出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三十七角形(さんじゅうしちかくけい、さんじゅうななかっけい、triacontaheptagon)は、多角形の一つで、37本の辺と37個の頂点を持つ図形である。内角の和は6300°、対角線の本数は629本である。
正三十七角形においては、中心角と外角は9.729…°で、内角は170.27…°となる。一辺の長さが a の正三十七角形の面積 S は
を平方根と立方根で表すことが可能であるが、三次方程式→三次方程式(2つ)→二次方程式と解く必要がある。
以下には、中間結果(三次方程式を1回解いた際の関係式)を示す。
各式を3つの組に分ける。と
和積公式で変形する。また、 の関係を使って変形する。
解と係数の関係を使って二次方程式を解くと
ここで、は以下の三次方程式の解である。
三角関数、逆三角関数を用いた解は
平方根、立方根で表すと
を二次方程式→三次方程式→三次方程式の順で求めることもできる。
まず、以下のようにx1~x6を定める。
α、βを以下のように置き
α、βの和と差の平方を求めると
となる。よって、
さらに以下の値A,B,C,Dも三角関数の積和の公式から求まる。
両辺の立方根を取ると
以上より、x1~x6が求まる。
さらに以下のy11,y12の値をx1~x6を使って求める。
両辺の立方根を取ると
以上より
正三十七角形は定規とコンパスによる作図が不可能な図形である。
正三十七角形は折紙により作図可能である[1]。
|
---|
非古典的 (2辺以下) | |
---|
辺の数: 3–10 |
|
---|
辺の数: 11–20 | |
---|
辺の数: 21–30 | |
---|
辺の数: 31–40 | |
---|
辺の数: 41–50 | |
---|
辺の数: 51–70 (抜粋) | |
---|
辺の数: 71–100 (抜粋) | |
---|
辺の数: 101– (抜粋) | |
---|
無限 | |
---|
星型多角形 (辺の数: 5–12) | |
---|
多角形のクラス | |
---|
|