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小倉一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おぐら そうあ
小倉 蒼蛙
別名義 秋山 啓之介(ペンネーム)
小倉蒼蛙(俳号
生年月日 (1951-10-29) 1951年10月29日(73歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
出身地 日本の旗 日本 鹿児島県
身長 168 cm
血液型 B型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1964年[1] -
配偶者 あり(2017年 -)
(離婚歴3度あり)
事務所 大判社
公式サイト 芸歴書
主な作品
テレビドラマ
それぞれの秋
『ヨイショ』
俺たちの朝』など

映画
股旅
大鹿村騒動記
なくもんか』など
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小倉 蒼蛙(おぐら そうあ、1951年昭和26年〉10月29日[2] - )は、日本俳優俳人、歌手[1]、元子役である。作詞・作曲時のペンネーム、秋山 啓之介[3]

東京新宿で生まれ[4][5]、すぐに両親の故郷の鹿児島県へ移住し[4][6][5]、小学1年の夏から再び東京中野区[5]、小学校3年生から板橋区長後町で育つ[4][6][5]日本大学豊山高等学校中退[7]。大判社所属。

2023年、がん克服を機に生まれ変わったという気持ちから、芸名を小倉一郎から俳号と同じ〝小倉蒼蛙(おぐらそうあ)〟に改名[8]

略歴

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中村錦之介大川橋蔵に憧れ[4]、小学校3年から[4][5]東映エキストラになり[4][5]、1960年に9歳で子役として活動を開始し[9]、1962年の美空ひばり主演『べらんめえ芸者と大阪娘』、1964年『飢餓海峡』(内田吐夢監督)などに出演[10]。1963年、居住する中野のアパートに銀座の高級クラブエスポワールのナンバーワンホステスがおり[5]、そこへ頻繁に訪れる梅宮辰夫と知り合いになり[4][5]、梅宮に薦められ東映児童研修所(第5期生)として入団[4][5]する。直後に東映が"不良性感度映画"へ傾斜し[5]、東映で小倉のキャラクターは出番がなく[5]1964年公開の日活映画敗れざる者』で本格デビューした[1][4][5]。恩人の梅宮とは1966年の『ボスは俺の拳銃で』(村山新治監督)や、1974年の『仁義なき戦い 頂上作戦』(深作欣二監督)などで共演はしたが、役者として絡むシーンは結局一度も無かった[5]

1960年代後半から1970年代の青年期にはテレビや映画の青春ドラマにも数多く出演。ナイーブな青年像を得意とし、同年代の女性からも人気を得た。

名バイプレイヤーとして活躍するかたわらで秋山 啓之介のペンネームで童謡作家としても活動し、「ぼくのにっきちょう」を作詞・作曲して歌唱も自ら担当した[3]。出演舞台を機に1997年より俳句の道に進み、河内静魚に師事。『ひるまえほっと』(NHK)の「ひるまえ俳句茶房」コーナーなどを担当する[9]俳人としても有名になりつつある。

2010年、薩摩川内観光大使に就任した[6]

2019年7月に、江藤潤仲雅美三ツ木清隆と、4人組音楽ユニットのフォネオリゾーン[11]を結成してデビュー[12]

私生活

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1973年に女優の海野まさみと結婚するが2か月半で離婚[4][13]。1977年にモデルクラブのマネジャーと結婚[14]し、1男[15]3女をもうける[要出典]が、1999年に妻の政治家活動(東村山市議会議員選挙立候補、当選。一期務める)のためすれ違い生活が原因となり、2度目の離婚となった[16][要出典]離婚後も前妻の政治活動を支援していた[要出典](2003年東村山市長選挙立候補、落選。2004年参議院議員選挙比例区立候補、みどりの会議、落選)[17][18]。2006年に、1977年デビューのアイドル歌手だった谷ちえ子と結婚[19]する。2015年7月、3年間の別居生活後離婚した[20]。2017年に初恋の相手だった女性と結婚[19][21]。2022年にステージ4の肺がんと診断されたが、放射線・抗がん剤を組み合わせた治療で克服した[22]

人物

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4人兄弟の末っ子[23]。生後1週間で母親を亡くす[24][23]。小倉が生まれる前に双子の兄らが船着き場の事故で亡くなり[24][23]、16歳の時に姉も脳腫瘍で亡くなった[24][23]。小倉の父親は病気で入退院を繰り返していたが、33歳の時に交通事故で亡くなっている[24][23]

趣味・特技は作曲ギター演奏、篆刻俳句大阪弁京都弁[2]俳号は「蒼蛙(そうあ)」。俳号の名付け親は、作家・脚本家の早坂暁である(小倉一郎の〔ゆるりとたのしむ〕俳句入門 著者略歴より)。仲雅美志垣太郎三浦友和が飲み友達で悪友だった[4]。歌手の森進一は親戚(互いの曾祖母が姉妹同士)である。

出演

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映画

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テレビドラマ

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配信ドラマ

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オリジナルビデオ/DVD

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テレビ番組

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OVA

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テレビCM

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作品

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歌唱

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著書

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  • 『みんな、いい人 35年の俳優生活で出会った心に残る人たち』太陽企画出版、1995年。ISBN 4884662547 
  • 『俳・俳 小倉一郎句集』北溟社、2000年
  • 『俳だらけ 小倉一郎句集』本阿弥書店、2002年
  • 『俳彩 小倉一郎句集』文學の森、2005年
  • 『僕の日記帳 続 みんな、いい人』書肆アルス、2011年
  • 『がん「ステージ4」から生まれ変わって いのちの歳時記』双葉社、2023年[22]

脚注

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  1. ^ a b c 小倉 一郎”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2020年6月25日閲覧。
  2. ^ a b 小倉一郎”. テロワール. 2012年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月17日閲覧。
  3. ^ a b プロフィール”. PHONEORI ZONE OFFICIALWEBSITE. 2020年6月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 「ブラウン管の気になる男たち(2) 小倉一郎」『スタア』1975年10月号、平凡出版、16–17頁。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m みんな、いい人 1995, pp. 19–35.
  6. ^ a b c 俳優小倉一郎さん 薩摩川内観光大使委嘱状交付式”. 薩摩川内市 (2010年4月7日). 2016年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月17日閲覧。
  7. ^ 『読売年鑑 2016年版』読売新聞東京本社、2016年、536頁。ISBN 978-4643160017 
  8. ^ ""ガン患者"サバイバー有名人が「闘病体験」を激白!〈俳優・小倉一郎(現・蒼蛙)「肺ガン」〉「最先端の放射線治療で脳の腫瘍は死滅した」". Asagei Plus. 徳間書店. 10 August 2024. 2024年8月10日閲覧
  9. ^ a b ひるまえ俳句茶房”. ちかさとナビ. 日本放送協会 (2019年4月24日). 2020年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月25日閲覧。
  10. ^ みんな、いい人 1995, pp. 19–35、40–50.
  11. ^ PHONEORI ZONE OFFICIALWEBSITE – フォネオリゾーン オフィシャルウェブサイト
  12. ^ 平均年齢67歳のユニット誕生 (テレビ朝日) - auヘッドライン、2019年7月16日
  13. ^ 週刊平凡 1974年3月号
  14. ^ 週刊明星 1977年8月号
  15. ^ 週刊明星 1978年1月号
  16. ^ 「小倉一郎 2度目の離婚 妻・昌子さん議員転身で「溝」」『スポーツニッポン』2000年1月19日付25面。
  17. ^ 平成15年4月27日執行 東村山市長選挙東村山市
  18. ^ asahi.com : 2004参院選
  19. ^ a b “バツ3の小倉一郎、4度目の結婚 妻披露に徹子あ然「発展家というか…」”. スポーツ報知 (報知新聞社). オリジナルの2017年12月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171210202915/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171208-OHT1T50146.html 2018年4月23日閲覧。 
  20. ^ 小倉一郎と熟年再婚の谷ちえ子さん 今年7月に離婚していた日刊ゲンダイ 2015年12月7日
  21. ^ “小倉一郎、再々々婚の経緯を明かす 4人目の妻は若き日に結婚を誓った相手”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2017年8月14日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/08/14/0010463103.shtml 2018年4月23日閲覧。 
  22. ^ a b "70代「肺がんステージ4」から奇跡の生還…「余命1年」の俳優を救った「診察室での娘のひと言」". 現代ビジネス. 講談社. 17 February 2024. 2024年2月17日閲覧
  23. ^ a b c d e “「俺たちの朝」あの名脇役が昨年65歳で4度目結婚のワケ 6人家族を襲った悲劇”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2018年4月20日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/04/20/kiji/20180420s00041000248000c.html 2018年4月23日閲覧。 
  24. ^ a b c d “俳優生活55年小倉一郎 若き日の孤独を撮影所が埋めてくれた”. 女性セブン (小学館). (2016年3月17日). https://www.news-postseven.com/archives/20160307_391232.html?DETAIL 2018年4月23日閲覧。. 
  25. ^ すずの父親|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年8月26日閲覧。
  26. ^ 映画『わたしのかあさん-天使の詩-』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2024年3月31日閲覧。
  27. ^ 登場人物|新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」”. NHK. 2015年12月17日閲覧。
  28. ^ "北大路欣也主演『さすらい署長』第15弾放送 中山優馬や足立梨花ら出演決定". ORICON NEWS. oricon ME. 12 January 2022. 2022年1月12日閲覧
  29. ^ 伊東四朗主演『老害の人』老人と若年層の本音がぶつかった先に吹く風を描く「私、ピッタリの年齢になりました」5・5スタート”. TV LIFE web. ワンパブリッシング (2024年3月14日). 2024年3月14日閲覧。
  30. ^ 平均年齢67歳のユニット誕生 (テレビ朝日) - auヘッドライン、2019年7月16日
  31. ^ PHONEORI ZONE OFFICIALWEBSITE – フォネオリゾーン オフィシャルウェブサイト

外部リンク

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