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沖縄県知事一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沖縄県の旗 沖縄県
知事
Governor of Okinawa Prefecture
沖縄県章
沖縄県章
玉城デニー
現職者
玉城デニー(第8代)

就任日 2018年平成30年)10月4日
地位沖縄県首長
種類知事
任命直接選挙
任期4年(再任可)
根拠法令地方自治法
前身沖縄県令心得
沖縄県令
沖縄諮詢会委員長
沖縄知事
沖縄群島知事
臨時琉球諮詢委員会委員長
琉球臨時中央政府行政主席
琉球政府行政主席
創設1972年昭和47年)5月15日
初代屋良朝苗(公選初代)
職務代行者沖縄県副知事
謝花喜一郎富川盛武
ウェブサイト沖縄県庁HP

沖縄県知事一覧(おきなわけんちじいちらん)は、1879年明治12年)3月の廃藩置県によって設置された沖縄県の歴代の県令、官選知事、米軍施政権下の政府首長を経て、現在に至る知事の一覧である。尚、米軍施政権下初期の宮古列島八重山列島の知事については、民政府・群島政府知事等一覧を参照のこと。

特記事項

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沖縄復帰特措法によれば、法的運用上、同じものが米軍統治移行前に存在していた場合にはその地位を引き継いでいると見做せるようになっており、沖縄県そのものについても米軍統治前にはあったことから、第3条によって他の都道府県同様事実上戦前から続いているものとして扱われる。従って、本項目においては官選時代の知事・県令についても扱う。

なお先島民政府知事については、先島地方も戦前は沖縄県の一部であったこと、米軍統治によって初めて登場したものであることから、別扱いとする。

県令

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(出典:[1]

沖縄県令心得
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
- 木梨精一郎 1879年明治12年)3月27日 1879年(明治12年)4月4日
沖縄県令
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 鍋島直彬 1879年(明治12年)4月4日 1881年(明治14年)5月18日
2 上杉茂憲 1881年(明治14年)5月18日 1883年(明治16年)4月22日
3 岩村通俊 1883年(明治16年)4月22日 1883年(明治16年)12月21日
4 西村捨三 1883年(明治16年)12月21日 1886年(明治19年)4月27日
5 大迫貞清 1886年(明治19年)4月27日 1886年(明治19年)7月19日

官選知事

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(出典:[2]

沖縄県知事(官選)
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 大迫貞清 1886年(明治19年)7月19日 1887年(明治20年)4月14日
2 福原実 1887年(明治20年)4月14日 1888年(明治21年)9月18日
3 丸岡莞爾 1888年(明治21年)9月18日 1892年(明治25年)7月20日
4 奈良原繁 1892年(明治25年)7月20日 1908年(明治41年)4月6日
5 日比重明 1908年(明治41年)4月6日 1913年大正2年)6月1日
6 高橋琢也 1913年(大正2年)6月1日 1914年(大正3年)6月9日
7 大味久五郎 1914年(大正3年)6月9日 1916年(大正5年)4月28日
8 小田切磐太郎 1916年(大正5年)4月28日 1916年(大正5年)5月4日 未赴任[3]
9 鈴木邦義 1916年(大正5年)5月4日 1919年(大正8年)4月18日
10 川越壮介 1919年(大正8年)4月18日 1921年(大正10年)5月27日
11 和田潤 1921年(大正10年)5月27日 1923年(大正12年)10月25日
12 岩元禧 1923年(大正12年)10月25日 1924年(大正13年)6月24日
13 亀井光政 1924年(大正13年)6月24日 1926年(大正15年)9月28日
14 今宿次雄 1926年(大正15年)9月28日 1927年昭和2年)5月7日
15 飯尾藤次郎 1927年(昭和2年)5月7日 1928年(昭和3年)12月26日
16 細川長平 1928年(昭和3年)12月26日 1929年(昭和4年)7月5日
17 守屋磨瑳夫 1929年(昭和4年)7月5日 1930年(昭和5年)8月26日
18 井野次郎 1930年(昭和5年)8月26日 1935年(昭和10年)6月28日
19 蔵重久 1935年(昭和10年)6月28日 1938年(昭和13年)6月24日
20 淵上房太郎 1938年(昭和13年)6月24日 1941年(昭和16年)1月7日
21 早川元 1941年(昭和16年)1月7日 1943年(昭和18年)7月1日
22 泉守紀 1943年(昭和18年)7月1日 1945年(昭和20年)1月12日
23 島田叡 1945年(昭和20年)1月12日 1945年(昭和20年)6月[3][注 1] 沖縄戦により消息不明[4]
以後、アメリカ合衆国による沖縄統治

米軍統治下における諸職

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(出典:[3]

民政府・群島知事等

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沖縄諮詢会委員長
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 志喜屋孝信 1945年(昭和20年)8月20日 1946年(昭和21年)4月24日
沖縄知事
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 志喜屋孝信 1946年(昭和21年)4月24日 1950年(昭和25年)11月3日
沖縄群島知事
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 平良辰雄 1950年(昭和25年)11月4日 1952年(昭和27年)1月30日

中央政府首長

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臨時琉球諮詢委員会委員長[注 2]
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 比嘉秀平 1950年(昭和25年)6月5日 1951年(昭和26年)3月31日
琉球臨時中央政府行政主席[注 3]
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 比嘉秀平 1951年(昭和26年)4月1日 1952年(昭和27年)3月31日
琉球政府行政主席[注 3]
写真 氏名 任期初日 任期終日 備考
1 比嘉秀平 1952年(昭和27年)4月1日 1956年(昭和31年)10月25日
2 当間重剛 1956年(昭和31年)11月11日 1959年(昭和34年)11月10日
3 大田政作 1959年(昭和34年)11月11日 1964年(昭和39年)10月31日
4 松岡政保 1964年(昭和39年)10月31日 1968年(昭和43年)11月30日
5 屋良朝苗 1968年(昭和43年)12月1日 1972年(昭和47年)5月14日 行政主席選挙による選出[5]
日本へ復帰

本土復帰後における公選知事

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(出典:[6]

沖縄県知事(公選)
写真 氏名 任期初日 任期終日 期数 出身 備考
1 屋良朝苗 1972年(昭和47年)5月15日 1976年(昭和51年)6月24日 2 沖縄県 読谷村
2 平良幸市 1976年(昭和51年)6月25日 1978年(昭和53年)11月23日 1 沖縄県 西原町
野島武盛 1978年7月21日 1978年12月13日 副知事(平良が病気のため知事代行)[7][8]
3 西銘順治 1978年(昭和53年)12月13日 1990年平成2年)12月9日 3 沖縄県 与那国町
4 大田昌秀 1990年(平成2年)12月10日 1998年(平成10年)12月9日 2 沖縄県 久米島町
5 稲嶺惠一 1998年(平成10年)12月10日 2006年(平成18年)12月9日 2 満州 大連市
6 仲井眞弘多 2006年(平成18年)12月10日 2014年(平成26年)12月9日 2 沖縄県 那覇市
7 翁長雄志 2014年(平成26年)12月10日 2018年(平成30年)8月8日 1 沖縄県 那覇市 在職中死去[注 4]
8 玉城デニー 2018年(平成30年)10月4日 在職  2 沖縄県 うるま市 [注 5]

脚注

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注釈

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  1. ^ 『新編日本の歴代知事』には、「6月23日」と記載[4]
  2. ^ 『沖縄大百科事典 別巻』によると、官職名は単に「委員長」と記載[3]
  3. ^ a b 『沖縄大百科事典 別巻』によると、官職名は単に「行政主席」と記載[3]
  4. ^ 2018年8月7日より12日まで謝花喜一郎副知事が、13日以降は富川盛武副知事が職務代理者となっている[9]
  5. ^ 行政文書の種類によって、知事就任以前から用いられてきた「玉城デニー」名義と本名の「玉城康裕」名義の使い分けが行われている。対外的に法的効果を伴わない場合は、可能な限り知名度の高い「玉城デニー」名義となっている。[10]

出典

[編集]
  1. ^ 「歴代沖縄県知事・群島知事・行政主席等一覧」、『沖縄大百科事典 別巻』(1983年)、p.11
  2. ^ 「歴代沖縄県知事・群島知事・行政主席等一覧」、『沖縄大百科事典 別巻』(1983年)、pp.11 - 12
  3. ^ a b c d e 「歴代沖縄県知事・群島知事・行政主席等一覧」、『沖縄大百科事典 別巻』(1983年)、p.12
  4. ^ a b 「島田叡」、『新編日本の歴代知事』(1991年)、p.1133
  5. ^ 「屋良朝苗」、『新編日本の歴代知事』(1991年)、p.1135
  6. ^ 歴代公選知事名簿 沖縄県”. 全国知事会. 2018年8月17日閲覧。
  7. ^ 野島武盛氏が死去 平良県政の副知事 97歳 - 『琉球新報』、2022年7月10日閲覧。
  8. ^ Post-Reversion Okinawa and U.S.-Japan Relations 21ページ
  9. ^ “翁長知事、7日から意識混濁 副知事が職務を代理 「復帰目指し、懸命に頑張っている」”. 沖縄タイムス. (2018年8月8日). http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/295931 2018年8月9日閲覧。 
  10. ^ 公文書における知事の名前の表示について』(プレスリリース)沖縄県、2018年10月11日http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/somushi/hoki/press/chijinonamae.html2018年10月20日閲覧 

参考文献

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  • 沖縄大百科事典刊行事務局編 『沖縄大百科事典沖縄タイムス社、1983年。全国書誌番号:84009086
  • 歴代知事編纂会編 『新編日本の歴代知事』 歴代知事編纂会、1991年。

関連項目

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外部リンク

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