島原半島
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島原半島(しまばらはんとう)は、九州の西北にあって、西、そして南に向けてくの字状に突き出した陸地の南部から、3つに分かれる半島群のうち、もっとも左、南東に突き出す半島である。
地理
[編集]全体は、北岸は有明海に面する。その西部、半島の付け根部の有明海は諫早湾と呼ばれる。東岸から東南岸は有明海の開口部である島原湾に面し、熊本市、宇土半島、天草上島と対峙する。南端は瀬詰崎といい、ここから早崎瀬戸を挟んで天草下島まで 4.4 km ほどである。西岸は橘湾に面し、長崎半島に対峙する。半島中央の幅は約 15 km 、長さは測り方によるが約 40 km である。
半島中心部は雲仙と呼ばれ、普賢岳の標高は 1359.3 m 、平成新山は 1486 m である。雲仙温泉などの温泉にも恵まれている。
一部は雲仙天草国立公園に指定されている。
行政地域
[編集]全体が長崎県に属する。
都市圏
[編集]金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏(10%通勤圏)。細かい定義等は都市雇用圏に則する。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。
- 都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷[1]
- 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体 ('80) |
1980年 | 1990年 | 1995年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 自治体 (現在) |
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森山町 | 諫早 都市圏 | 諫早 都市圏 | 諫早 都市圏 | 長崎 都市圏 | 長崎 都市圏 | 長崎 都市圏 | 長崎 都市圏 | 諫早市 |
愛野町 | 雲仙市 | |||||||
吾妻町 | - | |||||||
千々石町 | - | |||||||
南串山町 | - | - | - | - | - | |||
瑞穂町 | - | - | - | - | - | |||
小浜町 | - | - | - | - | - | |||
国見町 | - | - | - | 島原 都市圏 7万6189人 |
島原 都市圏 7万4139人 | |||
島原市 | 島原 都市圏 7万2564人 |
島原 都市圏 7万0795人 |
島原 都市圏 6万5906人 |
島原 都市圏 9万7818人 |
島原 都市圏 9万1971人 |
島原市 | ||
有明町 | ||||||||
布津町 | 南島原市 | |||||||
深江町 | ||||||||
加津佐町 | - | - | - | - | - | |||
口之津町 | - | - | - | - | - | |||
南有馬町 | - | - | - | - | - | |||
北有馬町 | - | - | - | - | - | |||
西有家町 | - | - | - | - | - | |||
有家町 | - | - | - | - | - |
- 2005年(平成17年)3月1日:諫早市と北高来郡飯盛町・森山町・高来町・小長井町・多良見町が新設合併し新市制による諫早市が発足。
- 2005年(平成17年)10月11日:南高来郡国見町・瑞穂町・吾妻町・愛野町・千々石町・小浜町・南串山町が新設合併し雲仙市が発足。
- 2006年(平成18年)1月1日:島原市に南高来郡有明町を編入。
- 2006年(平成18年)3月31日:南高来郡加津佐町・口之津町・南有馬町・北有馬町・西有家町・有家町・布津町・深江町が新設合併し南島原市が発足。
交通機関
[編集]- 公共交通
- 道路
島原半島ジオパーク
[編集]2009年(平成21年)2月20日、地球科学的な特徴が認められて、「島原半島ジオパーク」として日本最初のジオパークに認定された(有珠山・洞爺湖、糸魚川市と同時認定)。
その他
[編集]島原半島東部では、地元長崎県のテレビ局の他、有明海を挟んだ熊本県、佐賀県、福岡県のテレビ局の直接受信が可能である。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 金本良嗣. “都市雇用圏(Urban Employment Area)コード表”. 東京大学空間情報科学研究センター. 2022年5月27日閲覧。