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角和夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岸一眞から転送)
すみ かずお

角 和夫
生誕 (1949-04-19) 1949年4月19日(75歳)
日本の旗 日本 兵庫県
出身校 早稲田大学政治経済学部
職業 実業家
配偶者 あり
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角 和夫(すみ かずお、1949年4月19日 - )は、日本の実業家。阪急電鉄会長、東宝取締役、エイチ・ツー・オー リテイリング取締役、関西テレビ放送取締役。元阪急阪神ホールディングス代表取締役会長兼グループCEO。 弁護士の家系に生まれ父の恒三の事務所に勤務していたのが元大阪弁護士会会長で阪急電鉄の社外監査役の阪口春男だった[1]

また社長業の傍ら、宝塚歌劇団向けに楽曲の提供を行ったこともあり、ペンネームには「岸一眞」という名義を用いている。2007年12月24日付けで歌劇団を退団した、当時の花組トップスター・春野寿美礼の最後の公演(同年10月29日開催)に際しては、自身が作詞・作曲した新曲「こんなにも愛されて」を提供した[2]。 2024年2月29日付けで宝塚歌劇団の理事を退任した[3][4][5]ことについて労働問題を専門とする弁護士の兄・源三は「退任するのが遅すぎる」「理事であろうがなかろうが阪急阪神ホールディングスの会長という時点で周囲にいるのは和夫の言うことに『はい、はい』と言うイエスマンばかり。さっさと記者会見して、(阪急阪神ホールディングスの)会長も辞めるべきだった。こんなに放っておいて今さら遺族に謝罪したところで受け入れられないでしょう」とコメントした[6]

来歴・人物

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兵庫県宝塚市出身。大阪学芸大学(現大阪教育大学)附属池田小学校灘中学校・高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部卒業。

  • 1973年 - 阪急電鉄株式会社(現・阪急阪神ホールディングス株式会社)入社
  • 1997年 - 阪急電鉄株式会社流通本部流通統括室長
  • 1998年 - 阪急電鉄株式会社鉄道本部鉄道計画室長
  • 1999年 - 阪急電鉄株式会社鉄道事業本部鉄道計画室長
  • 2000年 - 阪急電鉄株式会社取締役鉄道事業本部長
  • 2002年4月 - 阪急電鉄株式会社取締役鉄道事業本部長兼統括本部長
  • 2002年6月 - 阪急電鉄株式会社常務取締役 鉄道事業本部・統括本部担当
  • 2003年4月 - 阪急電鉄株式会社常務取締役 都市交通事業本部・統括本部担当
  • 2003年6月 - 阪急電鉄株式会社代表取締役社長
  • 2005年4月 - 阪急ホールディングス株式会社(現・阪急阪神ホールディングス株式会社)代表取締役社長、阪急電鉄株式会社代表取締役社長
  • 2010年4月 - 学校法人宝塚音楽学校理事長
  • 2013年6月 - 公益財団法人日本棋院理事[7]
  • 2014年3月 - 阪急電鉄株式会社代表取締役会長[8]
  • 2017年6月 - 阪急阪神ホールディングス株式会社代表取締役会長グループCEO[9]
  • 2023年
    • 4月 - 阪急電鉄株式会社会長(取締役ではない会長)[10][11]
    • 12月 - 学校法人宝塚音楽学校理事長辞任[12]
  • 2024年12月20日 - 阪神阪急ホールディングス株式会社代表取締役会長グループCEO退任[13][14]

テレビ出演

[編集]

脚注

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  1. ^ https://bunshun.jp/articles/-/68112
  2. ^ ENAK 「こんなにも愛されて」本拠地にサヨナラ
  3. ^ https://web.archive.org/web/20240301034038/https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1182984/
  4. ^ https://hochi.news/articles/20240226-OHT1T51212.html
  5. ^ https://www.asahi.com/articles/ASS2V41M9S2VUCVL00B.html
  6. ^ 週刊文春2024年3月7日号28頁「宝塚宙組トップが「私は謝らない」」
  7. ^ 役員等一覧”. 日本棋院. 2024年3月5日閲覧。
  8. ^ 代表取締役社長の交代並びに役員人事について(2014年3月1日付) (PDF, 阪急電鉄(阪急阪神ホールディングスサイト内) 2013年12月3日)
  9. ^ 役員紹介”. 阪急阪神ホールディングス株式会社. 2024年3月5日閲覧。
  10. ^ 阪急電鉄における業務組織の一部変更および役員人事について(4月1日付)” (PDF) (2023年2月1日). 2024年3月5日閲覧。
  11. ^ 阪急電鉄 角和夫氏が代表取締役外れる HD業務に注力”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2023年2月1日). 2024年3月5日閲覧。
  12. ^ 阪急阪神HD・角会長、宝塚歌劇団の理事退任へ 遺族対応は継続”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2024年2月26日). 2024年3月5日閲覧。
  13. ^ 代表取締役の異動に関するお知らせ” (PDF) (2024年12月20日). 2024年12月21日閲覧。
  14. ^ “阪急阪神HDの角和夫会長が退任、「健康上の理由」として辞任申し出…阪急電鉄会長職は継続”. 読売新聞. (2024年12月20日). https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241220-OYT1T50153/ 2024年12月21日閲覧。 
  15. ^ カンブリア宮殿IN大阪 なにわの商人が日本を救う!? - テレビ東京 2012年9月13日

外部リンク

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先代
大橋太朗
阪急阪神ホールディングス(旧阪急電鉄)社長
第14代:2003年 - 2017年
次代
杉山健博
先代
阪急阪神ホールディングス(旧阪急電鉄)グループCEO
2017年 - 2024年
次代
嶋田泰夫