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大化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大化(たいか、旧字体大化󠄁)は、日本の最初の元号白雉の前。西暦645年から650年までの期間を指す。この時代の天皇は孝徳天皇

建元

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  • 日本書紀』によれば「天豊財重日足姫天皇(皇極天皇)の四年を改めて大化元年とす」とあり、皇極天皇4年6月19日(ユリウス暦645年7月17日、孝徳天皇即位の5日後)以後30日以前に公布され、大化元年7月1日(ユリウス暦7月29日)から実施されたと考えられるが、史書によって記述が一定しない[注 1]ため、正確な実施日付は不明となる。この建元により、日本で元号が使われ始めた[注 2]
  • 大化6年2月15日(ユリウス暦650年3月22日):白雉に改元。

大化期に起きた出来事

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死去

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西暦との対照表

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太字は『日本書紀』の太歳干支の年。

大化 元年 2年 3年 4年 5年 6年
西暦 645年 646年 647年 648年 649年 650年
干支 乙巳 丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌

典拠

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  • 書経』(『尚書』)大誥
    • 「肆予大化誘我友邦君」
  • 漢書』巻56
    • 「古者修教訓之官務以徳善化民、民已大化之後天下常亡一人之獄矣」
  • 宋書』巻20
    • 「神武鷹揚、大化咸煕」

出典

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日本書紀』巻25 孝徳天皇
改天豊財重日足姫天皇四年為大化元年。

脚注

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注釈

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  1. ^ 扶桑略記』や『帝王編年記』では「7月」、『元亨釈書』では「正月」(7月に公布)、『国史大辞典』(吉川弘文館、1908年)や土橋の論文[1]では「6月19日」となっている。
  2. ^ ただし、「大化という年号が、どの範囲でどの程度使われたのか――、それを確かめるのは非常に(大化にそうした時間的観念を読み取ることは[2])困難である。」ということが指摘[3]されている。

出典

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  1. ^ 土橋誠「即位改元について」(PDF)『京都府埋蔵文化財論集 第6集 -創立三十周年記念誌-』、京都府埋蔵文化財調査研究センター、2010年12月、199-218頁。 
  2. ^ 河内春人年号制の成立と古代天皇制」『駿台史學』第156号、明治大学史学地理学会、2016年2月29日、1-23頁、NAID 40020759469 
  3. ^ 幸田正孝「日本の暦法と年号制」『津山工業高等専門学校紀要』第20号、津山工業高等専門学校、1982年10月25日、141-174頁、NAID 120006580277 

関連項目

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