牛ノ谷駅
表示
牛ノ谷駅 | |
---|---|
駅舎(2020年7月) | |
うしのや Ushinoya | |
◄細呂木 (3.1 km) (5.7 km) 大聖寺► | |
所在地 | 福井県あわら市牛ノ谷36-11 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 |
78.6 km(敦賀起点) 米原から124.5 km |
電報略号 | ノヤ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
22人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1921年(大正10年)4月15日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
牛ノ谷駅(うしのやえき)は、福井県あわら市牛ノ谷にある[2]、ハピラインふくい・ハピラインふくい線の駅である。
歴史
[編集]- 1918年(大正7年)11月15日:国有鉄道北陸本線の細呂木駅 - 大聖寺駅間に、熊坂信号所として開設。
- 1921年(大正10年)4月15日:駅に昇格、牛ノ谷駅(一般駅)開業[1][2]。
- 1948年(昭和23年)
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)[4]。
- 1971年(昭和46年)3月25日:荷物の取扱を廃止[5]。駅員無配置駅となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[4]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる(チャージ不可)[7][8][9][10][11]。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間開業に伴い、ハピラインふくいの駅となる[12][13][14]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅[1][2]。ホーム南側に保線用の側線があるものの[15]、絶対信号機がない停留所となっている。ホームはカーブにより大きく曲がっており、下り側が上り側よりも高くなっている[1]。線路東側に駅舎があり、ホームとは構内踏切で連絡している。
北陸新幹線敦賀延伸までは、JR西日本金沢支社の福井地域鉄道部管理の無人駅[2]であり、自動券売機は設置されていない。ICカード専用型の簡易改札機が設置されている[7]。トイレあり。
福井県最北端の駅で、駅より約0.5kmほど北にある熊坂トンネルを入るとすぐ石川県に入る。石川県側の大聖寺駅はIRいしかわ鉄道の管理駅のため、当駅がハピラインふくいが管理する最北端の駅となる[14]。JR時代は当駅まで福井地域鉄道部管理で、大聖寺駅から金沢寄りは金沢支社直轄(駅は小松管理駅)であった。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ハピラインふくい線 | 上り | 福井・敦賀方面 |
2 | 下り | 金沢方面 |
- 長らくのりば番号が設定されていなかったが、ICOCA導入までに設定された。駅舎側(上り)が1番のりばである。
- 接近警告機から鳴るメロディは、下りホームが「村の鍛冶屋」、上りホームが「エリーゼのために」である。
-
ホーム(2009年3月)
利用状況
[編集]「福井県統計年鑑[16]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は22人である[17]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 94 |
1998年 | 99 |
1999年 | 96 |
2000年 | 90 |
2001年 | 84 |
2002年 | 74 |
2003年 | 73 |
2004年 | 70 |
2005年 | 64 |
2006年 | 53 |
2007年 | 45 |
2008年 | 52 |
2009年 | 48 |
2010年 | 29 |
2011年 | 24 |
2012年 | 23 |
2013年 | 27 |
2014年 | 24 |
2015年 | 22 |
2016年 | 18 |
2017年 | 21 |
2018年 | 23 |
2019年 | 22 |
駅周辺
[編集]駅舎のほぼ目の前を北陸自動車道が通っており、北陸本線は熊坂トンネルに入る前でアンダークロスしている。
- 福井県道124号牛ノ谷停車場線
- 牛ノ谷峠(国道8号) - 駅名の由来となっている峠[1]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 川島 2010, p. 58.
- ^ a b c d e 朝日 2012, p. 22.
- ^ a b c 『福井震災誌』(名古屋鉄道局、1950年)[要ページ番号]
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、135頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第118号”. 官報. (1971年3月24日)
- ^ 「通報 ●北陸本線田村駅ほか7駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年3月24日、4面。
- ^ a b 『9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅〜牛ノ谷駅)に導入します! 〜北陸と近畿がICOCAでつながる〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2018年5月30日。オリジナルの2019年5月28日時点におけるアーカイブ 。2020年9月13日閲覧。
- ^ “イコカ福井県内導入は9月15日 福井駅と敦賀駅は先行で自動改札”. 福井新聞 (2018年5月31日). 2018年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月4日閲覧。
- ^ “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2021年9月3日閲覧。
- ^ “JR西日本「ICOCA」福井県でサービス拡大記念プレゼント - 9/15から”. マイナビニュース (2018年9月10日). 2021年9月3日閲覧。
- ^ “福井県内のJR線でICカード切符「ICOCA」運用開始 早朝購入組の姿も”. 福井経済新聞 (2018年9月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “新社名「ハピラインふくい」 並行在来線三セク会社 福井の60代男性考案”. 中日新聞Web. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線運営会社は「ハピラインふくい」 知事らが記者会見”. 朝日新聞デジタル. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b “並行在来線の役割転換、特急中心から「県民の足」へ…「パターンダイヤ」も検討”. 読売新聞オンライン. (2022年4月9日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 31.
- ^ 福井県統計年鑑
- ^ “8.駅別JR貨客輸送状況(1日平均)” (XIS). 福井県. 2021年3月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 牛ノ谷駅 - ハピラインふくい