浜小清水駅
浜小清水駅 | |
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駅舎(2018年5月) | |
はまこしみず Hama-Koshimizu | |
◄B73 止別 (5.7 km) (3.2 km) (臨)原生花園 B75► | |
所在地 | 北海道斜里郡小清水町字浜小清水474-7 |
駅番号 | ○B74 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 146.1 km(東釧路起点) |
電報略号 | マコ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
62人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)11月10日 |
備考 | 無人駅 |
浜小清水駅(はまこしみずえき)は、北海道斜里郡小清水町字浜小清水にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅である。駅番号はB74。
道の駅はなやか小清水との合築となっている。事務管理コードは▲111618[2]。
歴史
[編集]1925年(大正14年)11月10日、北浜駅 - 斜里駅間の開通に伴い開業。開業日には駅前に緑門が建てられ、村長が14両編成の一番列車を出迎えた。当時の駅周辺は市街地から離れており、駅周辺の30戸ほどの街区が形成されていた[3]。その後、小清水軌道が開業して分岐駅となり、小清水市街地と結ばれた。
2007年(平成19年)4月14日から2009年(平成21年)度まで、デュアル・モード・ビークルの試験的営業運行が当駅と藻琴駅の間で行われていた。
年表
[編集]- 1925年(大正14年)11月10日:国有鉄道の古樋駅(ふるといえき)として開業[4]。一般駅。
- 1941年(昭和16年)8月8日:小清水軌道開業。
- 1952年(昭和27年)
- 1960年(昭和35年)
- 1983年(昭和58年)5月20日:貨物取扱い廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[5]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員配置終了[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[6]。
- 1999年(平成11年)7月13日:道の駅はなやか小清水建設に伴う駅舎撤去セレモニー挙行[5]。
- 2000年(平成12年)
駅名の由来
[編集]旧称の「古樋」はアイヌ語に由来し以下の諸説があるが、アイヌ語研究者の山田秀三は「どれも後の説で、どっちが非だかは分からない[7]」としている。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2番のりばとの間は止別方にある構内踏切で連絡する。
2番のりばは3両程度分の長さを持つが、機関車を含めて6両となる「流氷ノロッコ号」の運行期間は、全客車がホームにかかるよう仮設で延伸される。
知床斜里駅管理の無人駅。待合室は道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」の建物内の一角となっている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■釧網本線 | 上り | 網走・北見方面 |
2 | 下り | 知床斜里・釧路方面 |
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出入口(2009年10月)
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駅を示す表示が無かった頃の出入口(2004年9月)
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ホームと構内踏切(2021年5月)
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駅名標(2018年5月)
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流氷ノロッコ号停車中。柵がある部分が仮設延伸部(2009年3月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 55 | [8] | |||
2016年(平成28年) | 24.4 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 23.2 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 19.0 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 15.2 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)10.6 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)9.0 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)8.2 | [JR北 7] | |||
2023年(令和 | 5年)8.8 | [JR北 8] |
駅周辺
[編集]オホーツク海に近く、国道沿いを中心に浜小清水の集落が広がる。網走市浦士別地区の最寄り駅ともなる。小清水町中心部とは約10 km離れており、バス等での連絡が必要となる。
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■釧網本線[10]
- *:原生花園駅停車は4月25日 - 10月31日のみ(ただし、一部列車は通年通過)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 小清水町百年史 昭和56年1月発行 P671。敷設時期に関しては明確ではないが、組合発足と同時と記されている。
出典
[編集]- ^ 太田幸夫『北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~』(1版)富士コンテム、札幌市、2004年2月29日、139頁。ISBN 4-89391-549-5。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236 。2023年4月2日閲覧。
- ^ 「北浜 - 斜里間の鉄道開通」『北海タイムス』1925年11月17日(大正ニュース事典編纂委員会 『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p.475 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ a b c d 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、165頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d e f g 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、95, 112-113, 117, 135, 137頁。
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、926頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 216. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、915頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “浜小清水駅前”. NAVITIME. 2019年9月2日閲覧。
- ^ 下り順に記載。路線は止別駅方の東釧路駅が起点。
JR北海道
[編集]- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
参考文献
[編集]- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 浜小清水|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company