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「竹田駅 (京都府)」の版間の差分

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当駅は共同使用駅であるが京都市交通局の管轄駅となっていることから、旅客向けの設備はおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様となっている。
当駅は共同使用駅であるが京都市交通局の管轄駅となっていることから、旅客向けの設備はおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様となっている。


[[乗車カード]]は、「[[スルッとKANSAI]]」対応カードおよび「[[PiTaPa]]<ref group="注">相互利用提携がなされている[[ICOCA]]を含む。</ref>」については両社局で利用が可能であり、当駅でも自動改札機での利用が可能である。なお、かつて近鉄で供用されていた「[[Jスルー|Jスルーカード]]」<ref group="注">2008年に近鉄での発売が終了したほか、2009年には自動改札機・自動精算機での供用を終えた。</ref>については自動改札機に直接通すことができず、乗車時は自動券売機で切符に、降車時は自動精算機で出場証に引き換える必要があった。
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案内表示もおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様だが、[[駅名標]]は基本的には地下鉄仕様となっているものの近鉄線ホーム(1・4番線)側は同社の駅名標に準じたデザインとしているほか、[[反転フラップ式案内表示機|列車案内表示機]](ソラリー)<!--(外観の色は異なる)-->や近鉄の列車に関する自動放送は近鉄仕様のものを使用しており、両社局の仕様が混在している。なお、2番線からの地下鉄→近鉄の直通列車発車時には、自動放送は地下鉄仕様だが<!--2番線の出発信号機は近鉄の設備であるため-->発車ブザーは近鉄仕様のものが使用されている。
案内表示もおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様だが、[[駅名標]]は基本的には地下鉄仕様となっているものの近鉄線ホーム(1・4番線)側は同社の駅名標に準じたデザインとしているほか、[[反転フラップ式案内表示機|列車案内表示機]](ソラリー)<!--(外観の色は異なる)-->や近鉄の列車に関する自動放送は近鉄仕様のものを使用しており、両社局の仕様が混在している。なお、2番線からの地下鉄→近鉄の直通列車発車時には、自動放送は地下鉄仕様だが<!--2番線の出発信号機は近鉄の設備であるため-->発車ブザーは近鉄仕様のものが使用されている。

2016年9月23日 (金) 12:25時点における版

竹田駅*
北駅舎西口(2006年9月1日)
たけだ
Takeda
所在地 京都市伏見区竹田桶ノ井町
北緯34度57分24.82秒 東経135度45分22.01秒 / 北緯34.9568944度 東経135.7561139度 / 34.9568944; 135.7561139 (竹田駅*)
所属事業者 京都市交通局京都市営地下鉄
社章近畿日本鉄道(近鉄)
電報略号 タケタ(近鉄)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(京都市交通局)50,142人/日**
-2014年-
(近鉄)10,806人/日
-2015年11月10日-
開業年月日 1928年昭和3年)11月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 ■ 京都市営地下鉄烏丸線
駅番号 K15
キロ程 13.7 km(国際会館起点)
K14 くいな橋 (0.7 km)
(- km) (伏見***)
所属路線 B 近鉄京都線
駅番号  B05 
キロ程 3.6 km(京都起点)
B04 上鳥羽口 (1.1 km)
(1.3 km) 伏見 B06
備考 共同使用駅(管理は京都市交通局)
* 1940年に城南宮前駅から改称
** 近鉄との直通人員含む
*** 一部列車は近鉄京都線と相互直通運転実施
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竹田駅配線図

内側2線の分岐は車庫へ
↑ 外側2線 上鳥羽口駅
↑ 内側2線 くいな橋駅

STR-R
STR-L
STR KRWgl+l KRWgr+r STR
STR+BSr
STR+BSr
STR+BSl
STR+BSl
ABZrg ABZrf ABZlf ABZlg
STR KRWgl+l KRWgr+r STR
STR STR STR STR
STR ENDEe ENDEe STR
STRg STRf

伏見駅

北駅舎東口(1・3番出入口)
南駅舎西口(6番出入口)
ホーム
駅名板。近鉄側の乗り場だが、管理駅の京都市交デザインが混在。隣駅に「近鉄線」の表示も
丹波橋方面ホーム。番線表示も京都市交通局仕様

竹田駅(たけだえき)は、京都府京都市伏見区竹田桶ノ井町にある、京都市営地下鉄近畿日本鉄道(近鉄)の。京都市営地下鉄を運営する京都市交通局の管轄駅(京都市交通局と近鉄の共同使用駅)であり、京都市営地下鉄烏丸線近鉄京都線が乗り入れる。駅番号は京都市営地下鉄がK15、近鉄がB05

近鉄は、特急を除くすべての列車が停車する[注 1]が、1988年に地下鉄烏丸線が当駅に延伸するまでは、普通列車しか停車しなかった。

歴史

  • 1928年昭和3年)11月15日 - 奈良電気鉄道京都 - 桃山御陵前間開通時に城南宮前駅(じょうなんぐうまええき)として開業[1]。現在の竹田駅より約350メートル南にあった。
  • 1940年(昭和15年)1月 - 竹田駅に改称する[2]
  • 1963年(昭和38年)10月1日 - 近畿日本鉄道への合併により同社の駅となる[1]
  • 1987年(昭和62年)7月9日 - 旧駅舎より約350メートル京都方の現在地に移転し、新駅の供用開始[3]
  • 1988年(昭和63年)
    • 6月11日 - 京都市営地下鉄烏丸線(京都 - 当駅間)が延伸開業し当駅に乗り入れ[4]。これに伴い、京都市営地下鉄の管轄駅となる。近鉄京都線の急行・準急停車駅となる。
    • 8月28日 - 近鉄京都線と京都市営地下鉄烏丸線の間で、当駅を介した相互直通運転を開始する[1][3]
  • 1998年平成10年)3月17日 - 同日のダイヤ変更で新設された近鉄京都線の快速急行の停車駅となる。
  • 2000年(平成12年)3月15日 - 烏丸線国際会館 - 近鉄奈良間を直通する急行の運転を開始する[3]
  • 2003年(平成15年)3月6日 - 同日のダイヤ変更により近鉄京都線の快速急行が廃止となる。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPaの供用を開始する[5][4]

駅構造

駅舎は北側と南側の2箇所にあり、いずれも橋上駅である。

ホームは2面4線の島式ホームが方向別に使用されており、内側の地下鉄線を外側の近鉄線が抱き込むような線形となっている。2・3番線は地下鉄烏丸線および同線と相互直通運転の列車が、1・4番線は近鉄京都駅発着の列車が使用する。同一方向であれば地下鉄と近鉄は同一ホームで乗り換えられるので利便性が高い。ただし、近鉄特急は当駅を通過するので、京都駅または近鉄丹波橋駅で乗り換える必要がある[注 2]

2・3番線の南方には近鉄の線路に挟まれる形で2編成分の引き上げ線がある。2番線に到着した地下鉄烏丸線の竹田止まりの車両は一旦引き上げ線に入ったのち折り返して3番線に入線し、国際会館行きとなる。また、駅の北西にある地下鉄竹田車両基地への入出庫のため、2・3番線の北方で本線から分岐する渡り線が設置されている。

のりば

のりば番号は、東側から1 - 4番が付与されている。

地下鉄の線内折り返し列車は2番のりばで降車扱いののち、伏見方にある引上線へ入線、折り返して3番のりばで乗車扱いを行う。ただし、駅到着後に竹田車両基地へ直接入庫する車両(逆も同様)は、この引上線を使用しないのが原則だが、使用する列車もある。

各のりばと方面は以下のとおりである。

のりば 路線 方向 行先 備考
1 B 近鉄京都線 下り 丹波橋新田辺大和西大寺奈良方面 近鉄京都始発
2 烏丸線からの直通列車
3 ■ 烏丸線 - 地下鉄京都四条国際会館方面  
4 B 近鉄京都線 上り 東寺近鉄京都方面  

旅客向けの設備

当駅は共同使用駅であるが京都市交通局の管轄駅となっていることから、旅客向けの設備はおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様となっている。

乗車カードは、「スルッとKANSAI」対応カードおよび「PiTaPa[注 3]」については両社局で利用が可能であり、当駅でも自動改札機での利用が可能である。なお、かつて近鉄で供用されていた「Jスルーカード[注 4]については自動改札機に直接通すことができず、乗車時は自動券売機で切符に、降車時は自動精算機で出場証に引き換える必要があった。

案内表示もおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様だが、駅名標は基本的には地下鉄仕様となっているものの近鉄線ホーム(1・4番線)側は同社の駅名標に準じたデザインとしているほか、列車案内表示機(ソラリー)や近鉄の列車に関する自動放送は近鉄仕様のものを使用しており、両社局の仕様が混在している。なお、2番線からの地下鉄→近鉄の直通列車発車時には、自動放送は地下鉄仕様だが発車ブザーは近鉄仕様のものが使用されている。

路線が並行する当駅から地下鉄烏丸線・近鉄京都線の京都駅までの運賃は路線ごとに異なっており、2012年1月時点では近鉄京都駅の方が安い。また、当駅以南から京都駅まで向かう場合にも両社の運賃の不整合が生じており、近鉄京都駅までの乗車券で地下鉄京都駅で下車しようとすると追加運賃が生じる[注 5]。なお、地下鉄線列車の当駅発車前には、近鉄京都駅までの乗車券で地下鉄京都駅まで乗車すると、地下鉄運賃が別途必要となる旨、車内放送で注意喚起が行われている。

利用状況

  • 京都市交通局 - 2014年度の1日平均乗降人員18,385人である[6]。近鉄線との1日平均連絡人員は31,757人であり、これらを合算した1日平均乗降人員は50,142人である。
  • 近畿日本鉄道 - 2015年11月10日の1日乗降人員は10,806人である[7]。この値には、京都市交通局線との連絡人員を含まない。連絡人員を含む1日平均乗降人員は47,713人である[8]

近年の1日乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。

  • 京都市交通局は1日平均乗降・乗車人員である。
  • 近畿日本鉄道は交通量調査に基づく特定日の乗降人員である。
年度別1日乗降・乗車人員
年度 京都市交通局[6] 近畿日本鉄道
乗降人員 連絡人員 調査日 乗降人員
乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
2003年(平成15年) 16,845 8,485 30,315 15,135 -
2004年(平成16年) 17,384 8,737 29,873 14,903 -
2005年(平成17年) 16,916 8,639 30,187 15,062 11月08日 11,454
2006年(平成18年) 17,277 8,674 29,628 14,793 -
2007年(平成19年) 17,272 8,618 29,969 14,904 -
2008年(平成20年) 17,212 8,652 30,413 15,072 11月18日 12,224
2009年(平成21年) 16,910 8,499 30,800 15,504 -
2010年(平成22年) 16,703 8,410 30,797 15,517 11月09日 [9] 11,476
2011年(平成23年) 16,910 8,514 31,086 15,662 -
2012年(平成24年) 17,202 8,661 31,121 15,680 11月13日 11,402
2013年(平成25年) 17,806 8,966 31,328 15,784 -
2014年(平成26年) 18,385 9,257 31,757 16,000 -
2015年(平成27年) 11月10日 10,806

駅周辺

名所・旧跡
公共施設・文教施設
  • 京都府総合見本市会館(パルスプラザ) - 当駅からバスでおよそ5分。
  • 京都市青少年科学センター
  • 京都市立竹田小学校
その他の主な施設

他の交通との連絡など

一般路線バスは、駅東口および西口の交通広場にそれぞれバス停(バス停名は「竹田駅東口」「竹田駅西口」)が設置されている。

当駅の東、約800メートルの名神高速道路上に深草バスストップ(京都深草バス停)が設けられており、高速バス路線が停車する。また、同じく約1.2キロメートルの位置には京阪本線藤森駅がある。

主な道路

路線バス

駅前には以下の路線が乗り入れており、京都市交通局市バス)・京阪バス(および系列会社)・近鉄バス中央交通バス泉観光バスより運行されている。

竹田駅東口

竹田駅西口

隣の駅

京都市営地下鉄
■ 烏丸線
くいな橋駅 (K14) - 竹田駅 (K15/B05) - 近鉄丹波橋駅 (京都線急行・B07) /伏見駅 (京都線普通・B06)
近畿日本鉄道
B 京都線
急行
東寺駅 (京都線・B02) /くいな橋駅 (烏丸線・K14) - 竹田駅 (K15/B05) - 近鉄丹波橋駅 (B07)
準急
東寺駅 (B02) - 竹田駅 (B05) - 近鉄丹波橋駅 (B07)
普通
上鳥羽口駅 (京都線・B04) /くいな橋駅 (烏丸線・K14) - 竹田駅 (K15/B05) - 伏見駅 (B06)
  • 括弧内の英数字は駅番号を示している。

脚注

注釈

  1. ^ 一時期、近鉄京都線に設定されていた快速急行も停車していた。
  2. ^ 京都駅でも地下鉄と近鉄の乗り換えはできるが、いったん改札を出る必要があるほか、場所が離れているため長い距離を歩く必要がある(地下鉄が東寄りの地下1~2階、近鉄が西寄りの地上2階)。
  3. ^ 相互利用提携がなされているICOCAを含む。
  4. ^ 2008年に近鉄での発売が終了したほか、2009年には自動改札機・自動精算機での供用を終えた。
  5. ^ 京都市営地下鉄における同様の事例は、地下鉄東西線山科駅京阪京津線京阪山科駅で、直通運転対象との運賃不整合がある。

出典

  1. ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、12-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  2. ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、681頁。全国書誌番号:21906373 
  3. ^ a b c 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、439頁。全国書誌番号:21906373 
  4. ^ a b 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、22-23頁。 
  5. ^ "平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります" (pdf) (Press release). 近畿日本鉄道. 30 January 2007. 2016年2月23日閲覧
  6. ^ a b 京都市交通局:事業の概要
  7. ^ 近畿日本鉄道|駅別乗降人員 京都線
  8. ^ 京都市統計ポータル/京都市統計書 第8章 都市施設 07 私鉄市内駅乗降客数(JRを除く)
  9. ^ 駅別乗降人員 京都線|近鉄企業情報”. 近畿日本鉄道株式会社. 2013年4月13日閲覧。
  10. ^ 京都市交通局公式サイト(下記)による。(2012年4月17日閲覧)

関連項目

外部リンク