東急プラザ銀座
東急プラザ銀座 TOKYU PLAZA GINZA | |
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数寄屋橋交差点より見る (2016年3月31日撮影) | |
情報 | |
用途 | 物販店舗、飲食店舗、駐車場 |
旧用途 | 旧銀座東芝ビル |
設計者 |
日建設計[1]、 商環境デザイン インフィクス |
構造設計者 | 日建設計 |
施工 | 清水建設[1] |
建築主 | 東急不動産[1] |
事業主体 | 合同会社スペードハウス |
管理運営 | 東急不動産SCマネジメント |
構造形式 |
鉄骨構造、一部鉄骨鉄筋コンクリート構造 鉄筋コンクリート構造 |
敷地面積 | 3,766.73 m² [1] |
延床面積 | 49,700.00 m² [1] |
状態 | 完成 |
階数 |
地下5階、地上11階 (店舗 - 地下2階-地上11階)[1] |
高さ | 66.00m |
着工 | 2013年(平成25年)9月20日 |
竣工 | 2016年(平成28年)3月 |
開館開所 | 2016年3月31日[1] |
所在地 |
〒104-0061 東京都中央区銀座五丁目2番1号 |
座標 | 北緯35度40分20秒 東経139度45分45秒 / 北緯35.67222度 東経139.76250度座標: 北緯35度40分20秒 東経139度45分45秒 / 北緯35.67222度 東経139.76250度 |
東急プラザ銀座(とうきゅうプラザぎんざ、TOKYU PLAZA GINZA)は、東京都中央区銀座五丁目の銀座・数寄屋橋交差点に面する、物販店舗、飲食店舗、駐車場からなる再開発の複合商業施設。
概要
[編集]東急プラザ銀座は、銀座TSビル(旧銀座東芝ビル)の跡地に、東急不動産ホールディングス(HD)傘下の「東急不動産」が進めた再開発事業である。開発・運営を手掛ける都市型商業施設「東急プラザ」シリーズでは、銀座エリアで初めての施設となり、オープン時には、東急グループの本格的な銀座進出と話題になった[2]。
銀座・数寄屋橋の中央部に位置する建物は、人通りの多い外堀通りと晴海通りの交差点に面して位置する。建築的には、銀座エリアが継承する歴史ある伝統と、未来に向けての革新とが共存する街に相応しい、伝統工芸の江戸切子をモチーフとしたファサードとし、銀座・数寄屋橋交差点の新たなランドマークを目指した[3]。
来街者が自由に安心して憩えるスペース、「都市の広場」を備え、地下1階において、旧ビルと同様、地下コンコースで東京メトロ丸ノ内線などの銀座駅と直結する。
コンセプトは、銀座らしさに磨きをかける「Creative Japan 世界は、ここから、おもしろくなる」
売却
[編集]2023年(令和5年)4月5日、東急不動産HDは三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに東急プラザ銀座を売却する。売却後も運営は事業会社である東急不動産が続け、施設名称は変わらない。売却理由は、事業ポートフォリオや資産ポートフォリオの入れ替えによる効率化の一環としている[2][4]。
テナント
[編集]ファッション、ライフスタイル、フード&カフェ、レストランなど125店が入りオープンし、新業態やエリア初出店ど新規性を出した店が約半分を占めた[5]。
ロッテグループによる日本初の市中免税店「ロッテ免税店銀座」(8〜9階)[6]、東急百貨店によるファッションをテーマにしたセレクトショップ「HINKA RINKA」(3〜5階)、東急ハンズの新業態「HANDS EXPO」(7階)が目玉として出店した[5]。しかし、HANDS EXPOは2020年1月16日、HINKA RINKAは2021年11月15日で営業を終えている[7]。
施設構成
[編集]店舗 - 営業時間 午前11時 - 午後9時(B2F、10F、11F の閉店は午後11時迄)
- B2F - GINCHIKA MARCHE ギンチカマルシェ | Food Boutique & Eat in フード・イートインスペース。
- B1F - GINCHIKA MARCHE ギンチカマルシェ | Fashion,Lifestyle goods,Cafe 雑貨・ギフト・カフェ。
- 1F - Fashion,Service,Cafe ショッピング・カフェ・サービス | ブランドストリート。
- 2F - Fashion,Service ショッピング・カフェ・サービス | ブランドストリート。
- 3F - Fashion ショッピング・カフェ・サービス | ファッション・ライフスタイル。
- 4F - Fashion,Cafe ショッピング・カフェ・サービス | ファッションアイテム。
- 5F - Fashion,Cafe ショッピング・カフェ・サービス | ファッション・ライフスタイル。
- 6F - ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO
- 7F -
- 8-9F - LOTTE DUTY FREE ショッピング・カフェ・サービス | ファッション・ジュエリー・時計・化粧品。
- 10F-11F - GINMACHI DINING | Restaurant | ダイニングフロア。
- RF - KIRIKO TERRACE & Caf | パブリーツクスペース。
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B2
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B1 GINCHIKA MARCHE
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2階METoA Ginza
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3階Hinka Rinka(閉店)
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4階
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5階
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7階HANDS EXPO(閉店)
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8階LOTTE DUTY FREE
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11階GINMACHI DINING
沿革
[編集]- 1934年(昭和9年) - 「銀座TSビル(銀座東芝ビル)」開業。
- 1956年(昭和31年) - 「数寄屋橋阪急」開業。
- 2004年(平成16年) - 「モザイク銀座阪急」に衣替え改築。
- 2007年(平成19年)9月 - 東急不動産が東芝不動産から取得。
- 2011年(平成23年)3月 - 阪急商業開発との立ち退き訴訟和解。
- 2012年(平成24年)
- 8月 - 「モザイク銀座阪急」閉店。
- 9月 - 解体工事着手。
- 2013年(平成25年)9月20日 - 「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」新築工事着手。
- 2016年(平成28年)3月31日 - 「東急プラザ銀座」開業。
- 2023年(令和5年)4月5日 - 三井住友トラスト・パナソニックファイナンスが東急不動産HDから取得。東急不動産HDは211億円の減損処理を強いられた[8]。
交通アクセス
[編集]- 鉄道
- JR山手線、京浜東北線 - 有楽町駅より徒歩4分。
- 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線 - 銀座駅より徒歩1分。
- 東京メトロ日比谷線、千代田線 - 日比谷駅より徒歩2分。
- 東京メトロ有楽町線 - 有楽町駅より徒歩2分。
- 都営三田線 - 日比谷駅より徒歩2分。
ギャラリー
[編集]-
交差点から見た夜景(2017年12月23日撮影)
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外堀通りに面した入口(2016年3月31日撮影)
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1階エレベーターホール
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屋上のKIRIKO TERRACE Greenside
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屋上のKIRIKO TERRACE Waterside
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屋上から皇居、新幹線を見る(2016年3月31日撮影)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 「東急プラザ銀座」施設概要 (PDF) - 東急不動産(2015年12月10日)、2016年2月4日閲覧。
- ^ a b 林 芳樹 (2023年3月4日). “東急不動産HDが「東急プラザ銀座」を売却 営業は継続”. WWD 2023年3月5日閲覧。
- ^ 「(仮称)銀座五丁目プロジェクト」名称を「東急プラザ銀座」に決定、銀座・数寄屋橋の新たなランドマークに125店舗が出店、2016年3月31日開業 (PDF) - 東急不動産(2015年12月10日)、2016年2月4日閲覧。
- ^ “東急不動産HD、東急プラザ銀座を売却 特別損失211億円”. 日本経済新聞. (2023年3月3日) 2023年3月5日閲覧。
- ^ a b “東急プラザ銀座が開業 「江戸切子」で和を演出”. 日本経済新聞. (2016年3月31日) 2023年3月5日閲覧。
- ^ “韓国ロッテ免税店、「空港型」5年で5店出店へ”. 日本経済新聞. (2016年4月1日) 2023年3月5日閲覧。
- ^ “東急プラザ銀座のセレクトストア「ヒンカ リンカ」が営業終了、3フロアにわたり展開”. FASHIONSNAP. (2021年11月15日) 2023年3月5日閲覧。
- ^ “東急不動産HD、「東急プラザ銀座」売却は事業選別の総仕上げか? | M&A Online - M&Aをもっと身近に。”. maonline.jp (2023年3月15日). 2024年10月12日閲覧。