青葉 (福岡市)
青葉(あおば)は福岡県福岡市東区の地名。現行行政地名は青葉一丁目から青葉七丁目。人口は4887人(令和5年)郵便番号は813−0025。
概要
[編集]青葉は、福岡市の東区に位置する地域で閑静な住宅街が広がっており、子育て世代にも非常に住みやすい環境となっている。また、JR香椎線の土井駅と舞松原駅が最寄り駅となっていて、博多駅周辺エリアには最短約20分、天神エリアには最短約40分でアクセス出来る。福岡都市高速や九州自動車道も近いため、車で各方面への移動もしやすいエリアとなっている。また、非常に治安が良いことでも知られている。
歴史
[編集]この地域は古来より大宰府へ通じる交通の要所となり、官道として整備されたため菅原道真に因んだ「菅原」という地名が定着していて、糟屋郡菅原村となっていた。江戸時代には福岡藩(黒田藩)の領地となり農業地帯として栄え米や麦などが栽培された。明治時代になると、日本全国で近代化が進み、鉄道や道路が整備されることで、福岡市内の発展が加速した。しかし、青葉周辺はまだ農村地域として残り、福岡市の中心部から離れた地域だった。昭和期に入ると、特に戦後の高度経済成長期に都市化が急速に進展し、1970年代に新興住宅地として三井不動産によって開発された際に菅原は「青葉」という地名に改められた。かつては糟屋郡に属し、多々良町の一部だったが1955年に香椎町とともに福岡市へと編入され、その後「青葉」という地名が定着した。福岡市に編入後も住所表記に大字が付いていたが、住居表示により一丁目〜七丁目に分割された。現在は学校や保育施設、商業施設などが充実していて、生活水準が高いエリアとなっている。
年表
[編集]1848年(嘉永元年):糟屋郡菅原村が糟屋郡八田村に編入され、糟屋郡八田村大字菅原となる。
1889年4月1日(明治22年):町村制施行に伴い多田羅村、土井村、名子村、蒲田村、八田村、松崎村、津屋村、名島村が合併して多々良村が成立。
1950年4月1日(昭和25年):多々良村が町制施行して多々良町となる。
1955年4月1日(昭和30年):香椎町と共に福岡市に編入される。
1981年(昭和56年):福岡市立青葉小学校が福岡市立多々良小学校より独立し開校する。
1982年(昭和57年):「菅原」から「青葉」に三井不動産によって地名が改められる。
1990年(平成2年):福岡市立青葉中学校が開校する。
交通
[編集]・JR香椎線 舞松原駅
・JR香椎線 土井駅
・西鉄バス
主な施設
[編集]一丁目
二丁目
・青葉デイサービスセンター
・JR舞松原駅
三丁目
・福岡市立青葉小学校
・福岡市立青葉中学校
・福岡市立東福岡特別支援学校
・青葉公民館
・佛所護念会教団福岡地方教会
四丁目
・福岡市立 東部療育センター
・青葉公園
五丁目
・青葉公園
・青葉ゴルフ
・ハーモニーホール
六丁目
・原土井病院
・原看護学校
・福岡文化幼稚園
・あおば保育園
七丁目
・あっとほーむ青葉
・福岡青葉郵便局