「宮台真司」の版間の差分
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{{Infobox 学者 |
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{{存命人物の出典明記|date=2013年7月}} |
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|名前 = 宮台 真司<br />{{small|みやだい しんじ}} |
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{{Infobox_学者 |
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|名前 = 宮台 真司<br>(みやだい しんじ) |
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|全名 = 宮台 真司 |
|全名 = 宮台 真司 |
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|生年月日 = {{生年月日と年齢|1959|3|3}} |
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|時代 = [[20世紀]] - [[21世紀]] |
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|活動地域 = {{JPN}} |
|活動地域 = {{JPN}} |
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|学派 = [[自由主義]] |
|学派 = [[自由主義]]<br />[[保守主義]] |
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|研究分野 = [[人文科学]]<br>[[社会科学]]<br>[[社会学]]<br>[[数理社会学]] |
|研究分野 = [[人文科学]]<br />[[社会科学]]<br />[[社会学]]<br />[[数理社会学]] |
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|研究機関 = [[東京大学]]<br>[[東京外国語大学]]<br>[[東京都立大学]]<br>[[首都大学東京]]<br>[[青山学院大学]] |
|研究機関 = [[東京大学]]<br />[[東京外国語大学]]<br />[[東京都立大学 (1949-2011)|旧・東京都立大学]]<br />[[東京都立大学 (2020-)|首都大学東京<br />東京都立大学]]<br />[[青山学院大学]] |
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|博士課程指導教員 = [[吉田民人]] |
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|主な業績 = 援交女子高生の発見 |
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| 主要な作品 = 『権力の予期理論』<br />『サブカルチャー神話解体』<br />『制服少女たちの選択』<br />『終わりなき日常を生きろ』<br />『14歳からの社会学』<br />『日本の難点』 |
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|特筆すべき概念 = 終わりなき日常<br>まったり<br>島宇宙<br>脱社会性<br>根源的未規定性<br><世界>/<社会><br>感染<br>なりすまし<br>クソ社会<br>感情の劣化<br>など |
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|影響を受けた人物 = [[吉本隆明]]<br />[[高橋和巳]]<br />[[西部邁]]<br />[[足立正生]]<br />[[若松孝二]]<br />[[アントニオ・グラムシ]]<br />[[廣松渉]]<br />[[小室直樹]]<br />[[見田宗介]]<br />[[ニクラス・ルーマン]]<br />[[イヴァン・イリイチ]]<br />[[マルティン・ハイデッガー]]<br />[[ノーム・チョムスキー]] |
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|主要な作品 = 『権力の予期理論』<br>『サブカルチャー神話解体』<br>『制服少女たちの選択』<br>『終わりなき日常を生きろ』<br>『14歳からの社会学』<br>『日本の難点』<br>その他多数 |
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|影響を |
|影響を与えた人物 = [[鈴木謙介]]<br />[[西田亮介]]<br />[[堀内進之介]]<br />[[塚越健司]]<br />[[内藤朝雄]]<br />[[藤井誠二]]<br />[[東浩紀]]<br />[[田村哲樹]]<br />[[千葉雅也]]<br />[[落合陽一]]<br />[[三坂知絵子]]<br />[[ダースレイダー]] |
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|影響を与えた人物 = [[鈴木謙介]]<br>[[西田亮介]]<br>[[堀内進之介]]<br>[[塚越健司]]<br>[[三坂知絵子]]<br>[[鈴木涼美]]<br>その他多数 |
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|学会 = |
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|主な受賞歴 = |
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'''宮台 真司'''(みやだい しんじ、「宮臺眞司」とも表記。[[1959年]][[3月3日]] - )は、[[日本]]の[[社会学者の一覧|社会学者]]・[[映画評論|映画批評家]]<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=首都大学東京 教授 宮台真司 {{!}} 仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス) |url=https://www.business-plus.net/special/0907/21201.shtml |website=www.business-plus.net |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=宮台真司 |url=https://realsound.jp/person/about/812549 |website=Real Sound|リアルサウンド |accessdate=2022-11-30 |language=ja}}</ref>。[[博士(社会学)|社会学博士]]([[東京大学]]・1990年)([[論文#学位請求論文|学位論文]]「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」<ref>{{Cite book|和書 |author=宮台真司 |title=権力の予期理論――了解を媒介にした作動形式 |publisher=勁草書房 |date=1989-04 |isbn=432610077X}}</ref> )<ref name="学位論文要旨">{{Cite web|和書|url=http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=108382 |title=学位論文要旨 |accessdate=2018-10-17 |publisher=東京大学}}</ref><ref name="宮台070904">{{Cite web|和書|url=http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 |title=大学所属部局の公式ホームページ用データを作る機会があったので、こちらにもアップします - MIYADAI.com Blog |publisher=宮台真司 |accessdate=2018-10-17}}</ref>。元[[東京都立大学 (2020-)|東京都立大学]][[教授]]<ref name="教員紹介">{{Cite web|和書|url=https://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/ma/815.html |title=教員紹介 :: 宮台 真司 | 首都大学東京 |accessdate=2018-10-17 |publisher=首都大学東京}}</ref><ref name="宮台070904" /><ref name=":3">{{Cite web |title=宮台真司氏 最終講義 -プレスクラブ 無料放送 |url=https://www.videonews.com/press-club/20240326-miyadai |website=VIDEO NEWS ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコム |access-date=2024-05-09 |language=ja}}</ref>。[[大学院大学至善館]][[教授#教授職の種類|特任教授]]<ref name="至善館">{{Cite web|和書|title=Faculty(教授陣) {{!}} 至善館 |url=https://shizenkan.ac.jp/program/faculty/ |website=至善館 {{!}} 22世紀のビジネススクールを、ここ日本、そしてアジアから。 |date=2020-02-17 |accessdate=2022-11-30 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20231127164516/https://shizenkan.ac.jp/program/faculty/ |archivedate=2023-11-27 |url-status=dead |url-status-date=2024-10-31}}には紹介あり、{{Cite web|和書|title=Faculty(教授陣) {{!}} 至善館 |url=https://shizenkan.ac.jp/faculty/ |website=至善館 {{!}} 22世紀のビジネススクールを、ここ日本、そしてアジアから。 |date=2024-10-04 |accessdate=2024-10-31}}には紹介なし。</ref>。「[[オウム真理教|オウム事件]]真相究明の会」呼びかけ人<ref name="hbol">[https://hbol.jp/171067 ジャーナリスト同士が火花を散らすオウム事件「真相」論争の行方] ハーバービジネスオンライン. (2018年7月22日) 2018年10月16日閲覧。</ref><ref name="shinsokyumei">[http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/29/post-681/#outline__1_1 呼びかけ人・賛同人 メッセージ] オウム事件真相究明の会公式サイト. 2018年10月16日閲覧。</ref>。[[宮城県]][[仙台市]]出身<ref name=":0" />。ニックネームは「しんちゃん」<ref name="デイリー1"/>。 |
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== 経歴 == |
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'''宮台 真司'''(みやだい しんじ、[[1959年]][[3月3日]] - )は、[[日本]]の[[社会学者]]、[[映画批評家]]。学位は[[博士(社会学)|社会学博士]]([[東京大学]]・[[1990年]])<ref>[http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=108382 学位論文要旨]</ref><ref>[http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 公式ブログより]</ref>。[[首都大学東京]][[教授]]<ref>[http://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/ma/815.html 首都大学東京教員紹介「宮台眞司」]</ref><ref>[http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 公式ブログより]</ref>。[[宮城県]][[仙台市]]出身。 |
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=== 1950年代 - 1980年代 === |
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1959年、仙台市に生まれる<ref>{{Citation |和書 |author=宮台真司 |year=2008 |title=14歳からの社会学 |publisher=世界文化社 |at=巻末 |isbn=978-4-418-08218-6 }}</ref>。小学校は父親の転勤に伴い仙台市から埼玉県入間郡富士見町(現富士見市)へ転校、その後小学生時代の大部分を京都市で、小学6年生の秋から大学生時代を[[東京都]][[三鷹市]]と[[神奈川県]][[大和市]]で過ごす。小学生時代、6回転校を経験した。小学校時代については、度重なる転校経験や[[早生まれ]]という身体的な[[ハンデキャップ|ハンディキャップ]]があったことなどから、「周囲や[[共同体|コミュニティー]]に対する[[コミュニケーション]]の手法について、非常に意識的だった」、「『自分』をどのようなキャラクターとして演じるか、転校するごとに自分で考えて切り替えていた」と宮台は振り返っている。 |
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1971年、[[大学闘争|学園紛争]]で荒廃していた[[麻布中学校・高等学校|麻布学園]]に進学する。宮台も、この頃から好んで[[哲学]]や[[政治哲学|思想]]の本を読むようになる<ref>「[http://www.business-plus.net/special/0907/21201.shtml 現代を生き抜くためのワンポイント社会学]」仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)</ref>。1977年、麻布高校卒業。同年に[[駿台予備学校]]入校。一浪後の1978年、[[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]文科III類に進学する。[[廣松渉]]・[[小室直樹]]・[[見田宗介]]・[[吉田民人]]らに師事した。1980年[[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]]社会学科進学、1982年東京大学大学院社会学研究科入学。 |
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== 略歴 == |
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*[[1965年]][[4月]] - 東北大学附属小学校(現・[[宮城教育大学附属小学校]])入学 |
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::以降、富士見市立鶴瀬西小学校(現・[[富士見市立つるせ台小学校]])→[[京都市立松尾小学校]]→[[京都市立山階小学校]]→[[京都市立安朱小学校]]を経て |
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*[[1971年]][[3月]] - 三鷹市立第六小学校卒業 |
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*[[1974年]][[3月]] - [[麻布中学校・高等学校|麻布中学校]]卒業 |
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*[[1977年]][[3月]] - 麻布高等学校卒業 |
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*[[1982年]][[3月]] - [[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]][[社会学]]専修課程卒業 |
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*[[1984年]][[3月]] - [[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学大学院社会学研究科]]社会学Aコース[[修士課程]]修了 |
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*[[1987年]][[3月]] - 東京大学大学院社会学研究科[[博士課程]]満期退学 |
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*[[1987年]][[4月]] - [[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]助手(社会学教室)着任 |
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*[[1990年]][[3月]] - 東京大学大学院社会学研究科博士課程社会学博士学位取得(学位論文は「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」<ref>[http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=108382 学位論文要旨]</ref>) |
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*[[1991年]][[4月]] - [[東京外国語大学]][[外国語学部]][[専任講師]](社会学教室)着任 |
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*[[1993年]][[4月]] - [[東京都立大学]][[人文学部]]社会学科[[助教授]](社会学教室)着任 |
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::[[2005年]]から東京都立大学は[[首都大学東京]]に改組 |
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*[[2007年]][[4月]] - 首都大学東京[[教授]](社会学分野)昇任<ref>[http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 公式ブログより]</ref> |
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::首都大学東京大学院[[人文科学研究科]]社会行動学専攻社会学教室、および、都市教養学部人文・社会系教授(現職)<ref>[http://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/ma/815.html 首都大学東京教員紹介「宮台眞司」]</ref> |
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社会学者の[[佐藤俊樹]]によると、東大の「規範研究会(木曜午後開催)」のメンバーであった。メンバーは全員で6人で、[[坂本佳鶴恵]]、[[石川洋明]]、[[奥山敏雄]]、そして[[立岩真也]]<ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741193750058319920?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=立岩真也さんのとこ |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741193921911492616?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741194204875989181?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=「規範研究会」宮台真司・坂本佳鶴恵 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741196672003375498?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」石川洋明・奥山敏雄 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741196899628278091?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」メンバー全6人 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref>。佐藤は、はじめて、当時、修士2年生だった宮台にあった時の印象について、「その歩き方をみて『まるでトンボ型の宇宙人みたいだなあ』と思ったのが、宮台さんに対するぼくの第一印象である」と振り返っている<ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741194359725551659?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=佐藤俊樹「宮台真司の第一印象」 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref>。 |
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== 経歴 == |
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[[1959年]]、仙台市に生まれる。父親の転勤に伴い小学生時代の大部分を[[埼玉県]][[入間市]]と[[京都府]][[京都市]]で、小学6年生の秋から大学生時代を[[東京都]][[三鷹市]]と[[神奈川県]][[大和市]]で過ごす。小学生時代、6回転校を経験した。 |
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1984年、同大学院修士課程修了。 |
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[[1971年]]、[[学園紛争]]で荒廃していた[[麻布中学校・高等学校|麻布学園]]に進学する。宮台はこの頃から、好んで[[哲学]]や[[政治思想|思想]]の本を読むようになる<ref>「[http://www.business-plus.net/special/0907/21201.shtml 現代を生き抜くためのワンポイント社会学]」仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)</ref>。また、その頃から革命家を目指し、その方法として最も効率的なのは映画だと考え、年間300本以上映画を見たという。理系から文転した際、父親に「法律家になるのか」と聞かれ「映画監督になる」と答えたら頭を叩かれるという出来事があり、「じゃあもういいや」と考え、高校3年で学業を放棄した。1977年、麻布高校卒業。同年 [[駿台予備学校]]入校。一浪後の1978年、[[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]文科III類に進学。[[廣松渉]]・[[小室直樹]]・[[見田宗介]]・[[吉田民人]]等に師事した。1980年[[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]]社会学科進学、1982年東京大学大学院社会学研究科入学。1984年、同大学院[[修士課程]]修了。1990年、権力関係を数理的([[数理社会学]])に分析する論文『権力の予期理論』<ref>[http://www.videonews.com/cast/ VIDEO NEWS出演者紹介]</ref>で、東大から[[戦後]]5人目となる社会学博士の学位を取得。 |
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高校2年生から3年生、大学1年生から2年生当時は学校にほとんど通っていなかったと述べている<ref>[https://sirabee.com/2019/08/24/20162147773/2/ 東大卒の宮台氏も不登校?]</ref>。 |
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[[1993年]]から[[援助交際]]、[[オウム真理教]]などを論じてメディアで注目され、一躍論壇の主役に躍り出た。また[[1999年]]から[[神保哲生]]が代表を務めるインターネット放送局[[ビデオニュース・ドットコム]]で、神保とともに『[[マル激トーク・オン・ディマンド]]』のホストを務めている。 |
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=== 1990年代 === |
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宮台の門下生として、[[鈴木謙介]]<ref>「[http://www.web-across.com/person/cnsa9a000000cmjv.html?ra=1 鈴木謙介/Suzuki Kensuke インタビュー]」ストリートファッション マーケティング ウェブマガジン ACROSS(アクロス)2008年2月15日</ref>・[[西田亮介]]<ref>「[http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20090301/p1 コミュニティ観察とクリエイティビティ ――西田亮介さんロングインタビュー]」荻上式BLOG 2009年3月1日</ref>・[[鈴木弘輝]]らがいる。 |
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1990年、権力関係を数理的([[数理社会学]])に分析する論文『権力の予期理論』<ref>[http://www.videonews.com/cast/ VIDEO NEWS出演者紹介]</ref>で社会学博士の学位を取得。1993年から[[ブルセラ]]<ref name="ブルセラ">{{Cite web|和書|url=https://book.asahi.com/article/11573995 |title=うそ社会 軽やかに適応 宮台真司「制服少女たちの選択」 |accessdate=2021-01-18 |publisher=好書好日}}</ref>、[[援助交際]]、[[オウム真理教]]などを論じる。 |
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『[[中央公論]]』1994年1月号に[[山崎浩一]]、[[秋元康]]との「逆襲された「メディアの神話」(′93世相座談会)」と題した対談が掲載された。[[1999年]]から[[神保哲生]]が代表を務めるインターネット放送局[[ビデオニュース・ドットコム]]で、神保とともに『[[マル激トーク・オン・ディマンド]]』のホストを務めている。 |
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== 概要 == |
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=== 思想・活動・発言 === |
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[[1990年代]]は[[自由主義|リベラル]]を名乗っていたが、[[2000年代]]になると[[天皇]]主義に基づく思想も展開する。「解放的関心の強烈な〈左〉と、条理によって条理の限界を見極める〈右〉は、論理的に両立可能」と主張する<ref>宮台真司・[[宮崎哲弥]](2004年)『M2われらの時代に』、[[朝日文庫]]、391頁</ref>。 |
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1990年代後半から、[[内藤朝雄]]や[[ノンフィクション作家]]の[[藤井誠二]]と[[管理教育]]についての取材・研究をもとにした書籍を発表する。 |
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誤った[[右翼]]思想をもつと自らが定義した政治家に特に厳しく、「[[日本国政府|政府]]に逆らう者は[[反日]]分子」と発言した[[柏村武昭]]に対し、このような発言をする[[政治家]]を取り除くことが真の右翼であるとした。また[[小池百合子]]を[[アメリカ合衆国]]に何も条件をつけずに[[テロ対策特別措置法]]を延長したという理由で[[売国奴|売国]]政治家とした。[[小泉純一郎|小泉内閣]]に関しては、その中期までは非常に好意的であり、メディアでも度々称賛してきた<ref>『M2われらの時代に』 [[朝日文庫]] [[2004年]] ISBN 4022614471 [[宮崎哲弥]]との共著</ref>。ただし[[2006年]]頃から[[竹中平蔵]]の主導した[[市場原理主義]]を厳しく批判している。 |
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=== 2000年代 - 2010年代前半 === |
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[[日本国憲法]]については[[憲法改正論議|改憲]]論者である<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2007/consti/news/CK2007050802014481.html 東京新聞 【試される憲法】] 対米自立には重武装化が必要です。反撃を予想した敵に攻撃を控えさせるべく、[[弾道ミサイル]]などによる対地攻撃を軸とした反撃能力が要るのです。それには[[集団的自衛権]]を超えた憲法改正が必要となり、「周辺国の国民の感情的手当て」と「文民の戦略的外交能力」も求められます。</ref>。憲法改正をして、重武装化&対米中立であるべきであるとする。ここでの重武装とは対地反撃能力を中核とする抑止力としての反撃能力のことである。具体的には航続距離の長い[[爆撃機]]や長距離[[ミサイル]]を持つことで、激しい地上戦に持ち込まれないためにこそ重武装化すべきであると主張する。 |
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宮台の門下生として、[[鈴木謙介]]<ref>「[http://www.web-across.com/person/cnsa9a000000cmjv.html?ra=1 鈴木謙介/Suzuki Kensuke インタビュー]」ストリートファッション マーケティング ウェブマガジン ACROSS(アクロス)2008年2月15日</ref>、[[西田亮介]]<ref>「[https://seijotcp.hatenablog.com/entry/20090301/p1 コミュニティ観察とクリエイティビティ ――西田亮介さんロングインタビュー]」荻上式BLOG 2009年3月1日</ref>、[[鈴木弘輝]]、[[塚越健司]]、[[堀内進之介]]らがいる。 |
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「重武装化&対米中立」化のためには、 |
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*アメリカ合衆国の機嫌を損なわないようにするにはどうするべきか |
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*[[アジア]]諸国の疑惑や懸念をどう取り除くか |
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*憲法改正に必要な国民意思や、重武装を制御する頭脳(民度)をどう形成するか |
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などの障害を克服する必要があると主張する<ref>『日本の難点』179-181頁 </ref>。また、[[押し付け憲法論]]は誤りだと主張する<ref>[http://www.miyadai.com/index.php?itemid=1016 憲法についてのアンケートに答えました。800字制限でしたのでタイヘンでした。]MIYADAI.com Blog 2013年9月22日</ref>。 |
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=== 2010年代後半 - 2020年代 === |
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2018年頃より、[[哲学者]]の[[丹羽一晃]]<ref>{{Cite web |title=丹羽 一晃 (Kazuaki Niwa) - マイポータル - researchmap |url=https://researchmap.jp/KazuakiNiwa |website=researchmap.jp |access-date=2024-01-01}}</ref>や[[MC (ヒップホップ)|ラッパー]]の[[ダースレイダー]]がゼミに顔を出し始める。さらに2020年4月より、[[ダースレイダー]]と共に定期的に「100分de宮台」という動画配信を行っている。 |
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[[徴兵制度|徴兵制]]について、[[大韓民国|韓国]]で施行されている徴兵制に対して好意を寄せている<ref>宮台ゼミの留学生でもあった[[イ・ヒョンソク]]が原作者の漫画『[[軍バリ!]]』の帯や書評・原作者との対談。</ref>。[[安藤美冬]]との対談において、宮台の教え子である[[軍バリ!|イ・ヒョンソク]]の「社会化→脱社会化→再社会化」という言葉を引用した上で、徴兵制を評価し、日本でも「ネット上で「許さん!」と噴き上がる」人間に対する「処方箋」として徴兵制を導入するのは有効ではないかという趣旨の発言をしている<ref>2012年12月30日「[http://socialmediaweek.org/tokyo/2012/12/30/%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E7%9C%9F%E5%8F%B8-x-%E5%AE%89%E8%97%A4%E7%BE%8E%E5%86%AC-%E3%80%90%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E3%80%91-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%80%81%E4%BE%A1%E5%80%A4/#.UkdaPhAhHIi 宮台真司 × 安藤美冬 【第2回】 フラグを立て、価値を発信せよ 「どんなゲームにも順応できるのがノマド的な人です」]」 - なお、この対談の中で宮台は「徴兵制以外にも、同じような機能を有している[[戸塚ヨットスクール]]でも良い」という趣旨の発言を行っている。</ref>。宮台は日本に徴兵制を導入するのは現実的に不可能であるとするが、徴兵制があると自分が、あるいは自分の子どもが、戦地に送られる可能性があるので、シビリアンコントロール([[文民統制]])のあり方をちゃんとチェックしよう、そのためにちゃんとした政治家を選ぼうという意欲が非常に強くなる。それが政治参加意欲の大きな原動力になると主張する。 |
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2024年3月、東京都立大学教授を定年退職<ref name=":3" />、私塾を始める。 |
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=== 倫理 === |
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退職後は慣例として停年退職した教員に授与される[[名誉教授]]の称号を与えられることはなかった {{efn| |
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自身に傾倒して自殺したファンの手記を読み、ショックで寝込んでしまったことがある。[[浅田彰]]はこの宮台の件について「僕ならそんな奴放っておいて、とっとと逃げる。ラディカルなことは、そうしないと言えない」と述べており、言論人の倫理について問いを投げた。 |
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都立大学からの処分に先立って諸大学の有志の女性教員や弁護士から構成される「大学の社会的信用失墜を許さない会」([[長谷美智子]]代表)らよって都立大学の学長、理事長に対し(名誉教授の称号を与えないことを含む)宮台の処分の厳格化の要求が突き付けられていた |
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<ref name="大学の社会的信用失墜を許さない会1" /><ref name="大学の社会的信用失墜を許さない会2" /><ref>[https://twitter.com/himenmotomu 「長谷美智子『Twitter』]</ref>。要求の仔細については<ref>[https://voice.charity/events/693 「東京都公立大学法人理事長、東京都立大学学長宛に、宮台真司氏の懲戒免職を求めます。言うまでもなく、名誉教授の称号も与えないよう要求します。」『voice』2024-5-1]</ref>を参照のこと。}}。 |
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== 年譜 == |
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* 1959年3月3日 - 誕生。 |
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[[アントニオ・グラムシ]]の影響で映画によって革命を起こすべく映画作家を目指し、それに役立つと考えて社会学を学んだ。大学に入学してすぐに映画部に入り、映画ばかり撮って勉強をしなかったという。<!--{{要出典範囲|date=2010年12月|教授にウィスキーを差し入れるなどして単位を貰い、社会学科に入ったという}}。-->[[廣松渉]]、[[若松孝二]]、[[足立正生]]を尊敬している。 |
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* [[1965年]]4月 - [[東北大学]]附属小学校(現: [[宮城教育大学附属小学校]])入学 |
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** 富士見市立鶴瀬西小学校(現: [[富士見市立つるせ台小学校]])に転校。 |
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** [[京都市立松尾小学校]]に転校。 |
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** [[京都市立山階小学校]]に転校。 |
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** [[京都市立安朱小学校]]に転校。 |
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** [[三鷹市立第六小学校]]に転校。 |
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* [[1971年]]3月 - 三鷹市立第六小学校卒業。 |
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映画監督の[[園子温]]とは個人的にも親交があり、園監督の「[[紀子の食卓]]」([[2006年]])を非常に高く評価している。また「[[愛のむきだし]]」([[2008年]])には、[[新宗教]]の指導者の一人として出演している。「[[ヒミズ (漫画)#映画|ヒミズ]]」([[2012年]])では、テレビの中で[[東日本大震災]]について語る[[知識人]]という役で出演している。「ラブ&ピース」(2015年6月27日、アスミック・エース)では、討論番組での知識人の一人として出演している。 |
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* [[1974年]]3月 - [[麻布中学校・高等学校|麻布中学校]]卒業 |
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* [[1977年]]3月 - [[麻布中学校・高等学校|麻布高等学校]]卒業 |
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* [[1982年]]3月 - [[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]]社会学専修課程卒業 |
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* [[1984年]]3月 - [[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学大学院社会学研究科]]社会学Aコース[[大学院#修士課程・博士前期課程|修士課程]]修了 |
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* [[1987年]]3月 - 東京大学大学院社会学研究科[[大学院#博士後期課程・後期3年博士課程|博士課程]][[単位取得満期退学|満期退学]] |
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* [[1987年]]4月 - [[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]助手(社会学教室) |
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* [[1990年]]3月 - 東京大学大学院社会学研究科博士課程社会学博士学位取得([[論文#学位請求論文|学位論文]]「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」<ref name="学位論文要旨" />) |
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* [[1991年]]4月 - [[東京外国語大学]][[外国語学部]][[講師 (教育)#高等教育|専任講師]](社会学教室) |
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* [[1993年]]4月 - [[東京都立大学 (1949-2011)|東京都立大学]][[人文学部]]社会学科[[准教授|助教授]](社会学教室) |
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* [[2007年]]4月 - [[首都大学東京]](東京都立大学が改組改名したもの)[[教授]](社会学分野)昇任<ref>[http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 公式ブログより]</ref> |
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* [[2018年]]8月 - [[大学院大学至善館]][[教授#教授職の種類|特任教授]]<ref name="至善館"/>。 |
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* 2022年11月 - 東京都立大学南大沢キャンパス構内で面識のない男に襲撃され重傷を負う。 |
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* 2024年2月 - 20歳の女子大生に[[ラブホテル]]などで取材し、返礼として相談に乗るなどの不適切な行動を取り大学の信用を失墜させたとして、東京都立大学より20日付で戒告の[[懲戒処分]]を受けた<ref>{{Cite web |title=東京都立大が宮台真司教授を戒告処分 ラブホテルで取材など女子学生に不適切な行動 |url=https://www.sankei.com/article/20240222-26DHJD33IVLQBHYEFLBYR73X2I/ |website=産経ニュース |date=2024-02-22 |access-date=2024-02-22 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref><ref>{{Cite web |title=宮台真司教授を戒告の懲戒処分 女子学生に不適切な行動 | 共同通信 |url=https://web.archive.org/web/20240222032031/https://nordot.app/1133214834728895400 |website=共同通信 |date=2024-02-22 |access-date=2024-02-22 |language=ja-JP |last=共同通信}}</ref><ref name="都立大学1">{{PDFlink|[https://www.houjin-tmu.ac.jp/assets/library/2024/02/press_20240220hfnw.pdf 「教員の懲戒処分について(令和6年2月20日付)」『東京都公立大学法人・総務部人事課』2024-2-20]}}</ref>。 |
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== 南大沢キャンパスでの傷害事件 == |
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=== セクシュアリティ・結婚 === |
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[[2022年]][[11月29日]] 16時30分頃、宮台が教授を務める[[八王子市]]の東京都立大学南大沢キャンパス構内で面識のない男に後頭部を殴打されたうえ、刃物で首など数か所を刺され重傷を負った<ref>{{Cite web|和書|title=宮台さんは首を数カ所切られ重傷 |url=https://nordot.app/970292513548320768 |website=共同通信 |date=2022-11-29 |accessdate=2022-11-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=【速報】待ち伏せされたか 都立大キャンパスで社会学者の宮台真司さんが首を切りつけられる |url=https://web.archive.org/web/20221129120540/https://nordot.app/970287988242317312 |website=FNNプライムオンライン |date=2022-11-29 |accessdate=2022-11-29}}</ref><ref name=":1">{{Cite web|和書|title=宮台真司さん刺傷、防犯カメラに走り去る男の姿…倒れた後も何度も切りつけたか |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20221130-OYT1T50182/ |website=読売新聞オンライン |date=2022-11-30 |accessdate=2022-11-30}}</ref>。「都立大の中で男性が顔を切られた」と目撃者の男性から110番通報され、病院に搬送された<ref name=":1" /><ref>{{Cite web|和書|title=【速報】東京都立大学教授の宮台真司さんが首を切りつけられる 南大沢キャンパスで 男は現在も逃走中 |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/217024?display=1 |website=TBS NEWS DIG |publisher=JNN |date=2022-11-29 |accessdate=2022-11-29}}</ref>。全治約1か月の重傷となったが、命には別条はなく、同年12月7日に退院した<ref>{{Cite news |url=https://www.fnn.jp/articles/-/455152 |title=【速報】宮台真司さん退院 都立大キャンパスで切られ重傷 今週から言論活動再開の意向 |newspaper=FNNプライムオンライン |date=2022-12-07 |accessdate=2022-12-07}}</ref>。 |
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性風俗、[[セクシュアリティ]]、自身の性体験などについても活発に研究・発言している。売春合法化論者。[[援助交際]]を専門的に調べるきっかけは、当時付き合っていた女子高生が援助交際をやっていたからだという<ref>『これからの多様な性・家族』(宮台本人の発言)</ref>。過去に[[テレクラ]]にハマっていた時期があったが、母親に50枚の会員証が見つかり、すべて捨てられている。なお、その後も続けていた<ref>『[[マンガ・エロティクス・エフ]]』(2011年3月8日)</ref>。 |
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宮台は[[警視庁]][[刑事部|捜査1課]]に対し、この男について「暗がりで誰かわからない」と話したほか、「男とは面識がない」と説明した<ref>{{Cite web|和書|title=宮台真司さん切りつけ事件 男は帽子とマスク姿で襲撃、直後に小走りで立ち去る姿が防犯カメラに |url=https://www.nikkansports.com/m/general/news/202212010000224_m.html?mode=all |website=nikkansports.com |publisher=日刊スポーツ新聞社 |date=2022-12-01 |accessdate=2022-12-02}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=切りつけ被害の宮台真司さん、「暗がりで男が誰かわからない」 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQCZ3CCPQCZUTIL004.html |website=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |date=2022-11-30 |accessdate=2022-11-30}}</ref>。同年12月12日、警視庁捜査1課は殺人未遂容疑で行方を追っている男の動画と写真を公開した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2022121200227 |title=逃走中の男を公開捜査 オレンジ色ニット帽、高身長か―宮台真司さん襲撃事件・警視庁 |website=時事ドットコム |publisher=時事通信社 |date=2022-12-12 |accessdate=2022-12-15}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=宮台真司さん襲撃事件 男はなぜ捕まらない? DNA型検出、事件前後には自転車で移動 |url=https://www.zakzak.co.jp/article/20230112-UXRWKI72QFNKRPFEFHSSOQ7F2Y/ |website=zakzak:夕刊フジ公式サイト |publisher=産経デジタル |date=2023-01-12 |accessdate=2023-01-19}}</ref>。事件発生から約2か月が経った2023年2月1日、容疑者とみられる男が死亡していたことが判明した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20230201-F6XXR4KHXFISRHNHBDDYLD4FOQ/ |title=宮台教授襲撃の約2週間後に自殺 容疑者とみられる男 |website=産経新聞 |publisher=産経新聞社 |date=2023-02-01 |accessdate=2023-02-01}}</ref>。2022年12月16日に自殺を図ったとみられている。警視庁は2023年3月9日に男を容疑者死亡のまま殺人未遂容疑で書類送検した<ref name="jiji20230309">{{Cite web|和書|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2023030900164 |title=死亡の男を書類送検 殺人未遂容疑、動機不明のまま―宮台さん襲撃・警視庁 |website=時事ドットコム |publisher=時事通信社 |date=2023-03-09 |accessdate=2023-03-09}}</ref>。 |
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最初に[[オナニー|自慰]]をしたのは小学3年生あたりで、対象にした漫画のキャラクターは『[[サイボーグ009]]』に登場する[[サイボーグ009の登場人物#003=フランソワーズ・アルヌール|フランソワーズ・アルヌール]]。この時の妄想は、自分自身がフランソワーズになりきって拷問されるというシチュエーションだという<ref>{{citation |
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|title = ビデオニュース・ドットコム マル激 第236回猿でもわかるオタク入門) |
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|date = 2005-09-30 |
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|url = http://www.videonews.com/on-demand/0231231240/000637.php |
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|publisher = [[ビデオニュース・ドットコム]] |
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}}</ref>。 |
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容疑者は相模原市[[南区 (相模原市)|南区]]に住む41歳の男である<ref name="sankei20230201">{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20230201-PDWTHQOTDZOMBJZJQ7U3GEV3HE/ |title=宮台さん襲撃疑い男 職に就かず引きこもり状態 公開捜査も住民「気付かなかった」 |website=産経新聞 |publisher=産経新聞社 |date=2023-02-01 |accessdate=2023-02-01}}</ref>。自宅は都立大学から直線距離で約9kmの所にあり、都立大学や宮台との接点は確認されていない<ref name="sankei20230201" />。男の母親は[[エホバの証人]]の現役の信者であり、男の自宅は以前は母親が信者たちとの集会場として使用していたものだった<ref name="biz-journal20230206">{{Cite web|和書|title=宮台真司さん襲撃犯も宗教2世…エホバの証人、子どもを鞭打ち・排斥、妊娠を断念 |url=https://biz-journal.jp/journalism/post_332614.html |website=ビジネスジャーナル/Business Journal |date=2023-02-06 |access-date=2023-03-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=上田耕司 |title=宮台真司氏襲撃事件から約3カ月 宮台氏の知人の「精神科医」の見立てとは〈dot.〉 |url=https://dot.asahi.com/articles/-/13125 |website=AERA dot. (アエラドット) |publisher=朝日新聞社 |date=2023-02-24 |access-date=2023-03-05}}</ref>。ただし男は信者ではなく[[宗教2世]]ではない<ref name="biz-journal20230206" />。男は神奈川県内の野球強豪校を卒業後、一度も職に就くことがなく[[引きこもり]]状態だった<ref name="sankei20230201" />。警視庁によると、男の自宅からは約15年前に書かれたとみられるA6サイズのメモ帳3冊が見つかり、「大学教師なら人に偉そうに説教することを目的にしたらいけない」「学者が一番上に来てはいけない人種」「戦後の知性主義が日本を破壊した」などと学者や知識人を批判する内容の記載があった<ref name="jiji20230309" /><ref>{{Cite web|和書|title=15年前に学者批判のメモ 宮台真司さん襲撃事件、容疑者を書類送検:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASR393H15R39UTIL002.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-03-09 |access-date=2023-04-10 |language=ja}}</ref>。 |
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中学高校時代、空手道部に所属していた新入部員のときに先輩から愛撫の仕方などを学んだとして次のように自著で書いている<ref name="korega">宮台真司『これが答えだ!新世紀を生きるための108問108答』朝日文庫,2002年、pp.19-20.</ref> 。「先輩に全身なめられて、 『宮台君は[[アドレナリン]]の匂いがするね。感じてるよ。[[おちんちん|チンチン]]勃ってるじゃないか』」と、全身を[[ペッティング|愛撫]]されたあと、言われたという<ref name="korega"/>。また、中学時代には[[中央本線|中央線]]でよく男の痴漢にあったとして、「触ってくるのが 男でも、あの年代はすぐに変な気分になってチンチンが勃ちます(笑)。 しかも男が男に触られてるんだと恥ずかしくて、女の子みたいに 『この人[[痴漢]]です!』って言えないじゃないですか。だから触られ放題で、ずいぶん感じさせられました」と自身の体験について発言している<ref name="korega"/>。 |
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宮台によれば[[エホバの証人]]はその教義において[[知識人]]を警戒し、大学や大学の教員を[[悪魔]]の手先としてみなしていること<ref>「Advanced Education」『[[:en:The Watchtower|The Watchtower]]』1956-5-15:315</ref><ref>「What Influences Decisions in Your Life?」『The Watchtower』1969-3-15:171</ref><ref>{{YouTube|_cje6xdro9c|宮台真司・都立大学教授によるエホバの証人の教義への解説「宮台真司氏襲撃事件 被疑者送検を受けて」『videonewscom』2023-3-9}}</ref>、加害者が[[国学]]系の「日本凄い」的な歴史書の愛読者で宮台と政治的立場が逆であることなどが原因で、自分が狙われたのではと推測している。また加害者が[[就職氷河期#バブル崩壊から金融危機(1993-2000年卒)|ロスジェネ]]世代であることにも注目している<ref name="eco">{{Cite web|和書|title=サンデー毎日:宮台真司、襲撃事件の全貌を明かす 田原総一朗が迫るニッポンの闇 コミュニケーション喪失時代の不気味な影 |url=https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230316/se1/00m/020/002000d |website=週刊エコノミスト Online |access-date=2023-04-10 |language=ja}}</ref>。 |
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宮台が最初に[[結婚]]したのは、イタズラ好きな友人からもらった水を垂らすだけで陽性反応と同じサインを示すエイズ検査のダミーキットを、それとは知らずに、当時交際していた女性と自分の唾液を混ぜて使ったところが、[[エイズ]]の陽性反応が出たと思い込んだことがきっかけであるが<ref>宮台真司ロングインタビューvol.6「受け手を見るということ」の起源</ref>、その後にテレクラ問題の報道などが要因となり、離婚に至る<ref>本人Twitterでの発言 2010年05月14日</ref>。 |
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==写真週刊誌報道および懲戒処分== |
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現在の伴侶は、[[東京大学]][[名誉教授]][[佐伯胖]]の娘であるが、過去に佐伯の教育論を大批判しており、結婚を決めた女性がその佐伯の娘であるとは知らず、両親に挨拶するのに困ったという<ref>『[[博士も知らないニッポンのウラ]]』(教育のウラ 宮台真司)</ref>。なお、結婚に反対しなかったのは佐伯だけで、結婚の際に言われたのは「うちは[[カトリック教会|カトリック]]ですよ、[[離婚]]はできませんよ」の一言だけだという。 |
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2023年12月17日、東京都品川区[[東大井]]の[[品川区立総合区民会館|「きゅりあん」]]でトークライブ<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=o4Vx_vgZ1F4|「宮台真司×神保哲生【5金スペシャルPart1】年末恒例マル激ライブ 壊れゆく日本を生き抜くためにはホームベースが必要だ」『videonewscom』2023-12-30(YouTube)]</ref>を行い、翌日同会に出席した20歳の地方国立大学の女子大生を伴って渋谷区[[円山町 (渋谷区)|円山町]]の[[ラブホテル|ホテル]]の客室に滞在し、出てきたところを張り込んでいた[[光文社]]の記者によって撮影され、『[[FLASH (写真週刊誌)|FLASH]]』(2024年1月23日号)でスキャンダラスに報道された<ref name="光文社1"/>。 |
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ところが取材を受けての宮台の状況に対する説明によれば、事実は報道内容とはいささか様相を異とするものであった。上記の雑誌でも一部紹介されたように、女子大生の上京の目的は、病気加療中の宮台を憂慮し、宮台の妻子に代わって[[がん研究会有明病院]]に付き添うためのものであった。さらに宮台によれば客室内では「いわゆる男女関係は一切ありませんでしたが...(中略)...互いを信頼し合う関係にはありました」とされ、この間、宮台は女子学生に対し「進路選択」と、「'''幼少期の家族関係に由来する人間関係についての願望水準低下を、どう克服するか'''」についての相談に乗っていたとしている<ref name="光文社1">[https://smart-flash.jp/sociopolitics/268152/ 「宮台真司氏、女子大生を“ファン食い”44歳差不倫「がん治療」に同行させ3000円ラブホへ」『Smart FLASH』2024-1-8]</ref>。<br> |
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すなわち宮台の説明<ref name="大竹まこと2">[https://www.youtube.com/watch?v=m6MRoPV3HE0 “異界”≒“非日常”が消え、包摂の価値観も失われた日本…残されたのは “ やってらんない日常 ”【ゲスト:宮台真司】」『大竹メインディッシュ』2024-1-31(YouTube)]</ref>からは、二人の会合は悩める女学生の心に寄り添おうとする宮台の教育者としての良心と義務感を端緒とするものであり、両者の関係は報道されたような不倫の間柄では決してなく、お互いを慮る純真な心情に支えられた'''清らかな師弟関係'''であったということが看取される。<br> |
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しかしながら市井においては心を尽くした宮台の釈明は必ずしも額面通りには受け止められず<ref name="三浦瑠璃1">[https://www.daily.co.jp/gossip/2024/02/22/0017357510.shtml 「[[三浦瑠麗]]氏、女子大生への不適切行動で懲戒処分の宮台真司氏に「不倫ですと(正直に)言っておけば」と苦言」『Daily Web』2024-2-22]</ref>、ときに当人にとって不本意と思われるであろうハレーションが引き起こされることにもなった。<br>例えば講談師の[[神田伯山 (6代目)|神田伯山]]は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組の[[枕 (曖昧さ回避)|枕]]の部分で「ニッポンを明るくするニュース」として宮台の説明を滞在したホテルの宿泊代の廉価さ{{efn|「ご休憩」3,000円(2時間)<ref name="光文社1"/>}} |
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と合わせ、[[いじめ|イジリ]]の対象として取り上げた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=-Ck87Yz-HzU&t=79s 「問わず語りの神田伯山」『leumariano』2024-1-12(YouTube)]</ref><ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/288753 「神田伯山_宮台真司氏の不倫報道に大喜び「初笑い。日本を明るくするニュースだよ」」『東スポWeb』2024-1-12(YouTube)]</ref>。このほか映画監督の[[二村ヒトシ]]は、本件に対するメディアの報道姿勢を疑問視し「悩んでいる女性の話を聞いてあげて、そのまま説得・洗脳してセックスに持ち込む。あるいは女性の恋心だけを食っておいて、女性側が望むような交際をせず曖昧なままの関係を続ける」リベラル男性の欺瞞についての議論がもっとなされるべき<ref name="二村ヒトシ">[https://news.yahoo.co.jp/articles/08782231b10c8d5ac23dc3c52afe17b2cb9635de?page=1 「松本人志と宮台真司の報道は他人事じゃない?…AV監督・二村ヒトシ氏が語る「セックスしたかしてないかはあまり関係ない。女性が本当は何を求めているかを一切考慮しないということは“侮辱”だ」」『集英社オンライン』2024-1-27]</ref>とし本件を契機に現代社会におけるリベラリズムと社会倫理の問題が議論として喚起されるべきとした。<br> |
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===謝罪と反省の表明=== |
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報道の後、宮台はしばらくの間沈黙を保っていたが、その後自身の行動に対する総括を表明するようになった。翌月13日、これまで常連出演してきた[[ビデオニュース・ドットコム]]のYouTube番組「[[ビデオニュース・ドットコム#マル激トーク・オン・ディマンド|マル激トーク・オン・ディマンド]]」に出演し、その席で[[MC]]で盟友の[[神保哲生]]から「世の中から後ろ指を指されるようなことは、自重していただきたい」と説諭されると、宮台は「世間をお騒がせしたこと」と問題を限定しつつも「'''何事も....今後、自重してまいります'''」と反省の意を表明した<ref name="videonewscom 3">[https://www.youtube.com/watch?v=hPB6Skub9PE&t=275s 「富崎隆×宮台真司×神保哲生:民主政の下では「政治のための金」と「金のための政治」を見分けなければならない【ダイジェスト】」『videonewscom』 (YouTube2024-1-13)]</ref>。それを機に言論活動にも変化が見られるようになり、例えば対談番組において「色々お騒がせしている....インチキ社会学者、です」と諧謔を交えて自己紹介するなど<ref name="上祐1">[https://www.youtube.com/watch?v=BEfsAK3LpeA&t=0s 「【宮台真司×上祐史浩(前編)】なぜ高学歴エリートがカルトにハマるのか?現代日本の問題点と新興宗教について徹底討論」『トマホークTomahawk』(0:36~0:53)(YouTube2024-2-2)]</ref>自身をも相対化した一皮むけた深みのある論評を行うようになっていった。<br> |
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このほか週刊誌報道の後、宮台の家庭においては家族会議が開かれ、妻は子供たちに「'''しんちゃん'''はこういう人なの。知らなかったとしたら残念でした。こういう人だと承知して結婚したんだよ」と諭すと子供たちは納得してくれ、「スリーサンタ」(クリスマスプレゼント3回分を、妻と3人の子供達に贈る)の条件で手打ちが済み会議は大円団に納まったとのことである<ref name="デイリー1">[https://www.daily.co.jp/gossip/2024/08/10/0017995291.shtml 「宮台真司氏 女子大生と不倫報道後に家族会議 代償が驚がくだった 家族にも「相談に乗っていた」と説明 中二次女「終わってる」」『デイリー』2024-8-10]</ref>。 |
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<br>このような宮台の率直で内省的な態度表明は世間によっても好意的に受け止められ<ref>{{Cite web |title=64歳 宮台真司教授に44歳差不倫スキャンダル 新刊共著者が驚く絶妙タイミング |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/288983 |website=東スポWEB |date=2024-01-15 |access-date=2024-02-02 |language=ja}}</ref>、一時は事態は沈静に向かうに思われたが、公的にはそれでは許されず勤務先の[[東京都公立大学法人]]より[[懲戒処分]]を受けるに至っている<ref name="都立大学1"/><ref>[https://www.youtube.com/watch?v=hgzPmj_PvEQhttps://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240222/1000102264.html 「都立大 宮台真司教授 “女子学生と不適切行動”で懲戒処分」『NHK News Web』(YouTube2024-2-22配信)]</ref>。 |
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処分の後、宮台の行動の是非について様々な角度から意見が寄せられた<ref name="千田1">[https://president.jp/articles/-/79063 「未成年でも教え子でもなかったのに…懲戒処分を受けた宮台真司氏の"不適切行動"はどこが不適切だったのか([[千田有紀]])」『President Online』2024-3-11]</ref>{{efn|東京都の「『淫行』処罰規定では、「みだらな性交または性交類似行為」をした場合の処罰される相手の年齢を18歳未満としている。また同規定では「婚約中の青少年又はこれに準ずる'''真摯な交際関係'''にある場合は除かれます」<ref name="警視庁1">[https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/inkoj.html 「警視庁HP→子どもの安全→「淫行」処罰規定」『警視庁・少年育成課・福祉犯第一係』2020-6-9更新]</ref>とあり、これら二つの条件により本事例の場合は法的には免責の対象となることを主張しているものと推測される。}}<ref name="三浦瑠璃1" /><ref name="大学の社会的信用失墜を許さない会1"> [https://www.youtube.com/watch?v=TVwU7PE6_TU 「『大学の社会的信用失墜を許さない会』2024-03-11記者会見「宮台真司の懲戒解雇を求める署名運動」開始の公示([[長谷美智子]]他)『YouTube』2024-3-11]</ref><ref name="大学の社会的信用失墜を許さない会2">{{YouTube|Bi0GtpaYY04|「『大学の社会的信用失墜を許さない会』2024-03-13「フェミニストによる、都立大の学長室と人事課への陳情、および宮台の反社勢力との繋がりに関する疑惑についての警察との協議についての公示」([[郡司真子]]他)」『YouTube』2024-3-13}}</ref>。 |
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== 人物 == |
== 人物 == |
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* [[キリスト教徒|クリスチャン]]である<ref>{{Cite web|和書|url=https://realsound.jp/movie/2021/05/post-756745.html |title=『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで |accessdate=2021-05-15 |publisher=リアルサウンド}}</ref><ref>{{Twitter status2|miyadai|1494663609158598661|2022年2月18日22時22分}} 2022年11月30日閲覧。</ref>。 |
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2015年12月9日には[[憲政記念館]]において、[[辻元清美]]議員の「政治活動20年へ、感謝と飛躍の集い in 東京」という[[政治資金規正法]]に基づく[[政治資金パーティー]]に参加している<ref>[http://blog.goo.ne.jp/lebenstaff/e/61b8abaa833ca2e03e38713c1fd15cec 辻元清美 政治活動20年へ、感謝と飛躍の集い in 東京]</ref>。 |
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* [[加速主義]]者である<ref>{{Cite web|和書|title=2021年12月4日(土)年末恒例マル激ライブ開催!~講演録~ |url=https://www.videonews.com/42513 |website=VIDEO NEWS |access-date=2023-07-01 |date=2021-12-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=メタバースvsユニバース…新たな対立の時代、“PV稼ぎ”なテレビの討論番組に価値はない? ひろゆき&成田悠輔&宮台真司と考える |url=https://times.abema.tv/articles/-/10010595 |website=ABEMA TIMES |access-date=2023-07-01 |date=2022-01-04}}</ref>。 |
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* 宮台は[[芥正彦]]の劇「糸あやつり人形芝居『アンチェイン・マイ・ハート』」を見た際、あまりの衝撃でトランス状態に陥ったと語っている<ref name=":2">{{Citation|title=【早稲田祭2022】人物研究会主催講演会「芥正彦氏×宮台真司氏 公開対談 実りなき社会で見る夢は芸術か、テロか。」|url=https://www.youtube.com/watch?v=N4KngmBVPK8|language=ja-JP|access-date=2023-11-15}}</ref>。後に芥と【早稲田祭2022】人物研究会主催講演会主催「芥正彦氏×宮台真司氏 実りなき社会で見る夢は芸術か、テロか」にて共演する<ref name=":2" />。 |
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* 幼少時から[[霊感]]が強く、神秘的な経験を多く体験しており、不可解に思っていたが、現在では社会的に理解できる現象だという見解を持っているようである<ref>『ビデオニュース・ドットコム』(超常体験が絶対性や超越性を信じるきっかけ)</ref>。 |
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* 「[[オウム真理教事件]]真相究明の会」の呼びかけ人であり、「似たような事件は必ず繰り返される」と松本死刑囚([[麻原彰晃]])を知らない若い世代へ警告を発信している<ref name="hbol" /><ref name="shinsokyumei" /><ref>{{Cite web|和書|title=宮台真司氏「似たような事件は必ず繰り返される」松本死刑囚を知らない若い世代が知るべきオウム真理教 {{!}} 国内 |url=https://times.abema.tv/articles/-/4506754 |website=ABEMA TIMES |accessdate=2022-11-29 |first=ABEMA TIMES |last=編集部}}</ref>。 |
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* [[安倍晋三銃撃事件]]では[[自由民主党 (日本)|自民党]]と[[世界平和統一家庭連合|統一教会]]についての関係を指摘しており、[[原理研究会]](統一教会の学生フロント団体)が正体を隠して学生に対する勧誘活動をしていたことなどの警鐘を鳴らしているほか、「偏った世界観と過度な資金集めを特徴とする宗教団体が、[[フランス]]・[[ドイツ]]などのように[[カルト]]指定されなかったことが大きい」などと自身が答えた箇所を[[朝日新聞]]が削除した事に関して苦言を呈している<ref>{{Cite web|和書|title=狙われるのは孤独な地方出身者? 甘い勧誘にご用心 |url=https://www.joqr.co.jp/qr/article/63715/ |website=文化放送 |date=2022-08-31 |accessdate=2022-11-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=朝日新聞の要求「あり得ない」と苦言 インタビュー削除騒動、宮台真司氏が公開した「本来の発言」 |url=https://www.j-cast.com/2022/07/22442352.html |website=J-CAST ニュース |date=2022-07-22 |accessdate=2022-11-29}}</ref>。また、国葬前日に公開された「[[REVOLUTION+1|REVOLUTION+1]]」の上映イベントにおいて「(国葬が)国辱の恥晒しとなって嬉しい」「(事件は)世直しとして機能した」と発言するなどしていた<ref>{{Cite web|和書|title=社会学者・宮台真司氏はなぜ襲撃されたのか? 安倍元首相銃撃事件で展開したメッセージ|日刊ゲンダイDIGITAL |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/315267 |website=日刊ゲンダイDIGITAL |date=2022-12-01 |access-date=2023-07-13}}</ref>。 |
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* 宮台の祖父、父(大企業の経営陣{{efn|[[キリンビール]]の従業員で在職中、製薬部門を立ち上げ管理職に就いたことを指していると思われる<ref name="出典1" />。}}。)とも[[東京大学]]卒であり、家庭内、親族が何も言わなくても自身が[[東京大学]]に行くことが当たり前と思われていたことが「キツイ」プレッシャーであり(結果的に東大受験を失敗して一浪後に入学)、この経験で「劣等感を抱くようになった」と吐露している。この点では徹底して暗殺後も非難を続けている[[安倍晋三]]に対しても、学歴面の境遇(同氏は[[成蹊大学]]卒だが、父方の祖父の[[安倍寛]]・母方の祖父の[[岸信介]]・父の[[安倍晋太郎]]がいずれも東大卒)は「他人事ではない」と発言している。しかし、同時に「劣等感は必ず埋め合わせのためのある種の過剰さを伴う」と断言し、安倍晋三を「劣等感の塊」と断定して政策運営、政治活動のすべてを完全否定してもいる<ref>文化放送『大竹まことのゴールデンラジオ:大竹メインディッシュ』2023/12/13出演時</ref>。なお、自身も著作や発言の常套句に「クズ」「学歴が低い」「パー」「中卒レベル」「馬鹿」「トンマ」「ボンクラ」「落ちぶれた」「ヘタレ」「オタク」「似非」「劣等」「年貢を払ってる」等の過激なフレーズを駆使して著作・発言の端々に大量に織り込み、特に日本については「劣等国」「後進国」と断言して、政府、政治、経済、企業活動、文化、宗教等々を一切問わず、全方位でありとあらゆるものを誹謗中傷することを常としている。ただし、自身の権威の源泉である東京大学の学閥の系譜に連なる[[小室直樹]]や[[宇沢弘文]]などの先達に対する批判は行わない<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=29XZo5p_ZY8 「【Part1】宇沢弘文氏:TPPは「社会的共通資本」を破壊する」『videonewscom』2014-9-27]</ref>。 |
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* 宮台は、自身が「[[双極性障害]]Ⅱ型(正確には[[双極II型障害]])と[[発達障害]]を両方持っている」と明言した<ref>文化放送『大竹まことのゴールデンラジオ:大竹メインディッシュ』2023/12/13出演時</ref>。 |
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== 主張 == |
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== 批評家たちとの関係 == |
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=== 宮崎哲弥との関係 === |
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1995年、宮崎が自身が構成するオウム特番に宮台を呼んだ際、[[代々木公園]]で対面したのが初対面であったという<ref name="M2-warera">宮台真司・宮崎哲弥(2004年)『M2われらの時代に』、[[朝日文庫]]、393頁</ref>。その後、「M2」としてよく対談する仲になる。宮台は、「生涯の恩人」と述べている<ref name="M2-warera" />。 |
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=== 憲法・安保=== |
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=== 小林よしのりとの関係 === |
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*「対米ケツナメを右だと考える馬鹿右翼と、護憲平和を左だと考える馬鹿左翼」を批判している<ref>[http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2007/11/by_4f45.html 書籍出版 双風舎]</ref>。 |
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宮台は当初は[[小林よしのり]]を罵倒していたが、後に小林とは「共闘関係が可能」と称するまでになり、小林の著作「沖縄論」に関しては「大変面白かった」と評し、「私も[[沖縄県|沖縄]]を[[左翼]]や似非[[保守]]から奪還する計画だ」と同調するまでになった。その関係の変遷について宮台は「私や小林氏のどちらかが変わったのではなく、小林氏の主張が時代を経て純化し、夾雑物が削ぎ落とされ(つまりここでは「[[新しい歴史教科書をつくる会]]」的な物を意味しますが)、優先順位がはっきりしてきたためだ。」と説明した。 |
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*[[1990年代]]は[[自由主義|リベラル]]を名乗っていたが、[[2000年代]]になると[[天皇]]主義に基づく思想も展開する。「解放的関心の強烈な『左』と、条理によって条理の限界を見極める『右』は、論理的に両立可能」と主張する<ref>宮台真司・[[宮崎哲弥]](2004年)『M2われらの時代に』、[[朝日文庫]]、391頁</ref>。2000年代には[[通信傍受法]]や[[個人情報保護法]]、ポルノ規制強化などへの反対運動に参加<ref name=":4">[[東浩紀]] [https://web.archive.org/web/20090620013013/http://www.hirokiazuma.com/texts/miyadai.html 自由と天皇のあいだで]</ref>。 |
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*誤った[[右翼]]思想をもつと自らが定義した政治家に特に厳しく、「[[日本国政府|政府]]に逆らう者は[[反日]]分子」と発言した[[柏村武昭]]に対し、このような発言をする[[政治家]]を取り除くことが真の右翼であるとした。また[[小池百合子]]を[[アメリカ合衆国]]に何も条件をつけずに[[テロ対策特別措置法]]を延長したという理由で[[売国奴|売国]]政治家とした。[[小泉純一郎|小泉内閣]]に関しては、その中期までは非常に好意的であり、メディアでも度々称賛してきた<ref>『M2われらの時代に』 [[朝日文庫]] [[2004年]] ISBN 4022614471 [[宮崎哲弥]]との共著</ref>。{{要出典範囲|ただし[[2006年]]頃から[[竹中平蔵]]の主導した[[市場原理主義]]を厳しく批判している。|date=2018-06}} |
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*[[日本国憲法]]については[[憲法改正論議|改憲]]論者である{{efn|{{Quotation|対米自立には重武装化が必要です。反撃を予想した敵に攻撃を控えさせるべく、[[弾道ミサイル]]などによる対地攻撃を軸とした反撃能力が要るのです。それには[[集団的自衛権]]を超えた憲法改正が必要となり、「周辺国の国民の感情的手当て」と「文民の戦略的外交能力」も求められます<ref>{{Cite news |url=http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2007/consti/news/CK2007050802014481.html |date=2007-05-08 |newspaper=東京新聞 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170206022151/http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2007/consti/news/CK2007050802014481.html |archivedate=2017-02-06 |archiveservice=Wayback Machine |deadlinkdate=2018-10-17}}</ref>。|宮台真司}}}}。憲法改正をして、重武装し、対米中立であるべきであるとする。ここでの重武装とは対地反撃能力を中核とする抑止力としての反撃能力のことである。具体的には航続距離の長い[[爆撃機]]や長距離[[ミサイル]]を持つことで、激しい地上戦に持ち込まれないためにこそ重武装化すべきであると主張する。「重武装化と対米中立」化のためには、 |
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** アメリカ合衆国の機嫌を損なわないようにするにはどうするべきか |
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** [[アジア]]諸国の疑惑や懸念をどう取り除くか |
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** 憲法改正に必要な国民意思や、重武装を制御する頭脳(民度)をどう形成するか |
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などの障害を克服する必要があると主張する<ref>『日本の難点』179-181頁 </ref>。また、[[押し付け憲法論]]は誤りだと主張する<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.miyadai.com/index.php?itemid=1016 |title=憲法についてのアンケートに答えました。800字制限でしたのでタイヘンでした。 |publisher=宮台真司 |accessdate=2018-10-17 |date=2013-09-22}}</ref>。 |
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*[[田原総一朗]]に対しては批判的で、[[2019年]]4月の[[ABEMA Prime]]において「何のために[[朝まで生テレビ!|朝生]]やってきたんだよ」と切り捨てた発言をしている<ref>{{Cite video |people= |date=2020-02-09 |title=【田原総一朗vs宮台真司】「何のために朝生やってきたんだよ」ニッポンの未来を激論|#アベプラ《アベマTVで放送中》|url=https://www.youtube.com/watch?v=15nQoGFcEgo&t=1444s |medium= |publisher= ABEMA報道リアリティーショー アベプラ【公式】|location=[[YouTube]] |accessdate=2020-11-25 |time= |isbn=}}</ref>。かつては『朝まで生テレビ!』の出演者から番組進行までの全てをプロデュースしており、田原の降番を主張したと述べている{{要出典|date=2023-04}}。ただしその後も対談はしている<ref name="eco" />。 |
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*徴兵制度 |
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:[[徴兵制度]]について、[[大韓民国]]で施行されている[[大韓民国国軍]]の徴兵制度に対して賛意を示している{{efn|宮台ゼミの留学生でもあった[[イ・ヒョンソク]]が原作者の漫画『[[軍バリ!]]』の帯や書評・原作者との対談。}}。[[安藤美冬]]との対談において、宮台の教え子であるイ・ヒョンソクの「社会化→脱社会化→再社会化」という言葉を引用した上で、徴兵制を評価し、日本でも「ネット上で「許さん!」と噴き上がる」人間に対する「処方箋」として徴兵制を導入するのは有効ではないかという趣旨の発言をしている<ref name="smw">{{Cite web|和書|date=2012-12-30 |url=http://socialmediaweek.org/tokyo/2012/12/30/%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E7%9C%9F%E5%8F%B8-x-%E5%AE%89%E8%97%A4%E7%BE%8E%E5%86%AC-%E3%80%90%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E3%80%91-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%80%81%E4%BE%A1%E5%80%A4/#.UkdaPhAhHIi |title=宮台真司 × 安藤美冬 【第2回】 フラグを立て、価値を発信せよ 「どんなゲームにも順応できるのがノマド的な人です - Tokyo |archiveurl=https://web.archive.org/web/20150428145749/http://socialmediaweek.org/tokyo/2012/12/30/%E5%AE%AE%E5%8F%B0%E7%9C%9F%E5%8F%B8-x-%E5%AE%89%E8%97%A4%E7%BE%8E%E5%86%AC-%E3%80%90%E7%AC%AC2%E5%9B%9E%E3%80%91-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%80%81%E4%BE%A1%E5%80%A4/ |archivedate=2015-04-28 |archiveservice=Wayback Machine |url-status=dead|url-status-date=2018-10-17 |accessdate=2024-10-31}}</ref>{{efn|この対談の中で宮台は「徴兵制以外にも、同じような機能を有している[[戸塚ヨットスクール]]でも良い」という趣旨の発言を行っている<ref name="smw" />。}}。 |
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:宮台は、日本に徴兵制度を導入するのは現実的に不可能であるとするが、徴兵制度があると自分が、あるいは自分の子どもが、戦地に送られる可能性があるので、シビリアンコントロール([[文民統制]])のあり方をちゃんとチェックしよう、そのためにちゃんとした政治家を選ぼうという意欲が非常に強くなる。それが政治参加意欲の大きな原動力になると主張する。 |
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=== 原発 === |
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;トリチウム生物濃縮説の提示 |
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:2023年政府による福島原発の処理水の排出<ref>[https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alpsqa.html 「ALPS処理水に関する質問と回答」「Q5:トリチウムは、生物濃縮しないのですか?」『経済産業省』2022-12-5]</ref><ref>[https://fukushima-updates.reconstruction.go.jp/faq/fk_300.html# 「ALPS処理水/トリチウム、Q「トリチウムは魚に濃縮され、魚を食べると危険ではないのか?」に対する回答」『復興庁』]</ref><ref> |
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[https://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/inec/alps_navi07.html 「外交政策>日本の安全保障と国際社会の平和と安定>ALPS処理水海洋放出の安全性>FAQ」『外務省』]</ref>に関して、「排出されたトリチウム{{efn|自然界においてトリチウムは一定の割合で海水や大気中に含まれており、かつ太陽からの宇宙線によって常に(7京(7×10^16)Bq/年)産生され続けている。当然のことであるが自然由来のトリチウムと処理水に含まれているそれとは物理的、科学的性質は全く同じであり、処理水は極めて低い濃度(1500Bq/L以下)に希釈された形で太平洋沖の開放水域に放出されている。}}を摂取した有機体の体内にトリチウムが濃縮して蓄積される」とする独自の学説を提示した<ref name="宮台1">[https://publish.twitter.com/?query=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fmiyadai%2Fstatus%2F1697486382837407787&widget=Tweet 「水俣で言ってごらん...(中略)...'''何も知らないお前がゴミ'''。」『Twitter(X) ,宮台真司』2023-9-1]</ref><ref name="出典1">{{YouTube|gvaseYTXjBM|「汚染水を処理水と言い換えるのは誤魔化しだ&宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』を観て感じた“出鱈目”を経験することの大切さ【ゲスト:宮台真司】大竹まこと 宮台真司」『【公式】大竹まこと ゴールデンラジオ!』2023-8-30}}<br />※2023.10.24現在、コメント欄は「オフ設定」になっているので視聴者による意見の書き込みは出来ない状態にある。</ref>。この主張に対し、物理学者([[素粒子物理学]])の[[多田将]]<ref>{{YouTube|lh9-SXh2HAk|「物理学者・多田将が処理水脅威論を徹底論破!」『闇鍋ジャーナリズム』2023-9-20}}</ref><ref>[https://radiation.shotada.com/ 「放射線について考えよう」『多田将』]</ref>、医学者([[放射線医学|放射線疫学]])の[[高村昇]]<ref name="NHK20230909">{{Cite web|和書|title=「トリチウムは生物濃縮しない」 処理水の疑問 専門家の見解は |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230909/k10014188611000.html |website=NHK Web |date=2023-09-09 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20230909100428/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230909/k10014188611000.html |archivedate=2023-09-09 |url-status=dead |url-status-date=2024-10-31 |accessdate=2024-10-31}}</ref>、実業家の[[堀江貴文]] <ref name="堀江1">{{YouTube|sCS3GSjqy1s|「福島第一原発の処理水に関して難癖をつけているバカが多すぎるので解説します」『堀江貴文ホリエモン』}}</ref>、経済評論家の[[上念司]]<ref>{{YouTube|eknEFI79dOA|「宮台真司と入浴剤が好きな左翼諸君に、トリチウムを含んだ処理水海洋放出が安全な理由と、生物濃縮しない理由を解説します。」『上念司チャンネル ニュースの虎側』2023-9-3}}</ref>らの有識者によって各々の専門的見地から反論が向けられた。<br> |
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:宮台は英国の自然環境保護団体の市民活動家のレポート<ref>{{Twitter|miyadai/status/1709313902973251640|「X宮台真司」『Twitter(X)』2023-10-4}}</ref>を根拠にトリチウム生物濃縮説を確信したとしている。その一方、[[福島大学]]<ref>{{PDFlink|[https://www.fukushima-u.ac.jp/news/Files/2023/09/177_01.pdf 「海洋環境でのトリチウムおよび放射性セシウムの解散生物への蓄積の比較について」『福島大学・海洋生物環境研究所・プレス発表資料1』]2023.5.6}}</ref>、[[茨城大学]]<ref>{{PDFlink|[https://www.env.go.jp/content/900544141.pdf 「環境トリチウムについて」鳥養祐二(茨城大学大学院理工学研究科教授)『茨城大学』]}}</ref>、[[日本放射線影響学会]] <ref>{{PDFlink|[https://www.jrrs.org/assets/file/tritium_20191111.pdf 「トリチウムによる健康影響」『日本放射線影響学会・放射線災害対策委員会』]}}</ref>などの学術研究機関によって、トリチウムは海産物などの体内に蓄積しない、との一連の研究報告が公表されている。 |
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:(宮台が自身の主張の根拠として、権威ある学術誌に掲載されたと太鼓判を押した<ref>{{Twitter|miyadai/status/1701448896692830445|「植物性プランクトンからからムラサキガイへの食物連鎖によるトリチウム生体濃縮を見出した科学誌の...(中略)...'''自らの劣等感をエセ科学の威を借りて埋め合わせるヘタレども、どんどん湧いて炎上しな。ただし炎上先は、定評ある学術誌・査読チーム・論文執筆者だぜ、くっくっく'''」『Twitter(X)宮台真司』2023-9-12}}</ref>論文に対する[[三菱総合研究所|三菱総研]]による評価報告については<ref name="三菱総合研究所1">{{PDFlink|[https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2020FY/000724.pdf 「多核種除去設備等処理水の処分技術等に関する調査研究報告」『三菱総合研究所』2021-3-31]}} </ref>を参照のこと。ちなみに同報告は宮台が例示<ref name="宮台2023-9-2">{{Twitter|miyadai/status/1697656575521923337|「貴殿は有機結合トリチウムを見逃している....」『Twitter(X)宮台真司』2023-9-2}}</ref>した、Andrew Turner (et al.)2009<ref> Andrew Turner, Geoffrey E. Millward, Martin Stemp 2009 Distribution of tritium in estuarine waters: the role of organic matter. ''Journal of Environmental Radioactivity'' 100:890-5</ref>については、生物濃縮の可能性を示唆する先行研究を紹介しただけのものであり、生物濃縮が起こる根拠を示す実験等を行ったものではない、としている。このほかBenedict C. Jaeschke(et al.)2013<ref>Benedict C. Jaeschke, Clare Bradshaw 2013 Bioaccumulation of tritiated water in phytoplankton and trophic transfer of organically bound tritium to the blue mussel, Mytilus edulis. ''Journal of Environmental Radioactivity'' 115 (2013): 28-33</ref>についても、生物濃縮に関しては可能性として言及しているに過ぎない、としている。) |
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;有機結合型トリチウム説、さらに遺伝子におけるトリチウム原子の水素原子との置換説の提示 |
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=== 石原慎太郎との関係 === |
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:有識者達による一連の反論を受ける<ref>{{Twitter|YoichiTakahashi/status/1698257421385584717|「ド文の社会学者だからなあ→宮台真司さん「トリチウムの生体濃縮」という珍説でフルボッコ」『Twitter(X)高橋洋一』2023-9-3}}</ref>と、今度は、問題なのは生物濃縮よりもむしろ有機結合型トリチウム(OBT)(有機物中の水素原子がトリチウムと置き換えられる現象)であるとし<ref name="宮台2023-9-2" />、そしてさらに、遺伝子中に取り込まれたトリチウム原子がβ崩壊しヘリウム原子に置き換わることでDNAを傷つける可能性があることである<ref>{{Twitter|miyadai/status/1702513978621223314|「やれやれ...(中略)....最もまずいのはDNA.RNAの水素原子がトリチウム原子に置き換わること...」『Twitter X 宮台真司』2023-9-15}}</ref><ref>YouTube[https://www.youtube.com/watch?v=OqbguKWWCh8&t=19s 「15分で見る深掘TVダイジェスト:飯田哲也氏出演!『処理水海洋放出など日本の原発政策を再検証する』(2023年10月12日放送)」『ニコ生深掘TV』2023-10-20)]</ref>、という主張を展開し出した。ただし前者については2017年[[東京電力]]が実施した福島県熊川沖20km圏内における魚介物([[ヒラメ]])のサンプリング調査では、有機結合型トリチウム(OBT)は検出限界値未満(ND)である、と報告されており<ref>{{PDFlink|[https://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2018/images2/fish03_180618-j.pdf 「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>『東京電力ホールディングス』2018-6-18」]}}</ref>、後者については[[経済産業省]]は「トリチウム原子がヘリウム原子に変化することで遺伝子が受ける影響については、測定可能なレベルのものにもならない」と説明している<ref>[https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alpsqa.html 「ALPS処理水に関する質問と回答・Q7:水素原子は私たちの遺伝子も構成しています。その水素原子がトリチウム原子に置換されて、さらにそのトリチウム原子がヘリウム原子になることで遺伝子が傷つくから危険だと聞いたのですが?」『経済産業省』]</ref>。 |
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[[PHP研究所]]の雑誌「[[Voice (雑誌)|Voice]]」2007年9月号の[[石原慎太郎]][[東京都知事]]との対談で「[[ポピュリズム]]と揶揄されるものとは別次元の感染力であり、都知事選ではメディア効果も手伝って人の凄さの違いが際立つのを実感した」と発言した<ref>「Voice」PHP研究所2007年9月号[http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200709060085.html 影を潜めた破壊者ぶり 石原・宮台対談]</ref>。ほか、主に教育については考え方に一致点が多い。また石原は「[[首都大学東京|首都大学]]に面白い社会学者が居る」として一目置いている。 |
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:宮台は[[予防原則]]を主張し「精査する義務は放出側」<ref name="宮台1" />と国や[[東京電力ホールディングス|東電]]側に対し説明責任を果たすことを要求していたが、こんどはステークホルダー(利害関係者)の調査結果は信用できないと強弁し<ref name="出典1" />、測定値を根拠に示された客観的事実の説明の受け入れを拒否し続けている。 |
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=== 映画 === |
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*[[アントニオ・グラムシ]]の影響で映画によって革命を起こすべく映画作家を目指し、それに役立つと考えて社会学を学んだ。 |
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浅田を、宮台は天才を認めつつもあまり高く評価していない。浅田は臆病なスタイリストと書籍に書いている。浅田は宮台に対して、「『終わりのない日常を生きろ』か、『終わりなき日常を生きよ』のどちらかにしてもらいたい」と批判した<ref>『憂国呆談リターンズ 長野が動く、日本が動く』(ダイヤモンド社, 2002年)</ref>。 |
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*映画監督の[[園子温]]とは個人的にも親交があり、園監督の「[[紀子の食卓]]」([[2006年]])を非常に高く評価している。また「[[愛のむきだし]]」([[2008年]])には、[[新宗教]]の指導者の一人として出演している。「[[ヒミズ (漫画)#映画版|ヒミズ]]」([[2012年]])では、テレビの中で[[東日本大震災]]について語る[[知識人]]という役で出演している。「ラブ&ピース」(2015年6月27日、アスミック・エース)では、討論番組での知識人の一人として出演している。 |
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=== 性について・結婚 === |
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*性風俗、自身の性体験などについても活発に研究・発言している。[[売春]]合法化論者。[[援助交際]]を専門的に調べるきっかけは、当時付き合っていた[[女子高生]]が、援助交際をやっていたからだった<ref>『これからの多様な性・家族』(宮台本人の発言)</ref>。過去に[[テレフォンクラブ]]にハマっていた時期があったが、母親に50枚の会員証が見つかり、すべて捨てられている。なお、その後も続けていた<ref>『[[マンガ・エロティクス・エフ]]』(2011年3月8日)</ref>。 |
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*幼少時から[[霊感]]が強く、神秘的な経験を多く体験しており、不可解に思っていたが、現在では社会的に理解できる現象だという見解を持っているようである<ref>『ビデオニュース・ドットコム』(超常体験が絶対性や超越性を信じるきっかけ)</ref>。 |
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*中学高校時代、空手道部に所属していた新入部員のときに、先輩から愛撫の仕方などを学んだとして、次のように自著で書いている<ref name="korega">宮台真司『これが答えだ!新世紀を生きるための108問108答』朝日文庫,2002年、pp.19-20.</ref>。「先輩に全身なめられて、『宮台君は[[アドレナリン]]の匂いがするね。感じてるよ。[[おちんちん|チンチン]][[勃起|勃ってる]]じゃないか』」と、全身を[[ペッティング|愛撫]]されたあと言われた<ref name="korega"/>。また、中学時代には[[中央本線|中央線]]でよく男の痴漢にあったとして、「触ってくるのが男でも、あの年代はすぐに変な気分になってチンチンが勃ちます(笑)。 しかも男が男に触られてるんだと恥ずかしくて、女の子みたいに 『この人[[痴漢]]です!』って言えないじゃないですか。だから触られ放題で、ずいぶん感じさせられました」と自身の体験について発言している<ref name="korega"/>。 |
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*早期教育として[[英会話]]を習ったが、おかげで幼少期は[[英語]]嫌いになってしまったという。 |
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*宮台が最初に[[結婚]]したのは、イタズラ好きな友人からもらった、水を垂らすだけで陽性反応と同じサインを示すエイズ検査のダミーキットを、それとは知らずに、当時交際していた女性と自分の唾液を混ぜて使ったところが、[[ヒト免疫不全ウイルス|エイズ]]の陽性反応が出たと思い込んだことがきっかけであるが<ref>宮台真司ロングインタビューvol.6「受け手を見るということ」の起源</ref>、その後にテレフォンクラブ問題の報道が要因となり、離婚に至る<ref>{{Twitter status|miyadai|13946327091|accessdate=2018-10-17}}</ref>。 |
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*妻やその一家が[[キリスト教徒|クリスチャン]]であるためか、[[文語訳聖書]]を愛読している。 |
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*現在の伴侶は、[[東京大学]][[名誉教授]][[佐伯胖]]の娘であるが、過去に佐伯の教育論を大批判しており、結婚を決めた女性が、その佐伯の娘であるとは知らず、佐伯の両親に結婚の挨拶しに行くのが大変困った<ref>『[[博士も知らないニッポンのウラ]]』(教育のウラ 宮台真司)</ref>。妻は良妻賢母の女性で上記のように夫のスキャンダルに際して、シリアスな話題にもユーモアを混ぜ込ませるという機転を利かせ見事に家庭崩壊を防いでいる。 |
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*2017年6月9日の[[TBSラジオ]]、ザ・ボイスの中で自分はクリスチャンであると述べている。 |
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*2024年1月8日、[[がん研究会有明病院|がん研有明病院]]の治療等に同行する、地方国立大学に通う20歳女性の存在がスクープされた。新刊共著者の生駒明は「本が発売になるタイミングで宮台氏が話題になるのは偶然にしてもびっくりです。宮台氏の解説はとても素晴らしいもので、ありがたかったです」と絶賛した<ref>{{Cite web |title=64歳 宮台真司教授に44歳差不倫スキャンダル 新刊共著者が驚く絶妙タイミング |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/288983 |website=東スポWEB |date=2024-01-15 |access-date=2024-02-02 |language=ja}}</ref>。 |
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*本人は自分について、[[左翼・右翼]]ともどちらとも取られるのが好ましいと述べている。 |
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=== オウム事件真相究明の会 === |
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*[[2018年]][[6月4日]]に立ち上げ記者会見を行った「オウム事件真相究明の会」では、呼びかけ人として名前を連ねた<ref>[https://web.archive.org/web/20180713062410/http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/29/post-681/ 「オウム事件真相究明の会」呼びかけ人・賛同人 メッセージ]</ref>。オウム真理教については、教祖の[[麻原彰晃]](2018年[[7月6日]][[死刑]]執行)に対する[[確定判決]]で、「被告人は、東京に大量のサリンを散布して首都を壊滅しその後にオウム国家を建設して自ら日本を支配することなどを企て、ヘリコプターの購入及び出家信者によるヘリコプターの操縦免許の取得を図るとともに、大量のサリンを生成するサリンプラントの建設を教団幹部らに指示したものというべきである」という事実認定がされているが<ref> [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=005572 最高裁判所判例集 平成7合(わ)141 殺人等 平成16年2月27日 東京地方裁判所] </ref>、宮台はこの記者会見で、「いわゆるですね私利私欲に基づく犯罪、人殺し、あるいは、いわゆる誰から見ても脅迫だと分かるような手段による、そうした手段を用いた命令による人殺しと今回の事件は違っているんですね」「今の凶悪犯罪と違って、自分は攻撃性は無いと、人を憎んではいない」と述べた<ref>[https://web.archive.org/web/20180804170707/http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/08/post-478/ 「オウム事件真相究明の会」2018年6月4日 立ち上げ記者会見冒頭コメント(1) - 宮台真司]</ref>。これに対して[[江川紹子]]、[[滝本太郎]]、[[青沼陽一郎]]、[[山口貴士]]は、長年に渡って行われていた裁判の結果を見ていない、信者の主張を助けているなどと批判した<ref name="hbol"/>。 |
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== 評価 == |
== 評価 == |
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[[政治学者]]の[[姜尚中]]は「宮台さんこそ、現代における[[丸山眞男]]のもっとも卓越した後継者」と評価している<ref>『挑発する知』2003年、 |
[[政治学者]]の[[姜尚中]]は「宮台さんこそ、現代における[[丸山眞男]]のもっとも卓越した後継者」と評価している<ref>『挑発する知』2003年、p.242</ref>。 |
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ジャーナリストの[[石井孝明 (ジャーナリスト)|石井孝明]]は「大した事もしていない、社会から忘れられた人間が、目立ちたいがために過激な発言を繰り返している」「(安倍元総理の暗殺事件を肯定するなどした事が)自身への襲撃を招いたのではないかも知れない」と、宮台自身の発言がテロを誘発していると非難している<ref>{{Cite web|和書|title=安倍氏暗殺「世直し」と叫ぶ宮台真司氏ら、自分への暴力に何思う? |url=https://withenergy.jp/786 |website=with ENERGY(ウィズエネ) – エネルギー、環境、経済 私たちの未来のために |date=2022-12-15 |access-date=2023-07-13 |language=ja}}</ref>。 |
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== 著作 == |
== 著作 == |
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=== 単著 === |
=== 単著 === |
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{|class="wikitable" |
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!タイトル!!出版社!!出版年月!!ISBN!!備考<br>および文庫版 |
!タイトル!!出版社!!出版年月!!ISBN!!備考<br />および文庫版 |
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|『権力の予期理論<br>了解を媒介にした作動形式』 |
|『権力の予期理論<br />了解を媒介にした作動形式』 |
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|[[勁草書房]] |
|[[勁草書房]] |
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|style="width:6em"|1989年 |
|style="width:6em"|1989年 |
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136行目: | 174行目: | ||
|朝日文庫 ISBN 4022615214 |
|朝日文庫 ISBN 4022615214 |
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|『終わりなき日常を生きろ<br> |
|『終わりなき日常を生きろ<br />オウム完全克服マニュアル』 |
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|[[筑摩書房]] |
|[[筑摩書房]] |
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|1995年 |
|1995年 |
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|ISBN 4480857206 |
|ISBN 4480857206 |
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|ちくま文庫 ISBN 4480033769 |
|[[ちくま文庫]] ISBN 4480033769 |
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|『まぼろしの郊外<br> |
|『まぼろしの郊外<br />成熟社会を生きる若者たちの行方』 |
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|[[朝日新聞社]] |
|[[朝日新聞社]] |
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|1997年 |
|1997年 |
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154行目: | 192行目: | ||
|[[酒鬼薔薇聖斗事件]]について |
|[[酒鬼薔薇聖斗事件]]について |
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|『世紀末の作法<br> 終ワリナキ日常ヲ生キル知恵』 |
|『世紀末の作法<br /> 終ワリナキ日常ヲ生キル知恵』 |
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|[[メディアファクトリー]] |
|[[メディアファクトリー]] |
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|1997年 |
|1997年 |
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160行目: | 198行目: | ||
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|『これが答えだ!<br> |
|『これが答えだ!<br />新世紀を生きるための100問100答』 |
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|飛鳥新社 |
|飛鳥新社 |
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|1998年 |
|1998年 |
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|ISBN 4870313286 |
|ISBN 4870313286 |
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|『(同上)108問108答』に改題。<br>朝日文庫 ISBN 4022613777 |
|『(同上)108問108答』に改題。<br />朝日文庫 ISBN 4022613777 |
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|『野獣系でいこう!!』 |
|『野獣系でいこう!!』 |
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178行目: | 216行目: | ||
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|『援交から革命へ<br>多面的解説集』 |
|『援交から革命へ<br />多面的解説集』 |
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|[[ワニブックス]] |
|[[ワニブックス]] |
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|2000年 |
|2000年 |
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184行目: | 222行目: | ||
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|『援交から天皇へ<br>Commentaries 1995-2002』 |
|『援交から天皇へ<br />Commentaries 1995-2002』 |
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|朝日文庫 |
|[[朝日文庫]] |
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|2002年 |
|2002年 |
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|ISBN 4022613920 |
|ISBN 4022613920 |
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196行目: | 234行目: | ||
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|『絶望 断念 福音 映画<br>「社会」から「世界」への架け橋』 |
|『絶望 断念 福音 映画<br />「社会」から「世界」への架け橋』 |
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|メディアファクトリー |
|[[メディアファクトリー]] |
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|2004年 |
|2004年 |
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|ISBN 4840111308 |
|ISBN 4840111308 |
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|『亜細亜主義の顛末に学べ<br>宮台真司の反グローバライゼーション・ガイダンス』 |
|『亜細亜主義の顛末に学べ<br />宮台真司の反グローバライゼーション・ガイダンス』 |
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|[[実践社]] |
|[[実践社]] |
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|2004年 |
|2004年 |
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220行目: | 258行目: | ||
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|『14歳からの社会学<br>これからの社会を生きる君に』 |
|『14歳からの社会学<br />これからの社会を生きる君に』 |
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|世界文化社 |
|世界文化社 |
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|2008年 |
|2008年 |
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|ISBN 4418082182 |
|ISBN 4418082182 |
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|ちくま文庫 ISBN 4480430261 |
|[[ちくま文庫]] ISBN 4480430261 |
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|『〈世界〉はそもそもデタラメである』 |
|『〈世界〉はそもそもデタラメである』 |
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260行目: | 298行目: | ||
|2014年 |
|2014年 |
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|ISBN 4344025326 |
|ISBN 4344025326 |
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|『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』 |
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|blueprint |
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|2016年 |
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|[[ISBN]] 9784773405026 |
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|『社会という荒野を生きる。』 |
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|[[ベストセラーズ]] |
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|2018年 |
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|[[ISBN]] |
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9784584125922 |
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|『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』 |
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|blueprint |
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|2021年 |
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|[[ISBN]] 9784909852090 C0074 |
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265行目: | 322行目: | ||
=== 共著 === |
=== 共著 === |
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{|class="wikitable" |
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!タイトル!!共著者!!出版社!!出版年月!!ISBN!!備考<br>および文庫版 |
!タイトル!!共著者!!出版社!!出版年月!!ISBN!!備考<br />および文庫版 |
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||
|『サブカルチャー神話解体<br>少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在』 |
|『サブカルチャー神話解体<br />少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在』 |
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|style="width:6em"|石原英樹<br>大塚明子 |
|style="width:6em"|石原英樹<br />大塚明子 |
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|[[Parco出版局]] |
|[[Parco出版局]] |
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|style="width:5em"|1993年 |
|style="width:5em"|1993年 |
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275行目: | 332行目: | ||
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|『新世紀のリアル』 |
|『新世紀のリアル』 |
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|[[中森明夫]]<br>藤井良樹 |
|[[中森明夫]]<br />藤井良樹 |
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|飛鳥新社 |
|飛鳥新社 |
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|1997年 |
|1997年 |
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|ISBN 4870313197 |
|ISBN 4870313197 |
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|『学校を救済せよ<br>自己決定能力養成プログラム』 |
|『学校を救済せよ<br />自己決定能力養成プログラム』 |
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|[[尾木直樹]] |
|[[尾木直樹]] |
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|[[学陽書房]] |
|[[学陽書房]] |
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288行目: | 345行目: | ||
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|『学校的日常を生きぬけ<br>死なず殺さず殺されず』 |
|『学校的日常を生きぬけ<br />死なず殺さず殺されず』 |
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|[[藤井誠二]] |
|[[藤井誠二]] |
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|[[教育史料出版会]] |
|[[教育史料出版会]] |
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295行目: | 352行目: | ||
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|『性の[[自己決定]]原論<br>[[援助交際]]・売買春・子どもの性』 |
|『性の[[自己決定]]原論<br />[[援助交際]]・売買春・子どもの性』 |
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|速水由紀子 他 |
|速水由紀子 他 |
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|[[紀伊国屋書店]] |
|[[紀伊国屋書店]] |
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317行目: | 374行目: | ||
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|『居場所なき時代を生きる子どもたち』 |
|『居場所なき時代を生きる子どもたち』 |
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|[[三沢直子]]<br>[[保坂展人]] |
|[[三沢直子]]<br />[[保坂展人]] |
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|学陽書房 |
|学陽書房 |
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|1999年 |
|1999年 |
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330行目: | 387行目: | ||
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|『買売春解体新書<br>近代の性規範からいかに抜け出すか』 |
|『買売春解体新書<br />近代の性規範からいかに抜け出すか』 |
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|[[上野千鶴子]] |
|[[上野千鶴子]] |
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|[[柘植書房新社]] |
|[[柘植書房新社]] |
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337行目: | 394行目: | ||
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|『サイファ覚醒せよ!<br>世界の新解読バイブル』 |
|『サイファ覚醒せよ!<br />世界の新解読バイブル』 |
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|速水由紀子 |
|速水由紀子 |
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|筑摩書房 |
|筑摩書房 |
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365行目: | 422行目: | ||
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|『憲法対論<br>転換期を生きぬく力』 |
|『憲法対論<br />転換期を生きぬく力』 |
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|[[奥平康弘]] |
|[[奥平康弘]] |
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|[[平凡社新書]] |
|[[平凡社新書]] |
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373行目: | 430行目: | ||
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|『学校が自由になる日』 |
|『学校が自由になる日』 |
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|藤井誠二<br>[[内藤朝雄]] |
|藤井誠二<br />[[内藤朝雄]] |
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|[[雲母書房]] |
|[[雲母書房]] |
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|2002年 |
|2002年 |
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386行目: | 443行目: | ||
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|『挑発する知<br>国家、思想、そして知識を考える』 |
|『挑発する知<br />国家、思想、そして知識を考える』 |
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|姜尚中 |
|姜尚中 |
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|[[双風舎]] |
|[[双風舎]] |
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393行目: | 450行目: | ||
|ちくま文庫 ISBN 4480423877 |
|ちくま文庫 ISBN 4480423877 |
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|『不安の正体!<br>メディア政治とイラク戦後の世界』 |
|『不安の正体!<br />メディア政治とイラク戦後の世界』 |
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|[[金子勝 (経済学者)|金子勝]]<br>[[藤原帰一]]<br>[[A・デウィット]] |
|[[金子勝 (経済学者)|金子勝]]<br />[[藤原帰一]]<br />[[A・デウィット]] |
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|筑摩書房 |
|筑摩書房 |
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|2004年 |
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|『日常・共同体・アイロニー<br>自己決定の本質と限界』 |
|『日常・共同体・アイロニー<br />自己決定の本質と限界』 |
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|[[仲正昌樹]] |
|[[仲正昌樹]] |
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|双風舎 |
|双風舎 |
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407行目: | 464行目: | ||
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|『限界の思考<br>空虚な時代を生き抜くための社会学』 |
|『限界の思考<br />空虚な時代を生き抜くための社会学』 |
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|[[北田暁大]] |
|[[北田暁大]] |
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|双風舎 |
|双風舎 |
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428行目: | 485行目: | ||
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|『幸福論<br>〈共生〉の不可能と不可避について』 |
|『幸福論<br />〈共生〉の不可能と不可避について』 |
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|[[鈴木弘輝]]<br>[[堀内進之介]] |
|[[鈴木弘輝]]<br />[[堀内進之介]] |
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|[[NHK出版]] |
|[[NHK出版]] |
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|2007年 |
|2007年 |
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|『計算不可能性を設計する<br>ITアーキテクトの未来への挑戦』 |
|『計算不可能性を設計する<br />ITアーキテクトの未来への挑戦』 |
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|[[神成淳司]] |
|[[神成淳司]] |
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|ウェイツ |
|ウェイツ |
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450行目: | 507行目: | ||
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|『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』 |
|『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』 |
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|[[森達也]]<br>[[鈴木邦男]]他 |
|[[森達也]]<br />[[鈴木邦男]]他 |
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|創出版 |
|創出版 |
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|2008年 |
|2008年 |
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507行目: | 564行目: | ||
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|『おどろきの中国』 |
|『おどろきの中国』 |
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|[[橋爪大三郎]]<br>[[大澤真幸]] |
|[[橋爪大三郎]]<br />[[大澤真幸]] |
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|講談社現代新書 |
|講談社現代新書 |
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|2013年 |
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|『宮台真司・愛のキャラバン』 |
|『宮台真司・愛のキャラバン』 |
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|[[高石宏輔]]<br>[[公家シンジ]]他 |
|[[高石宏輔]]<br />[[公家シンジ]]他 |
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|[[Amazon Kindle]]版 |
|[[Amazon Kindle]]版 |
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|2013年 |
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521行目: | 578行目: | ||
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|『小室直樹の世界-社会科学の復興をめざして』 |
|『小室直樹の世界-社会科学の復興をめざして』 |
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|[[盛山和夫]]<br>[[橋爪大三郎]]<br>[[志田基与師]]<br>[[今田高俊]]<br>[[山田昌弘]]<br>[[大澤真幸]]<br>[[伊藤真]] |
|[[盛山和夫]]<br />[[橋爪大三郎]]<br />[[志田基与師]]<br />[[今田高俊]]<br />[[山田昌弘]]<br />[[大澤真幸]]<br />[[伊藤真 (弁護士)|伊藤真]]<br />[[副島隆彦]]<br />[[渡部恒三]]<br />[[関口慶太]]<br />[[村上篤直]] |
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|[[ミネルヴァ書房]] |
|[[ミネルヴァ書房]] |
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|2013年 |
|2013年 |
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528行目: | 585行目: | ||
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|『「絶望の時代」の希望の恋愛学』 |
|『「絶望の時代」の希望の恋愛学』 |
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|[[高石宏輔]]<br>[[公家シンジ]]他 |
|[[高石宏輔]]<br />[[公家シンジ]]他 |
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|KADOKAWA/中経出版 |
|KADOKAWA/中経出版 |
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|2013年 |
|2013年 |
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542行目: | 599行目: | ||
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|『戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島』 |
|『戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島』 |
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|[[小林よしのり]]<br>東浩紀 |
|[[小林よしのり]]<br />東浩紀 |
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|幻冬舎新書 |
|幻冬舎新書 |
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|2015年 |
|2015年 |
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|ISBN |
|ISBN |
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552行目: | 609行目: | ||
|murmur records |
|murmur records |
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|2015年 |
|2015年 |
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|EAN 4532813841311 |
|EAN 4532813841311 |
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| |
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|『子育て指南書 ウ○コのおじさん』 |
|||
|岡崎勝<br />尹雄大 |
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|ジャパンマニシスト社 |
|||
|2017年 |
|||
|ISBN 4880493287 |
|||
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|『音楽が聴けなくなる日』 |
|||
|永田 夏来 、 かがりはるき |
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|集英社新書 |
|||
|2020年 |
|||
|ISBN 4087211231 |
|||
| |
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|} |
|} |
||
=== |
=== 単行本シリーズ === |
||
==== M2 ==== |
|||
[[宮崎哲弥]]との共著 |
[[宮崎哲弥]]との共著 |
||
*『M2われらの時代に』(朝日新聞社、2002年) |
* 『M2われらの時代に』([[朝日新聞社]]、2002年) |
||
*『ニッポン問題。M2:2』([[インフォバーン]]、2003年) |
* 『ニッポン問題。M2:2』([[インフォバーン]]、2003年) |
||
*『エイリアンズ――論壇外知性体による「侵犯」的時評'03-'04』(インフォバーン、2004年) |
* 『エイリアンズ――論壇外知性体による「侵犯」的時評'03-'04』(インフォバーン、2004年) |
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*『M2:思考のロバストネス』(インフォバーン、2006年) |
* 『M2:思考のロバストネス』(インフォバーン、2006年) |
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*『M2:ナショナリズムの作法』(インフォバーン、2007年) |
* 『M2:ナショナリズムの作法』(インフォバーン、2007年) |
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=== マル激 |
==== マル激 ==== |
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[[神保哲生]]との共著 |
[[神保哲生]]との共著 |
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*『漂流するメディア政治――情報利権と新世紀の世界秩序』(春秋社、2002年) |
* 『漂流するメディア政治――情報利権と新世紀の世界秩序』([[春秋社]]、2002年) |
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*『アメリカン・ディストピア――21世紀の戦争とジャーナリズム』(春秋社、2003年) |
* 『アメリカン・ディストピア――21世紀の戦争とジャーナリズム』(春秋社、2003年) |
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*『ネット社会の未来像』(春秋社、2006年) |
* 『ネット社会の未来像』(春秋社、2006年) |
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*『天皇と日本のナショナリズム』(春秋社、2006年) |
* 『天皇と日本のナショナリズム』(春秋社、2006年) |
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*『中国――隣りの大国とのつきあいかた』(春秋社、2007年) |
* 『中国――隣りの大国とのつきあいかた』(春秋社、2007年) |
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*『教育をめぐる虚構と真実』(春秋社、2008年) |
* 『教育をめぐる虚構と真実』(春秋社、2008年) |
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*『沖縄の真実、ヤマトの欺瞞』(春秋社、2010年) |
* 『沖縄の真実、ヤマトの欺瞞』(春秋社、2010年) |
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*『地震と原発 |
* 『地震と原発 今からの危機』(扶桑社、2011年) |
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*『増税は誰のためか 』([[扶桑社]]、2012年) |
* 『増税は誰のためか 』([[扶桑社]]、2012年) |
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* 『反グローバリゼーションとポピュリズム 「トランプ化」する世界』(光文社、2017年) |
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*『経済政策の射程と限界』(扶桑社、2013年) |
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* 『暴走する検察 歪んだ正義と日本の劣化』(光文社、2020年) |
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==== 人生の教科書 ==== |
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[[藤原和博]]との共著 |
[[藤原和博]]との共著 |
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*『人生の教科書「よのなか」』(筑摩書房、1998年) |
* 『人生の教科書「よのなか」』([[筑摩書房]]、1998年) |
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*『人生の教科書「ルール」』(筑摩書房、1999年) |
* 『人生の教科書「ルール」』(筑摩書房、1999年) |
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** 1つの文庫本にまとめた『人生の教科書「よのなかのルール」』が出版されている(ちくま文庫、2005年)。 |
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=== 編著 === |
=== 編著 === |
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*『教育「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2004年) |
* 『教育「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2004年) |
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*『サブカル「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2005年) |
* 『サブカル「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2005年) |
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*『統治・自律・民主主義―パターナリズムの政治社会学』(現代位相研究所、2012年) |
* 『統治・自律・民主主義―パターナリズムの政治社会学』(現代位相研究所、2012年) |
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=== 共編著 === |
=== 共編著 === |
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*([[門脇厚司]])『「異界」を生きる少年少女』([[東洋館 |
* ([[門脇厚司]])『「異界」を生きる少年少女』([[東洋館出版社]]、1995年) |
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*(鈴木弘輝)『21世紀の現実――社会学の挑戦』([[ミネルヴァ書房]]、2004年) |
* (鈴木弘輝)『21世紀の現実――社会学の挑戦』([[ミネルヴァ書房]]、2004年) |
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*([[高岡健]])『こころ「真」論:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2006年) |
* ([[高岡健]])『こころ「真」論:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2006年) |
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*([[辻泉]]・[[岡井崇之]])『「男らしさ」の快楽――ポピュラー文化からみたその実態』(勁草書房、2009年) |
* ([[辻泉]]・[[岡井崇之]])『「男らしさ」の快楽――ポピュラー文化からみたその実態』([[勁草書房]]、2009年) |
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=== 共訳書 === |
=== 共訳書 === |
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*([[大澤真幸]])[[G・スペンサー=ブラウン]]『形式の法則』(朝日出版社、1987年) |
* ([[大澤真幸]])[[G・スペンサー=ブラウン]]『形式の法則』([[朝日出版社]]、1987年) |
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=== その他 === |
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* 『行為と役割』,(『社会学の基礎』(今田高俊・友枝敏雄=編,有斐閣)に収蔵) |
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== 出演番組 == |
== 出演番組 == |
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* [http://www.videonews.com/ マル激トーク・オン・ディマンド]([[ビデオニュース・ドットコム]]) |
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*[[荒川強啓 デイ・キャッチ!]]([[TBSラジオ&コミュニケーションズ|TBSラジオ]]) |
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* [https://ch.nicovideo.jp/hukabori-tv2 深掘TV ver2]([[ニコニコ生放送]]) |
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*[http://www.videonews.com/ マル激トークオンディマンド]([[ビデオニュース・ドットコム]]) |
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* [[DOMMUNE#DOMMUNE RADIOPEDIA|DOMMUNE RADIOPEDIA]](DOMMUNE)-「オルタナティブカルチャー・ラボラトリー」と題して、[[ダースレイダー]]とともに周縁文化や社会現象を語る。ライブストリーミング・チャンネル[[DOMMUNE]]のスタジオで公開配信を行い、アーカイブは[[Amazon Music]]の[[ポッドキャスト]]から配信される{{efn|宮台とダースレイダーのDOMMUNE出演は、2020年10月に映画『[[ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ]]』の特集も配信された。出演は宮台、ダースレイダー、CAPTAIN VINYL (NORI+[[MURO]])<ref name="DOMMUNE20201008">{{Cite news |url=https://www.dommune.com/streamings/2020/100801/ |title=『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』公開記念番組 |author= |date=2020-10-08 |work=DOMMUNE |accessdate=2021-06-01}}</ref>。}}<ref name="DOMMUNE20210708">{{Cite news |url=https://www.dommune.com/streamings/2021/070801/ |title=■AMAZON EXCLUSIVE「DOMMUNE RADIOPEDIA」【大百科2】 「鬼滅の刃」と「進撃の巨人」そして「ベルセルク」 |author= |date=2021-07-08 |work=DOMMUNE |accessdate=2021-07-09}}</ref>。 |
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== 備考 == |
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*[[TEPCOインターカレッジデザイン選手権]]審査委員 |
* [[TEPCOインターカレッジデザイン選手権]] 審査委員 |
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*第27期[[東京都青少年問題協議会]] 委員<ref>{{ |
* 第27期[[東京都青少年問題協議会]] 委員<ref>{{Cite web|和書|format=PDF |url=http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/27meibo2.pdf |title=第27期東京都青少年問題協議会委員名簿 |publisher=東京都 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20160305050138/http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/27meibo2.pdf |archivedate=2016-03-05 |archiveservice=Wayback Machine |url-status=dead|url-status-date=2018-10-17 |accessdate=2024-10-31}}</ref> |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
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* [https://miyadai.com/blog/ MIYADAI.com Blog] |
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*{{Twitter|miyadai |
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*[http://www.videonews.com/ ビデオニュース・ドットコム] ([[神保哲生]]と毎週放送するインターネット放送) |
* [http://www.videonews.com/ ビデオニュース・ドットコム] ([[神保哲生]]と毎週放送するインターネット放送) |
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* [https://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/ma/815.html 教員紹介 :: 宮台 真司] | [[東京都立大学 (2020-)|東京都立大学]] |
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* [https://www.mag2.com/m/0001015841 マル激!メールマガジン]([[まぐまぐ]]) |
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2024年12月25日 (水) 04:50時点における最新版
2016年 | |
人物情報 | |
---|---|
全名 | 宮台 真司 |
生誕 |
1959年3月3日(65歳) 日本・宮城県仙台市 |
学問 | |
時代 | 20世紀 - 21世紀 |
活動地域 | 日本 |
学派 |
自由主義 保守主義 |
研究分野 |
人文科学 社会科学 社会学 数理社会学 |
研究機関 |
東京大学 東京外国語大学 旧・東京都立大学 首都大学東京 東京都立大学 青山学院大学 |
博士課程指導教員 | 吉田民人 |
主要な作品 |
『権力の予期理論』 『サブカルチャー神話解体』 『制服少女たちの選択』 『終わりなき日常を生きろ』 『14歳からの社会学』 『日本の難点』 |
影響を受けた人物 |
吉本隆明 高橋和巳 西部邁 足立正生 若松孝二 アントニオ・グラムシ 廣松渉 小室直樹 見田宗介 ニクラス・ルーマン イヴァン・イリイチ マルティン・ハイデッガー ノーム・チョムスキー |
影響を与えた人物 |
鈴木謙介 西田亮介 堀内進之介 塚越健司 内藤朝雄 藤井誠二 東浩紀 田村哲樹 千葉雅也 落合陽一 三坂知絵子 ダースレイダー |
宮台 真司(みやだい しんじ、「宮臺眞司」とも表記。1959年3月3日 - )は、日本の社会学者・映画批評家[1][2]。社会学博士(東京大学・1990年)(学位論文「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」[3] )[4][5]。元東京都立大学教授[6][5][7]。大学院大学至善館特任教授[8]。「オウム事件真相究明の会」呼びかけ人[9][10]。宮城県仙台市出身[1]。ニックネームは「しんちゃん」[11]。
経歴
[編集]1950年代 - 1980年代
[編集]1959年、仙台市に生まれる[12]。小学校は父親の転勤に伴い仙台市から埼玉県入間郡富士見町(現富士見市)へ転校、その後小学生時代の大部分を京都市で、小学6年生の秋から大学生時代を東京都三鷹市と神奈川県大和市で過ごす。小学生時代、6回転校を経験した。小学校時代については、度重なる転校経験や早生まれという身体的なハンディキャップがあったことなどから、「周囲やコミュニティーに対するコミュニケーションの手法について、非常に意識的だった」、「『自分』をどのようなキャラクターとして演じるか、転校するごとに自分で考えて切り替えていた」と宮台は振り返っている。
1971年、学園紛争で荒廃していた麻布学園に進学する。宮台も、この頃から好んで哲学や思想の本を読むようになる[13]。1977年、麻布高校卒業。同年に駿台予備学校入校。一浪後の1978年、東京大学教養学部文科III類に進学する。廣松渉・小室直樹・見田宗介・吉田民人らに師事した。1980年東京大学文学部社会学科進学、1982年東京大学大学院社会学研究科入学。
社会学者の佐藤俊樹によると、東大の「規範研究会(木曜午後開催)」のメンバーであった。メンバーは全員で6人で、坂本佳鶴恵、石川洋明、奥山敏雄、そして立岩真也[14][15][16][17][18]。佐藤は、はじめて、当時、修士2年生だった宮台にあった時の印象について、「その歩き方をみて『まるでトンボ型の宇宙人みたいだなあ』と思ったのが、宮台さんに対するぼくの第一印象である」と振り返っている[19]。
1984年、同大学院修士課程修了。
高校2年生から3年生、大学1年生から2年生当時は学校にほとんど通っていなかったと述べている[20]。
1990年代
[編集]1990年、権力関係を数理的(数理社会学)に分析する論文『権力の予期理論』[21]で社会学博士の学位を取得。1993年からブルセラ[22]、援助交際、オウム真理教などを論じる。
『中央公論』1994年1月号に山崎浩一、秋元康との「逆襲された「メディアの神話」(′93世相座談会)」と題した対談が掲載された。1999年から神保哲生が代表を務めるインターネット放送局ビデオニュース・ドットコムで、神保とともに『マル激トーク・オン・ディマンド』のホストを務めている。
1990年代後半から、内藤朝雄やノンフィクション作家の藤井誠二と管理教育についての取材・研究をもとにした書籍を発表する。
2000年代 - 2010年代前半
[編集]宮台の門下生として、鈴木謙介[23]、西田亮介[24]、鈴木弘輝、塚越健司、堀内進之介らがいる。
2010年代後半 - 2020年代
[編集]2018年頃より、哲学者の丹羽一晃[25]やラッパーのダースレイダーがゼミに顔を出し始める。さらに2020年4月より、ダースレイダーと共に定期的に「100分de宮台」という動画配信を行っている。
2024年3月、東京都立大学教授を定年退職[7]、私塾を始める。 退職後は慣例として停年退職した教員に授与される名誉教授の称号を与えられることはなかった [注釈 1]。
年譜
[編集]- 1959年3月3日 - 誕生。
- 1965年4月 - 東北大学附属小学校(現: 宮城教育大学附属小学校)入学
- 富士見市立鶴瀬西小学校(現: 富士見市立つるせ台小学校)に転校。
- 京都市立松尾小学校に転校。
- 京都市立山階小学校に転校。
- 京都市立安朱小学校に転校。
- 三鷹市立第六小学校に転校。
- 1971年3月 - 三鷹市立第六小学校卒業。
- 1974年3月 - 麻布中学校卒業
- 1977年3月 - 麻布高等学校卒業
- 1982年3月 - 東京大学文学部社会学専修課程卒業
- 1984年3月 - 東京大学大学院社会学研究科社会学Aコース修士課程修了
- 1987年3月 - 東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学
- 1987年4月 - 東京大学教養学部助手(社会学教室)
- 1990年3月 - 東京大学大学院社会学研究科博士課程社会学博士学位取得(学位論文「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」[4])
- 1991年4月 - 東京外国語大学外国語学部専任講師(社会学教室)
- 1993年4月 - 東京都立大学人文学部社会学科助教授(社会学教室)
- 2007年4月 - 首都大学東京(東京都立大学が改組改名したもの)教授(社会学分野)昇任[30]
- 2018年8月 - 大学院大学至善館特任教授[8]。
- 2022年11月 - 東京都立大学南大沢キャンパス構内で面識のない男に襲撃され重傷を負う。
- 2024年2月 - 20歳の女子大生にラブホテルなどで取材し、返礼として相談に乗るなどの不適切な行動を取り大学の信用を失墜させたとして、東京都立大学より20日付で戒告の懲戒処分を受けた[31][32][33]。
南大沢キャンパスでの傷害事件
[編集]2022年11月29日 16時30分頃、宮台が教授を務める八王子市の東京都立大学南大沢キャンパス構内で面識のない男に後頭部を殴打されたうえ、刃物で首など数か所を刺され重傷を負った[34][35][36]。「都立大の中で男性が顔を切られた」と目撃者の男性から110番通報され、病院に搬送された[36][37]。全治約1か月の重傷となったが、命には別条はなく、同年12月7日に退院した[38]。
宮台は警視庁捜査1課に対し、この男について「暗がりで誰かわからない」と話したほか、「男とは面識がない」と説明した[39][40]。同年12月12日、警視庁捜査1課は殺人未遂容疑で行方を追っている男の動画と写真を公開した[41][42]。事件発生から約2か月が経った2023年2月1日、容疑者とみられる男が死亡していたことが判明した[43]。2022年12月16日に自殺を図ったとみられている。警視庁は2023年3月9日に男を容疑者死亡のまま殺人未遂容疑で書類送検した[44]。
容疑者は相模原市南区に住む41歳の男である[45]。自宅は都立大学から直線距離で約9kmの所にあり、都立大学や宮台との接点は確認されていない[45]。男の母親はエホバの証人の現役の信者であり、男の自宅は以前は母親が信者たちとの集会場として使用していたものだった[46][47]。ただし男は信者ではなく宗教2世ではない[46]。男は神奈川県内の野球強豪校を卒業後、一度も職に就くことがなく引きこもり状態だった[45]。警視庁によると、男の自宅からは約15年前に書かれたとみられるA6サイズのメモ帳3冊が見つかり、「大学教師なら人に偉そうに説教することを目的にしたらいけない」「学者が一番上に来てはいけない人種」「戦後の知性主義が日本を破壊した」などと学者や知識人を批判する内容の記載があった[44][48]。
宮台によればエホバの証人はその教義において知識人を警戒し、大学や大学の教員を悪魔の手先としてみなしていること[49][50][51]、加害者が国学系の「日本凄い」的な歴史書の愛読者で宮台と政治的立場が逆であることなどが原因で、自分が狙われたのではと推測している。また加害者がロスジェネ世代であることにも注目している[52]。
写真週刊誌報道および懲戒処分
[編集]2023年12月17日、東京都品川区東大井の「きゅりあん」でトークライブ[53]を行い、翌日同会に出席した20歳の地方国立大学の女子大生を伴って渋谷区円山町のホテルの客室に滞在し、出てきたところを張り込んでいた光文社の記者によって撮影され、『FLASH』(2024年1月23日号)でスキャンダラスに報道された[54]。
ところが取材を受けての宮台の状況に対する説明によれば、事実は報道内容とはいささか様相を異とするものであった。上記の雑誌でも一部紹介されたように、女子大生の上京の目的は、病気加療中の宮台を憂慮し、宮台の妻子に代わってがん研究会有明病院に付き添うためのものであった。さらに宮台によれば客室内では「いわゆる男女関係は一切ありませんでしたが...(中略)...互いを信頼し合う関係にはありました」とされ、この間、宮台は女子学生に対し「進路選択」と、「幼少期の家族関係に由来する人間関係についての願望水準低下を、どう克服するか」についての相談に乗っていたとしている[54]。
すなわち宮台の説明[55]からは、二人の会合は悩める女学生の心に寄り添おうとする宮台の教育者としての良心と義務感を端緒とするものであり、両者の関係は報道されたような不倫の間柄では決してなく、お互いを慮る純真な心情に支えられた清らかな師弟関係であったということが看取される。
しかしながら市井においては心を尽くした宮台の釈明は必ずしも額面通りには受け止められず[56]、ときに当人にとって不本意と思われるであろうハレーションが引き起こされることにもなった。
例えば講談師の神田伯山は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組の枕の部分で「ニッポンを明るくするニュース」として宮台の説明を滞在したホテルの宿泊代の廉価さ[注釈 2]
と合わせ、イジリの対象として取り上げた[57][58]。このほか映画監督の二村ヒトシは、本件に対するメディアの報道姿勢を疑問視し「悩んでいる女性の話を聞いてあげて、そのまま説得・洗脳してセックスに持ち込む。あるいは女性の恋心だけを食っておいて、女性側が望むような交際をせず曖昧なままの関係を続ける」リベラル男性の欺瞞についての議論がもっとなされるべき[59]とし本件を契機に現代社会におけるリベラリズムと社会倫理の問題が議論として喚起されるべきとした。
謝罪と反省の表明
[編集]報道の後、宮台はしばらくの間沈黙を保っていたが、その後自身の行動に対する総括を表明するようになった。翌月13日、これまで常連出演してきたビデオニュース・ドットコムのYouTube番組「マル激トーク・オン・ディマンド」に出演し、その席でMCで盟友の神保哲生から「世の中から後ろ指を指されるようなことは、自重していただきたい」と説諭されると、宮台は「世間をお騒がせしたこと」と問題を限定しつつも「何事も....今後、自重してまいります」と反省の意を表明した[60]。それを機に言論活動にも変化が見られるようになり、例えば対談番組において「色々お騒がせしている....インチキ社会学者、です」と諧謔を交えて自己紹介するなど[61]自身をも相対化した一皮むけた深みのある論評を行うようになっていった。
このほか週刊誌報道の後、宮台の家庭においては家族会議が開かれ、妻は子供たちに「しんちゃんはこういう人なの。知らなかったとしたら残念でした。こういう人だと承知して結婚したんだよ」と諭すと子供たちは納得してくれ、「スリーサンタ」(クリスマスプレゼント3回分を、妻と3人の子供達に贈る)の条件で手打ちが済み会議は大円団に納まったとのことである[11]。
このような宮台の率直で内省的な態度表明は世間によっても好意的に受け止められ[62]、一時は事態は沈静に向かうに思われたが、公的にはそれでは許されず勤務先の東京都公立大学法人より懲戒処分を受けるに至っている[33][63]。
処分の後、宮台の行動の是非について様々な角度から意見が寄せられた[64][注釈 3][56][26][27]。
人物
[編集]- クリスチャンである[66][67]。
- 加速主義者である[68][69]。
- 宮台は芥正彦の劇「糸あやつり人形芝居『アンチェイン・マイ・ハート』」を見た際、あまりの衝撃でトランス状態に陥ったと語っている[70]。後に芥と【早稲田祭2022】人物研究会主催講演会主催「芥正彦氏×宮台真司氏 実りなき社会で見る夢は芸術か、テロか」にて共演する[70]。
- 幼少時から霊感が強く、神秘的な経験を多く体験しており、不可解に思っていたが、現在では社会的に理解できる現象だという見解を持っているようである[71]。
- 「オウム真理教事件真相究明の会」の呼びかけ人であり、「似たような事件は必ず繰り返される」と松本死刑囚(麻原彰晃)を知らない若い世代へ警告を発信している[9][10][72]。
- 安倍晋三銃撃事件では自民党と統一教会についての関係を指摘しており、原理研究会(統一教会の学生フロント団体)が正体を隠して学生に対する勧誘活動をしていたことなどの警鐘を鳴らしているほか、「偏った世界観と過度な資金集めを特徴とする宗教団体が、フランス・ドイツなどのようにカルト指定されなかったことが大きい」などと自身が答えた箇所を朝日新聞が削除した事に関して苦言を呈している[73][74]。また、国葬前日に公開された「REVOLUTION+1」の上映イベントにおいて「(国葬が)国辱の恥晒しとなって嬉しい」「(事件は)世直しとして機能した」と発言するなどしていた[75]。
- 宮台の祖父、父(大企業の経営陣[注釈 4]。)とも東京大学卒であり、家庭内、親族が何も言わなくても自身が東京大学に行くことが当たり前と思われていたことが「キツイ」プレッシャーであり(結果的に東大受験を失敗して一浪後に入学)、この経験で「劣等感を抱くようになった」と吐露している。この点では徹底して暗殺後も非難を続けている安倍晋三に対しても、学歴面の境遇(同氏は成蹊大学卒だが、父方の祖父の安倍寛・母方の祖父の岸信介・父の安倍晋太郎がいずれも東大卒)は「他人事ではない」と発言している。しかし、同時に「劣等感は必ず埋め合わせのためのある種の過剰さを伴う」と断言し、安倍晋三を「劣等感の塊」と断定して政策運営、政治活動のすべてを完全否定してもいる[77]。なお、自身も著作や発言の常套句に「クズ」「学歴が低い」「パー」「中卒レベル」「馬鹿」「トンマ」「ボンクラ」「落ちぶれた」「ヘタレ」「オタク」「似非」「劣等」「年貢を払ってる」等の過激なフレーズを駆使して著作・発言の端々に大量に織り込み、特に日本については「劣等国」「後進国」と断言して、政府、政治、経済、企業活動、文化、宗教等々を一切問わず、全方位でありとあらゆるものを誹謗中傷することを常としている。ただし、自身の権威の源泉である東京大学の学閥の系譜に連なる小室直樹や宇沢弘文などの先達に対する批判は行わない[78]。
- 宮台は、自身が「双極性障害Ⅱ型(正確には双極II型障害)と発達障害を両方持っている」と明言した[79]。
主張
[編集]憲法・安保
[編集]- 「対米ケツナメを右だと考える馬鹿右翼と、護憲平和を左だと考える馬鹿左翼」を批判している[80]。
- 1990年代はリベラルを名乗っていたが、2000年代になると天皇主義に基づく思想も展開する。「解放的関心の強烈な『左』と、条理によって条理の限界を見極める『右』は、論理的に両立可能」と主張する[81]。2000年代には通信傍受法や個人情報保護法、ポルノ規制強化などへの反対運動に参加[82]。
- 誤った右翼思想をもつと自らが定義した政治家に特に厳しく、「政府に逆らう者は反日分子」と発言した柏村武昭に対し、このような発言をする政治家を取り除くことが真の右翼であるとした。また小池百合子をアメリカ合衆国に何も条件をつけずにテロ対策特別措置法を延長したという理由で売国政治家とした。小泉内閣に関しては、その中期までは非常に好意的であり、メディアでも度々称賛してきた[83]。ただし2006年頃から竹中平蔵の主導した市場原理主義を厳しく批判している。[要出典]
- 日本国憲法については改憲論者である[注釈 5]。憲法改正をして、重武装し、対米中立であるべきであるとする。ここでの重武装とは対地反撃能力を中核とする抑止力としての反撃能力のことである。具体的には航続距離の長い爆撃機や長距離ミサイルを持つことで、激しい地上戦に持ち込まれないためにこそ重武装化すべきであると主張する。「重武装化と対米中立」化のためには、
- アメリカ合衆国の機嫌を損なわないようにするにはどうするべきか
- アジア諸国の疑惑や懸念をどう取り除くか
- 憲法改正に必要な国民意思や、重武装を制御する頭脳(民度)をどう形成するか
などの障害を克服する必要があると主張する[85]。また、押し付け憲法論は誤りだと主張する[86]。
- 田原総一朗に対しては批判的で、2019年4月のABEMA Primeにおいて「何のために朝生やってきたんだよ」と切り捨てた発言をしている[87]。かつては『朝まで生テレビ!』の出演者から番組進行までの全てをプロデュースしており、田原の降番を主張したと述べている[要出典]。ただしその後も対談はしている[52]。
- 徴兵制度
- 徴兵制度について、大韓民国で施行されている大韓民国国軍の徴兵制度に対して賛意を示している[注釈 6]。安藤美冬との対談において、宮台の教え子であるイ・ヒョンソクの「社会化→脱社会化→再社会化」という言葉を引用した上で、徴兵制を評価し、日本でも「ネット上で「許さん!」と噴き上がる」人間に対する「処方箋」として徴兵制を導入するのは有効ではないかという趣旨の発言をしている[88][注釈 7]。
- 宮台は、日本に徴兵制度を導入するのは現実的に不可能であるとするが、徴兵制度があると自分が、あるいは自分の子どもが、戦地に送られる可能性があるので、シビリアンコントロール(文民統制)のあり方をちゃんとチェックしよう、そのためにちゃんとした政治家を選ぼうという意欲が非常に強くなる。それが政治参加意欲の大きな原動力になると主張する。
原発
[編集]- トリチウム生物濃縮説の提示
- 2023年政府による福島原発の処理水の排出[89][90][91]に関して、「排出されたトリチウム[注釈 8]を摂取した有機体の体内にトリチウムが濃縮して蓄積される」とする独自の学説を提示した[92][76]。この主張に対し、物理学者(素粒子物理学)の多田将[93][94]、医学者(放射線疫学)の高村昇[95]、実業家の堀江貴文 [96]、経済評論家の上念司[97]らの有識者によって各々の専門的見地から反論が向けられた。
- 宮台は英国の自然環境保護団体の市民活動家のレポート[98]を根拠にトリチウム生物濃縮説を確信したとしている。その一方、福島大学[99]、茨城大学[100]、日本放射線影響学会 [101]などの学術研究機関によって、トリチウムは海産物などの体内に蓄積しない、との一連の研究報告が公表されている。
- (宮台が自身の主張の根拠として、権威ある学術誌に掲載されたと太鼓判を押した[102]論文に対する三菱総研による評価報告については[103]を参照のこと。ちなみに同報告は宮台が例示[104]した、Andrew Turner (et al.)2009[105]については、生物濃縮の可能性を示唆する先行研究を紹介しただけのものであり、生物濃縮が起こる根拠を示す実験等を行ったものではない、としている。このほかBenedict C. Jaeschke(et al.)2013[106]についても、生物濃縮に関しては可能性として言及しているに過ぎない、としている。)
- 有機結合型トリチウム説、さらに遺伝子におけるトリチウム原子の水素原子との置換説の提示
- 有識者達による一連の反論を受ける[107]と、今度は、問題なのは生物濃縮よりもむしろ有機結合型トリチウム(OBT)(有機物中の水素原子がトリチウムと置き換えられる現象)であるとし[104]、そしてさらに、遺伝子中に取り込まれたトリチウム原子がβ崩壊しヘリウム原子に置き換わることでDNAを傷つける可能性があることである[108][109]、という主張を展開し出した。ただし前者については2017年東京電力が実施した福島県熊川沖20km圏内における魚介物(ヒラメ)のサンプリング調査では、有機結合型トリチウム(OBT)は検出限界値未満(ND)である、と報告されており[110]、後者については経済産業省は「トリチウム原子がヘリウム原子に変化することで遺伝子が受ける影響については、測定可能なレベルのものにもならない」と説明している[111]。
- 宮台は予防原則を主張し「精査する義務は放出側」[92]と国や東電側に対し説明責任を果たすことを要求していたが、こんどはステークホルダー(利害関係者)の調査結果は信用できないと強弁し[76]、測定値を根拠に示された客観的事実の説明の受け入れを拒否し続けている。
映画
[編集]- アントニオ・グラムシの影響で映画によって革命を起こすべく映画作家を目指し、それに役立つと考えて社会学を学んだ。
- 映画監督の園子温とは個人的にも親交があり、園監督の「紀子の食卓」(2006年)を非常に高く評価している。また「愛のむきだし」(2008年)には、新宗教の指導者の一人として出演している。「ヒミズ」(2012年)では、テレビの中で東日本大震災について語る知識人という役で出演している。「ラブ&ピース」(2015年6月27日、アスミック・エース)では、討論番組での知識人の一人として出演している。
性について・結婚
[編集]- 性風俗、自身の性体験などについても活発に研究・発言している。売春合法化論者。援助交際を専門的に調べるきっかけは、当時付き合っていた女子高生が、援助交際をやっていたからだった[112]。過去にテレフォンクラブにハマっていた時期があったが、母親に50枚の会員証が見つかり、すべて捨てられている。なお、その後も続けていた[113]。
- 中学高校時代、空手道部に所属していた新入部員のときに、先輩から愛撫の仕方などを学んだとして、次のように自著で書いている[114]。「先輩に全身なめられて、『宮台君はアドレナリンの匂いがするね。感じてるよ。チンチン勃ってるじゃないか』」と、全身を愛撫されたあと言われた[114]。また、中学時代には中央線でよく男の痴漢にあったとして、「触ってくるのが男でも、あの年代はすぐに変な気分になってチンチンが勃ちます(笑)。 しかも男が男に触られてるんだと恥ずかしくて、女の子みたいに 『この人痴漢です!』って言えないじゃないですか。だから触られ放題で、ずいぶん感じさせられました」と自身の体験について発言している[114]。
- 宮台が最初に結婚したのは、イタズラ好きな友人からもらった、水を垂らすだけで陽性反応と同じサインを示すエイズ検査のダミーキットを、それとは知らずに、当時交際していた女性と自分の唾液を混ぜて使ったところが、エイズの陽性反応が出たと思い込んだことがきっかけであるが[115]、その後にテレフォンクラブ問題の報道が要因となり、離婚に至る[116]。
- 現在の伴侶は、東京大学名誉教授佐伯胖の娘であるが、過去に佐伯の教育論を大批判しており、結婚を決めた女性が、その佐伯の娘であるとは知らず、佐伯の両親に結婚の挨拶しに行くのが大変困った[117]。妻は良妻賢母の女性で上記のように夫のスキャンダルに際して、シリアスな話題にもユーモアを混ぜ込ませるという機転を利かせ見事に家庭崩壊を防いでいる。
- 2024年1月8日、がん研有明病院の治療等に同行する、地方国立大学に通う20歳女性の存在がスクープされた。新刊共著者の生駒明は「本が発売になるタイミングで宮台氏が話題になるのは偶然にしてもびっくりです。宮台氏の解説はとても素晴らしいもので、ありがたかったです」と絶賛した[118]。
オウム事件真相究明の会
[編集]- 2018年6月4日に立ち上げ記者会見を行った「オウム事件真相究明の会」では、呼びかけ人として名前を連ねた[119]。オウム真理教については、教祖の麻原彰晃(2018年7月6日死刑執行)に対する確定判決で、「被告人は、東京に大量のサリンを散布して首都を壊滅しその後にオウム国家を建設して自ら日本を支配することなどを企て、ヘリコプターの購入及び出家信者によるヘリコプターの操縦免許の取得を図るとともに、大量のサリンを生成するサリンプラントの建設を教団幹部らに指示したものというべきである」という事実認定がされているが[120]、宮台はこの記者会見で、「いわゆるですね私利私欲に基づく犯罪、人殺し、あるいは、いわゆる誰から見ても脅迫だと分かるような手段による、そうした手段を用いた命令による人殺しと今回の事件は違っているんですね」「今の凶悪犯罪と違って、自分は攻撃性は無いと、人を憎んではいない」と述べた[121]。これに対して江川紹子、滝本太郎、青沼陽一郎、山口貴士は、長年に渡って行われていた裁判の結果を見ていない、信者の主張を助けているなどと批判した[9]。
評価
[編集]政治学者の姜尚中は「宮台さんこそ、現代における丸山眞男のもっとも卓越した後継者」と評価している[122]。
ジャーナリストの石井孝明は「大した事もしていない、社会から忘れられた人間が、目立ちたいがために過激な発言を繰り返している」「(安倍元総理の暗殺事件を肯定するなどした事が)自身への襲撃を招いたのではないかも知れない」と、宮台自身の発言がテロを誘発していると非難している[123]。
著作
[編集]単著
[編集]タイトル | 出版社 | 出版年月 | ISBN | 備考 および文庫版 |
---|---|---|---|---|
『権力の予期理論 了解を媒介にした作動形式』 |
勁草書房 | 1989年 | ISBN 432610077X | |
『制服少女たちの選択』 | 講談社 | 1994年 | ISBN 4062053543 | 朝日文庫 ISBN 4022615214 |
『終わりなき日常を生きろ オウム完全克服マニュアル』 |
筑摩書房 | 1995年 | ISBN 4480857206 | ちくま文庫 ISBN 4480033769 |
『まぼろしの郊外 成熟社会を生きる若者たちの行方』 |
朝日新聞社 | 1997年 | ISBN 4022571918 | 朝日文庫 ISBN 4022612908 |
『透明な存在の不透明な悪意』 | 春秋社 | 1997年 | ISBN 4393331753 | 酒鬼薔薇聖斗事件について |
『世紀末の作法 終ワリナキ日常ヲ生キル知恵』 |
メディアファクトリー | 1997年 | ISBN 4889914617 | |
『これが答えだ! 新世紀を生きるための100問100答』 |
飛鳥新社 | 1998年 | ISBN 4870313286 | 『(同上)108問108答』に改題。 朝日文庫 ISBN 4022613777 |
『野獣系でいこう!!』 | 朝日新聞社 | 1999年 | ISBN 4022573287 | 朝日文庫 ISBN 4022613580 |
『自由な新世紀――不自由なあなた』 | メディアファクトリー | 2000年 | ISBN 4889919074 | |
『援交から革命へ 多面的解説集』 |
ワニブックス | 2000年 | ISBN 4847013549 | |
『援交から天皇へ Commentaries 1995-2002』 |
朝日文庫 | 2002年 | ISBN 4022613920 | 『援交から革命へ』を大幅増補したもの。 |
『絶望から出発しよう』 | ウェイツ | 2003年 | ISBN 4901391305 | |
『絶望 断念 福音 映画 「社会」から「世界」への架け橋』 |
メディアファクトリー | 2004年 | ISBN 4840111308 | |
『亜細亜主義の顛末に学べ 宮台真司の反グローバライゼーション・ガイダンス』 |
実践社 | 2004年 | ISBN 491604374X | |
『宮台真司interviews』 | 世界書院 | 2005年 | ISBN 4792720788 | |
『宮台真司ダイアローグズ1』 | イプシロン出版企画 | 2006年 | ISBN 490314500X | |
『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』 |
世界文化社 | 2008年 | ISBN 4418082182 | ちくま文庫 ISBN 4480430261 |
『〈世界〉はそもそもデタラメである』 | メディアファクトリー | 2008年 | ISBN 4840126143 | |
『日本の難点』 | 幻冬舎新書 | 2009年 | ISBN 4344981219 | |
『中学生からの愛の授業』 | コアマガジン | 2010年 | ISBN 4862527361 | |
『宮台教授の就活原論』 | 太田出版 | 2011年 | ISBN 4778312775 | ちくま文庫 ISBN 4480432086 |
『きみがモテれば、社会は変わる。』 | イースト・プレス | 2012年 | ISBN 4781690319 | |
『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』 | 幻冬舎 | 2014年 | ISBN 4344025326 | |
『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』 | blueprint | 2016年 | ISBN 9784773405026 | |
『社会という荒野を生きる。』 | ベストセラーズ | 2018年 | ISBN
9784584125922 |
|
『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』 | blueprint | 2021年 | ISBN 9784909852090 C0074 |
共著
[編集]タイトル | 共著者 | 出版社 | 出版年月 | ISBN | 備考 および文庫版 |
---|---|---|---|---|---|
『サブカルチャー神話解体 少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在』 |
石原英樹 大塚明子 |
Parco出版局 | 1993年 | ISBN 4891943602 | ちくま文庫増補版 ISBN 4480423079 |
『新世紀のリアル』 | 中森明夫 藤井良樹 |
飛鳥新社 | 1997年 | ISBN 4870313197 | |
『学校を救済せよ 自己決定能力養成プログラム』 |
尾木直樹 | 学陽書房 | 1998年 | ISBN 431363035X | |
『学校的日常を生きぬけ 死なず殺さず殺されず』 |
藤井誠二 | 教育史料出版会 | 1998年 | ISBN 4876523371 | |
『性の自己決定原論 援助交際・売買春・子どもの性』 |
速水由紀子 他 | 紀伊国屋書店 | 1998年 | ISBN 4314008210 | |
『ポップ・カルチャー』 | 松沢呉一 | 毎日新聞社 | 1999年 | ISBN 4620312851 | |
『美しき少年の理由なき自殺』 | 藤井誠二 | メディアファクトリー | 1999年 | ISBN 4889919341 | |
『居場所なき時代を生きる子どもたち』 | 三沢直子 保坂展人 |
学陽書房 | 1999年 | ISBN 4313630414 | |
『戦争論妄想論』 | 姜尚中他 | 教育史料出版会 | 1999年 | ISBN 4876523665 | |
『買売春解体新書 近代の性規範からいかに抜け出すか』 |
上野千鶴子 | 柘植書房新社 | 1999年 | ISBN 4806804185 | |
『サイファ覚醒せよ! 世界の新解読バイブル』 |
速水由紀子 | 筑摩書房 | 2000年 | ISBN 448086329X | ちくま文庫 ISBN 4480422595 |
『リアル国家論』 | 宮崎哲弥他 | 育史料出版会 | 2000年 | ISBN 4876523908 | |
『少年たちはなぜ人を殺すのか』 | 香山リカ | 創出版 | 2001年 | ISBN 4924718416 | ちくま文庫 ISBN 4480426248 |
『「脱社会化」と少年犯罪』 | 藤井誠二 | 創出版 | 2001年 | ISBN 4924718424 | |
『憲法対論 転換期を生きぬく力』 |
奥平康弘 | 平凡社新書 | 2002年 | ISBN 4582851649 | |
『学校が自由になる日』 | 藤井誠二 内藤朝雄 |
雲母書房 | 2002年 | ISBN 4876721041 | |
『不純異性交遊マニュアル』 | 速水由紀子 | 筑摩書房 | 2002年 | ISBN | |
『挑発する知 国家、思想、そして知識を考える』 |
姜尚中 | 双風舎 | 2003年 | ISBN 4480863435 | ちくま文庫 ISBN 4480423877 |
『不安の正体! メディア政治とイラク戦後の世界』 |
金子勝 藤原帰一 A・デウィット |
筑摩書房 | 2004年 | ISBN 4480863583 | |
『日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界』 |
仲正昌樹 | 双風舎 | 2004年 | ISBN 4902465043 | |
『限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学』 |
北田暁大 | 双風舎 | 2005年 | ISBN 490246506X | |
『私たちが住みたい都市』 | 伊東豊雄他 | 平凡社 | 2006年 | ISBN 4582544312 | |
『「麻原死刑」でOKか?』 | 野田正彰他 | ユビキタ・スタジオ | 2006年 | ISBN 4877585036 | |
『幸福論 〈共生〉の不可能と不可避について』 |
鈴木弘輝 堀内進之介 |
NHK出版 | 2007年 | ISBN 414091081X | |
『計算不可能性を設計する ITアーキテクトの未来への挑戦』 |
神成淳司 | ウェイツ | 2007年 | ISBN 4901391801 | |
『生きる意味を教えてください』 | 田口ランディ他 | バジリコ | 2008年 | ISBN 4862380727 | |
『映画「靖国」上映中止をめぐる大議論』 | 森達也 鈴木邦男他 |
創出版 | 2008年 | ISBN 4924718882 | |
『民主主義が一度もなかった国・日本』 | 福山哲郎 | 幻冬舎新書 | 2009年 | ISBN 4344981529 | |
『父として考える』 | 東浩紀 | NHK生活人新書 | 2010年 | ISBN 4140883243 | |
『原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治にむけて』 | 飯田哲也 | 講談社現代新書 | 2011年 | ISBN 4062881128 | |
『愚民社会』 | 大塚英志 | 太田出版 | 2011年 | ISBN 4778312910 | |
『脱原発とデモ: そして、民主主義』 | 飯田哲也他 | 筑摩書房 | 2012年 | ISBN 4480864199 | |
『踊ってはいけない国、日本』 | 磯部涼編著 | 河出書房新社 | 2012年 | ISBN 430924601X | |
『排除社会の現場と暴対法の行方』 | 宮崎学他 | 同時社時代 | 2012年 | ISBN 488683728X | |
『おどろきの中国』 | 橋爪大三郎 大澤真幸 |
講談社現代新書 | 2013年 | ISBN 4062881829 | |
『宮台真司・愛のキャラバン』 | 高石宏輔 公家シンジ他 |
Amazon Kindle版 | 2013年 | ASIN B00ECHGFDI | |
『小室直樹の世界-社会科学の復興をめざして』 | 盛山和夫 橋爪大三郎 志田基与師 今田高俊 山田昌弘 大澤真幸 伊藤真 副島隆彦 渡部恒三 関口慶太 村上篤直 |
ミネルヴァ書房 | 2013年 | ISBN 4623067033 | |
『「絶望の時代」の希望の恋愛学』 | 高石宏輔 公家シンジ他 |
KADOKAWA/中経出版 | 2013年 | ISBN 404600116X | |
『これが沖縄の生きる道』 | 仲村清司 | 亜紀書房 | 2014年 | ISBN 4750514152 | |
『戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島』 | 小林よしのり 東浩紀 |
幻冬舎新書 | 2015年 | ISBN | |
『Music for Urbanism (CD+BOOK)』 | Merzbow | murmur records | 2015年 | EAN 4532813841311 | |
『子育て指南書 ウ○コのおじさん』 | 岡崎勝 尹雄大 |
ジャパンマニシスト社 | 2017年 | ISBN 4880493287 | |
『音楽が聴けなくなる日』 | 永田 夏来 、 かがりはるき | 集英社新書 | 2020年 | ISBN 4087211231 |
単行本シリーズ
[編集]M2
[編集]宮崎哲弥との共著
- 『M2われらの時代に』(朝日新聞社、2002年)
- 『ニッポン問題。M2:2』(インフォバーン、2003年)
- 『エイリアンズ――論壇外知性体による「侵犯」的時評'03-'04』(インフォバーン、2004年)
- 『M2:思考のロバストネス』(インフォバーン、2006年)
- 『M2:ナショナリズムの作法』(インフォバーン、2007年)
マル激
[編集]神保哲生との共著
- 『漂流するメディア政治――情報利権と新世紀の世界秩序』(春秋社、2002年)
- 『アメリカン・ディストピア――21世紀の戦争とジャーナリズム』(春秋社、2003年)
- 『ネット社会の未来像』(春秋社、2006年)
- 『天皇と日本のナショナリズム』(春秋社、2006年)
- 『中国――隣りの大国とのつきあいかた』(春秋社、2007年)
- 『教育をめぐる虚構と真実』(春秋社、2008年)
- 『沖縄の真実、ヤマトの欺瞞』(春秋社、2010年)
- 『地震と原発 今からの危機』(扶桑社、2011年)
- 『増税は誰のためか 』(扶桑社、2012年)
- 『反グローバリゼーションとポピュリズム 「トランプ化」する世界』(光文社、2017年)
- 『暴走する検察 歪んだ正義と日本の劣化』(光文社、2020年)
人生の教科書
[編集]藤原和博との共著
- 『人生の教科書「よのなか」』(筑摩書房、1998年)
- 『人生の教科書「ルール」』(筑摩書房、1999年)
- 1つの文庫本にまとめた『人生の教科書「よのなかのルール」』が出版されている(ちくま文庫、2005年)。
編著
[編集]- 『教育「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2004年)
- 『サブカル「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2005年)
- 『統治・自律・民主主義―パターナリズムの政治社会学』(現代位相研究所、2012年)
共編著
[編集]- (門脇厚司)『「異界」を生きる少年少女』(東洋館出版社、1995年)
- (鈴木弘輝)『21世紀の現実――社会学の挑戦』(ミネルヴァ書房、2004年)
- (高岡健)『こころ「真」論:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ、2006年)
- (辻泉・岡井崇之)『「男らしさ」の快楽――ポピュラー文化からみたその実態』(勁草書房、2009年)
共訳書
[編集]- (大澤真幸)G・スペンサー=ブラウン『形式の法則』(朝日出版社、1987年)
その他
[編集]- 『行為と役割』,(『社会学の基礎』(今田高俊・友枝敏雄=編,有斐閣)に収蔵)
出演番組
[編集]- マル激トーク・オン・ディマンド(ビデオニュース・ドットコム)
- 深掘TV ver2(ニコニコ生放送)
- DOMMUNE RADIOPEDIA(DOMMUNE)-「オルタナティブカルチャー・ラボラトリー」と題して、ダースレイダーとともに周縁文化や社会現象を語る。ライブストリーミング・チャンネルDOMMUNEのスタジオで公開配信を行い、アーカイブはAmazon Musicのポッドキャストから配信される[注釈 9][125]。
備考
[編集]- TEPCOインターカレッジデザイン選手権 審査委員
- 第27期東京都青少年問題協議会 委員[126]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 都立大学からの処分に先立って諸大学の有志の女性教員や弁護士から構成される「大学の社会的信用失墜を許さない会」(長谷美智子代表)らよって都立大学の学長、理事長に対し(名誉教授の称号を与えないことを含む)宮台の処分の厳格化の要求が突き付けられていた [26][27][28]。要求の仔細については[29]を参照のこと。
- ^ 「ご休憩」3,000円(2時間)[54]
- ^ 東京都の「『淫行』処罰規定では、「みだらな性交または性交類似行為」をした場合の処罰される相手の年齢を18歳未満としている。また同規定では「婚約中の青少年又はこれに準ずる真摯な交際関係にある場合は除かれます」[65]とあり、これら二つの条件により本事例の場合は法的には免責の対象となることを主張しているものと推測される。
- ^ キリンビールの従業員で在職中、製薬部門を立ち上げ管理職に就いたことを指していると思われる[76]。
- ^
- ^ 宮台ゼミの留学生でもあったイ・ヒョンソクが原作者の漫画『軍バリ!』の帯や書評・原作者との対談。
- ^ この対談の中で宮台は「徴兵制以外にも、同じような機能を有している戸塚ヨットスクールでも良い」という趣旨の発言を行っている[88]。
- ^ 自然界においてトリチウムは一定の割合で海水や大気中に含まれており、かつ太陽からの宇宙線によって常に(7京(7×10^16)Bq/年)産生され続けている。当然のことであるが自然由来のトリチウムと処理水に含まれているそれとは物理的、科学的性質は全く同じであり、処理水は極めて低い濃度(1500Bq/L以下)に希釈された形で太平洋沖の開放水域に放出されている。
- ^ 宮台とダースレイダーのDOMMUNE出演は、2020年10月に映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の特集も配信された。出演は宮台、ダースレイダー、CAPTAIN VINYL (NORI+MURO)[124]。
出典
[編集]- ^ a b “首都大学東京 教授 宮台真司 | 仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)”. www.business-plus.net. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “宮台真司”. Real Sound|リアルサウンド. 2022年11月30日閲覧。
- ^ 宮台真司『権力の予期理論――了解を媒介にした作動形式』勁草書房、1989年4月。ISBN 432610077X。
- ^ a b “学位論文要旨”. 東京大学. 2018年10月17日閲覧。
- ^ a b “大学所属部局の公式ホームページ用データを作る機会があったので、こちらにもアップします - MIYADAI.com Blog”. 宮台真司. 2018年10月17日閲覧。
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※2023.10.24現在、コメント欄は「オフ設定」になっているので視聴者による意見の書き込みは出来ない状態にある。 - ^ 文化放送『大竹まことのゴールデンラジオ:大竹メインディッシュ』2023/12/13出演時
- ^ 「【Part1】宇沢弘文氏:TPPは「社会的共通資本」を破壊する」『videonewscom』2014-9-27
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外部リンク
[編集]- MIYADAI.com Blog
- 宮台真司 (@miyadai) - X(旧Twitter)
- ビデオニュース・ドットコム (神保哲生と毎週放送するインターネット放送)
- 教員紹介 :: 宮台 真司 | 東京都立大学
- マル激!メールマガジン(まぐまぐ)