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「大阪駅前ビル」の版間の差分

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[[1990年代]]までは各ビルとも地下1階・2階に[[ゲームセンター]]が非常に多く存在したが、そのほとんどが閉店しており、現在では第4ビルに1店舗、第2ビルと第3ビルに各2店舗が残るのみである。第1ビルに最後まで残ったゲームセンターも2016年春に閉店し、跡地は再移転してきた[[大阪中央郵便局]]と飲食店になっている。また、都心の一等地であることに加え、ビル内に多数のテナントが入居していることから集客が見込めるため、[[2000年代]]以降は[[コンビニエンスストア|コンビニ]]や飲食店が相次いで開店している。コンビニについては、第1ビルには[[ローソン]](地下2階)が、第2ビルには[[ファミリーマート]](地上1階)と[[セブン-イレブン]](地下1階・地下2階)が、第3ビルにはローソン(地上1階)とセブン-イレブン(地下1階)が、第4ビルにはローソン(地下1階・地下2階)とファミリーマート(地下2階)が、それぞれ営業中である(更に第4ビルと通じている[[ディアモール大阪]]にも、ファミリーマートが開店している)。なお、第4ビル2階にもかつて個人経営のコンビニがあったが、それらの開店によって閉店した。ゲームセンター跡地には[[タリーズコーヒー]]などの喫茶店や居酒屋などの飲食店、マッサージ店などが見られるようになっている。更に[[2010年代]]以降では第3ビルに[[吉野家]]や[[サイゼリヤ]]、[[壱番屋|ココイチ]]といった大手レストラン、ファーストフードが進出している。
[[1990年代]]までは各ビルとも地下1階・2階に[[ゲームセンター]]が非常に多く存在したが、そのほとんどが閉店しており、現在では第4ビルに1店舗、第2ビルと第3ビルに各2店舗が残るのみである。第1ビルに最後まで残ったゲームセンターも2016年春に閉店し、跡地は再移転してきた[[大阪中央郵便局]]と飲食店になっている。また、都心の一等地であることに加え、ビル内に多数のテナントが入居していることから集客が見込めるため、[[2000年代]]以降は[[コンビニエンスストア|コンビニ]]や飲食店が相次いで開店している。コンビニについては、第1ビルには[[ローソン]](地下2階)が、第2ビルには[[ファミリーマート]](地上1階)と[[セブン-イレブン]](地下1階・地下2階)が、第3ビルにはローソン(地上1階)とセブン-イレブン(地下1階)が、第4ビルにはローソン(地下1階・地下2階)とファミリーマート(地下2階)が、それぞれ営業中である(更に第4ビルと通じている[[ディアモール大阪]]にも、ファミリーマートが開店している)。なお、第4ビル2階にもかつて個人経営のコンビニがあったが、それらの開店によって閉店した。ゲームセンター跡地には[[タリーズコーヒー]]などの喫茶店や居酒屋などの飲食店、マッサージ店などが見られるようになっている。更に[[2010年代]]以降では第3ビルに[[吉野家]]や[[サイゼリヤ]]、[[壱番屋|ココイチ]]といった大手レストラン、ファーストフードが進出している。


2012年3月、特に築年数が古く老朽化している第1ビル・第2ビルを解体・撤去して緑地化する計画が[[関西経済連合会]]により検討されていることが判明した<ref>[http://web.archive.org/web/20120330225411/http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120328k0000e040281000c.html 大阪府計画:大阪駅南側も緑地化 駅前ビル取り壊し] - 毎日jp(毎日新聞) 2012年3月28日(2012年3月30日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>が、運営業者側はこれを否定した。
2012年3月、特に築年数が古く老朽化している第1ビル・第2ビルを解体・撤去して緑地化する計画が[[関西経済連合会]]により検討されていることが判明した<ref>[http://web.archive.org/web/20120330225411/http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120328k0000e040281000c.html 大阪府計画:大阪駅南側も緑地化 駅前ビル取り壊し] - 毎日jp(毎日新聞) 2012年3月28日(2012年3月30日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>が、運営業者側はこれを否定した。


== 最寄駅 ==
== 最寄駅 ==
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*[http://ekimae3.jp/ 大阪駅前第3ビル]
*[http://ekimae3.jp/ 大阪駅前第3ビル]
*[http://ekimae4.jp/ 大阪駅前第4ビル]
*[http://ekimae4.jp/ 大阪駅前第4ビル]
*[http://web.archive.org/web/20061117194023/http://www.coco.or.jp/ekimae/ 大阪駅前ビル](財団法人大阪市北区商業活性化協会) - 閉鎖。(2006年11月17日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])
*[http://web.archive.org/web/20061117194023/http://www.coco.or.jp/ekimae/ 大阪駅前ビル](財団法人大阪市北区商業活性化協会) - 閉鎖。(2006年11月17日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])


{{梅田・中之島高層ビル群}}
{{梅田・中之島高層ビル群}}

2017年9月4日 (月) 17:25時点における版

大阪駅前第1ビル
大阪駅前第1ビル
情報
用途 店舗事務所
設計者 大阪市都市開発局東畑建築事務所
施工 大林組
建築主 大阪市都市開発局
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造
延床面積 101,406 m²
階数 地上12階地下6階
竣工 1970年4月
所在地 530-0001
大阪府大阪市北区梅田一丁目3番1号
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大阪駅前第2ビル
情報
用途 店舗・事務所
設計者 大阪市都市開発局
施工 鴻池組銭高組松村組奥村組JV
建築主 大阪市都市開発局
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造
延床面積 103,746 m²
階数 地上16階地下4階
竣工 1976年11月
所在地 530-0001
大阪府大阪市北区梅田一丁目2番2号
テンプレートを表示
大阪駅前第4ビル
大阪駅前第4ビル
施設情報
所在地 530-0001
大阪府大阪市北区梅田一丁目3番56号
状態 完成
着工 1978年7月
竣工 1981年7月31日
開業 1981年10月12日
用途 事務所店舗駐車場
地上高
最頂部 110.0m
各種諸元
階数 地上25階地下4階 塔屋2階
敷地面積 8,440
建築面積 6,620
延床面積 98,808
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
駐車台数 69台
関連企業
設計 大阪市都市開発局
施工 鹿島建設フジタ工業淺沼組JV
デベロッパー 大阪市都市開発局
テンプレートを表示

大阪駅前ビル(おおさかえきまえビル)とは、大阪府大阪市北区梅田一丁目に所在する大規模な雑居ビル群である[1]大阪市都市開発局による大阪駅再開発事業により建設された。第1ビルから第4ビルまである。

本項目では、第1ビル、第2ビル、および、第4ビルについて記載する。


概要

地下1階・2階は飲食店金券ショップが多い。特に金券ショップは国内最大級の密集地になっており、約30店が軒を連ねている。そのため激戦区となっており、独自性を狙って店によって独自の券種を取り揃えたり、値下げ合戦も起こっている。また、一等地だけに地下でも家賃が高く、区画によってはあまり人通りの多くないエリアもある。そのため、シャッター街となってしまっている区画もあるが、等価交換により入居した区分所有者が立ち退き前と同様の業態で営業を続けている区画もあり、八百屋や中古レコード店古書店パチンコ店などといった、オフィスビル地下のテナントとしては珍しい業種の店がビルの開業当初のまま残っている。ただ、それらの店舗も経営者の高齢化や家賃以外の支払いの関係で閉店するケースが増えている。

上層階はオフィスとして利用されている。オフィスには、地方自治体の大阪事務所、地方ローカル局の大阪支社など、地方の団体・会社の大阪拠点が多く入居している。駐車場は地上3階・地下3階にある(第1ビルのみ地下4階にもある)。第2ビルの3階には徳兵衛大明神がある。かつて、第2ビルと第3ビル間の地下1階北側の連絡通路には階段があったが、北新地駅建設工事に合わせて現在のようなフラット導線へ改修されている。また、第3ビルと第4ビル間の地下通路には銭湯が存在したが閉鎖され、通路に面した入り口のドアだけが残っている。なお、ジャンボ宝くじの発売時に限り、第4ビルの前にあるスペースにて特設売場を設営する[2]。この売り場は1億円以上の当選本数が累計で全国最多である(2008年11月現在)が、ここは宝くじを扱う業者が合同で販売するために設営しているだけで、第4ビル1階のみずほ銀行とは無関係である。 なお、エスカレーターの案内図に未だに国鉄表記が残っていた(特に第3ビルは21世紀に入っても残っていた)が、サイン等の見直しにより今は見られなくなっている。

エレベーター

エレベーターは第1ビル・第3ビルが16台・第2ビルが12台・第4ビルが14台。老朽化が進んでいるため、第1ビルの荷物用2機を除いてすべて改修されている。

第1ビル メーカー 改修年 改修前メーカー 停止階
1~5号機(乗用) オーチス 2007年 三菱 B2~B1・1~12・R
6~10号機(乗用) 三菱 2007年 三菱 B4~B1・1~12
11・12号機(乗用) フジテック 2007年 フジテック B6・B2~B1・1~12
13・14号機(乗用) 日立 2007年 日立 B6~B5・B2~B1・1~12
15号機(荷物用) フジテック 未更新 B2~B1・1~3
16号機(荷物用) 日立 未更新 B2~B1・1~3
第2ビル メーカー 改修年 改修前メーカー 停止階
1~5号機(乗用) 三菱 2011年 オーチス B4(更新後不停止)

B3(1・4号機のみ)

・B2~B1・1~16

6~10号機(乗用) 三菱 2011年 オーチス B4(更新後不停止)

B3(一部号機のみ)

・B2~B1・1~16

11・12号機(非常用) 三菱 フジテック B4~B1・1~16・R
第3ビル メーカー 改修年 改修前メーカー 停止階
1~7号機(乗用) 日立 2014年 日立 1・18~33
8~14号機(乗用) 日立 2014年 日立 B3(一部号機のみ)

B2~B1・1~12・14~18

15・16号機(非常用) 三菱 三菱 B4~B1・1~34・R
第4ビル メーカー 改修年 改修前メーカー 停止階
1~5号機(乗用) 三菱 三菱 B3(一部号機のみ)

B2~B1・1~12・14

6~10号機(乗用) 三菱 東芝 1・14~25
11・12号機(非常用) 三菱 フジテック B4~B1・1~25・R
13・14号機(人荷用) 三菱 B3~B1・1~3

改修前のエレベーターには、全機かごの背面または側面に、方向ランプと満員表示ランプが取り付けられているのが大きな特徴だった(第1ビルは改修後も残されているため現在でも見ることができる)。 ほぼ全機ランニングオープン(完全に到着する前から扉が開き、完全に開いたときにピッタリに着床する機能)を搭載している。

沿革

  • 1970年4月 - 第1ビルが完成。
  • 1976年11月 - 第2ビルが完成。
  • 1979年9月 - 第3ビルが完成(同年10月20日開業)。
  • 1981年8月 - 第4ビルが完成(同年10月12日開業)。

1990年代までは各ビルとも地下1階・2階にゲームセンターが非常に多く存在したが、そのほとんどが閉店しており、現在では第4ビルに1店舗、第2ビルと第3ビルに各2店舗が残るのみである。第1ビルに最後まで残ったゲームセンターも2016年春に閉店し、跡地は再移転してきた大阪中央郵便局と飲食店になっている。また、都心の一等地であることに加え、ビル内に多数のテナントが入居していることから集客が見込めるため、2000年代以降はコンビニや飲食店が相次いで開店している。コンビニについては、第1ビルにはローソン(地下2階)が、第2ビルにはファミリーマート(地上1階)とセブン-イレブン(地下1階・地下2階)が、第3ビルにはローソン(地上1階)とセブン-イレブン(地下1階)が、第4ビルにはローソン(地下1階・地下2階)とファミリーマート(地下2階)が、それぞれ営業中である(更に第4ビルと通じているディアモール大阪にも、ファミリーマートが開店している)。なお、第4ビル2階にもかつて個人経営のコンビニがあったが、それらの開店によって閉店した。ゲームセンター跡地にはタリーズコーヒーなどの喫茶店や居酒屋などの飲食店、マッサージ店などが見られるようになっている。更に2010年代以降では第3ビルに吉野家サイゼリヤココイチといった大手レストラン、ファーストフードが進出している。

2012年3月、特に築年数が古く老朽化している第1ビル・第2ビルを解体・撤去して緑地化する計画が関西経済連合会により検討されていることが判明した[3]が、運営業者側はこれを否定した。

最寄駅

JR東西線の開業前、最寄駅の駅名が正式決定するまでの間、駅前ビルの商店主らが活性化を期待してJR西日本に対し、「桜橋駅」以外にも複数の駅名候補を提案し続けたが、最終的にそれらは一切反映されず、北新地駅と決定された。駅前ビルの商店主らは当初この決定に猛反発し、北新地駅開業後に通路へ掲げた案内看板には「北新地駅」と書かず、「JR東西線⇩」などと書いて掲出した。その後は商店主の態度が軟化したこともあり、『』の部分だけ削除したものがそのまま随所に残されている(『JR東西線  ⇩』という状態)。

テナント

正月三が日はビルが閉鎖されるため、全テナントが休業となる。また、毎日深夜0時から翌朝7時までの間も閉鎖されるため、コンビニエンスストアなどもそれに合わせて閉店する。それゆえ深夜営業は不可能であるため、カラオケ店インターネットカフェなど深夜の集客に依存する業態の店は存在しない(カラオケ店はかつて第3ビル地下1階に存在したが、周辺区域より営業時間で大きなハンデを負ったことから閉店した)。

大阪駅前第1ビル

大阪市北区梅田一丁目3番1号

大阪駅前第2ビル

大阪市北区梅田一丁目2番2号

大阪駅前第3ビル

大阪市北区梅田一丁目1番3号

大阪駅前第4ビル

大阪市北区梅田一丁目11番4号

関連項目

脚注

  1. ^ 儲かる雑居ビル 第2弾 TBS「がっちりマンデー!!」、2013年11月3日
  2. ^ 大阪駅前第4ビル特設売場
  3. ^ 大阪府計画:大阪駅南側も緑地化 駅前ビル取り壊し - 毎日jp(毎日新聞) 2012年3月28日(2012年3月30日時点のアーカイブ

外部リンク