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水もれ甲介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水もれ甲介
ジャンル テレビドラマ
原作 葉村彰子
脚本 松木ひろし
窪田篤人
千野皓司
監督 田中重雄
千野皓司 他
出演者 石立鉄男
原田大二郎
村地弘美
赤木春恵
名古屋章
岸ユキ
谷村昌彦
音楽 大野雄二
オープニング シンガーズ・スリー「水もれ甲介」
製作
プロデューサー 上野徹
山本剛正
制作 日本テレビ(放送局)
ユニオン映画(制作)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1974年10月13日 - 1975年3月30日
放送時間日曜 20:00 - 20:55
放送枠日本テレビ日曜8時枠連続ドラマ
放送分55分
回数25
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水もれ甲介』(みずもれこうすけ)は、日本テレビ系列で放映されたテレビドラマである。石立鉄男ユニオン映画シリーズの5作目で、放送期間は1974年10月13日から1975年3月30日までの全25話。

あらすじ

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下町の水道屋三ッ森工業所の長男甲介は、家出をしてバンドのドラマーとなっていた。父・保太郎の危篤をきいて駆けつけると、父は二人の兄弟が養子であることを告げ、あとを頼むと息絶える。甲介は一度は勘当された粗忽者でありながら、大学を中退して跡を継いでいた弟に支えられて、三ッ森工業所を切り盛りしていくことになる。父母の実子である妹のチャーミーは兄の輝夫にあこがれているが、兄弟ともに、血のつながりがなくとも、母と妹との家族のきずなを大切にしながら、雑司ヶ谷の街を生きていく。

配役

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第1話
  • バンドマスター : 安田伸
  • バンドマン : 鹿島信哉
  • 能代秋子 : 影宮亜紀
  • 則江(朝美の同級生) : 千波恵美子(1・3話)
  • 看護婦 : 野路きくみ
第2話
第3話
※現五代目三遊亭圓遊
第4話
第5話
  • 区役所員 : 夏木章
  • ジャズ喫茶の娘 : 石川えり子
第6話
  • 中井清子(銀子の母) : 寺島信子
  • 学生 : 力石民穂
第7話
第8話
第9話
  • 素子 : 三浦真弓
  • 節子 : 臼間香世
  • マスター : 三夏伸
  • 店員 : 小浅初江
  • 職人: 赤城信
第10話
※北村総一郎名義
  • 社長の娘 : 松村みゆき
  • 社長の妻 : 北島京子
  • ダンサー : 島淳子
第11話
第12話
第13話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話


主題歌

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  • 「水もれ甲介」 作詞:白井章生、作・編曲:大野雄二、歌:シンガーズ・スリー
    • この主題歌はアルバム「コメディードラマ・ソングブック」、「日曜夜のテレビは哀愁」、「ソフトロック・ドライヴィン 美しい誤解」に収録されたオリジナルのフルコーラス版の他、大野雄二のアルバム「Made in Y.O.」にも新規録音にて収録されている[1]

スタッフ

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サブタイトル

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回数 放送日 サブタイトル 原案 脚本 演出
1 1974年10月13日 頼んだぜ、甲介 葉村彰子 松木ひろし 田中重雄
2 10月20日 ドラムは捨てたんだ
3 10月27日 工事現場の決闘 千野皓司
4 11月3日 恋人なんて許せない!
5 11月10日 おやじ聞いてくれ この鼓![2] 田中重雄
6 11月17日 恐るべき想像
7 11月24日 オヤジ代理人 窪田篤人 千野皓司
8 12月1日 泣くなチャミー! 松木ひろし
9 12月8日 ニセの遺言 窪田篤人 田中重雄
10 12月15日 チャミーがこわい! 手銭弘喜
11 12月22日 結婚て何だろう? 松木ひろし
12 12月29日 思い出は突然に… 窪田篤人 千野皓司
13 1975年1月5日 ガスもれ注意! 松木ひろし
14 1月12日 貸しちゃった事件! 窪田篤人 田中重雄
15 1月19日 顔で笑って… 手銭弘喜
16 1月26日 幸せになろうな? 松木ひろし 田中重雄
17 2月2日 見合いのかげに怒りあり 窪田篤人
18 2月9日 受験シーズンの幽霊 松木ひろし 千野皓司
19 2月16日 おひかえなすって! 千野皓司 平山晃生
20 2月23日 あこがれの学生生活 千野皓司
植木昌一郎
手銭弘喜
21 3月2日 おふくろ二人! 窪田篤人 田中重雄
22 3月9日 兄妹じゃない! 荒木功
23 3月16日 千野皓司
植木昌一郎
平山晃生
24 3月23日 胃ガンと結婚 窪田篤人 千野皓司
25 3月30日 最后の水もれ 田中重雄

放送局

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ほか

その他

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  • これまでのシリーズでレギュラーメンバーであった山口いづみ杉田かおる有吉ひとみがゲスト出演している。
  • 初回で石立鉄男がドラムをたたくシーンの音はすべて吹き替えである(裏でプロが演奏していた)。
  • 甲介と輝夫の二人は、初回に亡くなる父・保太郎の実の子ではなく、保太郎が出征したときの命の恩人であるクラタという上官の子という設定である。 その際、実の母親は輝夫を産んで死んだことになっていたが、21話で二人を捨てて家出をした実の母親が現れる。
  • 舞台となった三ッ森工業所は、都電荒川線のガード(路線内で唯一)下至近の雑司が谷にあった実際の水道店が使われた(「東京都指定上下水道業者」の看板あり)。その他のシーンも多くが雑司が谷界隈で撮影され、荒川線の走行風景や電停もドラマ中に頻繁に登場している。
  • 伊奈製陶(現:LIXILINAXブランド)が制作協力であったため、作品中にはたびたび同社の製品の他、ポスターなどの宣伝物が登場した。

脚注

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  1. ^ 主題歌が収録されたシングルレコードでは、この歌は石立鉄男の歌う番組挿入歌「さみしいナ…」のB面となっている。
  2. ^ 原表記のまま。
日本テレビ 日曜日20時台
(1974年10月13日 - 1975年3月30日)
前番組 番組名 次番組
水もれ甲介