水前寺駅
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水前寺駅 | |
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南口(2020年9月) | |
すいぜんじ Suizenji | |
◄東海学園前 (2.0 km) (0.6 km) 新水前寺► | |
所在地 | 熊本市中央区水前寺1丁目4-1[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■豊肥本線 |
キロ程 | 142.2 km(大分起点) |
電報略号 | スイ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
3,426人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)6月21日[2] |
備考 |
直営駅 みどりの窓口有[1] |
水前寺駅(すいぜんじえき)は、熊本県熊本市中央区水前寺一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。
歴史
[編集]戦時中は現在の健軍に三菱重工業の工場「熊本航空機(第九)製作所」が立地し、跡地に戦後しばらくの間、国鉄小倉工場熊本分工場が設置され当駅より引込線(三菱工場建設と同時期に敷設)が存在した。現在は陸上自衛隊が駐屯している。
年表
[編集]- 1914年(大正3年)6月21日:鉄道院(後の日本国有鉄道)宮地軽便線の開通に伴い開業[2]。
- 1928年(昭和3年)12月2日:路線名の改称に伴い、豊肥本線の駅となる[2]。
- 1945年(昭和20年)7月2日:米空海軍による熊本大空襲で初代駅本屋が被災全焼。
- 1948年(昭和23年):2代目駅舎完成。
- 1983年(昭和58年)1月20日:貨物取扱廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が承継[2]。
- 1992年(平成4年)4月1日:駅レンタカー営業開始。[4]
- 1995年(平成7年)3月25日:駅舎改装[5]。
- 1999年(平成11年)3月31日:駅レンタカー営業終了。[6]
- 2003年(平成15年)3月6日:現4代目駅舎完工営業開始[7][8]。北口新設[8]。
- 2012年(平成24年)12月1日:交通系ICカードSUGOCA導入[9]。
- 2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[10]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[11]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。下り方には5両編成まで留置可能な留置線が設けられている。元々は現・南口側に単式ホーム1面と現在使用している島式ホーム1面の計2面3線だった。
JR九州本体による直営駅であり、みどりの窓口が設置されている[1]。駅舎の2階までは商業施設、3階以上にはマンションを併設している[7]。改札口やみどりの窓口は2階にある。2012年(平成24年)よりSUGOCAが利用可能となったが、当駅に自動改札機の設置は行われず、ICの読み取り機のみ設置している。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■豊肥本線 | 上り | 熊本方面 |
2 | 下り | 武蔵塚・肥後大津・阿蘇方面 |
-
北口(2006年9月)
-
ホーム(2006年12月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は3,426人である[利用 1]。熊本県内の駅では熊本駅、新水前寺駅に次いで3番目に多い。
各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。2016年度までについては、各年度総計のデータから該当年度の日数を除算し、小数点以下を四捨五入したもの。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2004年 | 2,164 | [利用 2] |
2005年 | 2,268 | [利用 3] |
2006年 | 2,382 | [利用 4] |
2007年 | 2,517 | [利用 5] |
2008年 | 2,656 | [利用 6] |
2009年 | 2,704 | [利用 7] |
2010年 | 2,742 | [利用 8] |
2011年 | 2,946 | [利用 9] |
2012年 | 2,889 | [利用 10] |
2013年 | 2,965 | [利用 11] |
2014年 | 2,967 | [利用 12] |
2015年 | 3,151 | [利用 13] |
2016年 | 3,168 | [利用 14] |
2017年 | 3,276 | [利用 15] |
2018年 | 3,335 | [利用 16] |
2019年 | 3,466 | [利用 17] |
2020年 | 2,538 | [利用 18] |
2021年 | 2,816 | [利用 19] |
2022年 | 3,103 | [利用 20] |
2023年 | 3,426 | [利用 1] |
駅周辺
[編集]基本的には高層マンションなども立ち並ぶ住宅街であるが、北口側は高等学校や大学、劇場などが集中し、文教地区となっている[1]。
駅舎内
[編集]南口側
[編集]北口側
[編集]バス路線
[編集]南口側に水前寺駅前、北口側に水前寺駅北口各バス停がある。双方とも熊本都市バスが運行している[12]。
- 水前寺駅前
- 水前寺駅北口
- 桜町バスターミナル行き/城西校北行き
隣の駅
[編集]脚注
[編集]本文
[編集]- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、23頁。
- ^ a b c d 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線/久大本線、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、744頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『JR時刻表』1992年4月、弘済出版社、1999年4月。
- ^ 「水前寺駅の改装が終了」『交通新聞』交通新聞社、1995年4月10日、3面。
- ^ 『JR時刻表』1999年4月号
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ a b 「水前寺駅ビル開業 自由通路UD採用 利用客増を期待 JR九州」『西日本新聞』西日本新聞社、2003年3月7日、朝刊、30面。
- ^ 『交通新聞』交通新聞社、2012年12月4日、1面。
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “水前寺駅前(すいぜんじえきまえ)熊本都市バス停留所・時刻表検索”. 熊本都市バス. 2023年5月27日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
- ^ 「118. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成16年度版』熊本市総務局情報企画部統計課、2005年、126頁 。
- ^ 「118. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成17年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2006年。
- ^ 「116. J R 市 内 駅 乗 車 人 員員」『熊本市統計書 平成18年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2007年3月。
- ^ 「116. J R 市 内 駅 乗 車 人 員」『熊本市統計書 平成19年度版』熊本市企画財政局企画広報部統計課、2008年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成20年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2009年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成21年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2010年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成22年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2011年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成23年度版』熊本市企画財政局企画情報部統計課、2012年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成24年度版』熊本市企画振興局統計課、2013年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成25年度版』熊本市企画振興局統計課、2014年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成26年度版』熊本市企画振興局統計課、2015年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成27年度版』熊本市市民局統計課、2016年3月。
- ^ 「11-1 JR市内駅乗車人員」『熊本市統計書 平成28年度版』(PDF)熊本市総務局総務課、2017年3月、91頁 。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月21日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月16日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 水前寺駅(駅情報) - 九州旅客鉄道