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宮ノ花秀輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮ノ花 秀輝(みやのはな ひでてる、1938年1月30日 - 没年不明)は、愛媛県八幡浜市出身で二所ノ関部屋に所属した元大相撲力士。本名は宮脇 邦義(みやわき くによし)。得意手は左四つ、寄り。最高位は東前頭12枚目(1962年9月場所)。現役時代の体格は176cm、110kg[1]

来歴・人物

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中学校卒業後に二所ノ関部屋へ入門し、1953年5月場所にて、15歳で初土俵を踏んだ[1]

序ノ口に付いた時の四股名は、本名と同じ「宮脇」。その後、「宮ノ花」→「八幡濱(故郷の地名に因んだ)」→「宮ノ花」と3度改名している。

左四つからの寄りという正攻法を得意としたが、立ち合いの鋭さに欠け、取り口は地味であった。

また、極度の近視であったため、速攻相撲の力士に対しては苦戦した。

十両昇進は、1961年7月場所。

その後、1962年9月場所で新入幕を果たす[1]が、3勝12敗と大きく負け越して1場所で十両に逆戻りとなった。

なお、同場所では、弟弟子でもある横綱・大鵬露払いを務めている。

以降、再入幕は成らず、幕下28枚目まで番付を下げて1964年9月場所後に廃業した[1]

主な成績・記録

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  • 通算成績:292勝263敗27休 勝率.526
  • 幕内成績:3勝12敗 勝率.200
  • 現役在位:59場所
  • 幕内在位:1場所
  • 各段優勝
    • 序二段優勝:1回(1955年1月場所)

場所別成績

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宮ノ花 秀輝
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1953年
(昭和28年)
x x (前相撲) x 東序ノ口5枚目
4–4 
x
1954年
(昭和29年)
西序二段50枚目
4–4 
西序二段30枚目
5–3 
西序二段12枚目
4–4 
x 西序二段10枚目
3–5 
x
1955年
(昭和30年)
西序二段10枚目
優勝
8–0
東三段目45枚目
4–4 
西三段目38枚目
5–3 
x 西三段目15枚目
2–6 
x
1956年
(昭和31年)
西三段目30枚目
6–2 
東三段目6枚目
5–3 
西幕下65枚目
3–5 
x 西幕下71枚目
4–4 
x
1957年
(昭和32年)
東幕下68枚目
4–4 
東幕下67枚目
6–2 
西幕下49枚目
5–3 
x 西幕下38枚目
6–2 
西幕下24枚目
1–3–4 
1958年
(昭和33年)
西幕下39枚目
6–2 
東幕下29枚目
4–4 
東幕下28枚目
7–1 
西幕下6枚目
4–4 
東幕下5枚目
2–5–1 
西幕下15枚目
5–3 
1959年
(昭和34年)
西幕下10枚目
7–1 
西幕下筆頭
3–5 
西幕下5枚目
2–6 
東幕下11枚目
2–6 
東幕下21枚目
5–3 
西幕下15枚目
3–5 
1960年
(昭和35年)
西幕下25枚目
7–1 
西幕下7枚目
3–5 
東幕下11枚目
4–4 
東幕下10枚目
4–3 
西幕下8枚目
3–4 
東幕下11枚目
4–3 
1961年
(昭和36年)
東幕下6枚目
4–3 
東幕下3枚目
4–3 
西幕下2枚目
6–1 
東十両15枚目
9–6 
東十両7枚目
6–9 
東十両11枚目
8–7 
1962年
(昭和37年)
西十両6枚目
6–9 
東十両9枚目
7–8 
東十両10枚目
11–4 
東十両2枚目
11–4 
東前頭12枚目
3–12 
西十両3枚目
2–4–9 
1963年
(昭和38年)
西十両15枚目
7–8 
西十両17枚目
8–7 
西十両13枚目
9–6 
東十両13枚目
8–7 
東十両11枚目
8–7 
西十両8枚目
6–9 
1964年
(昭和39年)
東十両11枚目
5–10 
西十両17枚目
6–9 
西幕下筆頭
4–3 
西幕下筆頭
0–1–6 
西幕下28枚目
引退
0–0–7
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績

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力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
朝ノ海 0 1 東錦 0 1 天津風 1 0 宇多川 1 0
追手山 0 1 扇山 0 1 小城ノ花 0 1 君錦 0 1
羽黒山 0 1 房錦 0 1 星甲 0 1 明武谷 0 1
芳野嶺 0 1 若羽黒 0 1 若前田 1 0

改名歴

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  • 宮脇 邦義(みやわき くによし、1953年9月場所-1954年3月場所)
  • 宮ノ花 邦義(みやのはな くによし、1954年5月場所-1956年5月場所)
  • 八幡濱 邦義(やわたはま くによし、1956年9月場所)
  • 宮ノ花 秀輝(秀暉)(みやのはな ひでてる、1957年1月場所-1964年9月場所)

脚注

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  1. ^ a b c d ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(2) 二所ノ関部屋』p35

参考文献

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関連項目

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