東京都指定文化財一覧
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(東京都指定天然記念物から転送)
東京都指定文化財一覧(とうきょうとしていぶんかざいいちらん)は、東京都指定の文化財や史跡等を一覧形式でまとめたものであるが、全てを掲載しているわけではない。
有形文化財
[編集]建造物
[編集]建造物名 | 所在地 | 竣工年 | 設計者 | 備考 |
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日比谷公園事務所 | 旧千代田区 | 1910年(明治43年) | 福田重義 | |
旧李王家東京邸 | 千代田区 | 1930年(昭和5年) | ||
増上寺経蔵 | 港区 | 1605年(慶長10年) | ||
氷川神社社殿 | 港区 | 1730年(享保15年) | ||
旧赤坂仮皇居御会食所(明治記念館本館) | 港区 | 1881年(明治14年) | ||
半床庵 | 文京区 | 江戸時代中期 | 武者小路千家東京出張所内 | |
湯島天満宮表鳥居 | 文京区 | 1667年〜68年頃(寛文7~8年) | ||
求道会館 | 文京区 | 1910年(明治43年) | 武田五一 | |
和敬塾本館) | 旧細川侯爵邸(文京区 | 1910年(明治43年) | 大森茂・臼井弥枝 | |
浅草寺六角堂 | 台東区 | 1618年(元和4年) | ||
天祐庵 | 台東区 | 1781年〜89年(天明年間) | 浅草寺伝法院庭園内 | |
一円庵 | 台東区 | ※個人所有 | ||
土浦家住宅 | 品川区 | 1935年(昭和10年) | 土浦亀城 | ※個人所有 |
瀧泉寺前不動堂 | 目黒区 | 江戸時代中期 | ||
目黒雅叙園百段階段 | 目黒区 | 1935年(昭和10年) | ||
旧崇源院霊屋宮殿 | 目黒区 | 1628年(寛永5年) | 祐天寺内 | |
日本民芸館 本館、西館旧柳宗悦邸主屋、西館長屋門 |
目黒区 | 1935年(昭和10年、柳邸) 1946年(昭和11年、本館) |
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武家屋敷門(蓮光院山門) | 大田区 | 江戸時代末期 | ||
武家屋敷門(西澄寺山門) | 世田谷区 | 江戸時代末期 | 旧蜂須賀家中屋敷門 | |
旧三宅雪嶺邸三宅文庫 | 渋谷区 | 1930年(昭和5年) | ||
妙法寺 祖師堂・書院(御成間)・仁王門 |
杉並区 | 1812年(文化9年、祖師堂) 1787年(天明7年、仁王門) |
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(雑司が谷旧宣教師館) |
旧マッケーレブ邸豊島区 | 1907年(明治40年) | ||
普賢寺宝篋印塔3基 | 葛飾区 | 鎌倉時代後期(中央塔) 南北朝時代前期(北塔) 室町時代前期(南塔) |
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旧粕谷家住宅 | 板橋区 | 1723年(享保8年) | ||
高尾山薬王院 飯繩権現堂・不動堂・二王門・大師堂 |
八王子市 | 1729年(享保14年、飯繩権現堂本殿) 1753年(宝暦3年、飯繩権現堂拝殿・幣殿) 1624年-1644年(寛永年間、不動堂) 江戸時代前期(二王門) 江戸時代中期(大師堂) |
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西蓮寺薬師堂 | 八王子市 | 室町時代末期 | ||
広園寺(総門・山門・仏殿・鐘楼) | 八王子市 | 1830年(天保元年、総門) 1811年頃 (文化8年頃、山門) 1811年 (文化8年、仏殿) 1842年 (天保13年、鐘楼) |
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浄福寺観音堂内厨子 | 八王子市 | 1525年(大永5年) | ||
御嶽神社旧本殿 | 青梅市 | 1606年(慶長11年) | ||
金剛寺表門 | 青梅市 | 江戸時代初期 | ||
安楽寺本堂 | 青梅市 | 1693年(元禄6年) | ||
旧吉野家住宅 | 青梅市 | 1855年(安政2年) | ||
成木熊野神社本殿 | 青梅市 | 1640年(寛永17年) | ||
馬場家御師住宅(武蔵御嶽神社) | 青梅市 | 1866年(慶応2年) | 滝島河内 | ※個人所有 |
春日神社本殿 | 青梅市 | 1648年(慶安元年) | ||
虎柏神社本殿 | 青梅市 | 1734年(享保19年) | ||
福島家住宅 | 青梅市 | 18世紀中頃 | ※個人所有 | |
鹿島玉川神社本殿 | 青梅市 | 江戸時代初期 | ||
大国魂神社本殿 | 府中市 | 1667年(寛文7年) | ||
旧府中町役場庁舎 | 府中市 | 1921年(大正10年) | 府中市郷土の森博物館内 | |
旧三岡家長屋門 | 府中市 | 1829年(文政12年) | 府中市郷土の森博物館内 | |
妙福寺祖師堂 | 町田市 | 1672年(寛文12年) | ||
旧荻野家住宅 | 町田市 | 江戸時代末期 | 町田市立薬師池公園内 | |
旧自証院霊屋 | 小金井市 | 1652年(慶安5年) | 江戸東京たてもの園内 | |
旧前川家住宅主屋 | 小金井市 | 1942年(昭和17年) | 江戸東京たてもの園内 | |
旧小出邸 | 小金井市 | 1925年(大正14年) | 江戸東京たてもの園内 | |
旧三井家本邸 | 小金井市 | 1952年(昭和27年) | 江戸東京たてもの園内 | |
金剛寺旧五部権現社殿 | 日野市 | 1671年(寛文11年) | ||
熊川神社本殿 | 福生市 | 1597年(慶長2年) | ||
豊鹿島神社本殿 | 東大和市 | 1466年(文正元年) | ||
阿蘇神社本殿 | 羽村市 | 1676年(延宝4年) | ||
真照寺薬師堂 | あきる野市 | 室町時代(推定) | ||
大悲願寺本堂 | あきる野市 | 1695年(元禄8年) | ||
小机家住宅 | あきる野市 | 1875年頃(明治8年、推定) | ※個人所有 | |
田無神社本殿・拝殿 | 西東京市 | 1858年(安政5年、本殿) 1875年(明治8年、拝殿) |
鈴木内匠(大工、本殿) 嶋村俊表(彫工、本殿) |
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旧本田家住宅(主屋、表門) | 国立市 | 江戸時代中期~末期 | ||
高倉(六脚倉) | 八丈町 | 江戸時代末期(推定) | 八丈島歴史民俗資料館敷地内 |
絵画
[編集]絵画・典籍
[編集]彫刻
[編集]基本的に鎌倉・室町期の作品が多く、平安時代まで遡りうる作は少ない。
- 鉄造菩薩頭〔中央区・大観音寺〕
- 木造日蓮聖人坐像〔中央区・身延別院〕
- 木造徳川家康坐像〔港区〕
- 木造広目天・多聞天立像〔港区・増上寺〕
- 木造四天王立像〔港区・増上寺〕
- 木造釈迦如来及び両脇侍像〔港区・増上寺三解脱門安置〕
- 木造十六羅漢像〔港区・増上寺三解脱門安置〕
- 木造阿弥陀如来坐像〔港区・増上寺本堂安置〕
- 木造阿弥陀如来立像〔港区・増上寺安国殿安置、黒本尊〕
- 銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵)〔品川区・台東区・新宿区・豊島区・江東区〕
- 銅造阿弥陀如来坐像〔墨田区・回向院〕
- 木造阿弥陀如来立像〔台東区・東本願寺〕
- 木造阿弥陀如来立像〔台東区・徳本寺〕
- 木造釈迦三尊及び五百羅漢等像 305躯 〔目黒区・五百羅漢寺〕
- 木造阿弥陀如来坐像 9躯〔世田谷区・九品仏浄真寺〕
- 木造不動明王並びに二童子立像 3躯〔八王子市・高尾山薬王院〕
- 木造地蔵菩薩立像〔八王子市・高尾山薬王院〕
- 木造千手観世音菩薩立像〔青梅市・塩船観音寺〕
- 木造二十八部衆立像〔青梅市・塩船観音寺〕
- 木造釈迦如来坐像〔八丈町・大賀郷宗福寺〕
工芸品
[編集]考古資料
[編集]- 中里貝塚出土丸木舟〔北区〕
- 狛江市和泉遺跡出土和泉式土器〔狛江市〕
- 柴又八幡神社古墳出土埴輪〔葛飾区〕
- 瓦谷戸窯跡群出土遺物〔稲城市〕
- 多摩ニュータウンNo.513遺跡出土品 奈良時代・中世出土品一括[1]〔稲城市〕
彫刻・考古資料
[編集]工芸品・考古資料
[編集]- 七鈴鏡〔世田谷区〕
- 銅鏡〔新島村〕※十三社神社に所在。松竹双鶴鏡と菊水双雀鏡の二面。
- 銅鏡〔新島村〕※十三社神社に所在。松枝散双鳥鏡・蓬らい双鶴鏡・菊水双雀鏡・菊花散双雀鏡・松竹双鳥鏡・松樹双雀鏡・三盛菊亀甲文双鶴鏡と菊亀甲つなぎ双雀鏡などの九面。
- 銅鏡〔新島村〕※個人が所有。
典籍
[編集]典籍・絵画
[編集]典籍・工芸品
[編集]古文書
[編集]歴史資料
[編集]無形文化財
[編集]工芸技術
[編集]- 手描紋章上絵〔台東区〕 ※保持団体:東京都手描紋章上絵保存会
- 村山大島紬(板締絹絣織)〔武蔵村山市〕※保持団体:村山織物協同組合
- 軍道紙〔あきる野市〕 ※保持者:高野源悟。保持団体:軍道紙製造技術保有会
- 黄八丈〔八丈町〕 ※保持者:山下八百子
- 日本刀制作技術〔葛飾区〕 ※保持者:吉原義人(雅号 義人)、吉原荘二(雅号 国家)
- 日本刀研磨技術〔大田区〕 ※保持者:本阿彌道弘(雅号 光洲
芸能
[編集]有形民俗文化財
[編集]無形民俗文化財
[編集]風俗慣習
[編集]民俗芸能
[編集]民俗技術
[編集]- 南多摩のメカイ製作技術(八王子市・多摩市)※保持団体:八王子由木メカイの会・多摩めかいの会
史跡
[編集]- 井伊直弼墓〔世田谷区〕※豪徳寺に所在
- 片倉城跡〔八王子市〕
- 神田上水〔千代田区〕
- 広園寺〔八王子市〕
- 杉田玄白墓〔台東区〕※栄閑院に所在
- 世田谷城跡〔世田谷区〕
- 世田谷代官屋敷〔世田谷区〕
- 東山道武蔵路(武蔵国分寺跡北方地区)〔国分寺市〕
- 田端環状積石遺構〔町田市〕
- 徳川慶喜墓〔台東区〕※寛永寺に所在
- 初沢城跡〔八王子市〕
- 三千人塚附康元元年銘板碑(さんぜんにんづかつけたりこうげんがんねんめいいたび)〔府中市〕
- 下三輪玉田谷戸横穴墓群(しもみわぎょくだやとおうけつぼぐん)〔町田市〕 ※妙福寺に所在
- 東高野山奥之院〔練馬区〕 ※長命寺に所在
- 尾崎遺跡〔練馬区〕 ※区立春日小学校校庭に所在
- 多摩ニュータウンNo.57遺跡〔多摩市〕
- 稲荷塚古墳〔多摩市〕
- 霞ノ関南木戸柵跡〔多摩市〕
- 西久保八幡貝塚〔港区〕
- 虎柏神社境域〔青梅市〕(附・虎柏神社境域関係資料2点)
- 梅辻規清墓〔八丈町〕
- 鈴ヶ森刑場跡〔品川区〕
旧跡
[編集]- 御茶の水〔文京区〕
- 小石川御薬園〔文京区〕
- 世田谷城跡〔世田谷区〕
- 練馬城跡〔練馬区〕
- 池永道雲墓〔練馬区〕※受用院に所在
- 石神井城跡及び三宝寺池〔練馬区〕
- 蕃書調所跡〔千代田区〕
- 将門塚〔千代田区〕
- 四谷大木戸跡〔新宿区〕
- 北大谷古墳〔八王子市〕
- 滝沢馬琴宅跡の井戸〔千代田区〕
- 瓦谷戸窯跡〔稲城市〕
名勝
[編集]天然記念物
[編集]- 吉祥寺旧本宿のケヤキ〔武蔵野市〕
- 旧細川邸のシイ〔港区〕
- 秋葉のクロマツ〔大田区〕
- 桜小学校のオオアカガシ〔世田谷区〕
- 善養寺のカヤ〔世田谷区〕
- 平久保のシイ〔多摩市〕
- 地蔵院のカゴノキ〔あきる野市〕
- 高尾山のスギ並木〔八王子市〕
- 倉沢のヒノキ〔奥多摩町〕
- 古里附のイヌグス〔奥多摩町〕
- 佐須の禅寺丸古木〔調布市〕
- 神戸岩〔檜原村〕
指定解除
[編集]- 瀬田の玉川神社の赤松〔世田谷区〕:昭和41年9月、台風によって折損、のち枯死。昭和44年3月27日指定解除[2]。
- 三河島稲荷神社のケヤキ〔荒川区〕:交通量の急増によって衰退し、枯死。昭和44年3月27日指定解除[2]。
- 八丈島東山の大シイ〔八丈町〕:昭和53年枯死。昭和55年指定解除[3]。
- 川口のキハダ〔八王子市〕:枯死、昭和62年指定解除[4]。
- 多摩結城(紋織御召):製作技術者死亡のため昭和63年指定解除[5]。
- 開光院のナツツバキ〔五日市町〕:枯死、平成2年指定解除[6]。
- 吉祥寺八幡神社のキハダ〔武蔵野市〕:枯死、平成4年指定解除[7]。
- 虎狛神社のクロマツ〔調布市〕:枯死、平成11年指定解除[8]。
- 説経浄瑠璃:保持者死亡のため平成11年指定解除[9]。
- 多摩ニュータウンNo.471-B遺跡出土品(13点):旧石器捏造事件の発覚によって指定根拠維持が困難となり、平成13年11月1日指定解除[10]。
- 出雲神社のツバキ〔あきるの市〕:枯死、平成19年指定解除[11]。
- 大鳥神社のオオアカガシ〔目黒区〕:枯死、平成24年指定解除[12]。
- 上野毛のコブシ〔世田谷区〕:枯死、令和2年指定解除
脚注
[編集]- ^ “多摩ニュータウンNo.513遺跡出土品 奈良時代・中世出土品一括(東京都文化財情報データベース)”. 東京都. 2019年12月24日閲覧。
- ^ a b 『文化財の保護 第2号』、23-24頁。
- ^ 『東京の文化財 第1号-第50号合冊』、17-20頁。
- ^ 『東京の文化財 第1号-第50号合冊』、151-152頁。
- ^ 『東京の文化財 第1号-第50号合冊』、167-170頁。
- ^ 『東京の文化財 第1号-第50号合冊』、203-206頁。
- ^ 『文化財の保護』第25号、93-94頁。
- ^ 『東京の文化財 第78号』東京都教育庁生涯学習部文化課、1999年。
- ^ 『東京の文化財 第80号』東京都教育庁生涯学習部文化課、1999年。
- ^ 『東京の文化財 第86号』東京都教育庁生涯学習部文化課、2002年。
- ^ 東京都教育庁生涯学習部文化課『東京の文化財第101号』東京都教育庁生涯学習部文化課、2007年、3頁。
- ^ 東京都教育庁生涯学習部文化課『東京の文化財第113号』東京都教育庁生涯学習部文化課、2012年、3頁。
参考文献
[編集]- 東京都教育委員会『文化財の保護 第2号』1970年。
- 東京都教育庁生涯学習部文化課『東京の文化財 第1号-第50号合冊』(昭和54年6月-平成3年9月) 1992年。
- 東京都教育庁生涯学習部文化課『東京の文化財 第66号-第116号合冊』(平成7年9月-平成25年9月) 1992年。