堺市立総合医療センター
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(市立堺病院から転送)
堺市立総合医療センター | |
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情報 | |
英語名称 | Sakai City Medical Center |
前身 | 堺市立公民病院→市立堺市民病院→市立堺病院 |
許可病床数 |
487床 一般病床:480床 感染症病床:7床 |
機能評価 | 一般病院2(200~499床)(主たる機能):3rdG:Ver.1.1 |
開設者 | 堺市立病院機構 |
管理者 | 木村正(理事長)、大里浩樹(院長) |
開設年月日 | 1923年(大正12年)7月 |
所在地 |
〒593-8304 大阪府堺市西区家原寺町1丁1番1号 |
位置 | 北緯34度32分22.6秒 東経135度28分16.5秒 / 北緯34.539611度 東経135.471250度 |
二次医療圏 | 堺市 |
PJ 医療機関 |
堺市立総合医療センター(さかいしりつそうごういりょうせんたー)は、大阪府堺市西区にある市立の医療機関。医師の卒後臨床研修指定病院でもある。
以前は堺市堺区宿院町西にあったが、1996年に堺市堺区南安井町に移転し、2015年7月1日をもって西区家原寺町に再移転し、救急救命設備を備えた「堺市立総合医療センター」に改称した。市民からは旧略称の「堺病院」あるいは「市民病院」の名で呼ばれる。
沿革
[編集]- 1923年 - 「堺市立公民病院」として宿院町東に開院。
- 1933年 - 「市立堺市民病院」となる。
- 1934年 - 火災により焼失、材木町に臨時診療所開設するも直後の室戸台風で被災する。
- 1938年 - 宿院町西に鉄筋コンクリート3階建(中館)及び木造診療棟完成、移転する。
- 1945年 - 7月の堺空襲で大被害を受ける、10月に中館復旧。
- 1951年 - 「市立堺病院」と改称する。
- 1951年 - 東館(鉄筋コンクリート4階建)完成する。
- 1957年 - 西館及び併設伝染病棟(いずれも鉄筋コンクリート3階建)完成する。
- 1957年 - 医療法に基づく総合病院となる。
- 1961年 - 企業会計方式を採用する。
- 1996年7月 - 市立小学校の給食による堺市学童集団下痢症(腸管出血性大腸菌感染)発生、多数の患者の診療にあたる。
- 1996年10月 - 南安井町に新築移転する(鉄筋コンクリート8階、地下1階建)。
- 2004年 - 電子カルテシステム稼働する。
- 2006年 - 入院診療費算定にDPCを採用する。
- 2012年4月 - 「地方独立行政法人 堺市立病院機構」に移管。(2010年12月に市議会にて定款を議決)
- 2015年7月1日 - 救命救急センター整備にあわせて堺市西区家原寺町に移転。「堺市立総合医療センター」に改称する。移転後の旧病院には、清恵会病院が移転した[1]。
診療科
[編集]医療機関の認定
[編集](下表の出典[2])
保険医療機関 | 労災保険指定病院 |
母体保護法指定医の配置されている医療機関 | 生活保護法指定病院 |
臨床研修病院 | 指定自立支援病院(更生医療) |
外国医師又は外国歯科医師並びに外国看護師等臨床修練病院等 | 結核指定病院 |
がん診療連携拠点病院等 | エイズ治療拠点病院 |
指定自立支援病院(育成医療) | 原子爆弾被害者一般疾病医療取扱病院 |
DPC対象病院 | 指定小児慢性特定疾病医療機関 |
指定自立支援医療機関(精神通院医療) | 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関 |
第一種感染症指定医療機関 | 第二種感染症指定医療機関 |
公害医療機関 | 地域医療支援病院 |
- 救急告示病院(二次救急、三次救急)[3]
- 地域がん診療連携拠点病院(国指定)[4]
- 大阪府難病診療連携拠点病院[5]
- DMAT(災害派遣医療チーム)配備(大阪DMAT)[6]
- 公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院(3rdG:Ver.1.1(5回目,2018年5月11日認定,2023年3月8日認定有効期限))[7]
認定専門医人数
[編集](下表の出典[2])
認定医・専門医名 | 人数 | 学会名 | 認定医・専門医名 | 人数 | 学会名 |
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整形外科専門医 | 4人 | 公益社団法人日本整形外科学会 | 皮膚科専門医 | 1人 | (社)日本皮膚科学会 |
麻酔科専門医 | 2人 | 公益社団法人日本麻酔科学会 | 呼吸器外科専門医 | 1人 | 特定非営利活動法人日本胸部外科学会 |
放射線科専門医 | 5人 | 公益社団法人日本医学放射線学会 | 眼科専門医 | 3人 | 公益財団法人日本眼科学会 |
消化器内視鏡専門医 | 8人 | 一般社団法人日本消化器内視鏡学会 | 産婦人科専門医 | 6人 | 公益社団法人日本産科婦人科学会 |
耳鼻咽喉科専門医 | 1人 | 一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会 | 神経内科専門医 | 1人 | 一般社団法人日本神経学会 |
泌尿器科専門医 | 4人 | 一般社団法人日本泌尿器科学会 | リウマチ専門医 | 3人 | 一般社団法人日本リウマチ学会 |
形成外科専門医 | 2人 | 一般社団法人日本形成外科学会 | 病理専門医 | 1人 | 一般社団法人日本病理学会 |
乳腺専門医 | 2人 | 一般社団法人日本乳癌学会 | 総合内科専門医 | 17人 | 一般社団法人日本内科学会 |
臨床遺伝専門医 | 1人 | 一般社団法人日本人類遺伝学会 | 外科専門医 | 17人 | 一般社団法人日本外科学会 |
糖尿病専門医 | 1人 | 一般社団法人日本糖尿病学会 | 肝臓専門医 | 4人 | 一般社団法人日本肝臓学会 |
救急科専門医 | 9人 | 一般社団法人日本救急医学会 | 血液専門医 | 5人 | 一般社団法人日本血液学会 |
アレルギー専門医 | 1人 | 一般社団法人日本アレルギー学会 | 循環器専門医 | 3人 | 一般社団法人日本循環器学会 |
呼吸器専門医 | 6人 | 一般社団法人日本呼吸器学会 | 気管食道科専門医 | 1人 | 特定非営利活動法人日本気管食道科学会 |
消化器病専門医 | 8人 | 一般財団法人日本消化器病学会 | 腎臓専門医 | 3人 | 一般社団法人日本腎臓学会 |
婦人科腫瘍専門医 | 1人 | 特定非営利活動法人日本婦人科腫瘍学会 | 小児科専門医 | 6人 | 公益社団法人日本小児科学会 |
口腔外科専門医 | 1人 | 公益社団法人日本口腔外科学会 | 消化器外科専門医 | 6人 | 一般社団法人日本消化器外科学会 |
超音波専門医 | 1人 | 一般社団法人日本超音波医学会 | 細胞診専門医 | 1人 | 公益社団法人日本臨床細胞学会 |
透析専門医 | 1人 | 一般社団法人日本透析医学会 | 小児神経専門医 | 1人 | 一般社団法人日本小児神経学会 |
脳神経外科専門医 | 3人 | 一般社団法人日本脳神経外科学会 | リハビリテーション科専門医 | 1人 | 公益社団法人日本リハビリテーション医学会 |
交通アクセス
[編集]最寄の鉄道駅はJR阪和線の津久野駅で徒歩約5分だが、駅前から複数路線のバスで、また他の駅からもバスでアクセス可能。
- 津久野駅からバス利用の場合(何れも所要約1分。2番乗り場以外は堺市立総合医療センター前で下車すぐ)
- 2番乗り場 118系統堀上緑町1丁行きに乗車。堺市立総合医療センター東で下車徒歩1分。
- 3番乗り場 211V系統泉ヶ丘駅行き(八田荘団地経由)に乗車。
- 4番乗り場 212V系統泉ヶ丘駅行き(泉北2号線経由)、212C系統若竹大橋行き(同)、233V系統栂・美木多駅行き(同)、181V系統深井駅行き(八田荘団地経由)に乗車。
- 南海高野線堺東駅西口から南海バス
- 11番乗り場 118系統堀上緑町一丁行き(上野芝駅前・津久野駅前経由)で約16分、堺市立総合医療センター北で下車、徒歩2分
- 南海高野線、泉北高速鉄道線、Osaka Metro御堂筋線中百舌鳥駅南口から南海バス
- 3番乗り場 111系統堺市立総合医療センター前行きで約16分、終点で下車すぐ
- 南海本線石津川駅西口から南海バス(JR阪和線鳳駅前経由:後述)
- 112系統堺市立総合医療センター前行きで約25分、終点で下車すぐ
- JR阪和線鳳駅東口から南海バス
- 2番乗り場 112系統堺市立総合医療センター前行きで約10分、終点で下車すぐ
- 泉北高速鉄道線深井駅西口から南海バス
- 3番乗り場 181V系統八田荘経由津久野駅前行きで約16分、堺市立総合医療センター前で下車すぐ
- 泉北高速鉄道線泉ヶ丘駅北側から南海バス
- 1番乗り場 211V系統八田荘団地経由津久野駅前行きで約21分、堺市立総合医療センター前で下車すぐ
- 2番乗り場 212V系統泉北2号線経由津久野駅前行きで約22分、堺市立総合医療センター前で下車すぐ
- 泉北高速鉄道線栂・美木多駅南口から南海バス
- 1番乗り場 233V系統泉北2号線経由津久野駅前行きで約24分、堺市立総合医療センター前で下車すぐ
旧・市立堺病院
[編集]-
旧・市立堺病院外観
- 南海高野線堺東駅2番乗り場(西口)から南海バス
- 4系統(中回り)市立堺病院経由堺駅前行き、特5系統深井駅行き、特40系統あみだ池行き、13系統鳳西町南行きで約5分、市立堺病院前(現:栄泰橋)下車すぐ
- 南海本線堺駅南口から南海バス
- 31、32、32-1、33、35、特35系統にて約5分安井町で下車、徒歩5分
- 南海本線堺駅東口(堺駅前停留所)から南海バス
- 4系統(中回り)市立堺病院(現:栄泰橋)経由堺東駅前行きで約15分(南口も経由)※
- 23系統河内松原駅前行き、堺まち旅ループバス(土曜・休日・祝日のみ)で安井町下車、徒歩5分
- 泉北高速鉄道線深井駅東口から南海バス
- 特5系統・特40系統堺東駅前行きで約30分※
- 南海高野線中百舌鳥駅、北野田駅から31、32系統、初芝駅から33系統に乗車、安井町で下車、あるいは鉄道で堺東駅まで乗車後バス
※印は停留所休止中の路線。休止上りバス停は病院の移転を持って一時閉鎖とし、2015年7月1日から9月30日まで休止していた。
また、7月1日より停留所名を「栄泰橋」停留所に改称。
なお、移転後の清恵会病院では同じく10月1日より三国ヶ丘駅、堺東駅と病院を結ぶ患者専用の無料シャトルバスを運行する予定。
その他
[編集]- 親子象モニュメント「どろんこ坊や」
- 病院前に大きな象の像がある。設置場所は泉北2号線沿いの津久野町1丁交差点の角。
- 初代市民病院の跡地
- 駐車場等に利用された後、2014年3月よりさかい利晶の杜が開業した。
脚注
[編集]- ^ 清恵会が市立堺病院の施設後利用者に選ばれました!
- ^ a b “大阪府医療機関情報システム”. 大阪府健康医療部保健医療室保健医療企画課. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “大阪府救急告示医療機関一覧 令和2年7月1日 現在”. 大阪府健康医療部保健医療室医療対策課救急・災害医療グループ. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “大阪府内のがん診療拠点病院一覧”. 大阪府健康医療部健康推進室健康づくり課生活習慣病・がん対策グループ. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “大阪府難病診療連携拠点病院を選定しました”. 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課疾病対策・援護グループ. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “大阪府におけるDMAT登録状況”. 大阪府. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “病院評価結果の情報提供”. 公益財団法人日本医療機能評価機構. 2020年7月15日閲覧。