川端駅
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川端駅 | |
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駅舎(2017年7月) | |
かわばた Kawabata | |
所在地 | 北海道夕張郡由仁町川端 |
駅番号 | ○K17 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石勝線 |
キロ程 | 27.0 km(南千歳起点) |
電報略号 | カワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
8人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)8月1日[1] |
備考 | 無人駅 |
川端駅(かわばたえき)は、北海道夕張郡由仁町川端にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の駅である。駅番号はK17[2]。事務管理コードは▲132101[3]。
2024年3月16日に滝ノ上駅が廃止されて以降、石勝線で唯一普通列車のみが停車する駅となっている。
歴史
[編集]当地からの火山灰採取、周辺の木材搬出のために駅が設置された[4]。
- 1894年(明治27年)8月1日:北海道炭礦鉄道の駅として追分 - 紅葉山(現・新夕張)間に新設。一般駅[1]。
- 1900年(明治33年)1月16日:停車場位置変更(追分寄りに約400m移動)に伴うキロ改[5][6]。
- 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化[7]。
- 1910年代(大正時代初期):町内大火により駅舎全焼、移転改築[4]。
- 1919年(大正8年)4月29日:北炭夕張炭砿の湿式充填用土砂採掘のため、当駅構内-火山灰採取場間に川端専用鉄道約1km開通[8]。
- 1926年(昭和2年)頃:川端専用鉄道廃止。
- 1981年(昭和56年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[7]。
- 1994年(平成6年)7月24日:石勝線・根室線高速化工事に伴い同日に分岐器を弾性分岐器に交換[13][14]。
- 2001年(平成13年):12月12日:同駅を発車した夕張発追分行き普通列車が、安全側線に進入し脱線。乗客2名、乗務員1名に死者・負傷者なし[15]。
- 当日はダイヤの乱れにより、列車交換を臨時に当駅で実施することとなったが、通常通り停車中に指令員が乗務員に伝える前に、乗務員が停止信号を現示しているにもかかわらず、列車を発車させたことによるものであった[15]。
駅名の由来
[編集]夕張川に最も近い箇所に開設された駅であったための名称、とされている[16]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[17]で、駅舎側が3番のりば、反対側が2番のりばとなっている。両ホームは新得方に設置された跨線橋で連絡している[18]。かつては2面3線の構造であったが、上下副本線だった旧1番線は信号設備およびポイントが撤去され使用不可となった。他の石勝線本線の無人駅・信号場と同様、分岐器はすべてシェルターで覆われている[19]。
追分駅管理の無人駅。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方面 | 行先 |
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2 | ■石勝線 | 上り | 千歳方面 |
3 | 下り | 新夕張方面 |
-
ホーム(2017年7月)
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跨線橋(2017年7月)
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駅名標(2017年7月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1967年(昭和42年) | (52,538.0) | (68.5) | [20] | 年間乗客数105,076人、1日平均137人 | |
1985年(昭和60年) | (50.0) | [21] | 利用人員100人(うち定期60人)[注 1] | ||
1992年(平成 | 4年)(41.0) | [22] | 1日乗降人員:82 | ||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 1] | |||
2018年(平成30年) | 「10名以下」 | [JR北 2] | |||
2019年(令和元年) | 「10名以下」 | [JR北 3] | |||
2020年(令和 | 2年)「10名以下」 | [JR北 4] | |||
2021年(令和 | 3年)「10名以下」 | [JR北 5] | |||
2022年(令和 | 4年)「10名以下」 | [JR北 6] |
駅周辺
[編集]商店など川端の集落がある。道央と道東を結ぶ国道274号は、札幌方面から見て当駅に向かって直進した後、当駅前で左折し、石勝線と並行するかたちとなる。
- 国道274号・北海道道462号川端追分線
- 栗山警察署川端駐在所
- 川端郵便局
- ポイントショップひらお(全日食チェーン)[23]
- どらいぶいん立石(食堂)
1990年代まで北海道中央バスにより当駅前から三川、栗山、岩見沢方面への路線が運行されていた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『追分町史』に基準年の記載がないため、発行前年度の値とみなして記載する。
出典
[編集]- ^ a b 北海道炭礦鐵道會社 第十回營業報告(明治27年上期)八頁。「當季間(明治27年4月-9月)ニ於イテ停車場ヲ開始セシハ早來、川端、厚別ノ三停車場ニシテ孰(イズ)レモ本年八月一日ヨリ乘客貨物ノ取扱ヲ開始セリ」。
- ^ “道央の新しい動脈 石勝線 プロフィールと撮影ガイド”. 鉄道ジャーナル 16 (1(通巻179)): 22-27. (1982-01-01).
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、227頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 由仁町史編集委員会 編『由仁町史』由仁町、1973年、886-902頁。doi:10.11501/9490608 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 竣工日は不明。北海道炭礦鐵道會社 第二十一回營業報告、明治32年11月16日付逓信大臣より変更許可。
- ^ 『官報』 1900年01月16日 逓信省彙報「停車場移転」(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、14-15頁。
- ^ 国産としては2番目の蒸気機関車大勝号が運用されていた。
- ^ “日本国有鉄道公示第29号”. 官報. (1981年5月23日)
- ^ “「通報」●幌内線萱野駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1981年5月23日)
- ^ 追分町史編さん委員会 編『追分町史』追分町、1986年8月、1019‐1023頁。doi:10.11501/9571742 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 追分町史編さん委員会 編『追分町史』追分町、1986年8月、1028‐1036頁。doi:10.11501/9571742 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045、ISSN 0915-9231。
- ^ 藤野, 孝泰「バス代行による保守間合の確保(小特集『保守間合』 線路部門)」『日本鉄道施設協会誌』第32巻第12号、日本鉄道施設協会、1994年12月、24-26頁、doi:10.11501/3255389、ISSN 0913-2643。
- ^ a b 航空・鉃道事故調査委員会(鉃道部会) (2012年5月9日). “鉄道事故調査報告書(報告書番号:2002-2-1)” (PDF). 運輸安全委員会. 2018年10月28日閲覧。
- ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年。NDLJP:1029473。
- ^ 渡辺節雄 (1981-12). “国鉄・石勝線の開業について”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047.
- ^ 渡辺節雄 (1981-12). “国鉄・石勝線の開業について”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047.
- ^ 渡辺節雄 (1981-12). “国鉄・石勝線の開業について”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047.
- ^ 由仁町史編集委員会 編『由仁町史』由仁町、1973年、886-902頁。doi:10.11501/9490608 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 追分町史編さん委員会 編『追分町史』追分町、1986年8月、1019‐1023頁。doi:10.11501/9571742 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、95頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ “ポイントショップひらお”. 全日食会員サイト~MY全ちゃんサイト~. 店舗検索. 全日食チェーン. 2018年5月4日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年2月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道. 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月9日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2023年). 2023年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 川端|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company