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噴火災害による人的被害記録の年表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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噴火災害による人的被害記録の年表(ふんかさいがいによるじんてきひがいきろくのねんぴょう)では、記録に残る火山噴火災害の人的被害記録を略年表一覧形式で解説する。

なお、有史以降の死者1,000名以上の大規模火山災害については太文字とした。


紀元前

サントリーニ島の衛星写真
(2001年、NASA
74,000年前
37,000年前
7,300年前
約1530〜1630年前

99年まで

ヴェスヴィオ山
(1817年の絵画)
79年

100年代

200年代

300年代

400年代

500年代

クラカタウ山
(2008年2月7日撮影)
525年から550年にかけて
  • 日本の旗 日本榛名山群馬県 - 約30年おきに起こった2回の噴火(二ツ岳渋川噴火、二ツ岳伊香保噴火)で二ツ岳の集落を壊滅させる被害[9][10]
535年

600年代

700年代

764年

800年代

874年
888年

900年代

915年

1000年代

1100年代

1200年代

1300年代

1400年代

1410年
1471年
1476年

1500年代

1586年
1596年

1600年代

1600年
1631年
1640年
1663年
1664年
1672年

1700年代

雲仙岳眉山
(2006年)
浅間山の浮世絵
(1859年、歌川広重
1701年
1707年
1716年
1721年
1741年
1760年
1764年
1772年
1775年
1779年
1781年
1783年
  • 日本の旗 日本浅間山長野県群馬県 - 天明3年8月4日夕刻に火山弾の直撃により1名が即死、これによりパニックが発生し住民が南方面へ避難を開始[25]。翌8月5日[24]、火砕流などにより死者1,443名、流家数957戸[26][16]。噴火は3ヶ月以上にも及び、2億トンにも及ぶ[25]降灰と火山噴出物は噴火以前から発生していた飢饉を更に悪化させる要因となった[27]。また、多量の火山灰は大凶作の一因となり、餓死者約100万人となった[28]
1785年
1791年
1792年

1800年代

1883年クラカタウ山
(1888年の絵画)
1801年
1814年
1815年
1816年
1822年
1845年
1846年
1854年
1856年
1867年
1872年
1874年
1875年
1883年
1888年
1892年
1893年
1895年
1896年
1897年

脚注

  1. ^ a b c d e f g 吉田茂生 (2015年3月3日). “有名な噴火のリスト”. 九州大学. 2015年5月1日閲覧。
  2. ^ ただし、ネアンデルタール人の骨は28万年前のものがある。
  3. ^ a b c d 「広域的な火山防災対策に係る検討会」(第1回)【大規模火山災害とは】”. 内閣府 (2012年8月3日). 2015年5月2日閲覧。
  4. ^ 前野深 (2014年). “カルデラとは何か:鬼界大噴火を例に” (PDF). 東京大学地震研究所. 2015年5月4日閲覧。pp.58.
  5. ^ 1.世界遺産にみる地中海域の古代・中世社会”. 小澤克彦. 2015年5月1日閲覧。
  6. ^ サントリーニ火山ミノア噴火-約3,500年前(ギリシア)”. 財団法人消防科学総合センター・消防防災博物館. 2015年5月1日閲覧。
  7. ^ 小山真人. “西暦79年にイタリアのヴェスヴィオ火山で起きたプリニー式噴火”. 静岡大学防災総合センター. 2015年4月30日閲覧。
  8. ^ ベスビオ火山 79年噴火 (イタリア)”. 財団法人消防科学総合センター・消防防災博物館. 2015年5月1日閲覧。
  9. ^ 早川由紀夫. “榛名火山の災害実績”. 群馬大学. 2015年5月2日閲覧。
  10. ^ 榛名山(群馬県)”. 気象庁. 2015年5月2日閲覧。
  11. ^ 薩摩
  12. ^ 小林哲夫. “桜島火山の噴火史”. 鹿児島大学. 2015年5月5日閲覧。
  13. ^ 縄文の風 かごしま考古ガイダンス第45回 橋牟礼川遺跡
  14. ^ 早川由紀夫. “平安時代に起こった八ヶ岳崩壊と千曲川洪水” (PDF). 群馬大学. 2015年5月2日閲覧。pp.20, pp.22.
  15. ^ 十和田湖の成り立ちと平安時代に起こった大噴火
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n 早川由紀夫. “噴火に備える(長期予知)Long-term prediction” (PDF). 群馬大学. 2015年5月2日閲覧。
  17. ^ 破壊の軌跡:火山の華やかな地質図”. WIRED (2011年12月3日). 2015年5月2日閲覧。pp.9.
  18. ^ a b c d 桜島 有史以降の火山活動”. 気象庁. 2015年5月1日閲覧。
  19. ^ a b c d 火山防災エキスパート派遣に係る参考資料” (PDF). 内閣府 (2001年8月24日). 2015年4月30日閲覧。pp.5.
  20. ^ 浅間火山の噴火記録”. 東京大学地震研究所. 2015年5月1日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 主な火山災害年表” (PDF). 気象庁. 2015年5月2日閲覧。
  22. ^ a b 197701:1977年(昭和52年) 有珠山噴火”. 内閣府. 2015年4月30日閲覧。
  23. ^ a b c d e f g h i j k ネバド・デル・ルイス火山1985年噴火(コロンビア)”. 財団法人消防科学総合センター・消防防災博物館. 2015年5月1日閲覧。
  24. ^ a b c d e f g h i j k l 過去に発生した火山災害”. 気象庁. 2015年5月1日閲覧。
  25. ^ a b c 災害史に学ぶ” (PDF). 内閣府 (2011年3月). 2015年5月3日閲覧。
  26. ^ 天明3年(1783年)浅間山噴火”. 国土交通省・利根川水系砂防事務所. 2015年5月1日閲覧。
  27. ^ 破壊の軌跡:火山の華やかな地質図”. WIRED (2011年12月3日). 2015年5月2日閲覧。pp.5.
  28. ^ 22. ユーラシア大陸東岸の島国日本は冷夏による災害を地球上で最もうけやすい-1993年平成大凶作,1980年冷害,1783~88年天明大飢饉など”. 防災科学技術研究所. 2015年5月3日閲覧。
  29. ^ 早川由紀夫. “6章 過去の火山噴火を調べる”. 群馬大学. 2015年5月3日閲覧。
  30. ^ 図14.3 雲仙岳・眉山の崩壊と津波”. 文部科学省防災科学技術研究所. 2015年4月30日閲覧。
  31. ^ フィリピンのマヨン山が噴火、登山客ら5人死亡か”. AFP (2013年5月7日). 2015年5月1日閲覧。
  32. ^ a b 雲仙復興事務所 (2001年3月). “普賢さんとわたしたち【教師用資料】”. 国土交通省. 2015年5月1日閲覧。
  33. ^ 過去20年に大きな被害を出した火山噴火一覧”. AFP (2014年9月29日). 2015年5月1日閲覧。
  34. ^ 過去の災害に学ぶ(第5回)1888年磐梯山噴火災害” (PDF). 内閣府 (2005年11月). 2015年4月30日閲覧。
  35. ^ 1888 磐梯山噴火”. 内閣府 (2005年3月). 2015年5月3日閲覧。

関連項目

外部リンク