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宝泉寺駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宝泉寺駅
ホームと列車(1983年)
ほうせんじ
Hōsenji
町田 (2.6 km)
(7.5 km) 麻生釣
地図
所在地 大分県玖珠郡九重町大字菅原
北緯33度11分44.6秒 東経131度9分46.5秒 / 北緯33.195722度 東経131.162917度 / 33.195722; 131.162917座標: 北緯33度11分44.6秒 東経131度9分46.5秒 / 北緯33.195722度 東経131.162917度 / 33.195722; 131.162917
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 宮原線
キロ程 7.3 km(恵良起点)
電報略号 ホン
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1937年昭和12年)6月27日[1]
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月1日[1]
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宝泉寺駅(ほうせんじえき)は、かつて大分県玖珠郡九重町大字菅原に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)宮原線廃駅)である。宮原線の廃止に伴い、1984年昭和59年)12月1日に廃駅となった[1]

歴史

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駅構造

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廃止時点で、島式ホーム1面2線を有する有人駅(旅客駅)であった。地上より高い場所にあり、駅舎よりトンネルを潜り階段を上ったところにホームがあった。現在もトンネル・階段が残っている。豊後森駅から当駅の間で区間列車も設定されていた。

利用状況

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廃止前の各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員[注釈 1]
1975年(昭和50年) [県統計 1]169
1980年(昭和55年) [県統計 2]123
1984年(昭和59年) [県統計 3][注釈 2]108

駅周辺

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遺構

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廃線後に駅舎は撤去され、跡地には九重町によって1986年(昭和61年)に鉄道記念館が建てられて、鉄道の模型地図などを展示し、観光案内所として利用されていた。その後、戦争資料館、竹工芸展示、昆虫館等に使用されたが、2004年(平成16年)に閉館。閉館後はバス停留所の宝泉寺交通センターとして利用されるのみで、本格的には活用されない状況が続いた[2][3]

2017年(平成29年)7月22日に、宝泉寺交通センターを改装して観光物産館「宝泉寺駅」がオープンした。木造2階建て、延面積約300m2。1階では地元の農産物や商品等が販売される。また、2階では旧宮原線に関する鉄道資料の展示が行われ、食事スペースも設けられている[2][3]

隣の駅

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日本国有鉄道
宮原線
町田駅 - 宝泉寺駅 - 麻生釣駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 大分県統計年鑑には年間の数字が記載されているため、365または366により除して四捨五入により算定している。
  2. ^ 昭和59年度の数字は、昭和59年4月1日から昭和59年11月30日までの営業日の日数(244日)で数字を除している。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、743頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c d e 宝泉寺温泉街、繁栄の拠点に 観光物産館オープン 大分合同新聞、2017年7月22日
  3. ^ a b c d e 物産館・宝泉寺駅オープン 九重町の旧宮原線駅跡地に観光拠点 農産物など販売、鉄道資料も展示 大分県 西日本新聞、2017年8月1日
大分県統計年鑑

関連項目

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