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「平端駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
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|駅名 = 平端駅
|駅名 = 平端駅
|画像 = Hirahata stn 1.jpg
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|画像説明 = 平端駅舎（2007年5月18日撮影）
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}}西は[[額田部駅]]（[[近鉄天理線#法隆寺線|近鉄法隆寺線]]〈[[廃線]]〉）
|よみがな = ひらはた
|よみがな = ひらはた
|ローマ字 = Hirahata
|ローマ字 = Hirahata
11行目: 17行目:
|所属事業者= [[近畿日本鉄道]]（近鉄）
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|ホーム = 計4面6線
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|乗車人員 = 2,310<!--奈良県統計年鑑より-->
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|統計年度 = 2015年
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26行目: 32行目:
|次の駅1 = [[ファミリー公園前駅|ファミリー公園前]] B33
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36行目: 41行目:
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|起点駅2 = 平端
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|備考 = * この他[[近鉄天理線|法隆寺線]]（[[1952年]]廃止）<br />** 橿原線と直通運転実施
|備考全幅 = * 橿原線と直通運転実施
}}
}}
{{駅情報
[[画像:Hirahata stn 2.jpg|thumb|240px|手前2面4線が橿原線、左寄りで列車が行き交っているのが天理線のホーム]]
|社色 = #ccc
'''平端駅'''（ひらはたえき）は、[[奈良県]][[大和郡山市]]昭和町にある、[[近畿日本鉄道]]（近鉄）の[[鉄道駅|駅]]。開業当時、当駅が所在した[[平群郡]][[平端村]]が駅名の由来である。「平端」は平群郡の「端（はし）」を意味する地名であるといわれている。駅番号は橿原線が'''B32'''、天理線が'''H32'''。
|文字色 = #000
|駅名 = 平端駅
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|画像説明 =
|よみがな = ひらはた
|ローマ字 = Hirahata
|所属事業者= 近畿日本鉄道（近鉄）
|駅構造 = [[地上駅]]
|開業年月日= [[1915年]]（[[大正]]4年）[[2月7日]]
|廃止年月日= [[1952年]]（昭和27年）[[4月1日]]*
|所属路線 = 法隆寺線
|前の駅 = [[額田部駅|額田部]]
|駅間A = 0.3
|キロ程 = 4.1
|起点駅 = [[近畿日本法隆寺駅|近畿日本法隆寺]]
|備考 = 路線廃止に伴う[[廃駅]]
|備考全幅 = * [[1945年]]（昭和20年）[[2月11日]]から休止。
}}

'''平端駅'''（ひらはたえき）は、[[奈良県]][[大和郡山市]]昭和町にある、[[近畿日本鉄道]]（近鉄）の[[鉄道駅|駅]]。駅番号は橿原線が'''B32'''、天理線が'''H32'''。


== 利用可能な鉄道路線 ==
== 利用可能な鉄道路線 ==
* 近畿日本鉄道（近鉄）
* 近畿日本鉄道（近鉄）
** [[近鉄橿原線|橿原線]]
** [[近鉄橿原線|橿原線]]
** [[近鉄天理線|天理線]] ※始発駅（但し橿原線大和西大寺方面と直通あり）
** [[近鉄天理線|天理線]] - 始発駅（但し橿原線大和西大寺方面と直通あり）


== 歴史 ==
== 歴史 ==
開業当時、当駅が所在した[[平群郡]][[平端村]]が駅名の由来である。「平端」は平群郡の端部を意味する地名であるといわれている。
* [[1922年]]（[[大正]]11年）[[4月1日]] - [[大阪電気軌道]]（以下、大軌と略す）畝傍線（現在の橿原線）が郡山駅（現在の[[近鉄郡山駅|近鉄郡山]]）から当駅まで延伸した際に開業<ref name=sone03>{{Cite book|和書|author=[[曽根悟]]（監修） |title=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄 |date=2010-08-29 |publisher=[[朝日新聞出版]] |series=週刊朝日百科 |volume=3号 近畿日本鉄道 2 |isbn=978-4-02-340133-4 |pages=9・11-13頁}}</ref>。同時に天理線（旧・天理軽便鉄道）を標準軌に改軌・電化し、畝傍線平端駅に接続<ref name=sone03/>。畝傍線西方の同じく旧・天理軽便鉄道の法隆寺線上にも平端駅を開設。

* [[1923年]]（大正12年）[[3月21日]] - 大軌畝傍線が橿原神宮前駅（初代）まで延伸<ref name=sone03/>。
=== 年表 ===
* [[1939年]]（昭和4年）7月 - 畝傍線が橿原線に改称。
* [[1922年]]（[[大正]]11年）[[4月1日]]：[[大阪電気軌道]]（以下、大軌と略す）畝傍線が郡山駅（現在の[[近鉄郡山駅|近鉄郡山]]）から当駅まで延伸した際に開業<ref name=sone03>{{Cite book|和書|author=曽根悟（監修）|authorlink=曽根悟 |title=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄 |date=2010-08-29 |publisher=[[朝日新聞出版]] |series=週刊朝日百科 |volume=3号 近畿日本鉄道 2 |isbn=978-4-02-340133-4 |pages=9,11-13}}</ref>。同時に天理線（旧・天理軽便鉄道）を標準軌に改軌・電化し、畝傍線平端駅に接続<ref name=sone03/>。畝傍線西方の同じく旧・天理軽便鉄道の法隆寺線上にも平端駅を開設。
* [[1940年]]（[[昭和]]15年）1月 - 橿原線の駅に[[待避線]]設置。
* [[1941年]]（昭和16年）[[3月15日]] - 大軌が参宮急行電鉄と合併、新発足した関西急行鉄道の駅となる<ref name=sone03/>。
* [[1923年]]（大正12年）[[3月21日]]：大軌畝傍線が橿原神宮前駅（初代）まで延伸<ref name=sone03/>。
* [[1939年]]（[[昭和]]4年）7月：畝傍線が橿原線に改称。
* [[1944年]]（昭和19年）[[6月1日]] - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる<ref name=sone03/>。
* [[1945年]]（昭和20年）[[2月11日]] - 法隆寺線が休止となる<ref name=sone03/>。
* [[1940年]]（昭和15年）1月：橿原線の駅に[[待避線]]設置。
* [[1952年]]（昭和27年）4月1日 - 休止中の法隆寺線が廃止となる<ref name=sone03/>。
* [[1941年]]（昭和16年）[[3月15日]]：大軌が参宮急行電鉄と合併、新発足した関西急行鉄道の駅となる<ref name=sone03/>。
* [[1973年]]（昭和48年）[[9月20日]] - 天理線ホーム設置、橿原線下りホーム移設（建築限界拡大工事の一環によるもの）。
* [[1944年]]（昭和19年）[[6月1日]]：会社合併により近畿日本鉄道の駅となる<ref name=sone03/>。
* [[1945年]]（昭和20年）[[2月11日]]：法隆寺線が休止となる<ref name=sone03/>。
* [[1988年]]（昭和63年）[[6月27日]] - 天理線の平端 - 二階堂駅間が複線化<ref>{{Cite book|和書|author=近畿日本鉄道株式会社 |title=近畿日本鉄道 100年のあゆみ |date=2010-12 |publisher=近畿日本鉄道 |id={{全国書誌番号|21906373}} |page=438}}</ref>。
* [[1952年]]（昭和27年）4月1日：法隆寺線が廃止<ref name=sone03/>。
* [[1990年]] - 乗換通路を地下化し、構内踏切廃止。橿原線上りホーム移設。
* [[1973年]]（昭和48年）[[9月20日]]：天理線ホーム設置、橿原線下りホーム移設（建築限界拡大工事の一環によるもの）。
* [[2007年]]（[[平成]]19年）4月1日 - [[PiTaPa]]使用開始<ref>{{Cite press release |title=平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります |publisher=近畿日本鉄道 |date=2007-01-30 |url=http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf |format=pdf |accessdate=2016-02-26}}</ref>。
* [[1988年]]（昭和63年）[[6月27日]]：天理線の平端 - [[二階堂駅]]間が複線化<ref>{{Cite book|和書|author=近畿日本鉄道株式会社 |title=近畿日本鉄道 100年のあゆみ |date=2010-12 |publisher=近畿日本鉄道 |id={{全国書誌番号|21906373}} |page=438}}</ref>。
* [[1990年]]（[[平成]]2年）：乗換通路を地下化し、[[踏切#構内踏切|構内踏切]]を廃止。橿原線上りホームを移設。
* [[2007年]]（平成19年）4月1日：[[PiTaPa]]使用開始<ref>{{Cite press release|和書|title=平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります |publisher=近畿日本鉄道 |date=2007-01-30 |url=http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf |format=pdf |accessdate=2016-02-26}}</ref>。


== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
[[File:8920hirahata.jpg|thumb|天理線ホーム]]
[[ファイル:Hirahata stn 2.jpg|thumb|手前2面4線が橿原線、左寄りで列車が行き交っているのが天理線のホーム]]
[[ファイル:8920hirahata.jpg|thumb|天理線ホーム]]
[[地上駅]]で、2面4線の島式の橿原線のホーム（3 - 6番のりば）と、2面2線の相対式の天理線のホーム（1・2番のりば）があり、線路は駅北方で合流している。駅舎は駅西側にあり各ホームとは地下道で連絡している。地下道から各ホームおよび駅舎（改札口）へはエスカレータが設置されている。
[[地上駅]]で、2面4線の[[プラットホーム#島式ホーム|島式]]の橿原線の[[プラットホーム|ホーム]]（3 - 6番のりば）と、2面2線の[[プラットホーム#相対式ホーム|相対式]]の天理線のホーム（1・2番のりば）があり、線路は駅北方で合流している。駅舎は駅西側にあり各ホームとは地下道で連絡している。地下道から各ホームおよび駅舎（改札口）へはエスカレータが設置されている。


=== のりば ===
=== のりば ===
<!--近鉄公式サイトの平端駅の情報にある行き先表記と同じ-->

{| class="wikitable" rules="rows"
{| class="wikitable" rules="rows"
!のりば!!路線!!方向!!行先!!備考
!のりば!!路線!!方向!!行先!!備考
71行目: 102行目:
|colspan=5 style="background-color:#eee; border-top:solid 3px #999;"|'''天理線ホーム'''
|colspan=5 style="background-color:#eee; border-top:solid 3px #999;"|'''天理線ホーム'''


<!--1番のりば--->
|-
|-
!1
! 1
| {{近鉄駅番号|H}} 天理線
|rowspan=2 colspan=2| {{近鉄駅番号|H}} 天理線
|rowspan=2| [[天理駅|天理]]方面<ref name="station_info">{{Cite web|和書|url=https://www.kintetsu.co.jp/station/station_info/station06011.html|title=駅の情報｜平端|accessdate=2021-04-06|publisher=近畿日本鉄道}}</ref>
| style="text-align:center" | -
| 橿原線からの直通列車<br/>一部の当駅始発列車
| {{近鉄駅番号|H}} [[天理駅|天理]]方面<ref>{{Cite web|url=http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/zenekijikoku_info.html?type=1&pekiname=6011|title=近鉄電車ご利用案内｜時刻表｜平端駅|accessdate=2018-08-13|website=www.kintetsu.co.jp|language=ja}}</ref>
|-
| 橿原線からの直通と一部の当駅折返し列車
!rowspan=2| 2

| 当駅折り返し列車のみ
<!--2番のりば--->
|-
|-
!rowspan=2|2
| {{近鉄駅番号|B}} 橿原線
| {{近鉄駅番号|B}} 橿原線
| style="text-align:center" | 上り
|style="text-align:center" | 上り
| {{近鉄駅番号|B}} [[大和西大寺駅|大和西大寺]]・[[京都駅|京都]]方面<ref>{{Cite web|url=http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/zenekijikoku_info.html?type=1&pekiname=6011|title=近鉄電車ご利用案内｜時刻表｜平端駅|accessdate=2018-08-13|website=www.kintetsu.co.jp|language=ja}}</ref>
| [[大和西大寺駅|大和西大寺]]・[[京都駅|京都]]方面<ref name="station_info" />
| 天理始発列車
| 天理からの列車

|-
| {{近鉄駅番号|H}} 天理線
| style="text-align:center" | -
| {{近鉄駅番号|H}} [[天理駅|天理]]方面<ref>{{Cite web|url=http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/zenekijikoku_info.html?type=1&pekiname=6011|title=近鉄電車ご利用案内｜時刻表｜平端駅|accessdate=2018-08-13|website=www.kintetsu.co.jp|language=ja}}</ref>
| 当駅折返し列車のみ


|-
|-
|colspan=5 style="background-color:#eee; border-top:solid 3px #999;"|'''橿原線ホーム'''
|colspan=5 style="background-color:#eee; border-top:solid 3px #999;"|'''橿原線ホーム'''

<!--3・4番のりば--->
<!--3・4番のりば--->
|-
|-
!3・4
! 3・4
| {{近鉄駅番号|B}} 橿原線
|rowspan=2| {{近鉄駅番号|B}} 橿原線
| style="text-align:center" | 下り
|style="text-align:center" | 下り
|[[橿原神宮前駅|橿原神宮前]]方面<ref name="station_info" />
| {{近鉄駅番号|B}} [[橿原神宮前駅|橿原神宮前]]方面<ref>{{Cite web|url=http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/zenekijikoku_info.html?type=1&pekiname=6011|title=近鉄電車ご利用案内｜時刻表｜平端駅|accessdate=2018-08-13|website=www.kintetsu.co.jp|language=ja}}</ref>
|
| &nbsp;

<!--5・6番のりば--->
<!--5・6番のりば--->
|-
|-
!5・6
! 5・6
|style="text-align:center" | 上り
| {{近鉄駅番号|B}} 橿原線
| 大和西大寺・京都方面<ref name="station_info" />
| style="text-align:center" | 上り
| 橿原神宮前からの列車
| {{近鉄駅番号|B}}大和西大寺・京都方面<ref>{{Cite web|url=http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/zenekijikoku_info.html?type=1&pekiname=6011|title=近鉄電車ご利用案内｜時刻表｜平端駅|accessdate=2018-08-13|website=www.kintetsu.co.jp|language=ja}}</ref>
| 大和八木方面からの列車

|}
|}
橿原線ホームは内側2線（4番線と5番線）を主本線、外側2線（3番線と6番線）と待避線としている。なお、3番のりばからは大和西大寺方面への出発も可能である。
* 橿原線ホームは内側2線（4番線と5番線）を主本線、外側2線（3番線と6番線）と待避線としている。なお、3番のりばからは大和西大寺方面への出発も可能である。


=== 配線図 ===
=== 配線図 ===
127行目: 146行目:
== 特徴 ==
== 特徴 ==
; ダイヤ面
; ダイヤ面
* 橿原線内唯一の待避可能駅であり、橿原線普通・急行と天理線直通急行の相互接続、橿原線普通と特急の待避が行われている<ref name="近鉄時刻表_20180317_京都">近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.186 - p.205・p.344 - p.362</ref>。
* 橿原線内唯一の待避可能駅であり、橿原線普通・急行と天理線直通急行の相互接続、橿原線急行以下の種別が特急との待避を行われている<ref name="近鉄時刻表_20180317_京都">近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.186 - p.205・p.344 - p.362</ref>。
* 日中は天理線内の区間運転列車が毎時2本当駅で折り返し運転を行っている<ref name="近鉄時刻表_20180317_京都" /><ref>{{Cite web|url=https://time.ekitan.com/train/TimeStation/354-0_D1.shtml|title=平端駅 時刻表｜近鉄天理線 天理方面 休日｜電車 時刻表｜駅探|accessdate=2018-08-13|website=time.ekitan.com|language=ja}}</ref>。なお、折り返し列車の発着番線は一定していない<ref>[http://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/pdf/180317/601101.pdf 駅掲出時刻表 - 平端駅] 近畿日本鉄道</ref>。
* 日中は天理線内の区間運転列車が毎時2本当駅で折り返し運転を行っている<ref name="近鉄時刻表_20180317_京都" />。なお、天理方面は大和西大寺方面からの直通列車と折り返し列車の双方があるため、発車番線が一定していない<ref>[http://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/pdf/180317/601101.pdf 駅掲出時刻表 - 平端駅] 近畿日本鉄道</ref>。
* 毎月26日を初めとする天理教の祭事日には、天理駅から大阪難波行き急行や近鉄名古屋行きの特急（当駅は通過、詳細は後述）などの臨時列車が運転される。
; 駅設備・営業面
; 駅設備・営業面
* [[天理駅#近畿日本鉄道|天理駅]]管理の[[有人駅]]で、[[PiTaPa]]・[[ICOCA]]対応の[[自動改札機]]および[[自動精算機]]（[[回数乗車券|回数券]]カードおよびICカードのチャージに対応）が設置されている。
* [[天理駅#近畿日本鉄道|天理駅]]管理の[[有人駅]]で、[[PiTaPa]]・[[ICOCA]]対応の[[自動改札機]]および[[自動精算機]]（[[回数乗車券|回数券]]カードおよびICカードのチャージに対応）が設置されている。
* [[便所|トイレ]]は駅舎内に1ヶ所設置されている。
* [[便所|トイレ]]は駅舎内に1ヶ所設置されている。
; 軌道設備面
; 軌道設備面
* 構内配線の関係上、橿原線[[大和八木駅]]方面 - 天理線を直通する列車は一旦大和西大寺方へ引き上げ、本線上での入替作業が行われる（[[スイッチバック]]形式、2017年現在は定期列車での運行はない）。
* 構内配線の関係上、橿原線[[大和八木駅]]方面 - 天理線を直通する列車は一旦大和西大寺方へ引き上げ、本線上での入換作業が行われる（[[スイッチバック]]形式、2020年3月現在は団体臨時列車のみ）。
** 近鉄名古屋発天理行き臨時特急の場合、大和八木方面から5番線に入線し、上り線を筒井方へ進んで踏切を越えて停車。スイッチバックして4番線に入線。再びスイッチバックして、今度は下り線を筒井方へ進んで踏切を越えて停車。三たびスイッチバックして、1番線天理線ホームに入線して天理へ向かう。時には天理線上りホームである2番線を天理方へと通過させる場合もある。


== 利用状況 ==
== 利用状況 ==
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り<ref>[http://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/c.html#02 駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線] - 近畿日本鉄道</ref>。
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り<ref>[https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/c.html 駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線] - 近畿日本鉄道</ref>。
* 2015年11月10日：4,053人
* 2023年11月7日：3,743人
* 2022年11月8日：3,833人
* 2021年11月9日：3,574人
* 2018年11月13日：4,341人
* 2015年11月10日：4,237人
* 2012年11月13日：4,184人
* 2012年11月13日：4,184人
* 2010年11月9日：4,065人
* 2010年11月9日：4,065人
156行目: 177行目:
* [[佐保川]]
* [[佐保川]]
* [[西名阪自動車道]]（[[法隆寺インターチェンジ|法隆寺IC]] - [[大和まほろばスマートインターチェンジ|大和まほろばSIC]] - [[郡山インターチェンジ (奈良県)|郡山IC]]間）
* [[西名阪自動車道]]（[[法隆寺インターチェンジ|法隆寺IC]] - [[大和まほろばスマートインターチェンジ|大和まほろばSIC]] - [[郡山インターチェンジ (奈良県)|郡山IC]]間）
* [[京奈和自動車道]]


[[斑鳩町]]に所在する[[法隆寺駅]]（[[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[関西本線]]）と共に[[安堵町]]域への最寄り駅となっている。
=== バス ===

駅前のこぢんまりとしたロータリに、[[奈良交通]]が乗り入れていたが、2009年2月末日限りで廃止された。
=== バス路線 ===
行先は[[大和高田駅|近鉄高田駅]]行きと[[法隆寺駅]]行き（法隆寺駅行きは天理線の前身である[[天理軽便鉄道]]廃止区間の代替バス）であった。他に、[[奈良健康ランド]]の無料送迎バスが発着している。[[2012年]][[4月23日]]より、[[安堵町]]コミュニティバスが乗り入れている<ref>[http://www.town.ando.nara.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=463&frmCd=3-2-0-0-0 安堵町コミュニティバスが運行を開始します]より</ref>。
駅前ロータリに[[奈良交通]]が乗り入れていたが、2009年2月末日限りで廃止された。行先は[[大和高田駅|近鉄高田駅]]行きと[[法隆寺駅]]行き（法隆寺駅行きは天理線の前身である[[天理軽便鉄道]]廃止区間の代替バス）であった。他に、[[奈良健康ランド]]の無料送迎バスが発着している。[[2012年]][[4月23日]]より、[[安堵町]]コミュニティバスが乗り入れている<ref>[http://www.town.ando.nara.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=463&frmCd=3-2-0-0-0 安堵町コミュニティバスが運行を開始します]より</ref>。
* 安堵町コミュニティバス：法隆寺駅 行き（南回りルート・中通りルート）
* 安堵町コミュニティバス：法隆寺駅 行き（南回りルート・中通りルート）


183行目: 206行目:


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<references />
<!--=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===-->
{{Reflist|2}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{commonscat}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[日本の鉄道駅一覧]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.kintetsu.co.jp/station/station_info/station06011.html 近畿日本鉄道 平端駅]
* [https://www.kintetsu.co.jp/station/station_info/station06011.html 駅の情報｜平端] - 近畿日本鉄道
* [http://www.town.ando.nara.jp/ 安堵町役場ホームページ] - 平端駅は[[法隆寺駅]]（[[関西本線|JR関西本線]]）と共に[[安堵町]]域への最寄り駅となっている。


{{近鉄橿原線}}
{{近鉄橿原線}}
{{近鉄天理線}}
{{近鉄天理線}}
{{近鉄法隆寺線}}
{{近鉄法隆寺線}}

{{DEFAULTSORT:ひらはた}}
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[[Category:奈良県の鉄道駅]]
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2024年9月25日 (水) 00:53時点における最新版

平端駅
駅舎（2007年5月）
ひらはた
Hirahata
地図西は額田部駅（近鉄法隆寺線〈廃線〉）
所在地 奈良県大和郡山市昭和町51
北緯34度36分23.7秒 東経135度46分57.32秒 / 北緯34.606583度 東経135.7825889度 / 34.606583; 135.7825889座標: 北緯34度36分23.7秒 東経135度46分57.32秒 / 北緯34.606583度 東経135.7825889度 / 34.606583; 135.7825889
所属事業者 近畿日本鉄道（近鉄）
電報略号 ヒラ
駅構造 地上駅
ホーム 計4面6線
乗車人員
-統計年度-		 2,310人/日（降車客含まず）
-2019年-
開業年月日 1922年（大正11年）4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 B 橿原線
駅番号  B32 
キロ程 9.9km（大和西大寺起点）
京都から44.5 km
◄B31 筒井 (1.5 km)
(1.0 km) ファミリー公園前 B33►
所属路線 H 天理線
駅番号  H32 
キロ程 0.0 km（平端起点）
◄*(筒井) (- km)
(1.3 km) 二階堂 H33►
* 橿原線と直通運転実施
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平端駅
ひらはた
Hirahata
◄額田部 (0.3 km)
所属事業者 近畿日本鉄道（近鉄）
所属路線 法隆寺線
キロ程 4.1 km（近畿日本法隆寺起点）
駅構造 地上駅
開業年月日 1915年（大正4年）2月7日
廃止年月日 1952年（昭和27年）4月1日*
備考 路線廃止に伴う廃駅
* 1945年（昭和20年）2月11日から休止。
テンプレートを表示

平端駅（ひらはたえき）は、奈良県大和郡山市昭和町にある、近畿日本鉄道（近鉄）の駅。駅番号は橿原線がB32、天理線がH32。

利用可能な鉄道路線

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  • 近畿日本鉄道（近鉄）

歴史

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開業当時、当駅が所在した平群郡平端村が駅名の由来である。「平端」は平群郡の端部を意味する地名であるといわれている。

年表

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  • 1922年（大正11年）4月1日：大阪電気軌道（以下、大軌と略す）畝傍線が郡山駅（現在の近鉄郡山）から当駅まで延伸した際に開業[1]。同時に天理線（旧・天理軽便鉄道）を標準軌に改軌・電化し、畝傍線平端駅に接続[1]。畝傍線西方の同じく旧・天理軽便鉄道の法隆寺線上にも平端駅を開設。
  • 1923年（大正12年）3月21日：大軌畝傍線が橿原神宮前駅（初代）まで延伸[1]。
  • 1939年（昭和4年）7月：畝傍線が橿原線に改称。
  • 1940年（昭和15年）1月：橿原線の駅に待避線設置。
  • 1941年（昭和16年）3月15日：大軌が参宮急行電鉄と合併、新発足した関西急行鉄道の駅となる[1]。
  • 1944年（昭和19年）6月1日：会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[1]。
  • 1945年（昭和20年）2月11日：法隆寺線が休止となる[1]。
  • 1952年（昭和27年）4月1日：法隆寺線が廃止[1]。
  • 1973年（昭和48年）9月20日：天理線ホーム設置、橿原線下りホーム移設（建築限界拡大工事の一環によるもの）。
  • 1988年（昭和63年）6月27日：天理線の平端 - 二階堂駅間が複線化[2]。
  • 1990年（平成2年）：乗換通路を地下化し、構内踏切を廃止。橿原線上りホームを移設。
  • 2007年（平成19年）4月1日：PiTaPa使用開始[3]。

駅構造

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手前2面4線が橿原線、左寄りで列車が行き交っているのが天理線のホーム
天理線ホーム

地上駅で、2面4線の島式の橿原線のホーム（3 - 6番のりば）と、2面2線の相対式の天理線のホーム（1・2番のりば）があり、線路は駅北方で合流している。駅舎は駅西側にあり各ホームとは地下道で連絡している。地下道から各ホームおよび駅舎（改札口）へはエスカレータが設置されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
天理線ホーム
1 H 天理線 天理方面[4] 橿原線からの直通列車
一部の当駅始発列車
2 当駅折り返し列車のみ
B 橿原線 上り 大和西大寺・京都方面[4] 天理からの列車
橿原線ホーム
3・4 B 橿原線 下り 橿原神宮前方面[4]
5・6 上り 大和西大寺・京都方面[4] 橿原神宮前からの列車
  • 橿原線ホームは内側2線（4番線と5番線）を主本線、外側2線（3番線と6番線）と待避線としている。なお、3番のりばからは大和西大寺方面への出発も可能である。

配線図

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平端駅構内配線図
↑ 二階堂駅
←
筒井駅 		平端駅構内配線図 →
ファミリー公園前駅
凡例
出典:川島令三、『全国鉄道事情大研究 - 大阪都心部・奈良篇』
ISBN 978-479420498-1、166p、草思社、1993年
※ 左方向が北


特徴

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ダイヤ面
  • 橿原線内唯一の待避可能駅であり、橿原線普通・急行と天理線直通急行の相互接続、橿原線急行以下の種別が特急との待避を行われている[5]。
  • 日中は天理線内の区間運転列車が毎時2本当駅で折り返し運転を行っている[5]。なお、天理方面は大和西大寺方面からの直通列車と折り返し列車の双方があるため、発車番線が一定していない[6]。
駅設備・営業面
軌道設備面
  • 構内配線の関係上、橿原線大和八木駅方面 - 天理線を直通する列車は一旦大和西大寺方へ引き上げ、本線上での入換作業が行われる（スイッチバック形式、2020年3月現在は団体臨時列車のみ）。

利用状況

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近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[7]。

  • 2023年11月7日：3,743人
  • 2022年11月8日：3,833人
  • 2021年11月9日：3,574人
  • 2018年11月13日：4,341人
  • 2015年11月10日：4,237人
  • 2012年11月13日：4,184人
  • 2010年11月9日：4,065人
  • 2008年11月18日：4,325人
  • 2005年11月8日：4,644人

駅周辺

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斑鳩町に所在する法隆寺駅（JR西日本関西本線）と共に安堵町域への最寄り駅となっている。

バス路線

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駅前ロータリに奈良交通が乗り入れていたが、2009年2月末日限りで廃止された。行先は近鉄高田駅行きと法隆寺駅行き（法隆寺駅行きは天理線の前身である天理軽便鉄道廃止区間の代替バス）であった。他に、奈良健康ランドの無料送迎バスが発着している。2012年4月23日より、安堵町コミュニティバスが乗り入れている[8]。

  • 安堵町コミュニティバス：法隆寺駅 行き（南回りルート・中通りルート）

隣の駅

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近畿日本鉄道
B 橿原線
■急行
近鉄郡山駅 (B30) - 平端駅 (B32) - 田原本駅 (B36)
■普通
筒井駅 (B31) - 平端駅 (B32) - ファミリー公園前駅 (B33)
H 天理線
■急行（天理線内各駅停車）
（近鉄郡山駅 -） 平端駅 (H32) - 二階堂駅 (H33)
■普通
（筒井駅 -） 平端駅 (H32) - 二階堂駅 (H33)

かつて存在した路線

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近畿日本鉄道
法隆寺線
額田部駅 - 平端駅

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g 曽根悟（監修）『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、9,11-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4。 
  2. ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、438頁。全国書誌番号:21906373。 
  3. ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』（pdf）（プレスリリース）近畿日本鉄道、2007年1月30日。http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf。2016年2月26日閲覧。 
  4. ^ a b c d “駅の情報｜平端”. 近畿日本鉄道. 2021年4月6日閲覧。
  5. ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.186 - p.205・p.344 - p.362
  6. ^ 駅掲出時刻表 - 平端駅 近畿日本鉄道
  7. ^ 駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線 - 近畿日本鉄道
  8. ^ 安堵町コミュニティバスが運行を開始しますより

関連項目

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ウィキメディア・コモンズには、平端駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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旧線（1939年廃止）
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