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日本ホテル&レジデンシャル投資法人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本ホテル&レジデンシャル投資法人
Nippon Hotel & Residential Investment Corporation
種類 投資法人
市場情報
東証REIT 3472
2016年8月31日上場
本社所在地 日本の旗 日本
103-0023[1][2]
東京都中央区日本橋本町3丁目3番4号[1][2]
設立 2016年(平成28年)3月29日[1]
業種 不動産業[1][2]
法人番号 2010005025163
代表者 執行役員 桐原健
売上高 1,358百万円 ※
総資産 37,428百万円 ※
決算期 5月、11月(年2回)
会計監査人 Mazars有限責任監査法人
外部リンク https://nhr-reit.com/
特記事項:※経営指標は2020年11月期
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日本ホテル&レジデンシャル投資法人(にっぽんホテルアンドレジデンシャルとうしほうじん[3])は、東証上場のJ-REITである。2016年に大江戸温泉リート投資法人(おおえどおんせんリートとうしほうじん)として、大江戸温泉物語グループ傘下の世界初の温泉特化型の不動産投資法人として設立されたが[1][4][5][6]2023年アパグループの傘下となり、2024年2月27日付で現商号に変更された。

概要

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2016年の本REIT組成時、大江戸温泉HDでは、当時同社がまだ未進出であった九州北海道両地域にも進出するなど出店を加速させることや、大都市圏からそれほど遠くないエリアに進出する「大江戸モデル」に基づいた出店についても強化することを目論んでいた[1][7][8]。しかしながら、そのためにはかなりの資金需要が生じることから無借金経営を基としていた大江戸温泉HDは投信法に基づくREIT(リート、不動産投資信託)を組成し、市場への上場をさせることによって、本資金需要を補おうとした[1][7][8]。その結果、200億円規模の資金調達を得られる本REITを組成し上場させる運びとなったが[7]、温泉特化型REITがこれまで世界には存在していなかったこともあり、温泉及び温泉旅館などに特化したREITとしては、このREITが世界で初のものとなった[4][6]。なお、上場申請にあわせて東京証券取引所に提出された資料によれば、本REITは、その投資総額のうちの約80%を温泉関連施設への投資とする方針であるとされている[9]

本REITの上場申請が受理された時点の有価証券届出書などによると、大江戸温泉物語伊勢志摩、伊東ホテルニュー岡部、大江戸温泉物語あたみ、大江戸温泉物語土肥マリンホテル、大江戸温泉物語あわら、大江戸温泉物語かもしか荘、大江戸温泉物語伊香保、大江戸温泉物語君津の森を大江戸温泉物語から、大江戸温泉物語レオマリゾート香川県観光開発から取得予定であるとしている[5][6]

2023年12月19日に、メインスポンサーが大江戸温泉物語グループからアパグループに変更した。資産運用会社については、その株式100%を大江戸温泉物語株式会社からアパホールディングス株式会社が取得し、その商号は「大江戸温泉アセットマネジメント株式会社」から「アパ投資顧問株式会社」に変更された[10][11][12][13][14]2024年2月27日付で日本ホテル&レジデンシャル投資法人に商号変更となった[15]

沿革

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2016年3月28日、設立企画人である大江戸温泉アセットマネジメントにより投信法第69条第1項に基づく本REITの設立に係る届出が行われた[1]

2016年3月29日、投信法に基づいて、大江戸温泉HD傘下の各社から売却を受けた不動産などからなる投資法人の資産を主として、当該資産に対する投資運用を行うことを目的に、本REITが組成され、設立の登記がなされた[1]。これを以って、正式に本REITが成立している[1]

2016年4月4日、資産運用委託先に大江戸温泉アセットマネジメントを、資産保管会社、投資主名簿等管理人、及び一般事務のうち機関運営業務の受託者に三井住友信託銀行を、一般事務業務のうち会計及び税務に関する業務の受託者に税理士法人平成会計社を選定し、同日付で契約を締結した[1]

2016年5月13日内閣総理大臣による投信法第187条に基づく本REITの登録の実施がなされた(登録番号:関東財務局長 第119号)[1]

2016年7月29日野村證券を主幹事とする形で東証REIT市場に新規上場することが公告された[1][7]。なお、本上場においては、主幹事である野村證券の他に、SMBC日興証券引受シンジケート団に参加している[1][2]。あわせて同日付で有価証券届出書を提出[1]

2016年8月31日東証REIT市場に上場[1]

ポートフォリオ

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2023年9月28日現在で15物件、取得価格35,983百万円。

余暇活用型施設

アコモデーション施設

譲渡済

出資法人の概況 (2020年11月30日現在)

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出資の状況

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  • 発行可能投資口総数 - 10,000,000口
    • 発行済投資口数 - 235,347口
    • 投資主数 - 19,352名(前期末比▼206名)

投資口に関する事項(上位10名)

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氏名又は名称 所有投資口数(口) 発効済投資口の総口数に対する
所有投資口数割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 24,022 10.20
日本カストディ銀行(信託口) 15,089 6.41
野村信託銀行株式会社(信託口) 10,287 4.37
大江戸温泉物語株式会社 9,246 3.92
日本カストディ銀行(証券投資信託口) 4,207 1.78
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 3,671 1.55
DFA INT'L REAL ESTATE
SECURITIES PORTFOLIO
3,149 1.33
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM
CLIENT ACCTS M ILM FE
3,030 1.28
米沢信用金庫 3,000 1.27
播州信用金庫 2,880 1.22

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 有価証券届出書(内国投資証券)EDINET(大江戸温泉リート投資法人提出書類)2016年7月29日15:00公告 2016年7月30日閲覧
  2. ^ a b c d 新規上場銘柄概要東証上場部 2016年7月29日公開 2016年8月4日閲覧)
  3. ^ 日本ホテル&レジデンシャル投資法人の情報|国税庁法人番号公表サイト
  4. ^ a b 大江戸温泉HD、初の温泉特化REIT 8月にも上場日経電子版2016年7月28日2:00配信 2016年7月30日閲覧)
  5. ^ a b 大江戸温泉、国内初の「温泉REIT」で描く未来図日経BP 2016年8月5日配信 8月6日閲覧)
  6. ^ a b c 初の温泉REIT 大江戸温泉HD、旅館などまず9物件で 来月にも上場 (日本経済新聞7月28日朝刊 7月30日閲覧)
  7. ^ a b c d 米ベイン出資の温泉特化型REITが上場へ、200億円規模=関係者ロイター 2016年7月28日13:43配信 2016年7月30日閲覧)
  8. ^ a b 大江戸温泉が絶好調!REIT上場で新規出店加速へ (ダイヤモンド・オンライン 2016年3月16日配信 2016年4月2日閲覧)
  9. ^ 不動産投資信託証券の発行者等の運用体制等に関する報告書東証公表資料 2016年8月6日閲覧)
  10. ^ 資産運用会社における主要株主等の異動完了並びに商号変更及び役員の異動に関するお知らせ 2023年12月19日 大江戸温泉リート投資法人、アパ投資顧問株式会社
  11. ^ 資産運用会社における主要株主並びに親会社及び特定関係法人の異動に関するお知らせ 2023年12月12日 大江戸温泉リート投資法人
  12. ^ 本⽇のプレスリリースに関する補足説明 2023年12月12日 大江戸温泉リート投資法人
  13. ^ アパグループ REITの資産運用会社を取得 2023年12月12日 アパグループ
  14. ^ 大江戸温泉物語の資産運用会社、アパグループが全株取得へ | ロイター 2023年12月12日
  15. ^ 投資法人の商号変更、規約一部変更及び役員選任並びに会計監査人の選任に関するお知らせ 2024年1月22日 大江戸温泉リート投資法人、アパ投資顧問株式会社

外部リンク

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