山田文比古
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山田 文比古(やまだ ふみひこ、1954年7月 - )は、日本の国際政治学者。名古屋外国語大学外国語学部フランス語学科教授、元外交官、東京外国語大学教授。専門は、日本外交論、フランス政治外交論。
人物
[編集]大学時代はボート部に所属。外務省欧亜局西欧第一課長、在フランス公使等を経て、2008年より東京外国語大学に出向、2012年に正式に移籍(外務省を退官)。
経歴
[編集]- 1973年 - 福岡県立三池高等学校卒業
- 1977年 - フランス・ストラスブール政治学院留学(サンケイスカラシップ)
- 1980年 - 京都大学法学部卒業、同年外務省入省
- 1983年 - フランス国立行政学院外国人特別課程修了
- 1997年 - 沖縄県庁知事公室に出向
- 1999年 - 沖縄県庁沖縄サミット推進事務局長
- 2000年 - 外務省欧亜局西欧第一課長
- 2002年 - フランス国際関係研究所客員研究員
- 2003年 - フランス公使
- 2008年 - 東京外国語大学外国語学部 地域・国際講座 教授(交換人事により出向)
- 2009年 - 東京外国語大学総合国際学研究院 国際社会部門国際研究系 教授(大学院重点化に伴う配置換え)
- 2012年 - 外務省退官。東京外国語大学世界言語社会教育センター教授
- 2016年 - 東京外国語大学特命事項担当室 教授
- 2019年 - 同 特任教授
- 2020年 - 名古屋外国語大学外国語学部フランス語学科 教授
同期入省
[編集]- 末松義規(12年内閣府副大臣・96年衆議院議員)
- 石井正文(17年インドネシア大使・13年国際法局長)
- 大村昌弘(17年フィジー大使)
- 川村裕(20年ノルウェー大使・18沖縄大使・14年コートジボワール大使)
- 越川和彦(16年JICA副理事長・14年スペイン大使・12年官房長)
- 鈴鹿光次(16年アフガニスタン大使)
- 鈴木康久(18年ニカラグア大使・16年レオン総領事)
- 片上慶一(17年イタリア大使・16年外務審議官(経済担当))
- 北野充(14年ウィーン代表部大使・12年軍縮不拡散・科学部長・19年アイルランド大使)
- 石川和秀(14年フィリピン大使・12年南部アジア部長)
- 藤原聖也(14年アルジェリア大使)
- 山崎純(18年シンガポール大使・15年スウェーデン大使・14年儀典長)
- 渡邉正人(17年ブルガリア大使・15年バングラデシュ大使)
- 堀之内秀久(19年オランダ大使・16年カンボジア大使・14年ロサンゼルス総領事)
- 野田仁(18年ルーマニア大使・15年エクアドル大使)
- 髙橋礼一郎(18年オーストラリア大使・15年ニューヨーク総領事・11年アフガニスタン大使)
- 葉室和親(12年トンガ大使)
- 井出敬二(17年北極担当大使・13年クロアチア大使)
- 小原雅博(15年東京大学法学部教授・13年上海総領事)
- 須永和男(19年カタール大使・16年ASEAN大使)
- 姫野勉(17年ガーナ大使)
- 平石好伸(17年チリ大使・14年ジンバブエ大使)
- 水谷章(19年オーストリア大使・17年立命館アジア太平洋大学教授)
- 齊藤貢(18年イラン大使・15年オマーン大使)
著書
[編集]- 『フランスの外交力-自主独立の伝統と戦略』(集英社新書)集英社 2005年9月
- 『ヨーロッパの政治経済・入門』(共著・森井裕一編、第1章「フランス」)有斐閣 2012年3月
- 『オール沖縄VS.ヤマト-政治指導者10人の証言』青灯社 2014年6月
- 『外交とは何か-パワーか?/知恵か?』法律文化社 2015年4月
論文
[編集]- 「沖縄『問題』の深淵-むき出しになった差別性」岩波書店『世界』第831号 2012年6月