コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

川端 (福岡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川端町 (福岡市)から転送)
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町
地図
上川端町及び下川端町の地図
上川端町、下川端町の位置(福岡市内)
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町
上川端町及び下川端町の地図
上川端町、下川端町の位置(福岡県内)
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町 (福岡県)
上川端町、下川端町の位置(日本内)
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町
上川端町、下川端町 (日本)
北緯33度35分40.2秒 東経130度24分28.5秒 / 北緯33.594500度 東経130.407917度 / 33.594500; 130.407917
日本の旗 日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
博多区
面積
 • 合計 15.06 ha
人口
(2023年(令和5年)3月末現在)[1]
 • 合計 716人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
上川端町:812-0026
下川端町:812-0027
市外局番 092

川端(かわばた)とは福岡県福岡市博多区博多川右岸にある地名福岡市地下鉄空港線中洲川端駅が出来たため、川端一帯を漠然と指す地名となった。現行の行政地名は、上川端町下川端町(共に住居表示実施済)[2][3]。面積は上川端町が9.80ヘクタール、下川端町が5.27ヘクタール、合計が15.06ヘクタール[注釈 1][4]。2023年3月末現在の人口は上川端町が492人、下川端町が224人、合計が716人[1]郵便番号は上川端町が812-0026、下川端町が812-0027[5]

上川端町

[編集]
上川端町の町名町界整理後における、旧町名の位置関係(推定)。(SVG形式のファイルへのリンク
中洲地区
冷泉公園の戦災記念碑
冷泉公民館(上川端町)

上川端町は、国体道路国道202号)と明治通りに挟まれた区画。1966年昭和41年)の町名町界整理までは、上新川端町、川口町、片土居町、中土居町、上土居町、大乗寺前町(以上土居流)、下新川端町(大黒流)、今熊町(櫛田流)、社家町(岡流)であった[2]川端通商店街があり賑わう。商店やオフィスが多く、冷泉公園北側には専門学校もあり、公園の昼時はサラリーマンや学生が利用する姿が見られる。

主な施設

[編集]

下川端町

[編集]
下川端町の町名町界整理後における、旧町名の位置関係(推定)。(SVG形式のファイルへのリンク

下川端町は、明治通りと昭和通りに挟まれた区画。町名町界改変までは、川端町、下新川端町、麹屋町(近年山笠では麹屋番という呼称を使用)、掛町(以上大黒流)、行町、片土居町、下土居町(以上土居流)であった[2]。 かつて下川端町には下川端商店街川端商店街寿通商店街があり、昭和30年代から40年代には博多の商業の中心として繁栄した。福岡銀行西日本相互銀行の本店も川端地区に存在した。 1999年(平成11年)、下川端地区再開発事業によって博多リバレインが建設され、以前の面影はない。博多リバレイン敷地内の博多川沿いに鏡天満宮がある。

主な施設

[編集]

人口

[編集]

上川端町及び下川端町の人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

上川端町

[編集]

下川端町

[編集]

交通

[編集]
土居通り

鉄道

[編集]

鉄道については、福岡市交通局が運営する地下鉄が地区の北側に通っており、川端と中洲にまたがる位置に次の駅がある。

バス

[編集]

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、次の停留所がある。

  • 川端町・博多座前(明治通り)
  • キャナルシティ博多前(国道202号)
  • 博多五町(昭和通り)

道路

[編集]

主な幹線道路は次の通り。

  • 国道202号国体道路
  • 堅粕西新1号線
  • 千代今宿線明治通り
  • 博多姪浜線昭和通り
  • 店屋町318号線(土井通り、博多通り)
  • 上川端町319号線(冷泉公園通り)
  • 上川端町322号線(川端通商店街)
  • 上川端町323号線(冷泉通り)
  • 上川端町326号線(川端通商店街)
  • 上川端町327号線(川端通商店街)
  • 上川端町328号線(櫛田通り)
  • 上川端町330号線
  • 綱場町409号線(土井通り)

出身・ゆかりのある人物

[編集]
  • 中牟田喜兵衛(呉服商) - 岩田屋専務取締役[7]。共栄土地建物取締役[7]。住所が麹屋町[7]。岩田屋創業家の入り婿で2代目喜兵衛として家督を継ぎ、麹屋町に岩田屋初の支店を開業した。
  • 中牟田久兵衛(毛綿麻織物商) - 福岡県多額納税者[7]。岩田屋取締役[7]。住所が麹屋町[7]。上記喜兵衛の甥で、喜兵衛から岩田屋麹屋町店を任された初代久兵衛の長女・トキの婿となり、家督を継ぎ2代目久兵衛を襲名した。
  • 中牟田喜久雄(貸家業) - 住所が麹屋町[7]。2代目久兵衛の長男。岩久株式会社社長・会長を務めた。その長男・中牟田久敬(岩久興産会長)は、日本のアイビールック指南書『トラディショナルファッション』(婦人画報社、1981年)の著者としても知られ、輸入服販売のデスモンド・インターナショナルを経営していた。[8][9][10][11]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 合計の前に端数処理を行ったため、合計が一致しない。
  2. ^ 博多小学校に統合され、現在は小学校としては使用されていない。
  3. ^ 箱崎線のターミナル駅でもある。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年4月14日閲覧。
  2. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、391、661頁。ISBN 4-04-001400-6 
  3. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年4月12日閲覧。→別表第1
  4. ^ 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 2023年4月11日閲覧。→1-11/参考/面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
  5. ^ 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年4月14日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
  6. ^ 福岡市経済観光文化局文化財活用部文化財活用課 (2023年10月21日). “「博多遺跡」が国指定史跡になります。”. 福岡市. 2023年10月29日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第13版下』ナ83頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年9月18日閲覧。
  8. ^ 『人事興信録』40版下、中牟田喜久雄の項
  9. ^ 代表あいさつ株式会社岩久興産
  10. ^ 日本でスコットランド製タータンやハリスツイードが定番な理由クーリエジャパン、講談社、2017.11.18
  11. ^ バラクータのG9週刊NY生活、08/18/2021

参考文献

[編集]
  • 人事興信所編『人事興信録 第13版下』人事興信所、1941年。

関連項目

[編集]