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『テレビランド』は、1973年2月から1997年1月まで刊行していた児童向けテレビ番組雑誌。通称：テレラン。

概要

企画が東映株式会社、発行元を黒崎出版として1973年2月1日創刊された^[1]^[2]^[3]。徳間書店としては『週刊アサヒ芸能』、『問題小説』に次ぐ定期刊行物。競合誌は、講談社の『テレビマガジン』、秋田書店の『冒険王（1984年まで）』、1976年からは小学館の『てれびくん』も加わる。

特に全盛期（1975年頃 - 1991年頃）は、徳間書店では唯一の子供向けキャラクター雑誌であった。玩具面では、東映の提案でポピー(後に、バンダイボーイズトイ事業部へ改名。)へタイアップし、キャラクターのマーチャンダイジングを行なうことにより様々なキャラクターが世の中へ送り出されていった。1983年頃から後楽園ゆうえんちとのタイアップを行なっている。

漫画の面では、競合誌と対峙するにあたり、仮面ライダーの原作者である石ノ森章太郎（石森プロ）の関係者とそのアシスタント出身の漫画家によるタイアップ作品を軸に基盤をつくっていった。

歴史

創刊経緯

東映の多角経営化は1971年 8月の大川博没後、後を継いだ岡田茂のもとでその本領が発揮された^[4]^[5]^[6]^[7]^[8]^[9]^[10]^[11]^[12]^[13]^[14]^[15]^[16]。映画部門への依存度が高かった大映と日活が事実上脱落し^[17]^[18]^[19]、その二社に似た体質を持つ東映は^[20]^[21]、映画部門以外から収益を出すことが求められた^[17]^[21]。岡田は「あくまで映画が本業だが、映画だけでは将来は難しい」と^[6]、「これからの東映は犯罪にならないもので儲かるものは何でもやる」と^[6]、定款を変更してあらゆる職種に積極的に取り組んでいくと宣言した^[6]^[7]^[22]。岡田は1972年6月に映画会社で初めて事業部制を敷き^[20]^[23]^[24]、関連事業室を作り^[24]、「すべての事業をファンに結びつけ、大衆向けの低額なものを狙う」とアピール^[9]。「映画だけでなく附帯事業をいろいろやれ」と社員に指示するなどの根回し後^[20]、温泉ホテル買収^[14]、催事^[8]^[16]^[25]、ゴルフ場^[7]^[9]^[25]、軽井沢別荘販売^[11]、パチンコ（東盛商事）^[25]^[26]、サラ金^[20]^[25]^[27]、ゲームセンター^[25]、スポーツ事業^[25]^[28]、進学塾^[9]^[25]、葬儀屋^[29]^[20]^[25]、ジャズ喫茶^[25]、ラーメン店^[27]、焼肉屋^[27]、サンドイッチ店^[25]、スターのポスター制作・販売^[8]^[12]^[20]、映画主題歌のレコード販売^[20]、仮面ライダーのキャラクターグッズ販売^[20]^[16]、複製画^[25]など新規事業に手を拡げ^[11]^[20]^[25]、福富太郎にクラブを経営させたりし^[30]、"映画からラーメンまでの東映"と揶揄された^[31]。この事業部制は東映関西支社にも敷かれ^[32]、同事業部が始めたアニメ関連商品の販売が発展し^[32]、1980年に大阪梅田東映会館3階への開設を皮切りに全国展開したのが元祖アニメショップ^[33]アニメポリス・ペロ^[32]。

1973年2月にあった東映の全体会議で^[1]、岡田は「東映の全部門をさらに伸ばし、10年後には全事業に全国的なネットワークを張り巡らせて東映の三角マークを日本全国津々浦々に貼り付けたい」と、"東映NN計画"（Toei Nationwide Network Program）なる大風呂敷を広げた^[1]。中でも岡田が新規事業として一番意欲的だったのが出版事業で^[1]^[12]、「出版事業は社長就任の時から考えていたんだ。出版界は大手によって支配され、あとはインディペンデント・プロみたいなもんでな。また配給も日販、東販の二社で独占され、新規では入り込めない業界なんだな。そこで私が考えたのは、将来に野望を抱く出版社と手を組み、地固めをしていくということなんだ」などと話し^[1]、タバックを設立した同じ1973年2月1日に設置したテレビ関連事業室に^[1]^[34]、最初にやらせたのが黒崎出版との提携と「テレビランド」の創刊だった^[1]^[20]。岡田は「考えてみれば、ウチが長い間手掛けて来た、劇映画、教育映画、テレビ映画の製作配給というのと、出版というのは同じようなセンスなんだ。そこでまずテレビ事業室で『テレビランド』を手掛けたわけだ。これは"東映は損をしない"といういつもの手(笑)、損をしないという範囲で始めたから、そのかわり利も薄いよ。まあ何ぼか入ってくるでしょうよ(笑)。必要なら別の会社も作ろうと考えてる」などと述べた^[1]。また徳間書店との共同で劇画出版（『別冊アサヒ芸能・コミック&コミック』）^[1]^[5]^[35]、単行本の出版なども岡田の最初からの構想で^[1]、「私はこの出版という事業を、二、三年のうちに必ずものにして全国ネットを組めるようにしたい」という計画を立てていた^[1]。鈴木敏夫は『アサヒ芸能』の特集部に配属の後^[36]、この『コミック&コミック』(成人漫画誌)の編集部を経て^[36]、『テレビランド』買収時にスタッフに加わり^[36]、『アニメージュ』編集部に移った^[36]。『テレビランド』創刊と同じ1973年に大ヒットした東映映画『山口組三代目』は、岡田が徳間書店社長・徳間康快に先に原作の連載を持ち掛け^[37]、岡田と徳間で話し合い^[37]^[38]、田岡一雄の自伝という形を採り、実際は『アサヒ芸能』の編集長に書かせたものを『アサヒ芸能』で連載しそれを原作に映画化したものであった^[37]^[38]。『アサヒ芸能』はこの連載で発行部数を伸ばした^[39]。

前掲の多くの事業がシロウトの悲しさで失敗し撤退していったが^[25]、出版事業は、映像との相乗効果、宣伝、制作とも東映グループの組織力をバックにし順調に伸びた^[5]。出版事業以外の失敗・撤退事業について岡田は、「ドンドン勇ましくやったということで社員の士気をインスパイヤ―したわね。やろうという気がだんだん出て来た。試行錯誤した中で本モノだけが生き残った。社員が一生懸命勉強しましたね。失敗して改めるに憚りなしだよ。どういう商売ならやれるか、分かっただけでもいい勉強になったと思う」などと話した^[25]。

創刊号には東映社長・岡田茂と黒崎出版社長・秋田君夫によるメッセージが掲載された。創刊日と同じ日に設置されたテレビ関連事業室の室長に抜擢されたのが渡邊亮徳取締役テレビ企画営業部長で^[1]、初代編集長にはテレビ関連事業室課長の飯島敬が据えられた^[1]^[3]^[40]。飯島はそれまで15年間東映動画に在籍し、漫画原作者や競合する出版社とも付き合いがあったことからの抜擢^[1]。しかし雑誌のノウハウを持っていなかった黒崎出版は本誌を持て余し^[41]、そのうえオイルショックの影響で経営困難に陥ったため、岡田は1973年11月号から^[2]、黒崎出版の編集スタッフごと全てを徳間書店に移して刊行した。これは岡田と徳間が2人で銀座のクラブで決めたという^[42]。岡田と徳間は古くから仲がよかったといわれ^[43]^[44]^[45]、徳間は岡田との仲を"刎頸の友"と表現している^[19]。岡田は当時、大映を再建中の旧制広島高校の先輩・坪井一郎トリオ社長と徳間を支援していたが^[43]、映画関係者は当時は徳間をよく知らないため^[44]、岡田が映画素人の徳間と坪井を操って^[44]、新大映と日活を組まして、第二東映のようにするのではと見られていた^[44]^[45]。大映は永田雅一が劇場を全部売ってしまっていたため^[46]、配給網のない製作だけしか出来ない独立プロのようなもので^[45]、岡田にとっては都合がよく、新大映が製作した映画を東映の劇場で流す構想を持っていたと見られた^[44]^[45]。逆に出版事業に関しては、岡田や東映側は素人であった。

内容の変遷

創刊当初は東映が直接携わっていたことから、創刊号では仮面ライダー1号とキカイダー、1973年7月号では仮面ライダーV3とキカイダー01とロボット刑事Kの共演写真が掲載されるなど、シリーズや放送局の垣根を越えた東映ヒーローのコラボレーションが行われた^[47]。『マジンガーZ』は競合誌である「テレビマガジン」ではダイナミックプロのイラストに対して、東映動画（現・東映アニメーション）による描き下ろしセル画を中心に掲載していた^[3]。

1974年、映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』と『五人ライダー対キングダーク』の公開に合わせた「増刊テレビランド」を発行^[3]。以後、「別冊テレビランド」として定期刊行される。

1976年より「わんぱっくシリーズ」が刊行。

1977年、「別冊テレビランド」として『宇宙戦艦ヤマト』を特集した「ロマンアルバム」シリーズを出版。好セールスを記録し、アニメ雑誌『アニメージュ』の創刊に多大な貢献をした。

1979年に入ると競合誌より遅れる形で『仮面ライダーシリーズ』のリバイバル特集に重点が置かれ、同年スタートした『スカイライダー』に受け継がれることになる。またこの時期には『ウルトラシリーズ』を短期的に掲載している。

ただし、付録が付くぶん、利益率が低かったため、休刊の話は当初から何度も出ていたという。

1980年代には別冊のカラーグラフシリーズを刊行。

本誌ではバンダイとともに発売当初から『マシンロボ』の特集を組んだり、また後楽園ゆうえんちのスーパー戦隊シリーズショーの特集を組んだり、さらに過去に掲載した特撮作品を取り上げた『テレラン名作劇場』という企画も組まれたりと、誌面が充実していく。イメージキャラクターであるドンちゃんもこの時期に登場した。

創刊20年目を迎えた1992年の2月号から雑誌のサイズを拡大。この時期から再び『ウルトラシリーズ』を掲載する。ただし、ウルトラシリーズ関連の記事は、ほとんど旧作関連の記事が多く、新作関連の掲載はなかった。

休刊

1997年の2月号を最後に、予告なしの突然の休刊。当時徳間書店はバブル崩壊、大映関連の大作映画の不振など、多額な借金を抱えていたため、リストラの一環で雑誌の休刊が続いており、テレビランドの休刊も徳間社長の鶴の一声だったという。徳間は「若者の活字離れが進む中で、雑誌の世界も流れが速くなっている。時代にあわせて、内容や形をどんどん変えて出していかなければなりません」と話した^[48]。休刊時には、元編集長の尾形英夫とつきあいのあったバンプレスト社長・杉浦幸昌から「テレビランド」買い取りの打診があったが、尾形が徳間書店を離れていたためにこの話は実現しなかった^[49]。

休刊後もカラーグラフシリーズだけは刊行を続け、「徳間テレビグラフ」として存続していたが、2007年の『仮面ライダー電王』、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の2作品を最後に発売されていない。また、末期の編集スタッフにより、『ハイパーホビー』が創刊されている。完全に対象年齢こそ異なるものの、事実上の後継雑誌であり、徳間書店に保管されているテレビランドに使用された宣材写真の抜粋掲載も行っている。ハイパーホビーはもともとカラーグラフシリーズの別冊扱いとして発売された。

編集者・スタッフ

徳間康快

徳間書店創業者：

渡邊亮徳

東映副社長　：「テレビランド」の企画創案者で実質的な初代編集長。漫画、アニメ、特撮キャラクタービジネスの基盤を創り上げた人物。

尾形英夫

徳間書店に移ってからの編集長。「テレビランド」からアニメ雑誌「アニメージュ」を創刊。スーパー戦隊シリーズの名付け親。

鈴木敏夫

自ら志願して「週刊アサヒ芸能」から「テレビランド」編集部へ移籍。後に「アニメージュ」編集長、スタジオジブリのプロデューサーに。

市川英子

黒崎出版からの編集者。マンガ「とよみたんとエーコたん」の人気キャラクターのモデルになる。

鈴木克伸

黒崎出版からの編集者。徳間書店からさらに学習研究社へ移籍して、アニメ雑誌「アニメディア」の創刊にあたる。

校条満

虫プロ商事の編集者を経て、黒崎出版の「テレビランド」へ。徳間書店では後に「リュウ」「ザ・モーションコミック」といったマンガ雑誌の編集長を務める。

高橋望

1983年に徳間書店に入社して「テレビランド」へ配属。その後、「アニメージュ」編集部からスタジオジブリへ移籍。

橋本真司

スクウェア・エニックスの執行役員。ファミコン名人のバンダイの橋本名人でもあった。学生時代に「テレビランド」「アニメージュ」でアルバイトをした経験がある。

大塚英志

アルバイトとしてカット描きをしていた。

掲載作品

番組本放送時に掲載されていた作品を記載。

脚注

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^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ 岡田茂(代表取締役社長)・福中脩（国際部長代理）・布施建（教育映画部企画部長）・矢沢昭夫（人事部次長）・今井均（宣伝部宣伝課長代理）・青木洋一（コンピューター部課長代理）「―今月のことば― "東映NN計画"（東映全国事業網拡大計画）／東映NN計画 "おはようございます"社長」『社内報とうえい』1973年2月号 No.172、東映株式会社、2-11頁。渡邊亮徳 (取締役テレビ事業部兼テレビ企画営業部長、テレビ関連事業室長)・飯島敬（テレビ関連事業室課長）・泊懋（テレビ企画営業部次長）・渡辺洋一（テレビ企画営業部次長兼テレビ関連事業室次長）「テレビ事業部" もーれつでいこう"」『社内報とうえい』1973年2月号 No.172、東映株式会社、12-16頁。
^ ^a ^b 変身ヒーロー大全集 1995, p. 179, 「変身ブーム博物館II 雑誌」
^ ^a ^b ^c ^d 赤星政尚編『鉄の城マジンガーZ解体新書』講談社、1998年2月7日、185-186頁。ISBN 4063300471。
^ 竹入栄二郎「映画40年全記録」『キネマ旬報増刊』1986年2月13日号、キネマ旬報社、15頁。
^ ^a ^b ^c クロニクル東映 1991, pp. 52–59.
^ ^a ^b ^c ^d 「儲かるものなら何でもやる！！岡田社長、東映の企業体系を語る」『映画時報』1972年10月号、映画時報社、19頁。
^ ^a ^b ^c 「匿名座談会ヘンシンを余儀なくされる映画産業の構造ゴルフ場経営まで総合レジャー産業に発展儲かるものなら何でもの岡田方式映像中心にあらゆる職種に進出」『映画時報』1972年11月号、映画時報社、7 - 9頁。
^ ^a ^b ^c 「東映にできた『何でもやる課』」『週刊新潮』1972年6月3日号、新潮社、13頁。
^ ^a ^b ^c ^d 「News Makers 焼き肉屋まで手を伸ばす"東映商法"」『週刊ポスト』1972年9月22日号、小学館、32頁。
^ 「映画街」『シナリオ』1973年4月号、日本シナリオ作家協会、86頁。
^ ^a ^b ^c 「森川宗弘インタビューボウリング場始末記ゲスト東映(株)代表取締役社長岡田茂」『月刊レジャー産業資料』1974年10月号、エコセン、160 - 166頁。
^ ^a ^b ^c 「観客の目『トルコ風呂』も口に出す躍進する東映グループ」『週刊文春』1972年3月27日号、文藝春秋、24頁。
^ 「首脳陣初のことば岡田社長今年度の経営方針を語る経営三原則で第三期黄金時代へ始動」『映画時報』1973年2月号、映画時報社、12 - 13頁。
^ ^a ^b “四八年度経営方針東映社長岡田茂”. 週刊映画ニュース (全国映画館新聞社): p. 2. (1973年1月13日)
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^ ^a ^b ^c “沿革”. 東映. 2019年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月18日閲覧。（“数字で見る東映”. 東映. 2019年7月4日閲覧。）
^ ^a ^b 高木教典／初山有恒「自壊の中の日本映画・その2 『腐敗映画を生む経済機構―五社"転落"の過程』／自壊の中の日本映画・その3 『エロとヤクザと観客 ―東映独走のかげに』」『朝日ジャーナル』1969年3月30日号、朝日新聞社、17 - 26頁。
^ 「映画界東西南北談議情報日本映画界の沈滞を破る独立プロの活躍」『映画時報』1969年4月号、映画時報社、29 - 31頁。「邦画五社の下半期業績展望」『映画時報』1969年6月号、映画時報社、28 - 29頁。 “脱映画へまっしぐら〉上〈映画各社の現状まずボウリング資産を生かし多角経営”. 読売新聞夕刊 (読売新聞社): p. 8. (1971年11月8日) 「東映・岡田茂会長インタビュー『儂に残された仕事はこれなんだよ』」『映画時報』1994年7月号、映画時報社、27頁。朝日新聞「ウイークエンド経済」編集部「時代の流れについていく感覚とは義理と人情東映会長岡田茂」『私の「経営」説法 ―ビジネス戦記 8人のトップが語る「マネジメントの要諦」』プレジデント社、1995年、47-48頁。ISBN 4833415917。
^ ^a ^b 河合基吉「五島東急軍団、岡田東映が16年振りに復縁実力社長同士の『信頼』から生まれた『兄弟仁義』の一部始終」『経済界』1980年3月21日号、経済界、18 - 21頁。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 「警戒警報の諸問題安定ムードのなかの危機邦画界の最新情報岡田社長を先頭に年々業績が向上の"映画"の東映」『映画時報』1973年10月号、映画時報社、16頁。
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^ ^a ^b 「今年こそ映画復興の決定的年度四社よく奮励努力すべし独自のマーケットと独自の観客層で堅実に進む東映」『映画時報』1974年4月号、映画時報社、12頁。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ 文化通信社編『映画界のドン岡田茂の活動屋人生』ヤマハミュージックメディア、2012年、12-36，74-81頁頁。ISBN 978-4-636-88519-4。
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^ ^a ^b ^c ^d 三流週刊誌 2006, pp. 297–298.
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^ ^a ^b ^c ^d 「映画界東西南北談議スターと体制着々進行の"新大映"」『映画時報』1974年6月号、映画時報社、32-33頁。
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^ 尾形英夫『あの旗を撃て『アニメージュ』血風録』オークラ出版、2004年、p.25
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 154–157, 「変身ヒーローコミック書誌」

参考資料

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『テレビマガジン特別編集変身ヒーロー大全集』講談社、1995年11月30日。ISBN 4-06-178419-6。
尾形英夫『あの旗を撃て!「アニメージュ」血風録』（2004年、オークラ出版）
大塚英志『「おたく」の精神史　一九八〇年代編』（2004年、講談社現代新書）
佐々木崇夫（元テレビランド編集長）『三流週刊誌編集部』バジリコ、2006年。ISBN 4901784994。
東映株式会社総務部社史編纂編『東映の軌跡』東映株式会社、2016年。

[とうえい197302-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ 岡田茂(代表取締役社長)・福中脩（国際部長代理）・布施建（教育映画部企画部長）・矢沢昭夫（人事部次長）・今井均（宣伝部宣伝課長代理）・青木洋一（コンピューター部課長代理）「―今月のことば― "東映NN計画"（東映全国事業網拡大計画）／東映NN計画 "おはようございます"社長」『社内報とうえい』1973年2月号 No.172、東映株式会社、2-11頁。渡邊亮徳 (取締役テレビ事業部兼テレビ企画営業部長、テレビ関連事業室長)・飯島敬（テレビ関連事業室課長）・泊懋（テレビ企画営業部次長）・渡辺洋一（テレビ企画営業部次長兼テレビ関連事業室次長）「テレビ事業部" もーれつでいこう"」『社内報とうえい』1973年2月号 No.172、東映株式会社、12-16頁。

[大全集179-2] 変身ヒーロー大全集 1995, p. 179, 「変身ブーム博物館II 雑誌」

[akahoshi-3] 赤星政尚編『鉄の城マジンガーZ解体新書』講談社、1998年2月7日、185-186頁。ISBN 4063300471。

[映画40年-4] 竹入栄二郎「映画40年全記録」『キネマ旬報増刊』1986年2月13日号、キネマ旬報社、15頁。

[FOOTNOTEクロニクル東映199152–59-5] クロニクル東映 1991, pp. 52–59.

[映画時報197210-6] 「儲かるものなら何でもやる！！岡田社長、東映の企業体系を語る」『映画時報』1972年10月号、映画時報社、19頁。

[映画時報197211-7] 「匿名座談会ヘンシンを余儀なくされる映画産業の構造ゴルフ場経営まで総合レジャー産業に発展儲かるものなら何でもの岡田方式映像中心にあらゆる職種に進出」『映画時報』1972年11月号、映画時報社、7 - 9頁。

[週刊新潮19720603-8] 「東映にできた『何でもやる課』」『週刊新潮』1972年6月3日号、新潮社、13頁。

[週刊ポスト19720922-9] 「News Makers 焼き肉屋まで手を伸ばす"東映商法"」『週刊ポスト』1972年9月22日号、小学館、32頁。

[シナリオ197304-10] 「映画街」『シナリオ』1973年4月号、日本シナリオ作家協会、86頁。

[レジャー産業197410-11] 「森川宗弘インタビューボウリング場始末記ゲスト東映(株)代表取締役社長岡田茂」『月刊レジャー産業資料』1974年10月号、エコセン、160 - 166頁。

[週刊文春19720327-12] 「観客の目『トルコ風呂』も口に出す躍進する東映グループ」『週刊文春』1972年3月27日号、文藝春秋、24頁。

[映画時報197302-13] 「首脳陣初のことば岡田社長今年度の経営方針を語る経営三原則で第三期黄金時代へ始動」『映画時報』1973年2月号、映画時報社、12 - 13頁。

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 == 歴史 ==
 === 創刊経緯 ===
-[[東映]]の多角経営化は[[1971年]][[8月]]の[[大川博]]没後、後を継いだ[[岡田茂 (東映)|岡田茂]]のもとでその本領が発揮された<ref name="映画40年">{{Cite journal |和書 |author = 竹入栄二郎|title = 映画40年全記録  |chapter = 映画サヴァイヴァル作戦|journal = キネマ旬報増刊 | volume = 1986年2月13日号 |publisher = [[キネマ旬報社]] |pages = 15 }}</ref>{{Sfn|クロニクル東映|1991|pp=52-59}}<ref name="映画時報197210">{{Cite journal|和書 |author = |title = 儲かるものなら何でもやる！！ 岡田社長、東映の企業体系を語る |journal = 映画時報 |issue = 1972年10月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 19 }}</ref><ref name="映画時報197211">{{Cite journal|和書 |author = |title = 匿名座談会 ヘンシンを余儀なくされる映画産業の構造 ゴルフ場経営まで 総合レジャー産業に発展 儲かるものなら何でもの岡田方式 映像中心にあらゆる職種に進出 |journal = 映画時報 |issue = 1972年11月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 7 - 9 }}</ref><ref name="週刊新潮19720603">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊新潮]] | volume = 1972年6月3日号| title = 東映にできた『何でもやる課』| publisher = [[新潮社]] | page = 13 }}</ref><ref name="週刊ポスト19720922">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊ポスト]] | volume = 1972年9月22日号 | title =News Makers 焼き肉屋まで手を伸ばす"東映商法"| publisher = [[小学館]] | page = 32}}</ref><ref name="シナリオ197304">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[シナリオ (雑誌)|シナリオ]] | volume = 1973年4月号| title = 映画街| publisher = [[日本シナリオ作家協会]] | pages = 86 }}</ref><ref name="レジャー産業197410">{{Cite journal|和書 |title = 森川宗弘インタビュー ボウリング場始末記 ゲスト 東映(株)代表取締役社長岡田茂 |journal = [[月刊レジャー産業資料]] |issue = 1974年10月号 |publisher = エコセン |pages = 160 - 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+[[東映]]の多角経営化は[[1971年]][[8月]]の[[大川博]]没後、後を継いだ[[岡田茂 (東映)|岡田茂]]のもとでその本領が発揮された<ref name="映画40年">{{Cite journal |和書 |author = 竹入栄二郎|title = 映画40年全記録  |chapter = 映画サヴァイヴァル作戦|journal = キネマ旬報増刊 | volume = 1986年2月13日号 |publisher = [[キネマ旬報社]] |pages = 15 }}</ref>{{Sfn|クロニクル東映|1991|pp=52-59}}<ref name="映画時報197210">{{Cite journal|和書 |author = |title = 儲かるものなら何でもやる！！ 岡田社長、東映の企業体系を語る |journal = 映画時報 |issue = 1972年10月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 19 }}</ref><ref name="映画時報197211">{{Cite journal|和書 |author = |title = 匿名座談会 ヘンシンを余儀なくされる映画産業の構造 ゴルフ場経営まで 総合レジャー産業に発展 儲かるものなら何でもの岡田方式 映像中心にあらゆる職種に進出 |journal = 映画時報 |issue = 1972年11月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 7 - 9 }}</ref><ref name="週刊新潮19720603">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊新潮]] | volume = 1972年6月3日号| title = 東映にできた『何でもやる課』| publisher = [[新潮社]] | page = 13 }}</ref><ref name="週刊ポスト19720922">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊ポスト]] | volume = 1972年9月22日号 | title =News Makers 焼き肉屋まで手を伸ばす"東映商法"| publisher = [[小学館]] | page = 32}}</ref><ref name="シナリオ197304">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[シナリオ (雑誌)|シナリオ]] | volume = 1973年4月号| title = 映画街| publisher = [[日本シナリオ作家協会]] | pages = 86 }}</ref><ref name="レジャー産業197410">{{Cite journal|和書 |title = 森川宗弘インタビュー ボウリング場始末記 ゲスト 東映(株)代表取締役社長岡田茂 |journal = [[月刊レジャー産業資料]] |issue = 1974年10月号 |publisher = エコセン |pages = 160 - 166 }}</ref><ref name="週刊文春19720327">{{Cite journal | 和書 | author = | title = 観客の目『トルコ風呂』も口に出す躍進する東映グループ | journal = [[週刊文春]] | volume = 1972年3月27日号 |publisher = [[文藝春秋]] |pages = 24 }}</ref><ref name="映画時報197302">{{Cite journal|和書 |author = |title = 首脳陣初のことば 岡田社長今年度の経営方針を語る 経営三原則で第三期黄金時代へ始動 |journal = 映画時報 |issue = 1973年2月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 12 - 13 }}</ref><ref name="週刊映画19730113">{{Cite news |title = 四八年度経営方針 東映社長岡田茂 |date = 1973年1月13日 |newspaper = 週刊映画ニュース |publisher = 全国映画館新聞社 |page = 2 }}</ref><ref name="映画時報197411">{{Cite journal|和書 |author = |title = '75年の企業戦略に対応 各社主脳人事の進撃体制なる 岡田社長を陣頭に人材豊富な攻撃型の東映 |journal = 映画時報 |issue = 1974年11月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 12 - 15 }}</ref><ref name="沿革">{{Cite web|url=https://www.toei.co.jp/company/info/history/|title=沿革|work=|publisher=東映|accessdate=2019-2-18|archiveurl=https://megalodon.jp/2019-0118-1127-46/https://www.toei.co.jp:443/company/info/history/|archivedate=2019-1-18}}（{{Cite web|url=https://www.toei.co.jp/company/infographic/index.html|title=数字で見る東映|work=|publisher=東映|accessdate=2019-7-4}}）</ref>。映画部門への依存度が高かった[[大映]]と[[日活]]が事実上脱落し<ref name="朝日ジャーナル19690330">{{Cite journal | 和書 | author = [[高木教典]]／初山有恒 | title = 自壊の中の日本映画・その2 『腐敗映画を生む経済機構―五社"転落"の過程』／自壊の中の日本映画・その3 『エロとヤクザと観客 ―東映独走のかげに』 | journal = [[朝日ジャーナル]] |issue = 1969年3月30日号 | publisher = [[朝日新聞社]] |pages = 17 - 26 }}</ref><ref>{{Cite journal|和書 |author = | title = 映画界東西南北談議情報 日本映画界の沈滞を破る独立プロの活躍 | journal = 映画時報 |issue = 1969年4月号 |publisher = 映画時報社 | pages = 29 - 31 }}{{Cite journal|和書 |author = | title = 邦画五社の下半期業績展望 | journal = 映画時報 |issue = 1969年6月号 |publisher = 映画時報社 | pages = 28 - 29 }}{{Cite news |title = 脱映画へまっしぐら〉上〈映画各社の現状まずボウリング資産を生かし多角経営|date = 1971年11月8日 |newspaper = [[読売新聞]][[夕刊]] |publisher = [[読売新聞社]] |page = 8 }}{{Cite journal|和書 |author = |title = 東映・岡田茂会長インタビュー 『儂に残された仕事はこれなんだよ』 |journal = 映画時報 |issue = 1994年7月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 27 }}{{Cite book|和書|author=[[朝日新聞]]「ウイークエンド経済」編集部|year=1995|title=私の「経営」説法 ―ビジネス戦記 8人のトップが語る「マネジメントの要諦」| chapter = 時代の流れについていく感覚とは義理と人情東映会長岡田茂|publisher=[[プレジデント社]]|isbn=4833415917| |pages = 47-48 }}</ref><ref name="経済界19800321">{{Cite journal|和書 |author = 河合基吉 | title = 五島東急軍団、岡田東映が16年振りに復縁 実力社長同士の『信頼』から生まれた『兄弟仁義』の一部始終 | journal = [[経済界 (出版社) |経済界]] |issue = 1980年3月21日号 |publisher = 経済界 | pages = 18 - 21 }}</ref>、その二社に似た体質を持つ東映は<ref name="映画時報197310">{{Cite journal|和書 |author = |title = 警戒警報の諸問題 安定ムードのなかの危機 邦画界の最新情報 岡田社長を先頭に年々業績が向上の"映画"の東映 |journal = 映画時報 |issue = 1973年10月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 16 }}</ref><ref name="映画時報197304">{{Cite journal|和書 |author = |title = 日本映画界の巻返しと前進 各社各社各様の経営戦略を探る |journal = 映画時報 |issue = 1973年4月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 12 }}</ref>、映画部門以外から収益を出すことが求められた<ref name="朝日ジャーナル19690330" /><ref name="映画時報197304"/>。岡田は「あくまで映画が本業だが、映画だけでは将来は難しい」と<ref name="映画時報197210"/>、「これからの東映は[[犯罪]]にならないもので儲かるものは何でもやる」と<ref name="映画時報197210"/>、[[定款]]を変更してあらゆる職種に積極的に取り組んでいくと宣言した<ref name="映画時報197210"/><ref name="映画時報197211"/><ref name="週刊映画19721111">{{Cite news |title = 東映傍系に東盛商事を設立 定款変更の現れ 既に積極化 |date = 1972年11月11日 |newspaper = 週刊映画ニュース |publisher = 全国映画館新聞社 |page = 4 }}</ref>。岡田は1972年6月に映画会社で初めて事業部制を敷き<ref name="映画時報197310"/><ref>{{Cite news |title = 東映機構改革と大巾人事異動 本部制から事業部制への移行 |date = 1972年6月17日 |newspaper = 週刊映画ニュース |publisher = 全国映画館新聞社 |page = 4 }}</ref><ref name="映画時報197404">{{Cite journal|和書 |author = |title = 今年こそ映画復興の決定的年度 四社よく奮励努力すべし 独自のマーケットと独自の観客層で堅実に進む東映 |journal = 映画時報 |issue = 1974年4月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 12 }}</ref>、関連事業室を作り<ref name="映画時報197404"/>、「すべての事業をファンに結びつけ、大衆向けの低額なものを狙う」とアピール<ref name="週刊ポスト19720922"/>。「映画だけでなく附帯事業をいろいろやれ」と社員に指示するなどの根回し後<ref name="映画時報197310"/>、温泉ホテル買収<ref name="週刊映画19730113"/>、[[イベント|催事]]<ref name="週刊新潮19720603"/><ref name="沿革"/><ref name="映画界のドン">{{Cite book | 和書 | title = 映画界のドン 岡田茂の活動屋人生 | author = [[新文化通信社|文化通信社]]編 | publisher = [[ヤマハミュージックメディア]] | year = 2012 | pages = 12-36，74-81頁 | id = ISBN 978-4-636-88519-4 }}</ref>、[[ゴルフ場]]<ref name="映画時報197211"/><ref name="週刊ポスト19720922"/><ref name="映画界のドン"/>、[[軽井沢]][[別荘]]販売<ref name="レジャー産業197410"/>、[[パチンコ]]（東盛商事）<ref name="映画界のドン"/><ref name="週刊現代19730219">{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊現代]] | volume = 1973年2月19日号 | title =〈LOOK映画〉『大工さん貸します』の東映商法 | publisher = [[講談社]] | page = 35 }}</ref>、[[消費者金融|サラ金]]<ref name="映画時報197310"/><ref name="映画界のドン"/><ref name="週刊新潮19721125"/>、[[ゲームセンター]]<ref name="映画界のドン"/>、[[スポーツ|スポーツ事業]]<ref name="映画界のドン"/><ref>{{Cite journal|和書 |author = |title = 東映『商事部』の新設決める スーパーマーケットの経営に進出 |journal = 映画時報 |issue = 1974年8月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 12 }}</ref>、[[進学塾]]<ref name="週刊ポスト19720922"/><ref name="映画界のドン"/>、[[葬祭業|葬儀屋]]{{Sfn|クロニクル東映|1991|pp=152-59}}<ref name="映画時報197310"/><ref name="映画界のドン"/>、[[ジャズ喫茶]]<ref name="映画界のドン"/>、[[ラーメン|ラーメン店]]<ref name="週刊新潮19721125"/>、[[焼肉|焼肉屋]]<ref name="週刊新潮19721125">{{Cite journal | 和書 |author =  |journal = 週刊新潮 |volume = 1972年11月25日号 |title = 東映直営『四百台勢ぞろい』 新潟パチンコ店 |publisher = 新潮社 | page = 15 }}</ref>、[[サンドイッチ|サンドイッチ店]]<ref name="映画界のドン"/>、スターの[[ポスター]]制作・販売<ref name="週刊新潮19720603"/><ref name="週刊文春19720327"/><ref name="映画時報197310"/>、映画[[主題歌]]の[[レコード]]販売<ref name="映画時報197310"/>、[[仮面ライダーシリーズ|仮面ライダー]]の[[仮面ライダー#商品売上高|キャラクターグッズ販売]]<ref name="映画時報197310"/><ref name="沿革"/>、[[複製画]]<ref name="映画界のドン"/>など新規事業に手を拡げ<ref name="レジャー産業197410"/><ref name="映画時報197310"/><ref name="映画界のドン"/>、[[福富太郎]]に[[クラブ (接待飲食店)|クラブ]]を経営させたりし<ref>{{Cite book | 和書 | author = [[福富太郎]] | title = 頭を下げれば金が来る| publisher = [[ごま書房]] | year = 1991 | id = ISBN 4341014781 | pages = 33-34 }}</ref>、"映画からラーメンまでの東映"と揶揄された<ref>{{Cite journal | 和書 |author =  | journal = [[週刊ポスト]] | volume = 1973年8月17日号 | title =NEWS MAKERS 東映が清純派路線をうちだした背景 | publisher = [[小学館]] | page = 44}}</ref>。この事業部制は東映関西支社にも敷かれ{{Sfn|東映の軌跡|2016|pp=288}}、同事業部が始めたアニメ関連商品の販売が発展し{{Sfn|東映の軌跡|2016|pp=288}}、1980年に[[大阪]][[E-MA#梅田東映会館|梅田東映会館]]3階への開設を皮切りに全国展開したのが元祖[[アニメショップ]]<ref>[http://www.gainax.co.jp/wp/archives/daicon3-memory_07/ 第7回「オープニングアニメ」 | GAINAX NET]</ref>[[アニメポリス・ペロ]]{{Sfn|東映の軌跡|2016|pp=288}}。
 年2月にあった東映の全体会議で<ref name="とうえい197302">{{Cite journal|和書 |author =  [[岡田茂 (東映)|岡田茂]](代表取締役社長)・福中脩（国際部長代理）・布施建（教育映画部企画部長）・矢沢昭夫（人事部次長）・今井均（宣伝部宣伝課長代理）・青木洋一（コンピューター部課長代理）|title =  ―今月のことば― "東映NN計画"（東映全国事業網拡大計画）／東映NN計画 "おはようございます"社長 |journal = 社内報とうえい |issue = 1973年2月号 No.172 |publisher = [[東映|東映株式会社]] |pages = 2-11 }}{{Cite journal|和書 |author =  [[渡邊亮徳]] (取締役テレビ事業部兼テレビ企画営業部長、テレビ関連事業室長)・[[飯島敬]]（テレビ関連事業室課長）・泊懋（テレビ企画営業部次長）・渡辺洋一（テレビ企画営業部次長兼テレビ関連事業室次長） |title = テレビ事業部" もーれつでいこう" |journal = 社内報とうえい |issue = 1973年2月号 No.172 |publisher =[[東映|東映株式会社]] |pages = 12-16 }}</ref>、岡田は「東映の全部門をさらに伸ばし、10年後には全事業に全国的なネットワークを張り巡らせて[[東映#オープニング|東映の三角マーク]]を日本全国津々浦々に貼り付けたい」と、"東映NN計画"（Toei Nationwide Network Program）なる大風呂敷を広げた<ref name="とうえい197302"/>。中でも岡田が新規事業として一番意欲的だったのが[[出版|出版事業]]で<ref name="とうえい197302"/><ref name="週刊文春19720327"/>、「出版事業は社長就任の時から考えていたんだ。出版界は大手によって支配され、あとはインディペンデント・プロみたいなもんでな。また配給も[[日本出版販売|日販]]、[[トーハン|東販]]の二社で独占され、新規では入り込めない業界なんだな。そこで私が考えたのは、将来に野望を抱く出版社と手を組み、地固めをしていくということなんだ」などと話し<ref name="とうえい197302"/>、[[タバック]]を設立した同じ1973年2月1日に設置したテレビ関連事業室に<ref name="とうえい197302"/><ref name="週刊映画19730210">{{Cite news |title = 東映傍系にKKタバック設立 テレビ事業部新設室と人事 |date = 1973年2月10日 |newspaper = 週刊映画ニュース |publisher = 全国映画館新聞社 |page = 4 }}</ref>、最初にやらせたのが[[黒崎出版]]との提携と「テレビランド」の創刊だった<ref name="とうえい197302"/><ref name="映画時報197310"/>。岡田は「考えてみれば、ウチが長い間手掛けて来た、劇映画、[[教育映画]]、[[テレビ映画]]の製作配給というのと、出版というのは同じようなセンスなんだ。そこでまずテレビ事業室で『テレビランド』を手掛けたわけだ。これは"東映は損をしない"といういつもの手(笑)、損をしないという範囲で始めたから、そのかわり[[利益|利]]も薄いよ。まあ何ぼか入ってくるでしょうよ(笑)。必要なら別の会社も作ろうと考えてる」などと述べた<ref name="とうえい197302"/>。また[[徳間書店]]との共同で[[劇画]]出版（『[[アサヒ芸能|別冊アサヒ芸能]]・コミック&コミック』）<ref name="とうえい197302"/>{{Sfn|クロニクル東映|1991|pp=52-59}}<ref name="とうえい197306">{{Cite journal|和書 |author =  |title = 《東映グループの動き》 五月三〇日に創刊した劇画雑誌『コミック&コミック』（前号既報）の売れ行きについて― |journal = 社内報とうえい |issue = 1973年2月号 No.176|publisher =[[東映|東映株式会社]] |pages = 12 }}</ref>、[[単行本]]の出版なども岡田の最初からの構想で<ref name="とうえい197302"/>、「私はこの出版という事業を、二、三年のうちに必ずものにして全国ネットを組めるようにしたい」という計画を立てていた<ref name="とうえい197302"/>。[[鈴木敏夫]]は『[[アサヒ芸能]]』の特集部に配属の後{{Sfn|三流週刊誌|2006|pp=297-298}}、この『コミック&コミック』([[成人向け漫画|成人漫画誌]])の編集部を経て{{Sfn|三流週刊誌|2006|pp=297-298}}、『テレビランド』買収時にスタッフに加わり{{Sfn|三流週刊誌|2006|pp=297-298}}、『[[アニメージュ]]』編集部に移った{{Sfn|三流週刊誌|2006|pp=297-298}}。『テレビランド』創刊と同じ1973年に大ヒットした東映映画『[[山口組三代目 (映画) |山口組三代目]]』は、岡田が徳間書店社長・[[徳間康快]]に先に原作の連載を持ち掛け<ref name="波瀾万丈の映画人生">{{Cite book | 和書  | author = 岡田茂 | year = 2004 |title = 波瀾万丈の映画人生岡田茂自伝| publisher = [[角川書店]] | id = ISBN 4048838717 |pages = 224 }}</ref>、岡田と徳間で話し合い<ref name="波瀾万丈の映画人生"/><ref name="新橋アンダーグラウンド">{{Cite book | 和書 | author = 本橋信宏 | year = 2017 | title = 新橋アンダーグラウンド | publisher = 駒草出版 ダンク出版事業部 | id = ISBN 9784905447863 | pages = 129 }}</ref>、[[田岡一雄]]の自伝という形を採り、実際は『アサヒ芸能』の編集長に書かせたものを『アサヒ芸能』で連載しそれを原作に映画化したものであった<ref name="波瀾万丈の映画人生"/><ref name="新橋アンダーグラウンド"/>。『アサヒ芸能』はこの連載で発行部数を伸ばした{{Sfn|三流週刊誌|2006|pp=134}}。

2019年7月11日 (木) 01:17時点における版

概要

歴史

創刊経緯

内容の変遷

休刊

編集者・スタッフ

掲載作品

1970年代掲載作品

1980年代掲載作品

1990年代掲載作品

掲載開始年不明作品

脚注

参考資料