波野駅
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波野駅 | |
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外観(2006年8月) | |
なみの Namino | |
◄滝水 (4.9 km) (10.7 km) 宮地► | |
所在地 | 熊本県阿蘇市波野大字波野[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■豊肥本線 |
キロ程 | 83.7 km(大分起点) |
電報略号 | ナミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月2日[2][3] |
備考 | 無人駅[1] |
波野駅(なみのえき)は、熊本県阿蘇市波野大字波野にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。
熊本方面から見て行くと当駅は線路が坂の上トンネル(2283m)を抜けてちょうど阿蘇山のカルデラから出た場所にある。標高は754メートルと、九州の鉄道駅では最も高い[2]。また隣の滝水駅とともに、豊肥本線の中で列車停車本数が最も少ない駅である。
歴史
[編集]- 1928年(昭和3年)12月2日:鉄道省(後に日本国有鉄道)豊肥本線玉来 - 宮地間とともに開業[2][3]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止[3]。
- 1983年(昭和58年)11月30日:荷物扱い廃止[4]。駅員無配置駅となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[2][3]。
- 2000年(平成12年)8月16日:午後10時10分ごろ駅舎から出火し全焼[6]。
- 2001年(平成13年):下り線ホームに待合室設置[2]。
- 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正でプラットホームに「のりば番号」が新設。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[2]。互いのホームは構内踏切で連絡している。
無人駅である[2]。以前は開業時の木造駅舎が存在したが2000年(平成12年)に焼失[2][6][注釈 1]。以後は駅舎が再建されず、下り線ホームに待合室のみ作られた[2]。ホームにはこの駅が九州で一番高い駅である事を示す標柱が立てられている[2]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■豊肥本線 | 下り | 豊後竹田方面 | |
2 | 上り | 宮地方面 |
駅周辺
[編集]旧・波野村の名を冠するものの、中心部へは隣の滝水駅のほうが近く、周囲には森林とわずかな集落しか存在しない。駅前には県道・小地野永谷線があるが、幹線道路の国道や主要地方道(熊本県道41号高森波野線)からは遠く離れている。
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駅前
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、24頁。
- ^ a b c d e f g h i j 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線/久大本線、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、9,14-15頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年10月、745頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第124号」『官報』17047号、1983年11月30日。
- ^ 「通報 ●豊肥本線三里木駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1983年11月30日、3頁。
- ^ a b 「九州最高地、波野駅が全焼 熊本の無人駅」『朝日新聞』朝日新聞社、2000年8月17日、西部朝刊、31面。
- ^ 「出火原因は漏電か JR波野駅舎全焼」『熊本日日新聞』熊本日日新聞社、2000年8月18日、朝刊。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 波野駅(駅情報) - 九州旅客鉄道