南庄 (福岡市)
南庄一丁目から六丁目まで | |
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南庄(室見川より) | |
南庄の地図 | |
北緯33度34分28.4秒 東経130度20分17.4秒 / 北緯33.574556度 東経130.338167度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 福岡市 |
区 | 早良区 |
面積 | |
• 合計 | 71.58 ha |
人口 | |
• 合計 | 10,849人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
814-0031 |
市外局番 | 092 |
南庄(みなみしょう)は、福岡県福岡市早良区の町名。現行行政地名は、南庄一丁目から六丁目まで[3]。面積は715,840平方メートル (71.58 ha)[1]。2022年9月末現在の人口は10,849人[2]。郵便番号は814-0031[4]。
地理
[編集]福岡市の「都心部」[注釈 1]の「都心核」の一つとされる中央区天神地区の西南西約6キロメートル、早良区の北部、室見川と金屑川等に挟まれた範囲に位置する。北東で室見と、南東で金屑川を介して原団地と、南西で小田部と、北西で室見川を介して愛宕、愛宕南及び福重と隣接する。金屑川を挟む原団地とはしおみ橋(鳥飼姪の浜線)、西の庄橋、徳摩橋(原団地667号線)、桜花橋、大原橋(原南庄線)で結ばれ、室見川をはさむ愛宕とは室見川筑肥橋(鳥飼姪の浜線)で、愛宕南とは室見新橋(姪浜小田部線)で結ばれている[8]。町域内は主に住宅地として利用されるが、スーパーマーケットや小規模な店舗等が立地している。
河川
[編集]町域に流れる河川は次の通り。すべて室見川水系の二級河川である。
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金屑川上のしおみ橋(左)及び西ノ庄橋(右)
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金屑川(西ノ庄橋の上流側、左:原団地、右:南庄)
都市計画
[編集]都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[9]において定められた方針については次のとおりである。幹線道路である鳥飼姪の浜線の沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。室見川や金屑川の河川沿いが散策・憩いの場となるとともに、緑と広がりのある景観が連続したゆとりと潤いのある水辺空間として「河川緑地軸」に位置付けられている。土地利用については、南庄の西側(室見川沿い)は、大規模な住宅団地などの中層住宅や高層住宅で形成される住宅地で、良好な住環境の保全・形成、老朽化に対する適切な対応などをまちづくりの視点とする「中高層住宅ゾーン」に位置付けられ、東側(金屑川沿い)は、戸建住宅など低層住宅が大部分を占めるが、一部中層住宅などが立地する住宅地で、良好な住環境の保全・形成、狭隘道路の改善などをまちづくりの視点とする「低中層住宅ゾーン」とに位置付けられている。用途地域は、鳥飼姪の浜線の道路中心線から概ね50メートルの範囲が第一種住居地域に、室見有田線、姪浜小田部線及び南庄小田部線(西側約0.5km)の道路境界線から両側概ね30メートルの範囲が第二種中高層住居専用地域に、これら以外の範囲が第一種中高層住居専用地域に指定されている。また、南庄四丁目の一部において、建築協定の区域として「南庄4丁目建築協定」[注釈 2]が定められ、住宅地としての環境を高度に維持促進することを目的として協定が締結されており、通常の用途地域の規制に加えて、さらに建築物の高さ、床面積の最低限度等に関する制限が加えられている[10]。
語源
[編集]地名「南庄」のもとは西区庄の一部であり、「庄」の由来はこの地で塩を焼いたことによるという。 [11]
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
人口
[編集]南庄一丁目から六丁目までを合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[2]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
- 2001年(平成13年):10,236
- 2002年(平成14年):10,377
- 2003年(平成15年):10,331
- 2004年(平成16年):10,403
- 2005年(平成17年):10,401
- 2006年(平成18年):10,703
- 2007年(平成19年):10,730
- 2008年(平成20年):10,660
- 2009年(平成21年):10,600
- 2010年(平成22年):10,534
- 2011年(平成23年):10,579
- 2012年(平成24年):10,715
- 2013年(平成25年):10,705
- 2014年(平成26年):10,718
- 2015年(平成27年):10,734
- 2016年(平成28年):10,701
- 2017年(平成29年):10,830
- 2018年(平成30年):10,877
- 2019年(令和元年):10,862
- 2020年(令和2年):10,899
- 2021年(令和3年):10,842
- 2022年(令和4年):10,849
交通
[編集]鉄道
[編集]町域内には地下鉄は通っていない。最寄りの鉄道駅は福岡市交通局が運営する福岡市地下鉄空港線の次の駅である。
バス
[編集]バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、次の停留所がある。
- 室見三丁目
- 室見五丁目
- 南庄
- 南庄二丁目
- 南庄三丁目
- 室見団地
- 室見団地西口
道路
[編集]町域内の主な幹線道路は次の通り。
-
鳥飼姪の浜線(南庄二丁目東交差点付近、左:南庄、右:室見)
-
鳥飼姪の浜線(南庄六丁目交差点付近、左:室見、右:南庄)
-
鳥飼姪の浜線(室見川筑肥橋東交差点付近、左:室見、右:南庄)
-
室見川筑肥橋(鳥飼姪の浜線、鉄道廃線跡の道路橋)
-
姪浜小田部線(室見新橋付近、南庄)
-
原南庄線(小田部一丁目交差点付近)
-
原南庄線(大原橋付近、左:小田部、右:南庄)
施設
[編集]公共・公益施設
[編集]-
原北公民館
-
福岡南庄郵便局
-
福岡市農業協同組合室見支店
-
福岡市室見ポンプ場
公園・緑地
[編集]-
南庄中公園
-
金屑川公園
-
南庄公園
-
大原公園
-
室見南公園
-
室見西公園
-
室見東公園
学校
[編集]幼稚園については次の通り。
- はらきた幼稚園(南庄五丁目3-1)
小学校については次の通り。
- 福岡市立原北小学校(南庄四丁目5-40)
ただし、南庄四丁目13番(室見団地)及び五丁目の校区については、次の学校の校区に属する[16]。
- 福岡市立小田部小学校(小田部六丁目4-1)
中学校については町内には存在しないが、校区については、次の学校の校区に属する。
-
原北小学校
住宅
[編集]南庄の西側(室見川沿い)は、以下に示す大規模な住宅団地などの中層住宅や高層住宅で形成される住宅地であり、東側(金屑川沿い)は、戸建住宅など低層住宅が大部分を占めるが、一部中層住宅などが立地する住宅地である。
- 室見団地(南庄五丁目)
-
室見団地(35棟及び36棟)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「都心部」の都市計画における位置づけについては、『第9次福岡市基本計画』[5]の「都市空間構想図」において、具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされている[6]。なお、『第9次福岡市基本計画』が2012年(平成24年)12月21日に策定されたときは、目標年次が2022年度末(令和4年度末)とされていたが、令和5年2月20日の市議会の議決を得て、2年延期された[7]。
- ^ 建築協定区域:南庄四丁目1番ほか33筆、9,698.31m2、建築協定区域隣接地:南庄四丁目2番ほか28筆、8,179.78m2
- ^ 筑肥線の一部区間が旧国鉄時代に廃止されのちに整備された道路
- ^ 所在地:南庄四丁目4-11北緯33度34分25.6秒 東経130度20分6.1秒 / 北緯33.573778度 東経130.335028度
- ^ 所在地:南庄四丁目11番23号北緯33度34分24.6秒 東経130度19分59.4秒 / 北緯33.573500度 東経130.333167度、業務内容:郵便窓口、貯金窓口、ATM、保険窓口[12]
- ^ 店舗内容:農業者によって組織された協同組合である福岡市農業協同組合の支店、所在地:南庄二丁目14番1号北緯33度34分37.2秒 東経130度20分19.5秒 / 北緯33.577000度 東経130.338750度、金融機関コード:8633}、福岡市農業協同組合の法人番号:4290005002653[13]
- ^ 所在地:南庄一丁目12-18北緯33度34分23.5秒 東経130度20分20.3秒 / 北緯33.573194度 東経130.338972度
- ^ 所在地:南庄六丁目17-3、地図:北緯33度34分40.9秒 東経130度20分3.5秒 / 北緯33.578028度 東経130.334306度、目的:雨水排除用、雨水放流先:室見川[14]
- ^ 南庄一丁目19北緯33度34分25.6秒 東経130度20分27.8秒 / 北緯33.573778度 東経130.341056度、公園種別:街区公園、面積:2,609m2、開園年度:1971[15]
- ^ 南庄二丁目7北緯33度34分30.0秒 東経130度20分20.7秒 / 北緯33.575000度 東経130.339083度、公園種別:街区公園、面積:2,134m2、開園年度:1974[15]
- ^ 南庄三丁目5北緯33度34分19.5秒 東経130度20分18.5秒 / 北緯33.572083度 東経130.338472度、公園種別:街区公園、面積:3,820m2、開園年度:1974[15]
- ^ 南庄三丁目7北緯33度34分15.68秒 東経130度20分12.41秒 / 北緯33.5710222度 東経130.3367806度、公園種別:街区公園、面積:1,460m2、開園年度:1980[15]
- ^ 南庄三丁目23北緯33度34分25.4秒 東経130度20分13.3秒 / 北緯33.573722度 東経130.337028度、公園種別:街区公園、面積:2,102m2、開園年度:1971[15]
- ^ 南庄三丁目26北緯33度34分24.2秒 東経130度20分6.5秒 / 北緯33.573389度 東経130.335139度、公園種別:街区公園、面積:1,097m2、開園年度:1960[15]
- ^ 南庄三丁目31北緯33度34分19.1秒 東経130度20分5.5秒 / 北緯33.571972度 東経130.334861度、公園種別:幼児公園、面積:111m2、開園年度:1986[15]
- ^ 南庄四丁目13北緯33度34分29.9秒 東経130度19分55.9秒 / 北緯33.574972度 東経130.332194度、公園種別:街区公園、面積:1,637m2、開園年度:1977[15]
- ^ 南庄五丁目4北緯33度34分36.8秒 東経130度19分54.3秒 / 北緯33.576889度 東経130.331750度、公園種別:街区公園、面積:2,788m2、開園年度:1977[15]
- ^ 南庄五丁目4北緯33度34分37.6秒 東経130度19分56.4秒 / 北緯33.577111度 東経130.332333度、公園種別:街区公園、面積:2,982m2、開園年度:1979[15]
- ^ 南庄六丁目13北緯33度34分35.0秒 東経130度20分9.7秒 / 北緯33.576389度 東経130.336028度、公園種別:街区公園、面積:4,156m2、開園年度:1974[15]
出典
[編集]- ^ a b 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 福岡市. 2023年9月3日閲覧。→1-11/参考/面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
- ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年3月29日閲覧。
- ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2022年8月9日閲覧。→別表第1
- ^ 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年1月27日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
- ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年4月18日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
- ^ 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 2023年7月5日閲覧。→「第4章/区別構想/早良区」(PDF)
- ^ 福岡市議会事務局議事課. “令和5年/総務財政委員会”. 2023年4月9日閲覧。→第1回定例会→議案第26号/第9次福岡市基本計画の変更について
- ^ 福岡市財政局財産有効活用部財産活用課公有財産係. “固定資産台帳の公表”. 2022年6月11日閲覧。
- ^ 福岡市. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市都市計画課. 2021年5月14日閲覧。
- ^ 福岡市開発・建築調整課. “福岡市内の全ての建築協定がダウンロードできます。”. 福岡市. 2022年6月12日閲覧。
- ^ 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、692,1298頁。ISBN 4-04-001400-6。
- ^ 日本郵政グループ (Japan Post Group). “郵便局・ATMをさがす”. 2022年10月18日閲覧。→検索:「福岡南庄郵便局」等
- ^ 国税庁長官官房企画課法人番号管理室. “国税庁法人番号公表サイト”. 2022年10月27日閲覧。→検索
- ^ 福岡市道路下水道局計画部下水道企画課. “下水道事業の概要”. 2022年6月11日閲覧。→3 下水道の現状と推移(33ページ)
- ^ a b c d e f g h i j k “公園等検索”. 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. 2022年6月10日閲覧。
- ^ 福岡市. “福岡市通学区域”. 福岡市都市計画課. 2021年5月14日閲覧。