客扱い廃止)
乗車人員
-統計年度-
5人/日(降車客含まず)
-1998年-
開業年月日 1962年昭和37年)12月25日[1]
備考 駅として開業。2016年平成28年)3月26日より信号場。
テンプレートを表示
ホーム(2012年10月)
1976年の夕張線(当時)の十三里駅と周囲500m範囲。右が夕張方面。踏切に接して短い簡易型の単式ホームと小さな待合室がある。後に東追分駅同様、石勝線に移行するに当たって相対式ホームとなったが、こちらは踏切を移設して駅の移動はなかった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

十三里信号場(とみさとしんごうじょう)は、北海道夕張市紅葉山(もみじやま)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線信号場である。電報略号ミト[2]事務管理コードは▲132108[3]。旅客駅時代の駅番号はK19。駅廃止時点において、普通列車の一部は通過していた。

歴史

[編集]
  • 1962年昭和37年)12月25日日本国有鉄道十三里駅として開業[1][4][5]。旅客のみ取扱いの無人駅[6]
  • 1981年(昭和56年)7月1日:石勝線開通を控えて交換設備を新設し同日より使用開始(当初より継電連動化)[7]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]
  • 1994年平成6年)7月10日:石勝線・根室線高速化工事に伴い同日に分岐器を弾性分岐器に交換[8][9]
  • 2016年(平成28年)3月26日:利用者減少とダイヤ改正に伴い、旅客扱いを廃止[10]十三里信号場となる[11]
    • 2009年から2014年の6年間で乗降客数は平均0.4人/日程度、十三里駅発着の定期券については1カ月定期を2枚販売したのみであり、利用者数が非常に少ないことから、JR北海道は2015年7月31日に夕張市地域公共交通協議会にて同年度末までに廃止する方針を明らかにし[12]、同年12月に廃止を決定した[10]

信号場名の由来

[編集]

この付近に追分駅を起点とした13マイル(哩)の哩程標があったことから、地元の希望もあり名づけられた[4]。なお、現在のキロ程で追分駅と当信号場間は22.6km(≒14マイル)である。

構造

[編集]

南千歳方から新得方に向かって左手から下り本線、上り本線の2線を有する単線行き違い型信号場[13]。このほかそれぞれの進行方向に安全側線を設け、両方の分岐器スノーシェルターで覆っている[13]

旅客駅として営業していた頃のホームは各線に1面ずつ(相対式ホーム2面)設置されており、ホームの新得方に跨線橋を設けて連絡した[13]待合室は跨線橋の出入口に扉を設けて椅子を設置していた。

周辺

[編集]
駅前

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
石勝線
川端駅 (K17) - (滝ノ下信号場) -(滝ノ上信号場) - (十三里信号場) - 新夕張駅 (K20)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、14-15頁。 
  2. ^ “道央の新しい動脈 石勝線 プロフィールと撮影ガイド”. 鉄道ジャーナル 16 (1(通巻179)): 22-27. (1982-01-01). 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、227頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、84頁。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第626号」『官報』1962年12月22日。
  6. ^ 「通報 ●松前線重内駅外2駅の設置について(営業局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1962年12月22日、7面。
  7. ^ 土師, 総一、倉本「昭和56年度国鉄・民鉄信号保安新設備の概要」『信号保安』第37巻第6号、信号保安協会、1982年6月、297-301頁、doi:10.11501/2369803ISSN 0286-3006 
  8. ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045ISSN 0915-9231 
  9. ^ 藤野, 孝泰「バス代行による保守間合の確保(小特集『保守間合』 線路部門)」『日本鉄道施設協会誌』第32巻第12号、日本鉄道施設協会、1994年12月、24-26頁、doi:10.11501/3255389ISSN 0913-2643 
  10. ^ a b 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年12月18日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-3.pdf2015年12月18日閲覧 
  11. ^ 「存廃に揺れる北辺の本線」『鉄道ジャーナル』No.610、2017年8月、56頁。 
  12. ^ “夕張・清水沢駅を10月に無人化 JR北海道方針、十三里駅は廃止へ”. 北海道新聞. (2015年8月1日). オリジナルの2015年8月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150801022528/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0163195.html 2015年12月20日閲覧。 
  13. ^ a b c 渡辺節雄 (1981-12). “国鉄・石勝線の開業について”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047. 
  14. ^ 夕張地区ダイヤ改正のお知らせ”. 夕張鉄道株式会社 (2017年3月13日). 2017年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月28日閲覧。

関連項目

[編集]