富山県企業局
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種類 | 地方公営企業 |
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本社所在地 |
日本 〒930-0094 富山県富山市安住町2番14号 北日本スクエア北館 |
設立 | 1957年(富山県電気局) |
業種 | 電気事業、水道事業、工業用水道事業、地域開発事業 |
代表者 | 須沼英俊(公営企業管理者) |
従業員数 | 110人(2016年4月1日時点) |
関係する人物 | 荒木勝 (元企業管理者) |
特記事項:1970年10月1日に富山県企業局に改組。 |
富山県企業局(とやまけんきぎょうきょく)は、富山県の地方公営企業である[1]。富山県内で電気事業、水道事業、工業用水道事業及び地域開発事業を行っている。
沿革
[編集]- 1920年(大正9年)2月16日:富山県議会において常願寺川水系における発電事業の実施を議決。
- 1920年(大正9年)6月18日:富山県電気局を設置。
- 1924年(大正13年)4月1日:電気事業を開始。
- 1942年(昭和17年)4月1日:富山県電気局が保有する発電所7か所を日本発送電に出資。これにより富山県営の電気事業が同社に接収される。
- 1948年(昭和23年)4月28日:富山県議会において富山県営の電気事業の復元を議決。
- 1955年(昭和30年)6月12日:電気事業復元後、第1号となる大長谷第一発電所が運用を開始。
- 1957年(昭和32年):富山県電気局(現在の企業局)を発足。
- 1970年(昭和45年)10月1日:富山県企業局に改組。
現在の事業
[編集]電気事業
[編集]2016年4月現在、水力発電所19箇所、太陽光発電所1箇所の計20発電所を有し、合計最大出力は144,990kWである[2]。発電所はすべて富山県内に所在し、発電された電気は全量北陸電力に売電している。
水力発電所
[編集]発電所名 | 水系名 | 方式 | 最大出力(kW) | 常時出力(kW) | 運転開始 | 所在地 | 備考 |
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新大長谷第一発電所 | 井田川 | 水路式 | 7,500 | 1,000 | 2001年9月 | 富山市 | |
大長谷第二発電所 | ダム水路式 | 10,200 | 2,100 | 1959年3月 | 富山市 | ||
大長谷第三発電所 | 水路式 | 8,000 | 680 | 1981年12月 | 富山市 | ||
大長谷第四発電所 | 水路式 | 2,600 | 380 | 1988年11月 | 富山市 | ||
大長谷第五発電所 | 水路式 | 1,200 | 89 | 1991年8月 | 富山市 | ||
仁歩発電所 | ダム水路式 | 11,000 | 700 | 1962年2月 | 富山市 | ||
室牧発電所 | ダム水路式 | 22,000 | 1,100 | 1961年4月 | 富山市 | ||
八尾発電所 | ダム水路式 | 7,600 | 250 | 1963年5月 | 富山市 | ||
若土発電所 | ダム式 | 270 | 20 | 1982年4月 | 富山市 | ||
上市川第一発電所 | 上市川 | ダム水路式 | 4,800 | 780 | 1964年3月 | 中新川郡上市町 | |
上市川第二発電所 | ダム水路式 | 4,300 | 980 | 1985年1月 | 中新川郡上市町 | ||
上市川第三発電所 | 水路式 | 4,700 | 400 | 1986年11月 | 中新川郡上市町 | ||
小矢部川第一発電所 | 小矢部川 | ダム水路式 | 12,500 | 0 | 1966年4月 | 南砺市 | |
小矢部川第二発電所 | ダム水路式 | 11,400 | 0 | 1965年7月 | 南砺市 | ||
庄東第一発電所 | 和田川 | 水路式 | 24,000 | 0 | 1968年11月 | 砺波市 | |
庄東第二発電所 | ダム式 | 7,400 | 3,000 | 1968年12月 | 砺波市 | ||
仁右ヱ門用水発電所 | 常願寺川 | 水路式 | 460 | 360 | 2009年12月 | 中新川郡立山町 | 農業用水を利用した発電 |
庄発電所 | 庄川 | 水路式 | 190 | 130 | 2012年9月 | 砺波市 | 農業用水を利用した発電 |
小摺戸発電所 | 黒部川 | 水路式 | 370 | - | 2015年3月 | 下新川郡入善町 | 農業用水を利用した発電 |
太陽光発電所
[編集]発電所名 | 最大出力(kW) | 運転開始 | 所在地 |
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富山新港太陽光発電所 | 4,500 | 2016年3月 | 射水市 |
水道事業
[編集]以下の地域へ水道を給水している。
工業用水道事業
[編集]以下の地域へ工業用水道を給水している。
- 富山県西部工業用水道(富山市、高岡市、射水市)
- 富山八尾中核工業団地工業用水道(富山市)
- 利賀川工業用水道(砺波市)
また、附帯する事業として富山県ゴルフ練習場を所有している。
地域開発事業
[編集]以下の駐車場を所有している。現在、指定管理者制度を導入して施設運営を行っている。
- 富山県営富山中央駐車場(富山市新桜町)
過去の事業
[編集]電気事業
[編集]日本発送電に出資した発電所7か所のうち、常願寺川水系の発電所6か所は北陸電力、黒部川水系の愛本発電所は関西電力に移譲されることになった。なお、富山県が計画し中断していた常願寺川の電源開発は、北陸電力への移譲後進められ有峰ダムを完成させることとなった。
水道事業
[編集]- 熊野川水道(富山市) - 2016年に廃止。
地域開発事業
[編集]- 富山県営富山駐車場 - 2015年に廃止。
- 富山県営高岡駐車場 - 2011年に高岡市へ譲渡。
- 富山県営スキー場(極楽坂・らいちょうバレー・あすわの) - 2004年に富山市へ譲渡。
脚注
[編集]- ^ 富山県公営企業の設置等に関する条例
- ^ 富山県企業局の経営、第2編 電気事業経営戦略, 富山県企業局経営戦略(平成29年3月)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 富山県公式ウェブサイト 企業局
- 企業局の組織・施設・職員 - 富山県企業局経営管理課