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母恋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
母恋駅
駅舎(2021年3月)
ぼこい
Bokoi
M34 御崎 (1.7 km)
(1.1 km) 室蘭 M36
地図
所在地 北海道室蘭市母恋北町一丁目
北緯42度19分1.90秒 東経140度59分21.75秒 / 北緯42.3171944度 東経140.9893750度 / 42.3171944; 140.9893750座標: 北緯42度19分1.90秒 東経140度59分21.75秒 / 北緯42.3171944度 東経140.9893750度 / 42.3171944; 140.9893750
駅番号 M35
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 5.9 km(東室蘭起点)
電報略号 ホコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
270人/日
-2015年-
開業年月日 1935年昭和10年)12月29日
備考 簡易委託駅
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母恋駅(ぼこいえき)は北海道室蘭市母恋北町1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。駅番号M35電報略号ホコ事務管理コードは▲130353[1]

歴史

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1976年の母恋駅と周囲約500m範囲。左が室蘭方面。駅裏(上側)が日本製鋼所。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

昭和9年に住民から簡易駅開設の請願が出された[2]

年表

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駅名の由来

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所在地名より。

知里真志保による説ではアイヌ語の「ポセイオイ(poksey-o-i)」(ホッキ貝・群生する・ところ)が略された「ポコイ(pok-o-i)」に由来するとされる[7]

このほか、アイヌ語の「ポオイ(pok-o-i)」(陰になる所)に由来するという説もある[7]。この場合、当地全体が沢だったため付けられたとする[8][9]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅転轍機を持たない棒線駅となっている。互いのホームは両ホーム東側を結んだ跨線橋で連絡している[10]

東室蘭駅管理の簡易委託駅(駅舎内で発券)となっている。改札業務は行っていない。開業時からの木造駅舎[8]が利用されており、構内の南側(室蘭方面に向かって左側)に位置しホーム南側に接している。駅舎内にトイレを有する[8]。かつては駅舎内に売店も存在しており、1993年(平成5年)時点では営業中だった[10]

記念乗車券など

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毎年5月に「母の日記念乗車券」(東室蘭ゆき。同駅でも発売)を、2019年(平成31年)9月までは「母恋駅記念入場券」(硬券)を通年発売していた。職員配置時代から「母の日記念入場券」が5月に発売されていたが、1984年に簡易委託化された際、当時簡易委託駅では入場券を発売しない原則があったことから「母の日記念乗車券」を代替発行した。硬券時代は室蘭ゆきだったが、2015年現在は東室蘭ゆきの大型券が発売されている[11]。その後、「観光旅行記念」として前述の入場券が通年発売されるようになった(発売開始時期不明)。

駅では1996年(平成8年)に「母恋駅を愛する会」が立ち上げられ、駅舎が地元のコミュニケーションの場として活用されてきた。新型コロナウイルスの感染が拡大する2020年(令和2年)までに280回以上のイベントが行われてきた[8][12]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 室蘭本線 上り 室蘭方面
2 下り 東室蘭札幌方面

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は754人[13]
  • 1992年度(平成4年)の1日乗降客数は526人[10]

1日の平均乗降人員は以下の通りである[14]

乗降人員推移
年度 1日平均人数
2011 254
2012 266
2013 278
2014 250
2015 270

駅弁

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母恋めし

主な駅弁は下記の通り[15]

  • 母恋めし - 毎週木曜定休・販売時間 10:00 ~ 13:00

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
室蘭駅 (M36) - 母恋駅 (M35) - 御崎駅 (M34)

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、226頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ 国立公文書館 デジタルアーカイブ 「室蘭市母恋町ニ簡易停車場設置ノ件」
  3. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、857頁。ISBN 978-4-533-02980-6 >
  4. ^ a b 新室蘭市史 第5巻 年表。
  5. ^ “「通報」●函館本線蘭越駅ほか29駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年3月31日) 
  6. ^ 『新室蘭市史 第5巻』室蘭市、1989年、448頁。 
  7. ^ a b アイヌ語地名リスト ヒラタ~ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年1月3日閲覧。
  8. ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)130ページより。
  9. ^ 書籍『ミニブックシリーズ 北海道駅名』(発行出版社、発行年月日不明(1980年代))14ページより。
  10. ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)85ページより。
  11. ^ 『交通公社のガイドシリーズ・405、国鉄きっぷ全ガイド』(著:近藤喜代太郎、日本交通公社出版事業局(現:JTBパブリッシング)、1987年1月発行)243ページより。出典掲載当時は室蘭生活協同組合が受託していた。その後受託者は何度か変わっている。
  12. ^ “仁岸トモヱさん(母恋駅を愛する会代表) 2月5日死去 87歳 「活気いつまでも」毎月行事”. 北海道新聞. (2022年4月22日). オリジナルの2022年5月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/mAXr3 2022年5月1日閲覧。 
  13. ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)79ページより。
  14. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月26日閲覧
  15. ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、657頁。 
  16. ^ 母恋駅前”. NAVITIME. 2019年10月13日閲覧。
  17. ^ 母恋駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年10月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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